57 / 111
53. 仁義とかちょうちょとか
しおりを挟む
もやがかかっていたような昨日の夜の記憶がはっきりしてくる。
「そうだ、あたし昨日、朱虎に言った……蓮司さんとは結婚するつもりはないって。そしたら、朱虎は『自分が何とかするから任せてくれ』って」
朱虎だ。
朱虎が、蓮司さんから結婚の断りが入ったっておじいちゃんに嘘を言ったんだ。
「蓮司さんからのメッセージには『不破さん経由で』って書いてあった。朱虎、多分おじいちゃんの名前で蓮司さんを呼び出して、話をつけるつもりなんだ……あたしの代わりに」
あたしに言った通り、ことを荒立てずに始末をつけようとしている。
「そうか、朱虎さんがな」
環はふむ、と頷いた。
「しかし、どうあれ君は兄の申し出を断るつもりなんだろう。ならば朱虎さんに任せておいても良いのではないか。彼なら丸く収めてくれるだろう」
「そうかもしれないけど……」
昨日の夜、蓮司さんは電話で『無事に戻れたら、プロポーズの返事を聞かせて欲しい』と言っていた。
警察なのに、潜入調査の最中なのに、真剣にあたしにプロポーズしてくれた。
「……ううん、ダメ!」
あたしは勢いよく首を振った。
「志麻」
「ダメだよ、やっぱり。あたし……うまく言えないけど、このことについては誰かに任せちゃダメだと思う。蓮司さんには、あたしからちゃんと言わないと。それがせめてもの仁義だし」
環は驚いたような顔になった。
「う……へ、変? かな。やっぱ綺麗ごと……」
「いや。……そうは思わない」
環はゆるりとかぶりを振ると、そのまま頭をふと倒して――あたしの額にこつん、と額を当ててきた。
サラサラの髪が頬に当たり、ふわりと良い匂いがする。
「たっ、環?」
「仁義か。君が口にすると重みがあるな」
耳元で囁かれて、どぎまぎしてしまう。
「そ、そ、そうかな? ていうかそれより、あの、これ、ちょっと近くない……?」
「駄目か?」
「いや、ダメじゃないけど! あの……えと」
いまだかつて女の子の友達に、こんなに迫られたことなんかない。あたしはひたすら固まった。
視界いっぱいに目を伏せた環の長いまつげが見える。こんな至近距離なのに肌がすべすべで、完璧な美少女だ。
思わず見とれていると、環が小さく笑った。
「ふふっ、志麻。君、いい匂いがする」
「は!? た、環だって……」
ヤバい、なんか変な気持ちになってきた。むずむずするって言うか、何とも言えないけど……!
「たっ、環! あああ、あの」
ぱっ、と環が体を離した。
「あんな男でも一応は兄だ。誠意を尽くした対応に感謝する。……志麻?」
「だ……だいじょぶ」
正直あんまり大丈夫じゃない。
美少女のハグ、やばい。なんか新しい世界に行きそうになった。まだちょっとふわふわしてるし……。
「と、とにかく朱虎に連絡取らないと。もう蓮司さんと会ってるのかな……」
手を伸ばした瞬間にテーブルに置いていたスマホが鳴り出して、あたしは飛び上がりかけた。
「うわびっくりした……って!」
ディスプレイに表示されているのは朱虎からの着信だった。
計ったようなタイミングだ。さっきあたしが着歴を残していたから、かけ直してきたんだろう。
「ナイスタイミング! 早くどこにいるか聞かないと……」
「志麻センパイ、ストップ!」
不意にずっと黙っていた風間くんが鋭い声を上げた。
「えっ? あっ」
思わず手を止めたすきに、横からスマホをかっさらわれる。
「ちょっと風間くん! スマホ返してよ!」
「や、チョイ待って。コレにはまだ出ねーで欲しい」
「え? 何言って……あ」
訳が分からないうちに、スマホは風間くんの手の中で静かになってしまった。
「もう、電話取れなかったじゃない! すぐかけ直さないと」
「待てって。今、準備すっから」
「準備?」
風間くんは自分のスマホを取り出すと、素早く画面をタップした。あたしのスマホの方からメッセージの着信音が鳴る。
「今、オレが志麻センパイに送ったメッセージ、そのまま朱虎サンに転送して」
「へ?」
スマホを差し出されて、訳が分からないままあたしはメッセージ画面を開いた。風間くんからは妙にファンシーなマスコットキャラクターの画像が送られてきている。
「何これ……ちょうちょ? これを朱虎に転送するの?」
「そーそー。ヨロ」
あたしは首を傾げながらも言われた通りに画像を朱虎に転送した。すぐに既読が付き、再び電話が鳴り始める。
「既読ついた?」
「ついたけど……出ていいの、これ?」
風間くんは自分のスマホ画面をじっと眺めたまま、指で「OK」マークを作った。
一体何なんだ。
問い詰めたかったけどコールの方が気になったので、とりあえずスマホを耳に当てる。
「もしもし、朱虎?」
『ああ、お嬢ですか。すみません、先ほどは電話に出られなくて』
朱虎の声の後ろでエンジン音がした。どうやら車に乗っているらしい。
『補習は終わったんですか。今日は立て込んでいて迎えに行けなさそうなのですが、一人で帰れますか』
「それはいいけど、あの……えっと」
『どうしました?』
「さっき、蓮司さんからメッセージが来てたの。おじいちゃんに呼び出されたって」
朱虎が黙った。
「でも、おじいちゃんは呼び出してなんかないって。それどころか、蓮司さんの方から結婚を断ってきたって」
朱虎は何も言わない。車が走る音だけが聞こえてくる。
「朱虎だよね? あたしが昨日、蓮司さんからのプロポーズどう断るか悩んでるって言ったから、あちこち手を回してるんでしょ」
はあ、と息を吐いた音がした。
『そうですよ。この話は自分が片付けておきますから、ご心配なく』
「そういうわけにはいかないよ! 昨日は……あの、ぼーっとしてたけど、蓮司さんのことはあたしが直接ちゃんと返事しなきゃだめでしょ」
『そんなことはありません。お嬢の気持ちは決まってるんですから、自分が獅子神さんにきちんとお伝えしたら義理は通せます』
「義理とかじゃなくて……あたしがそうしたいの。蓮司さんはあたしのこと、初めてちゃんと……す、好きだって言って、プロポーズしてくれた人だもん」
『今黒さんからもプロポーズされてませんでしたか』
「あんなのノーカウントに決まってるでしょ!」
思い出したくもない。あたしはぶんぶんと首を振った。
「そんなことより朱虎、今から蓮司さんに会いに行くんでしょ? あたしも行くから」
『それは出来ません』
朱虎は素っ気なく言った。
『彼は今、マフィアから追われている身です。いつ襲われるか分からないのにお嬢をお連れできるわけないでしょう』
「でも」
『余計なこと考えてないでちゃんと帰るように。寄り道しちゃ駄目ですよ、いいですね。じゃ――』
「待って!」
電話を切られそうな気配がして、あたしは咄嗟に叫んだ。
「朱虎、ほんとは全部知ってるんでしょ!?」
「そうだ、あたし昨日、朱虎に言った……蓮司さんとは結婚するつもりはないって。そしたら、朱虎は『自分が何とかするから任せてくれ』って」
朱虎だ。
朱虎が、蓮司さんから結婚の断りが入ったっておじいちゃんに嘘を言ったんだ。
「蓮司さんからのメッセージには『不破さん経由で』って書いてあった。朱虎、多分おじいちゃんの名前で蓮司さんを呼び出して、話をつけるつもりなんだ……あたしの代わりに」
あたしに言った通り、ことを荒立てずに始末をつけようとしている。
「そうか、朱虎さんがな」
環はふむ、と頷いた。
「しかし、どうあれ君は兄の申し出を断るつもりなんだろう。ならば朱虎さんに任せておいても良いのではないか。彼なら丸く収めてくれるだろう」
「そうかもしれないけど……」
昨日の夜、蓮司さんは電話で『無事に戻れたら、プロポーズの返事を聞かせて欲しい』と言っていた。
警察なのに、潜入調査の最中なのに、真剣にあたしにプロポーズしてくれた。
「……ううん、ダメ!」
あたしは勢いよく首を振った。
「志麻」
「ダメだよ、やっぱり。あたし……うまく言えないけど、このことについては誰かに任せちゃダメだと思う。蓮司さんには、あたしからちゃんと言わないと。それがせめてもの仁義だし」
環は驚いたような顔になった。
「う……へ、変? かな。やっぱ綺麗ごと……」
「いや。……そうは思わない」
環はゆるりとかぶりを振ると、そのまま頭をふと倒して――あたしの額にこつん、と額を当ててきた。
サラサラの髪が頬に当たり、ふわりと良い匂いがする。
「たっ、環?」
「仁義か。君が口にすると重みがあるな」
耳元で囁かれて、どぎまぎしてしまう。
「そ、そ、そうかな? ていうかそれより、あの、これ、ちょっと近くない……?」
「駄目か?」
「いや、ダメじゃないけど! あの……えと」
いまだかつて女の子の友達に、こんなに迫られたことなんかない。あたしはひたすら固まった。
視界いっぱいに目を伏せた環の長いまつげが見える。こんな至近距離なのに肌がすべすべで、完璧な美少女だ。
思わず見とれていると、環が小さく笑った。
「ふふっ、志麻。君、いい匂いがする」
「は!? た、環だって……」
ヤバい、なんか変な気持ちになってきた。むずむずするって言うか、何とも言えないけど……!
「たっ、環! あああ、あの」
ぱっ、と環が体を離した。
「あんな男でも一応は兄だ。誠意を尽くした対応に感謝する。……志麻?」
「だ……だいじょぶ」
正直あんまり大丈夫じゃない。
美少女のハグ、やばい。なんか新しい世界に行きそうになった。まだちょっとふわふわしてるし……。
「と、とにかく朱虎に連絡取らないと。もう蓮司さんと会ってるのかな……」
手を伸ばした瞬間にテーブルに置いていたスマホが鳴り出して、あたしは飛び上がりかけた。
「うわびっくりした……って!」
ディスプレイに表示されているのは朱虎からの着信だった。
計ったようなタイミングだ。さっきあたしが着歴を残していたから、かけ直してきたんだろう。
「ナイスタイミング! 早くどこにいるか聞かないと……」
「志麻センパイ、ストップ!」
不意にずっと黙っていた風間くんが鋭い声を上げた。
「えっ? あっ」
思わず手を止めたすきに、横からスマホをかっさらわれる。
「ちょっと風間くん! スマホ返してよ!」
「や、チョイ待って。コレにはまだ出ねーで欲しい」
「え? 何言って……あ」
訳が分からないうちに、スマホは風間くんの手の中で静かになってしまった。
「もう、電話取れなかったじゃない! すぐかけ直さないと」
「待てって。今、準備すっから」
「準備?」
風間くんは自分のスマホを取り出すと、素早く画面をタップした。あたしのスマホの方からメッセージの着信音が鳴る。
「今、オレが志麻センパイに送ったメッセージ、そのまま朱虎サンに転送して」
「へ?」
スマホを差し出されて、訳が分からないままあたしはメッセージ画面を開いた。風間くんからは妙にファンシーなマスコットキャラクターの画像が送られてきている。
「何これ……ちょうちょ? これを朱虎に転送するの?」
「そーそー。ヨロ」
あたしは首を傾げながらも言われた通りに画像を朱虎に転送した。すぐに既読が付き、再び電話が鳴り始める。
「既読ついた?」
「ついたけど……出ていいの、これ?」
風間くんは自分のスマホ画面をじっと眺めたまま、指で「OK」マークを作った。
一体何なんだ。
問い詰めたかったけどコールの方が気になったので、とりあえずスマホを耳に当てる。
「もしもし、朱虎?」
『ああ、お嬢ですか。すみません、先ほどは電話に出られなくて』
朱虎の声の後ろでエンジン音がした。どうやら車に乗っているらしい。
『補習は終わったんですか。今日は立て込んでいて迎えに行けなさそうなのですが、一人で帰れますか』
「それはいいけど、あの……えっと」
『どうしました?』
「さっき、蓮司さんからメッセージが来てたの。おじいちゃんに呼び出されたって」
朱虎が黙った。
「でも、おじいちゃんは呼び出してなんかないって。それどころか、蓮司さんの方から結婚を断ってきたって」
朱虎は何も言わない。車が走る音だけが聞こえてくる。
「朱虎だよね? あたしが昨日、蓮司さんからのプロポーズどう断るか悩んでるって言ったから、あちこち手を回してるんでしょ」
はあ、と息を吐いた音がした。
『そうですよ。この話は自分が片付けておきますから、ご心配なく』
「そういうわけにはいかないよ! 昨日は……あの、ぼーっとしてたけど、蓮司さんのことはあたしが直接ちゃんと返事しなきゃだめでしょ」
『そんなことはありません。お嬢の気持ちは決まってるんですから、自分が獅子神さんにきちんとお伝えしたら義理は通せます』
「義理とかじゃなくて……あたしがそうしたいの。蓮司さんはあたしのこと、初めてちゃんと……す、好きだって言って、プロポーズしてくれた人だもん」
『今黒さんからもプロポーズされてませんでしたか』
「あんなのノーカウントに決まってるでしょ!」
思い出したくもない。あたしはぶんぶんと首を振った。
「そんなことより朱虎、今から蓮司さんに会いに行くんでしょ? あたしも行くから」
『それは出来ません』
朱虎は素っ気なく言った。
『彼は今、マフィアから追われている身です。いつ襲われるか分からないのにお嬢をお連れできるわけないでしょう』
「でも」
『余計なこと考えてないでちゃんと帰るように。寄り道しちゃ駄目ですよ、いいですね。じゃ――』
「待って!」
電話を切られそうな気配がして、あたしは咄嗟に叫んだ。
「朱虎、ほんとは全部知ってるんでしょ!?」
0
お気に入りに追加
187
あなたにおすすめの小説
27歳女子が婚活してみたけど何か質問ある?
藍沢咲良
恋愛
一色唯(Ishiki Yui )、最近ちょっと苛々しがちの27歳。
結婚適齢期だなんて言葉、誰が作った?彼氏がいなきゃ寂しい女確定なの?
もう、みんな、うるさい!
私は私。好きに生きさせてよね。
この世のしがらみというものは、20代後半女子であっても放っておいてはくれないものだ。
彼氏なんていなくても。結婚なんてしてなくても。楽しければいいじゃない。仕事が楽しくて趣味も充実してればそれで私の人生は満足だった。
私の人生に彩りをくれる、その人。
その人に、私はどうやら巡り合わないといけないらしい。
⭐︎素敵な表紙は仲良しの漫画家さんに描いて頂きました。著作権保護の為、無断転載はご遠慮ください。
⭐︎この作品はエブリスタでも投稿しています。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
ヤクザの若頭は、年の離れた婚約者が可愛くて仕方がない
絹乃
恋愛
ヤクザの若頭の花隈(はなくま)には、婚約者がいる。十七歳下の少女で組長の一人娘である月葉(つきは)だ。保護者代わりの花隈は月葉のことをとても可愛がっているが、もちろん恋ではない。強面ヤクザと年の離れたお嬢さまの、恋に発展する前の、もどかしくドキドキするお話。
ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~
菱沼あゆ
恋愛
念願のランプのショップを開いた鞠宮あかり。
だが、開店早々、植え込みに猫とおばあさんを避けた車が突っ込んでくる。
車に乗っていたイケメン、木南青葉はインテリアや雑貨などを輸入している会社の社長で、あかりの店に出入りするようになるが。
あかりには実は、年の離れた弟ということになっている息子がいて――。
【完結】一夜の関係を結んだ相手の正体はスパダリヤクザでした~甘い執着で離してくれません!~
中山紡希
恋愛
ある出来事をキッカケに出会った容姿端麗な男の魅力に抗えず、一夜の関係を結んだ萌音。
翌朝目を覚ますと「俺の嫁になれ」と言い寄られる。
けれど、その上半身には昨晩は気付かなかった刺青が彫られていて……。
「久我組の若頭だ」
一夜の関係を結んだ相手は……ヤクザでした。
※R18
※性的描写ありますのでご注意ください
助けてください!エリート年下上司が、地味な私への溺愛を隠してくれません
和泉杏咲
恋愛
両片思いの2人。「年下上司なんてありえない!」 「できない年上部下なんてまっぴらだ」そんな2人は、どうやって結ばれる?
「年下上司なんてありえない!」
「こっちこそ、できない年上の部下なんてまっぴらだ」
思えば、私とあいつは初対面から相性最悪だった!
人材業界へと転職した高井綾香。
そこで彼女を待ち受けていたのは、エリート街道まっしぐらの上司、加藤涼介からの厳しい言葉の数々。
綾香は年下の涼介に対し、常に反発を繰り返していた。
ところが、ある時自分のミスを助けてくれた涼介が気になるように……?
「あの……私なんで、壁ドンされてるんですか?」
「ほら、やってみなよ、体で俺を誘惑するんだよね?」
「はあ!?誘惑!?」
「取引先を陥落させた技、僕にやってみなよ」
お見合い結婚しました―しばらくはセックスレスという約束で!
登夢
恋愛
お見合い結婚した面食い男子と訳あり女子の大人のラブストーリーです。どのようなきっかけで人は結婚をきめているのでしょうか? 運命の人と思ったから? 理想の人と思ったから? 家事をしてもらえるから? 老後の心配から? ひとりで寂しいから? Hができるから? 帰省の新幹線で隣の席に座っていたすごい美人がお見合いの相手で、気持ちが通い合うまではセックスレス! が彼女の結婚の条件だったらどうしますか? 努力次第と割り切った主人公がヒロインのかたくなな心を開かせようと知恵を絞った半年にわたる結婚生活? のお話です。話の展開はゆっくりですが、お見合いしようとする人にはお役に立つかもしれません!
狂うほどに愛したい ~野球部補欠のオレでも超可愛い巨乳美少女マネージャーと熱い恋をしたい~ (健全版)
湯島二雨
恋愛
【注意! この作品にはレイプなど残酷な描写が含まれております!
ヒロインは処女ではありません。穢された女の子を救う物語です。】
野球部補欠のピッチャー、滝川竜。
後輩で巨乳美少女マネージャーの桐生美希に一目惚れする。
チキンな竜は美希に片想いを続けるだけで話すことすらできず、全く距離を縮めることができない。
野球で結果を残せば美希に認めてもらえるかもしれないが、残念ながら竜は球速には自信があるものの超ノーコンでなかなか試合で活躍することもできない。
男としても野球選手としてもしょぼい竜はそんな自分を変えたくて、美希と釣り合う男になりたくて、最強のピッチャーになることを目標にひたむきに練習を頑張っていた。
そんな時、彼女から試合で一番活躍した人にご褒美をあげると言われた。
それを聞いた竜はやる気が漲る。絶対に活躍すると誓った。
※モバスぺで掲載していた作品をリメイクしました。内容は大体同じです。
作者名違いますが同一人物です。
※暴力描写を含みます。★マークがついている章は残虐描写を含みます。
※表紙はAIで作成したヒロインの桐生美希です。
※一度削除されたので健全版にして再投稿です。
※ノクターンノベルズにてR18版も公開しております。
※カクヨムでも同じ作品を公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる