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58. 惚れてるとか間違いないとか
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蓮司さんは髪をかきあげ、血の混じった唾を吐き捨てた。
「あなたは志麻さんに近すぎるんですよ」
「何だそりゃ。俺は……」
「志麻さんだっていつもあなたの話ばかりだ。送り迎えに髪のセット、弁当作り? おまけに、デートにつけてくるペンダントはあなたから貰ったものだそうじゃないですか」
蓮司さんは手を伸ばすと、朱虎の襟首を掴み上げた。
「何度むしり取ってやろうかと思いましたよ。好きな女性が他の男に送られたものを身に着けているなんて、腹が立つに決まってるでしょう!?」
蓮司さん、ストレートすぎる……!
何というか、ものすごく居たたまれない。いっそここから出ていきたい。
もう好きなだけ殴り合いさせとけばいいんじゃないかな……とすら思えてきた。
「ミカ、うちら外に出てようか……」
「なあ、獅子神さんの言ってる好きな女性ってもしかしてあんたのことか?」
「うっ!」
ミカがじっと見つめてくる。あたしはもごもごしつつ頷いた。
「えーっと、まあ、その、一応そういうことになる……ます」
「あー……そ、そうか。そうなんだ、そんなことになってんのか、ふーん」
笑われるかと思ったけど、ミカは何だか複雑そうな顔になった。
「なっ、何よその顔! 『は? こいつ程度の女とあのイケメンが? 冗談キツ』とか思ったでしょ今!」
「えっ、お、思ってねーよ!」
「嘘だ絶対思ったよ! ていうかあたしが一番思ってるし! もうやだ何この拷問~!」
「うわわわ、落ち着け、マジで思ってねーから! 落ち着け、な」
どうどう、とミカに宥められるあたしをよそに、朱虎は襟首を掴まれたまませせら笑った。
「ダセえな。そのツラで嫉妬かよ、色男」
「ええ、嫉妬ですよ。あなたも僕と同じでしょう」
あたしの耳が、蓮司さんの言葉を拾ってピクッと動いた。
嫉妬?
「何だと」
「あなただって僕に嫉妬してるんでしょう、と言ってるんですよ。あなたが僕を気に入らないのは僕が警察のスパイだからじゃない、志麻さんに近づく男だから――」
勢いよく首を振った朱虎の額が、蓮司さんの顔に叩き込まれた。パッと血があがり、顔を押さえた蓮司さんが後ろへとよろける。
「くだらねえことくっちゃべってんじゃねえ。殴られ過ぎでイっちまってんのか!?」
「ご心配なく、そこまであなたの拳は当たっていませんから。それより、図星を指されたからって怒鳴ってごまかそうとしてるんですか。ダサいのはどっちでしょうね」
「上等だよ、クソ野郎。てめェは殺す」
再び殴り合いが始まったけど、あたしはそれどころじゃなくなっていた。
「落ち着いたみてーだな。つか、今、獅子神さん変なこと言ってなかったか?」
嫉妬? 朱虎が、誰に?
そういえば風間くんも言ってた。朱虎は蓮司さんに嫉妬してるって。
あの時は父親的感情だって話だったけど、でもさっき蓮司さんは「僕と同じ」って言った。絶対言った。間違いなく言った!
「なんか、警察がどうとか……なあ、聞いてるか?」
それって、つまり朱虎は、あたしのこと――……。
胸の奥でぶわわわわわっ、と何かが思いっきり膨らんだ気がした。ふわふわするようなむずむずするような、とにかく居ても立ってもいられない。
「なあ。なあってば、おい、何ボーっとして……」
「ねえミカ! あっ、あのさ、あのさ!」
あたしはたまらずミカに飛びついた。
「うわっ、な、何だよ!?」
「あの……朱虎って、あたしのこと……す、好きだと思う?」
思い切って口にしてみたとたん、胸の奥で膨らんだものが一気に熱くなった気がした。
今にも弾けそうだ。
「はあ? 何をいきなり……つか俺に聞くなよ! 知るかよそんなの」
「えっ、だって今他に聞ける人いないんだもん! お願い、冷静な第三者の意見ちょうだい~!」
ミカの顔がものすごく複雑な表情になった。喜んでるような呆れたような悲しそうな、何とも言えない顔。
「俺だって第三者ってわけじゃねえんだけど……」
「え、何?」
「何でもねーよ!」
ミカはぶんぶんと首を振ると、息を吐いた。
「てか、今さら聞くかそれ。好きなんじゃねえの」
「あ、好きって言ってもアレだよ、家族愛的な奴じゃなくてさ……」
「だから、惚れてるかどうかってことだろ! 惚れてるよ間違いなく」
惚れてるよ間違いなく。
惚れてるよ、間違いなく。
ミカの言葉が私の中に反響して、パンッ! と頭の中に花が咲いたみたいな気分があたしを埋め尽くした。
そうなんだ。「惚れてる」し、「間違いない」のか!!
どうしよう。今すぐキャーッと叫んで走り回りたい。何だこれ。
「え、何で何で? どんなとこが間違いないって思った? ねえねえ、教えてお願い!」
「あーウゼーなもう! てか顔ニヤけすぎだろ」
「へっ」
あたしは緩む頬をなんとか引き締めた。ミカがじっとこっちを見ている。
「そんなに嬉しいんかよ」
「えっ、べ、別に!?」
「あんたってほんと嘘つけねえんだな……。てか、その顔見せたら一発で止まるだろこのケンカ」
「えええ!? 何それ、あたし今どんな顔してるの? 何で顔見せたら止まるの?」
「説明させんな! とにかく、あんたが気合い入れて止めろっつったら止まる、間違いない。頑張れ!」
バシバシと肩を叩かれて、あたしは瞬いた。全然意味が分からない。
「じゃ、俺はこれで。帰りはターミネーターいるから平気だろ」
「え、ちょっとミカ!」
「これ以上この場に居させんなよ。 ……あ、そうだ」
出て行こうとしたミカが足を止めてくるりと振り返った。
「ひとつ気になってんだった。あのさ、さっき獅子神さん変なこと言ってたよな」
「え? 変なことって」
「なんか、自分は警察のスパイだとか……それってマジなんかな? 結構ヤバいネタっぽくね」
あたしは硬直した。
「あなたは志麻さんに近すぎるんですよ」
「何だそりゃ。俺は……」
「志麻さんだっていつもあなたの話ばかりだ。送り迎えに髪のセット、弁当作り? おまけに、デートにつけてくるペンダントはあなたから貰ったものだそうじゃないですか」
蓮司さんは手を伸ばすと、朱虎の襟首を掴み上げた。
「何度むしり取ってやろうかと思いましたよ。好きな女性が他の男に送られたものを身に着けているなんて、腹が立つに決まってるでしょう!?」
蓮司さん、ストレートすぎる……!
何というか、ものすごく居たたまれない。いっそここから出ていきたい。
もう好きなだけ殴り合いさせとけばいいんじゃないかな……とすら思えてきた。
「ミカ、うちら外に出てようか……」
「なあ、獅子神さんの言ってる好きな女性ってもしかしてあんたのことか?」
「うっ!」
ミカがじっと見つめてくる。あたしはもごもごしつつ頷いた。
「えーっと、まあ、その、一応そういうことになる……ます」
「あー……そ、そうか。そうなんだ、そんなことになってんのか、ふーん」
笑われるかと思ったけど、ミカは何だか複雑そうな顔になった。
「なっ、何よその顔! 『は? こいつ程度の女とあのイケメンが? 冗談キツ』とか思ったでしょ今!」
「えっ、お、思ってねーよ!」
「嘘だ絶対思ったよ! ていうかあたしが一番思ってるし! もうやだ何この拷問~!」
「うわわわ、落ち着け、マジで思ってねーから! 落ち着け、な」
どうどう、とミカに宥められるあたしをよそに、朱虎は襟首を掴まれたまませせら笑った。
「ダセえな。そのツラで嫉妬かよ、色男」
「ええ、嫉妬ですよ。あなたも僕と同じでしょう」
あたしの耳が、蓮司さんの言葉を拾ってピクッと動いた。
嫉妬?
「何だと」
「あなただって僕に嫉妬してるんでしょう、と言ってるんですよ。あなたが僕を気に入らないのは僕が警察のスパイだからじゃない、志麻さんに近づく男だから――」
勢いよく首を振った朱虎の額が、蓮司さんの顔に叩き込まれた。パッと血があがり、顔を押さえた蓮司さんが後ろへとよろける。
「くだらねえことくっちゃべってんじゃねえ。殴られ過ぎでイっちまってんのか!?」
「ご心配なく、そこまであなたの拳は当たっていませんから。それより、図星を指されたからって怒鳴ってごまかそうとしてるんですか。ダサいのはどっちでしょうね」
「上等だよ、クソ野郎。てめェは殺す」
再び殴り合いが始まったけど、あたしはそれどころじゃなくなっていた。
「落ち着いたみてーだな。つか、今、獅子神さん変なこと言ってなかったか?」
嫉妬? 朱虎が、誰に?
そういえば風間くんも言ってた。朱虎は蓮司さんに嫉妬してるって。
あの時は父親的感情だって話だったけど、でもさっき蓮司さんは「僕と同じ」って言った。絶対言った。間違いなく言った!
「なんか、警察がどうとか……なあ、聞いてるか?」
それって、つまり朱虎は、あたしのこと――……。
胸の奥でぶわわわわわっ、と何かが思いっきり膨らんだ気がした。ふわふわするようなむずむずするような、とにかく居ても立ってもいられない。
「なあ。なあってば、おい、何ボーっとして……」
「ねえミカ! あっ、あのさ、あのさ!」
あたしはたまらずミカに飛びついた。
「うわっ、な、何だよ!?」
「あの……朱虎って、あたしのこと……す、好きだと思う?」
思い切って口にしてみたとたん、胸の奥で膨らんだものが一気に熱くなった気がした。
今にも弾けそうだ。
「はあ? 何をいきなり……つか俺に聞くなよ! 知るかよそんなの」
「えっ、だって今他に聞ける人いないんだもん! お願い、冷静な第三者の意見ちょうだい~!」
ミカの顔がものすごく複雑な表情になった。喜んでるような呆れたような悲しそうな、何とも言えない顔。
「俺だって第三者ってわけじゃねえんだけど……」
「え、何?」
「何でもねーよ!」
ミカはぶんぶんと首を振ると、息を吐いた。
「てか、今さら聞くかそれ。好きなんじゃねえの」
「あ、好きって言ってもアレだよ、家族愛的な奴じゃなくてさ……」
「だから、惚れてるかどうかってことだろ! 惚れてるよ間違いなく」
惚れてるよ間違いなく。
惚れてるよ、間違いなく。
ミカの言葉が私の中に反響して、パンッ! と頭の中に花が咲いたみたいな気分があたしを埋め尽くした。
そうなんだ。「惚れてる」し、「間違いない」のか!!
どうしよう。今すぐキャーッと叫んで走り回りたい。何だこれ。
「え、何で何で? どんなとこが間違いないって思った? ねえねえ、教えてお願い!」
「あーウゼーなもう! てか顔ニヤけすぎだろ」
「へっ」
あたしは緩む頬をなんとか引き締めた。ミカがじっとこっちを見ている。
「そんなに嬉しいんかよ」
「えっ、べ、別に!?」
「あんたってほんと嘘つけねえんだな……。てか、その顔見せたら一発で止まるだろこのケンカ」
「えええ!? 何それ、あたし今どんな顔してるの? 何で顔見せたら止まるの?」
「説明させんな! とにかく、あんたが気合い入れて止めろっつったら止まる、間違いない。頑張れ!」
バシバシと肩を叩かれて、あたしは瞬いた。全然意味が分からない。
「じゃ、俺はこれで。帰りはターミネーターいるから平気だろ」
「え、ちょっとミカ!」
「これ以上この場に居させんなよ。 ……あ、そうだ」
出て行こうとしたミカが足を止めてくるりと振り返った。
「ひとつ気になってんだった。あのさ、さっき獅子神さん変なこと言ってたよな」
「え? 変なことって」
「なんか、自分は警察のスパイだとか……それってマジなんかな? 結構ヤバいネタっぽくね」
あたしは硬直した。
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