35 / 123
第2章 冒険者達
沙汰
しおりを挟む
「ぐうう、ま、待ってくれ! 全て、全て話すから許してくれ!!」
「ま、待て! 勝手なことを話すな!!」
襟首を掴まれ、テーブルの上にうつぶせに押し倒された方が、俺達と共にダンジョンから脱出した伯爵。もう観念して全ての真実を話そうとしているようではあるが、屋敷から来た伯爵がそれを制止しようとしている。
当然、黒幕の伯爵としては真実を話されたくない。そしてドッペルゲンガーの方はもちろん殺されるくらいなら真実を明らかにした方がマシ、ということだろう。しかしここでその争いに参戦した者がもう一人いた。
「ダンジョンに監禁されてたほうが本物に決まってるでしょうが!!」
伯爵夫人フェンネだ。
「本物の伯爵になんてことするの! すぐにその手を放しなさい!!」
「え? えっ!?」
気迫に押され、そして「もしこっちが本物ならば」という考えも頭をよぎり、アンススは手を放した。彼女はダンジョンにいたのがどちらかは分かっているが、どちらが本物の伯爵かは分かっていないので当然の反応だ。
「さあアンスス! 偽物はあっちよ! 重税と圧政で領民を苦しめていた偽伯爵を成敗して! 勇者も。ホラ!!」
「まあ待ってよ」
俺はごほんと咳ばらいを一つする。
「ダンジョンに囚われている本物の伯爵を救出して館にいる偽物を殺す。それがあんたがアンススに『上書き』した内容だったな」
「ぐっ……」
こいつはアンススのアホさ加減をある程度知っていた。少なくとも最後に話しかけた奴の情報に記憶が上書きされることを知っていた。それを悪用してイーク、というか伯爵の依頼を利用しようとしてたんだ。
ただ、そのアホさ加減を知っていたからこそ保険として俺達にもギルドを通して正式な依頼をしたんだろう。
「ど、どうするの? どうすればいいの? ケンジくん……」
アンススは混乱しきっているようだ。無理もない。
「アンススでも勇者でも何でもいいわよ! 本物の伯爵が救助されたのよ! 早く圧政を敷いていた偽伯爵を殺して!!」
「いいや、ワシらへの依頼は『偽伯爵の殺害』ではなく『真実を明らかにする』ことじゃ。依頼を果たさせてもらうとしよう」
ん? え? ちょっとアスタロウ?
「事の発端は伯爵が魔族と接触し、ドッペルゲンガーの存在を知ったことにある」
ちょっとアスタロウ? 今俺のターンなんですけど?
「領民の支持は失いたくないが蓄財と贅沢な暮らしに憧れていた伯爵は考えた。『自分そっくりのドッペルゲンガーを用意し、全部そいつのせいにしてやりたい放題できるんじゃないか?』とな」
あっ、ちょ、俺が言いたかったやつ。
「そんなわけで『ある日を境にまるで人が変わったように』圧政を敷き、ある程度満足したら冒険者にドッペルゲンガーを救出させ、それと入れ替わり『悪性を敷いていた偽伯爵を倒した』という体で元の生活に戻り、全てを有耶無耶にする。考えていたのはそんな所じゃろう」
くそ、全部言いやがったコイツ。
だが所詮はそこまでよ。この事件には『もう一人の黒幕』がいる。そいつを明らかにしない限り、全ての真相を突き止めたことにはならない。お前にこの事件が解決できるかな?
「じゃあ、伯爵夫人はそれに乗っかるついでに本物の伯爵を殺してフェルネッド領を自分のものにしようとしてたっていう事?」
なんでだよアンスス!! お前そんな頭のいいキャラじゃなかっただろうが!! 急に知能指数が上がってんじゃねえよ!! 俺の見せ場はどうなるんだよ!!
「じゃが、まさか依頼先の勇者に先代国王の儂まで同行しておるのは流石に想定外じゃったようだのう。どうじゃ? 全ての真実を明らかにしたぞ?」
「くっ……」
え? なんなんこれ? 水戸黄門みたいな感じになってきてるじゃん。
「魔王軍との戦時下にあるというのに魔族の手を借りて圧政を敷いたとなれば混乱の元になる。特例じゃがこの場にて沙汰を下す。よいな? 人払いをしたのもこのためじゃ」
人払いをしたのは俺なんスけど。
「伯爵は禁固二年とする。但し公には出来ぬ故、フェルネッド領にて管理する事。よいな? フェンネ夫人」
「は、ハイ!」
「ドッペルゲンガー、お主は暫く伯爵のふりを続け、ほとぼりが冷めた頃どこへなりと消えるがよい」
ドッペルゲンガーがふう、とため息を吐く。運が悪ければこの場で殺されるところだった命が繋がったからな。
「そして夫人」
アスタロウにぽんと肩を叩かれ、びくりと身を震わせる夫人。伯爵の悪事に気付きながらも騙されたふりをして自分に都合よく真実を捻じ曲げようとしたこいつも全くの無垢とは言えないだろう。
「領の運営はお主に一任することとなる。速やかに被害を与えた領民への補償をし、元の善政に戻す事。それができなければ今度こそ領地召し上げもあると知れ」
「か、かしこまりました!!」
――――――――――――――――
なんだかなあ。
なんだかんだで美味しいところは全部アスタロウに持っていかれてしまった。結構俺頑張ったつもりだったんだが、余裕かまして結論引っ張ったのがよくなかったのか。
溜めに溜めて一気に逆転しようとしたところを横から全部掻っ攫われるとか、納得いかない。
一日休んでその翌日、なんとも釈然としない気持ちのまま俺は荷物をロバの背に括り付けながら考え事をしていた。
とはいえ、元々今回の件は俺の冒険とは無関係な事件だし、このまま何事もなかったかのように魔族の国グラントーレを目指すしかあるまい。
「もう行ってしまうのか、ケンジくん」
荷支度を終えて出立しようとしたところに現れたのはアンススだった。
「今回の件……いろいろと、ありがとう」
なんか感謝されるような事したっけ? ダンジョン内で聖水を絞り出したことへの感謝だろうか。
「一度は諦めかけたけど、やっぱり私のことを一人前の人間として扱ってくれたのは、きみが初めてで……その……二人の絆が固いのは分かったけれど、私も、諦めないから!!」
真っ赤な顔でそう宣言すると、アンススは走ってどこかへ消えてしまった。
なんだかなあ。
あいつまだ俺の事ホモだと思ってんのか。
アンススの介護もしたくはないけど、ホモだと思われるのはもっと嫌なんだよなあ。
「勇者よ、出立の準備は出来たようじゃな。ところで、旅に出る前に、その、武器の手入れをした方がいいと思うんじゃがな? ちょっと抜いてみてくれんかの?」
しかもよりにもよってこいつとなんか。
「ま、待て! 勝手なことを話すな!!」
襟首を掴まれ、テーブルの上にうつぶせに押し倒された方が、俺達と共にダンジョンから脱出した伯爵。もう観念して全ての真実を話そうとしているようではあるが、屋敷から来た伯爵がそれを制止しようとしている。
当然、黒幕の伯爵としては真実を話されたくない。そしてドッペルゲンガーの方はもちろん殺されるくらいなら真実を明らかにした方がマシ、ということだろう。しかしここでその争いに参戦した者がもう一人いた。
「ダンジョンに監禁されてたほうが本物に決まってるでしょうが!!」
伯爵夫人フェンネだ。
「本物の伯爵になんてことするの! すぐにその手を放しなさい!!」
「え? えっ!?」
気迫に押され、そして「もしこっちが本物ならば」という考えも頭をよぎり、アンススは手を放した。彼女はダンジョンにいたのがどちらかは分かっているが、どちらが本物の伯爵かは分かっていないので当然の反応だ。
「さあアンスス! 偽物はあっちよ! 重税と圧政で領民を苦しめていた偽伯爵を成敗して! 勇者も。ホラ!!」
「まあ待ってよ」
俺はごほんと咳ばらいを一つする。
「ダンジョンに囚われている本物の伯爵を救出して館にいる偽物を殺す。それがあんたがアンススに『上書き』した内容だったな」
「ぐっ……」
こいつはアンススのアホさ加減をある程度知っていた。少なくとも最後に話しかけた奴の情報に記憶が上書きされることを知っていた。それを悪用してイーク、というか伯爵の依頼を利用しようとしてたんだ。
ただ、そのアホさ加減を知っていたからこそ保険として俺達にもギルドを通して正式な依頼をしたんだろう。
「ど、どうするの? どうすればいいの? ケンジくん……」
アンススは混乱しきっているようだ。無理もない。
「アンススでも勇者でも何でもいいわよ! 本物の伯爵が救助されたのよ! 早く圧政を敷いていた偽伯爵を殺して!!」
「いいや、ワシらへの依頼は『偽伯爵の殺害』ではなく『真実を明らかにする』ことじゃ。依頼を果たさせてもらうとしよう」
ん? え? ちょっとアスタロウ?
「事の発端は伯爵が魔族と接触し、ドッペルゲンガーの存在を知ったことにある」
ちょっとアスタロウ? 今俺のターンなんですけど?
「領民の支持は失いたくないが蓄財と贅沢な暮らしに憧れていた伯爵は考えた。『自分そっくりのドッペルゲンガーを用意し、全部そいつのせいにしてやりたい放題できるんじゃないか?』とな」
あっ、ちょ、俺が言いたかったやつ。
「そんなわけで『ある日を境にまるで人が変わったように』圧政を敷き、ある程度満足したら冒険者にドッペルゲンガーを救出させ、それと入れ替わり『悪性を敷いていた偽伯爵を倒した』という体で元の生活に戻り、全てを有耶無耶にする。考えていたのはそんな所じゃろう」
くそ、全部言いやがったコイツ。
だが所詮はそこまでよ。この事件には『もう一人の黒幕』がいる。そいつを明らかにしない限り、全ての真相を突き止めたことにはならない。お前にこの事件が解決できるかな?
「じゃあ、伯爵夫人はそれに乗っかるついでに本物の伯爵を殺してフェルネッド領を自分のものにしようとしてたっていう事?」
なんでだよアンスス!! お前そんな頭のいいキャラじゃなかっただろうが!! 急に知能指数が上がってんじゃねえよ!! 俺の見せ場はどうなるんだよ!!
「じゃが、まさか依頼先の勇者に先代国王の儂まで同行しておるのは流石に想定外じゃったようだのう。どうじゃ? 全ての真実を明らかにしたぞ?」
「くっ……」
え? なんなんこれ? 水戸黄門みたいな感じになってきてるじゃん。
「魔王軍との戦時下にあるというのに魔族の手を借りて圧政を敷いたとなれば混乱の元になる。特例じゃがこの場にて沙汰を下す。よいな? 人払いをしたのもこのためじゃ」
人払いをしたのは俺なんスけど。
「伯爵は禁固二年とする。但し公には出来ぬ故、フェルネッド領にて管理する事。よいな? フェンネ夫人」
「は、ハイ!」
「ドッペルゲンガー、お主は暫く伯爵のふりを続け、ほとぼりが冷めた頃どこへなりと消えるがよい」
ドッペルゲンガーがふう、とため息を吐く。運が悪ければこの場で殺されるところだった命が繋がったからな。
「そして夫人」
アスタロウにぽんと肩を叩かれ、びくりと身を震わせる夫人。伯爵の悪事に気付きながらも騙されたふりをして自分に都合よく真実を捻じ曲げようとしたこいつも全くの無垢とは言えないだろう。
「領の運営はお主に一任することとなる。速やかに被害を与えた領民への補償をし、元の善政に戻す事。それができなければ今度こそ領地召し上げもあると知れ」
「か、かしこまりました!!」
――――――――――――――――
なんだかなあ。
なんだかんだで美味しいところは全部アスタロウに持っていかれてしまった。結構俺頑張ったつもりだったんだが、余裕かまして結論引っ張ったのがよくなかったのか。
溜めに溜めて一気に逆転しようとしたところを横から全部掻っ攫われるとか、納得いかない。
一日休んでその翌日、なんとも釈然としない気持ちのまま俺は荷物をロバの背に括り付けながら考え事をしていた。
とはいえ、元々今回の件は俺の冒険とは無関係な事件だし、このまま何事もなかったかのように魔族の国グラントーレを目指すしかあるまい。
「もう行ってしまうのか、ケンジくん」
荷支度を終えて出立しようとしたところに現れたのはアンススだった。
「今回の件……いろいろと、ありがとう」
なんか感謝されるような事したっけ? ダンジョン内で聖水を絞り出したことへの感謝だろうか。
「一度は諦めかけたけど、やっぱり私のことを一人前の人間として扱ってくれたのは、きみが初めてで……その……二人の絆が固いのは分かったけれど、私も、諦めないから!!」
真っ赤な顔でそう宣言すると、アンススは走ってどこかへ消えてしまった。
なんだかなあ。
あいつまだ俺の事ホモだと思ってんのか。
アンススの介護もしたくはないけど、ホモだと思われるのはもっと嫌なんだよなあ。
「勇者よ、出立の準備は出来たようじゃな。ところで、旅に出る前に、その、武器の手入れをした方がいいと思うんじゃがな? ちょっと抜いてみてくれんかの?」
しかもよりにもよってこいつとなんか。
0
お気に入りに追加
11
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
世界最強の勇者は伯爵家の三男に転生し、落ちこぼれと疎まれるが、無自覚に無双する
平山和人
ファンタジー
世界最強の勇者と称えられる勇者アベルは、新たな人生を歩むべく今の人生を捨て、伯爵家の三男に転生する。
しかしアベルは忌み子と疎まれており、優秀な双子の兄たちと比べられ、学校や屋敷の人たちからは落ちこぼれと蔑まれる散々な日々を送っていた。
だが、彼らは知らなかったアベルが最強の勇者であり、自分たちとは遥かにレベルが違うから真の実力がわからないことに。
そんなことも知らずにアベルは自覚なく最強の力を振るい、世界中を驚かせるのであった。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる