甘イキしながら生きてます

ナツキ

文字の大きさ
上 下
6 / 30
いち。

突然でした。

しおりを挟む
週末の三連休は遠征だった。

2日間お泊まり。

いちゃいちゃはできないけど、ずっとゆうと先パイを見ていられる。

練習はきつかったけど、ちゃっかり夕飯時に先パイを眺められる場所をキープして、愛でた。

はぁ♡


好き……♡

時おり聞こえる先パイの声を聞いて、ちんこがじんじんして、甘イキしてた。

おれ、エロい顔になってたかも。


大浴場は使うの禁止だったので、部屋のお風呂で済ませたら、ゆうと先パイからメールが来た。



━━━オレの部屋1人だから、おいで。




えー♡♡

うれしいっ♡♡


おれは誰にも見つからないように、先パイの部屋に行って、扉を閉めたとたんに抱きついた。

うれしいっ♡

うれしいっ♡

にこにこ満面の笑みでゆうと先パイを見つめると、先パイがやさしくなでなでしてくれた。

「この前はごめんな」

え、この前?

水曜のこと?

あ、乱暴だった?って気にしてたやつか。

「全然気にしてないよ?  気持ち良かったよ」

まだ気にしてくれてた先パイが、いとおしくなった。

「今日は、できるの?」

と、おうかがいをたててみる。

「今日はキスだけでいい?」

キスだけで我慢できるかわかんなかったけど、おれはゆうと先パイと少しでも長くせふれでいたかったから、「うん」と答えた。

脚をのばして座る先パイに股がると、浴衣が乱れて下着が見えた。帯もゆるんではずれそうになったが、おれは気にせず唇を近づける。

ちゅ、と一度軽くキスをしてから、舌を入れて深いキスをしていくと、それだけでおれは気持ち良すぎてたまらなくなった。
ゆうと先パイの首に回した腕が震えていく。

全身が、ぴくぴくする。

「伊織、震えてる。気持ちいい?」

低音で脳を響かせるもんだから、さらに快感がおしよせてくる。

ぴくぴくと震え、けいれんしていく身体。

「きもちいい……♡♡ずっと、イきそうなのが、とまらない♡♡」

この前から、なんだか甘イキしやすくなってる。
精液出す前の、なんだかぶわーってくる感じ。

その快感が、今つづいてる。

「はぁっ♡はぁっ♡」

キスだけでも十分だった。

「ふぅっ♡♡はぁ♡はぁ♡はぁ♡」

十分に、満たされた。

「はぁ♡はぁ♡♡♡♡♡」

「感じすぎ、伊織」

「だ、だってきもちいいんだもん……♡♡」

「そんな顔で、部屋にもどれるのか?」

「ぁあっ♡はずかしぃ~♡♡」

「夕食のときも、目がとろんとしてこっち見てたな」

「うん♡先パイの声が聞こえて♡♡イきそうになった……♡」

「もー、伊織は淫乱だな」

「い、淫乱なおれ、だめ?  きらい?」

ちょっと心配になって、思わず聞いてしまう。
すぐにイきそうな、ちょろいおれ。

いやかな。



「……好きだよ」

「ほんと?  よかったぁ♡♡」

あ、今好きっていわれた♡♡

淫乱が、だけど♡♡この際いいっ♡♡

「おれ、好きっていわれてうれしぃ~♡♡♡♡♡」
素直にいっちゃう。

「エロくて、きれいで、大好きだよ」

うわぁあああ!!!



だ、だいすきっ、大好きいただきましたぁああ━━━っ♡♡♡♡♡


「おれも大好きっ♡はじめていわれた♡♡♡」

おれが、じゃないけど。
大好きっていわれたから、いいんだっ♡






「きれいすぎて、オレにはもったいない」





えっ?

突然の、テンション下がった声。

どうしたの?



「おれ、ゆうと先パイが大好きだよ??」

声色が、なんだか悲しそうだったから、急に不安になった。



あわてて顔を見ると、息は上がってるけど真顔っていうか、えっちはもう終わり、って顔してた。



ぷるぷるしてた身体が、少しずつしずまる。



おれも甘イキがおわった。




「え、え……と。おわりかな?」

「終わり」




はあ、残念。

でも気持ち良かったぁ♡

「ゆうと先パ……」

「こういうことするの、終わり」


え、




え。


なんで。


「な、なんでぇ?」

「……他に、いいやついっぱいいるよ。オレとは終わり」



「だ、だからなんで……?  おれ、ゆうと先パイ大好きだよ?」

「……オレにはもったいない」


「おれはゆうと先パイがいいのに……」







それ以上、先パイが発することはなかった。






ああ、これはダメだ。


すがりつこうと思ったけど、これはもうすべてを拒む態度。


せふれ以下もだめな感じ。








おれは受け入れた。



「わかりました~」


ただの、部活の先パイとして、眺めることに決めた。



片想いのつづきを、またすればいい。






しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【BL】SNSで人気の訳あり超絶イケメン大学生、前立腺を子宮化され、堕ちる?【R18】

NichePorn
BL
スーパーダーリンに犯される超絶イケメン男子大学生 SNSを開設すれば即10万人フォロワー。 町を歩けばスカウトの嵐。 超絶イケメンなルックスながらどこか抜けた可愛らしい性格で多くの人々を魅了してきた恋司(れんじ)。 そんな人生を謳歌していそうな彼にも、児童保護施設で育った暗い過去や両親の離婚、SNS依存などといった訳ありな点があった。 愛情に飢え、性に奔放になっていく彼は、就活先で出会った世界規模の名門製薬会社の御曹司に手を出してしまい・・・。

痴漢に勝てない肉便器のゆずきくん♡

しゃくな
BL
痴漢にあってぷるぷるしていた男子高校生があへあへ快楽堕ちするお話です。 主人公 花山 柚木(17) ちっちゃくて可愛い男子高校生。電車通学。毎朝痴漢されている。 髪の色とか目の色はお好みでどうぞ。

童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった

なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。 ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…

【完結】もっと、孕ませて

ナツキ
BL
3Pのえちえち話です。

バイト先のお客さんに電車で痴漢され続けてたDDの話

ルシーアンナ
BL
イケメンなのに痴漢常習な攻めと、戸惑いながらも無抵抗な受け。 大学生×大学生

壊れたおもちゃ

ナツキ
BL
弟×兄 東京で暮らす兄弟の話。 働く気のないドS鬼畜な濱松悠成(18)のために、健気な兄の陽介(20)がウリ専で稼いでいる。 短編です。 2024/06/05一度完結 2024/06/15〜章を分けて再開しました。不定期です

皇帝の肉便器

眠りん
BL
 この国の皇宮では、皇太子付きの肉便器というシステムがある。  男性限定で、死刑となった者に懲罰を与えた後、死ぬまで壁尻となる処刑法である。  懲罰による身体の傷と飢えの中犯され、殆どが三日で絶命する。  皇太子のウェルディスが十二歳となった時に、肉便器部屋で死刑囚を使った自慰行為を教わり、大人になって王位に就いてからも利用していた。  肉便器というのは、人間のとしての価値がなくなって後は処分するしかない存在だと教えられてきて、それに対し何も疑問に思った事がなかった。  死ねば役目を終え、処分されるだけだと──。  ある日、初めて一週間以上も死なずに耐え続けた肉便器がいた。  珍しい肉便器に興味を持ち、彼の処刑を取り消すよう働きかけようとした時、その肉便器が拘束されていた部屋から逃げ出して……。 続編で、『離宮の愛人』を投稿しています。 ※ちょっとふざけて書きました。 ※誤字脱字は許してください。

くまさんのマッサージ♡

はやしかわともえ
BL
ほのぼの日常。ちょっとえっちめ。 2024.03.06 閲覧、お気に入りありがとうございます。 m(_ _)m もう一本書く予定です。時間が掛かりそうなのでお気に入りして頂けると便利かと思います。よろしくお願い致します。 2024.03.10 完結しました!読んで頂きありがとうございます。m(_ _)m 今月25日(3/25)のピクトスクエア様のwebイベントにてこの作品のスピンオフを頒布致します。詳細はまたお知らせ致します。 2024.03.19 https://pictsquare.net/skaojqhx7lcbwqxp8i5ul7eqkorx4foy イベントページになります。 25日0時より開始です! ※補足 サークルスペースが確定いたしました。 一次創作2: え5 にて出展させていただいてます! 2024.10.28 11/1から開催されるwebイベントにて、新作スピンオフを書いています。改めてお知らせいたします。 2024.11.01 https://pictsquare.net/4g1gw20b5ptpi85w5fmm3rsw729ifyn2 本日22時より、イベントが開催されます。 よろしければ遊びに来てください。

処理中です...