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和解
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「さて、ここに七聖鍵の一人、アルテグラが待ち構えてやがるんだな」
「き、気を付けて、ドラーガ。アルテグラは七聖鍵の中でも『転生法』を編み出した中心人物。せ、戦闘能力はないけど、頭の回る奴だから、な、何を企んでるか……」
アルテグラとの会食の場所に選ばれた「クマス亭」。その店を前にドラーガさんが不敵な笑みを浮かべながらそう言うと、彼の肩の上に乗ったクラリスさんが注意を促す。
今日は彼女もドラーガさんの服の中に隠れず、ちょっとおめかしした服装で肩の上に座っていた。いいなあ、マスコット。ああいう使い魔というか、そういうの私も欲しかったなあ。
聞いたところによるとアルテグラにはすでにクラリスさんの存在がバレており、別に隠れる必要が無いらしい。
「イリスウーフ、覚悟はいいな?」
「はい……」
戦いとなれば頼りないけど、向こうが「話し合い」を望んでいるなら話は別だ。ドラーガさんの実力が発揮される。この人が、こんなに頼もしく見える時が来るなんて。
「今日は吐くまで食うぜ!!」
「はいっ!!」
ちょっと二人とも?
――――――――――――――――
「うぷっ……うう、食い過ぎた……」
まだメインディッシュ前なんですけど。
ドラーガさんの息切れは早かった。食前酒、数種の前菜、ときてスープで早くも彼の手は止まった。肉体的にはホントヘタレだなこの人。胃袋もザコなのか。あれだけ気合入れて店選びしてたのは一体何だったんだ。
まあ、彼の事は放っておこう。まだ会食は始まったばかり。今はそれよりも重要なことがある。
私は上座の方に視線をやる。
食事は大陸共通の作法に則ったものではなく、カルゴシア地方の風習に則り、一人一人の前に小さな御膳が設えられ、そこに次々と料理が運ばれている。私達はその午前の前に座布団を敷いて座っているのだが、その上座に座すのは七聖鍵の一人“悪女”アルテグラ。
何故そんな二つ名なのかは知らないが、彼女は祝いの席で、ホストであるにもかかわらず料理にも一切手を付けず、時折お酒を口に運ぶだけ。剣呑とした空気は滲ませていないものの、しかし異様だ。
彼女はベールのついたトークハットすら取らず、ただ静かに座している。時折投げかけられる言葉は和やかであるものの、しかし表情を読み取ることができない。
「本日は、お招きいただいて嬉しくはあるのですが……」
アルグスさんが口を開いた。おそらくは彼も私と同じことを考えていたのだろう。
「招いた本人が顔すら見せないというのは如何な事か、何か宗教上の理由があるのなら仕方ないですが……」
できる限り穏便に。敵対的な態度を取りたいわけじゃない。でも言うべきことはきちんと言わないとこの後の力関係にも影響が出てくる。
「ンフフ、すいませン。気になりますよネ?」
そう言ってアルテグラは、ゆっくりとトークハットごとベールを引きずり下ろすように外す。
「食事中にお見せするのはどうかと思ってたので、後から外そうと思っていたンですけど、失礼でしたネ」
ベールだけではない。トークハットと共に髪の毛も外れる。かつらだったのか。
そしてそれと共に姿を現したアルテグラの素顔は……
(アッ……!?)
アルグスさんが思わず口に手を当てて驚愕の表情を見せる。
それは、白骨化した死体。ベールの下から現れたのはドクロであった。
「私は、リッチのアルテグラです。以後お見知りおきを……」
その言葉と共にアルグスさんは口に手を当てたまま横を向き、そしてアンセさんと目を合わせた。アンセさんも、額に脂汗を浮かべて目を剥いている。
(どっ……どうすんの、アルグス……)
(この間埋めた奴じゃん……)
何やら二人でぼそぼそと話している。どうしたんだろう?
(も……もしかして、この間埋められたことを根に持って、復讐しようとしてるんじゃ……?)
(あ、アルグスが『埋めよう』なんて言うからじゃないの! どうするのよ!!)
何を二人で盛り上がってるんだろう?
「ンフフ、どうしました? 二人で内緒話なんてして」
「あ、いやぁ……その、な、何でもないんです……あはは」
ん? 何だろうこのリアクション。アルグスさん何かを誤魔化してる?
(お、落ち着いて、アルグス……その、似てるだけで、別人かもしれないし)
またアンセさんがぼそぼそと何か喋り、そしてアルグスさんがちらりとアルテグラの方を見た。
(いや、そうそう似てる人いないだろ)
もう、二人ともなんだかすっかり仲良くなっちゃって。やっぱりあのゾラとの戦闘の後告白して上手く行っちゃったりしちゃってるのかな。あ~あ、私も恋したいな。
「まあ、あなた達との間にはいろいろとありましたけど、私はそれを今更どうこう言うつもりはないンですよ」
へえ。心が広い。これまでの七聖鍵の戦いを問うつもりはないっていう事だろうか。
(よ、よかった。この間埋めたことについては問うつもりはないっていう事か)
アルグスさんもホッとした表情を浮かべている。
「皆さんはダンジョン探索者だから知ってるかもしれませんけど、土の中って常に温度が一定で過ごしやすいんですよネ」
「!?」
なんだろう? アルテグラの謎発言でアンセさんとアルグスさんが凍り付いたように見えたけど。
「だからって5メートルはないでしょウ」
「!!」
(ど、どーすんのよアルグス! あんたが「埋めよう」なんて言うから!! めちゃめちゃ怒ってるじゃないの! わ、私は悪くないからね!?)
(あっ、そういうこと言うのか! 僕だってリッチだとは思わなかったんだから仕方ないじゃないか! こういうのは連帯責任だろう!)
(い、いやよ! 私の責任じゃないし!)
んもう、みんなの見てる前で二人でこそこそ内緒話なんてしちゃって。こんなところでラブラブアピールなんてしなくていいのに。羨ましいなあ。
「おめーらなにコソコソ話してんだよ。俺は水面下で腹の探り合いなんてのは好かねーんだよ」
とは、ドラーガさんの言。アンセさんとアルグスさんの内緒話の事を言ってるのだろうか? それともアルテグラとの間にも何か内緒の話が?
「ンフフフ、これは失礼。別にアルグスさん達を責めてるつもりはありませんよ。いけませんね。私、こんなだから表情が分かりづらくって」
分かりづらいというか、表情がないですけど。
「まァ、今日はですね。七聖鍵とメッツァトルの間にもいろいろありましたけど、是非仲直りしたいなー? って思って、お呼びしたんです」
おお、ようやく本題に入ってきたか。
しかしアルテグラは事前のクラリスさんの情報通り温厚で人当たりの良い性格だな。拍子抜けしちゃうくらい。それにしても「仲直り」だって? どんな条件を出してくるんだろう。
「よろしければ、是非皆さんにも『不老不死』になっていただこうかと」
「き、気を付けて、ドラーガ。アルテグラは七聖鍵の中でも『転生法』を編み出した中心人物。せ、戦闘能力はないけど、頭の回る奴だから、な、何を企んでるか……」
アルテグラとの会食の場所に選ばれた「クマス亭」。その店を前にドラーガさんが不敵な笑みを浮かべながらそう言うと、彼の肩の上に乗ったクラリスさんが注意を促す。
今日は彼女もドラーガさんの服の中に隠れず、ちょっとおめかしした服装で肩の上に座っていた。いいなあ、マスコット。ああいう使い魔というか、そういうの私も欲しかったなあ。
聞いたところによるとアルテグラにはすでにクラリスさんの存在がバレており、別に隠れる必要が無いらしい。
「イリスウーフ、覚悟はいいな?」
「はい……」
戦いとなれば頼りないけど、向こうが「話し合い」を望んでいるなら話は別だ。ドラーガさんの実力が発揮される。この人が、こんなに頼もしく見える時が来るなんて。
「今日は吐くまで食うぜ!!」
「はいっ!!」
ちょっと二人とも?
――――――――――――――――
「うぷっ……うう、食い過ぎた……」
まだメインディッシュ前なんですけど。
ドラーガさんの息切れは早かった。食前酒、数種の前菜、ときてスープで早くも彼の手は止まった。肉体的にはホントヘタレだなこの人。胃袋もザコなのか。あれだけ気合入れて店選びしてたのは一体何だったんだ。
まあ、彼の事は放っておこう。まだ会食は始まったばかり。今はそれよりも重要なことがある。
私は上座の方に視線をやる。
食事は大陸共通の作法に則ったものではなく、カルゴシア地方の風習に則り、一人一人の前に小さな御膳が設えられ、そこに次々と料理が運ばれている。私達はその午前の前に座布団を敷いて座っているのだが、その上座に座すのは七聖鍵の一人“悪女”アルテグラ。
何故そんな二つ名なのかは知らないが、彼女は祝いの席で、ホストであるにもかかわらず料理にも一切手を付けず、時折お酒を口に運ぶだけ。剣呑とした空気は滲ませていないものの、しかし異様だ。
彼女はベールのついたトークハットすら取らず、ただ静かに座している。時折投げかけられる言葉は和やかであるものの、しかし表情を読み取ることができない。
「本日は、お招きいただいて嬉しくはあるのですが……」
アルグスさんが口を開いた。おそらくは彼も私と同じことを考えていたのだろう。
「招いた本人が顔すら見せないというのは如何な事か、何か宗教上の理由があるのなら仕方ないですが……」
できる限り穏便に。敵対的な態度を取りたいわけじゃない。でも言うべきことはきちんと言わないとこの後の力関係にも影響が出てくる。
「ンフフ、すいませン。気になりますよネ?」
そう言ってアルテグラは、ゆっくりとトークハットごとベールを引きずり下ろすように外す。
「食事中にお見せするのはどうかと思ってたので、後から外そうと思っていたンですけど、失礼でしたネ」
ベールだけではない。トークハットと共に髪の毛も外れる。かつらだったのか。
そしてそれと共に姿を現したアルテグラの素顔は……
(アッ……!?)
アルグスさんが思わず口に手を当てて驚愕の表情を見せる。
それは、白骨化した死体。ベールの下から現れたのはドクロであった。
「私は、リッチのアルテグラです。以後お見知りおきを……」
その言葉と共にアルグスさんは口に手を当てたまま横を向き、そしてアンセさんと目を合わせた。アンセさんも、額に脂汗を浮かべて目を剥いている。
(どっ……どうすんの、アルグス……)
(この間埋めた奴じゃん……)
何やら二人でぼそぼそと話している。どうしたんだろう?
(も……もしかして、この間埋められたことを根に持って、復讐しようとしてるんじゃ……?)
(あ、アルグスが『埋めよう』なんて言うからじゃないの! どうするのよ!!)
何を二人で盛り上がってるんだろう?
「ンフフ、どうしました? 二人で内緒話なんてして」
「あ、いやぁ……その、な、何でもないんです……あはは」
ん? 何だろうこのリアクション。アルグスさん何かを誤魔化してる?
(お、落ち着いて、アルグス……その、似てるだけで、別人かもしれないし)
またアンセさんがぼそぼそと何か喋り、そしてアルグスさんがちらりとアルテグラの方を見た。
(いや、そうそう似てる人いないだろ)
もう、二人ともなんだかすっかり仲良くなっちゃって。やっぱりあのゾラとの戦闘の後告白して上手く行っちゃったりしちゃってるのかな。あ~あ、私も恋したいな。
「まあ、あなた達との間にはいろいろとありましたけど、私はそれを今更どうこう言うつもりはないンですよ」
へえ。心が広い。これまでの七聖鍵の戦いを問うつもりはないっていう事だろうか。
(よ、よかった。この間埋めたことについては問うつもりはないっていう事か)
アルグスさんもホッとした表情を浮かべている。
「皆さんはダンジョン探索者だから知ってるかもしれませんけど、土の中って常に温度が一定で過ごしやすいんですよネ」
「!?」
なんだろう? アルテグラの謎発言でアンセさんとアルグスさんが凍り付いたように見えたけど。
「だからって5メートルはないでしょウ」
「!!」
(ど、どーすんのよアルグス! あんたが「埋めよう」なんて言うから!! めちゃめちゃ怒ってるじゃないの! わ、私は悪くないからね!?)
(あっ、そういうこと言うのか! 僕だってリッチだとは思わなかったんだから仕方ないじゃないか! こういうのは連帯責任だろう!)
(い、いやよ! 私の責任じゃないし!)
んもう、みんなの見てる前で二人でこそこそ内緒話なんてしちゃって。こんなところでラブラブアピールなんてしなくていいのに。羨ましいなあ。
「おめーらなにコソコソ話してんだよ。俺は水面下で腹の探り合いなんてのは好かねーんだよ」
とは、ドラーガさんの言。アンセさんとアルグスさんの内緒話の事を言ってるのだろうか? それともアルテグラとの間にも何か内緒の話が?
「ンフフフ、これは失礼。別にアルグスさん達を責めてるつもりはありませんよ。いけませんね。私、こんなだから表情が分かりづらくって」
分かりづらいというか、表情がないですけど。
「まァ、今日はですね。七聖鍵とメッツァトルの間にもいろいろありましたけど、是非仲直りしたいなー? って思って、お呼びしたんです」
おお、ようやく本題に入ってきたか。
しかしアルテグラは事前のクラリスさんの情報通り温厚で人当たりの良い性格だな。拍子抜けしちゃうくらい。それにしても「仲直り」だって? どんな条件を出してくるんだろう。
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