甘イキしながら生きてます

ナツキ

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いち。

なんで脱がないのかな。

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一ノ瀬先パイなら、なにか知ってるかな。

今年のサッカー部は呪われているのか、3年生がことごとく負傷してしまった。2年生でレギュラーだった森内先パイも怪我をしてしまって、どうにもならなくなったサッカー部に一ノ瀬先パイが助っ人として来てくれた。

本来はサッカー同好会で、特進科に在籍している。






同じ寮生だから、機会を見て話しかけてみようかな。

同級生の瑛二は、なーんか一ノ瀬先パイのこと嫌ってるけど。この人、かっこいいしやさしいし、おれは大好きだ。
ゆうと先パイとつきあってなかったら一ノ瀬先パイもいいなあなんて思ってたり。

いやいや。

ゆうと先パイが大好きなんだけどね。






ゆうと先パイとつきあい始めたきっかけは、9月の新学期始まってすぐのころだった。

先パイ、ひどく落ち込んでいたんだ。

それで、もう誰もいない部室で考え込んでた先パイを見て、声をかけた。

1度帰ったはずのおれが、また来たことに驚いていたけど。
おれはそっと、そばのベンチに座った。

「伊織……」

その、低音の響く小さな声がなんてエロかったか。脳内にビリビリと電流を走らせ、たちまちおれは虜になった。

「おれ、ゆうと先パイのことが大好きです……」

その言葉を聞いた先パイは、悲しそうな顔から少し笑って、おれを抱きしめてくれた。









そうして、何度か先パイのうちに遊びに行って、エロいことをした。

でも10月に入ると国立の地区予選があり、部活が忙しくてえっちはお預けとなった。

3年生がほとんどいないのに、勝てるわけないじゃん。そう思っていたけど、思いのほかチームが一丸となって、1回戦突破した。

ゆうと先パイ、うれしそうだったな。

続く2回戦も、いいところまでいけたが、最後の最後PK戦で負けてしまった。

応援していた1年2年も、戦っていたレギュラー陣も、みんな泣いた。





こっそりと喜んでいたのは、おれだけ。


そうして、泣きはらした顔が素敵なゆうと先パイにキスをしたいのをこらえて、耐えて、久しぶりのオフ日。


それが今日だ。


どんなに待ちこがれていたことか。


なのに、先パイはいつもと同じように服を脱ごうとしないんだ。

もっと乱れてくれたらいいのに。

おれのこと、好きで好きで狂ったようにむさぼってほしい。




でも、そんなことにならない。



悲しいくらいにやさしく、やさしく抱いてくれる。




制服のズボンも脱がされたおれは、ベッドに連れられ、ゆっくりと押し倒された。

まるでお姫様のように、丁重に扱ってくれる。

ああ。




やっぱりやさしい先パイが大好き。


さっきのは撤回する。

首にキスをしてくれる先パイに、愛を感じなから反省した。


「んっ♡」

「首筋も、弱いね」

感じるとわかると、もっともっと刺激してくれる、やさしい先パイ。

とろとろに、どろどろになりながら、ぼうっとした頭で先パイの愛撫を余すことなく感じ、受け入れ、そうしてがまん汁をぷくんぷくんと吐き出して、ちんこはこれ以上ないくらい膨張した。

「もうイきそうだな。1回こすってイく?」

そういいながら、先パイはすでに右手でシュコシュコこすりはじめた。

「あっ♡━━━ぁあッ♡♡イ、イっちゃう━━━ッ」

おれは簡単に果ててしまい、肩ではぁ、はぁと息をした。

飛び散った精液をティッシュでぬぐってくれ、放心状態のおれの顔をやさしく、撫でてくれた。

「久しぶりだから、我慢できなかったか」

ふふ、と愛おしそうに笑う先パイ。

「ごめんなさい……もう1回お願い~」

「伊織、今日は何回イくつもりだ?」

と、先パイが耳元でささやくもんだから、おれはまたエロい声に反応してちんこが大きくなっていくんだ。

「今度は、先パイのがほしい♡♡」

「えー?」

とぼける先パイ。

ちょっとだけ、イジワル。

「先パイの、ちんこ。おれのアナルに挿れてくださいっ」

おれは開き直って、はっきりいってやった。

「もー、情緒もなんもねえな」

口角を上げながら、先パイはだれきったおれの左手を持ち上げて、甲にキスをした。
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