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魔法使い、新しいパーティを組む。

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 ……いやあ、醜態をさらした。

 さんざん騒ぎまくったあげく、ノーラを相手に絡み酒とか、恥ずかしいにもほどがある。思い返すだけで思わず転げまわりたくなる。

「このメンバーともお別れかあ……」

 やっぱり、さみしい。

 ベッティル、いい奴だったな。
 無神経なのはアレだけど、なかなかのイケメンくんであった。ここでお別れはちょっと残念。またご縁があるかな。

 もっと残念なのはアヴェーネだ。スマートでかっこよくて、でもうぶで素直で、開発しがいがあったのに。

 みごと、かっさらわれましたよ。

 相手は同じエルフの女性の冒険者。若くて美人でスレンダーで、もとよりわたしなんかじゃ勝負にならない相手だった。む、胸はいい勝負かな、うん。

 だけど、お互いを気づかうように寄り添っているふたりを見ていると、あまりにはまりすぎていて何も言えなかった。美男美女の取り合わせ、絵になるってこういうことよね、と思わず納得してしまう。

 ま、仕方がない。
 わたしはここに冒険をしに来ているのだ。将来の伴侶を探しに来ているわけじゃない。

「よし、仕切り直しだっ! 次こそ頑張るぞ!」

 新しいパーティメンバーを探しに、わたしはギルドに向かった。

 メンバー募集の情報をあさってみる。

「ふんふん……メンバー募集。魔術が使えて回復も出来る、前衛もできる魔剣士望む。伝説の聖剣使いならなおよし……って、どこのゲーム世界よ。そんなのいたら誰も苦労しないわ」

 なんというか、駆け出しが多いF級だけあって、こういう夢物語みたいなこと言うの、いるのよねえ。だいたい自分の職業はなに? 相手にも選ぶ権利ってもんがあるのよ。

「しょうがない。しばらくは採集活動にいそしんで……」
「ちょっと、きみ」

 とんがり帽子を押さえてため息をついていると、いきなり声をかけられた。

「はい? わたしのこと?」
「ああ、そうだ」

 振り返ると、少年が立っていた。
 少年、と言ったら失礼かな。でもベッティルたちよりはひとつふたつ年下かしら。

 だけど注意をひいたのはそこではなかった。
 とてもいい身なりをしている。
 冒険者らしくプレートアーマーの鎧を身につけているけれど、とても高価そうだ。

(貴族のお坊ちゃまかしら?)

 みれば後ろに従者も控えている。けっこうな身分のようだ。

「きみ、魔術師だな。ぼくのパーティに加入したまえ」

 命令し慣れている。やっぱりお貴族さまだ。

「はあ……どちらさまで?」
「申し遅れた。ぼくはアルベルフト・フーデルミラン。フーデルミラン伯爵家の嫡男だ」
「さようでございますか。その伯爵さまが、こんな荒くれ者が集う冒険者ギルドなぞに何か御用で?」
「言っただろう。ぼくのパーティに加入したまえ。なに、ぼくも同じ冒険者だ。遠慮はいらない」

 そう言って彼は真鍮の認識タグを掲げた。
 なるほど。やっぱり。

 冒険者の中に、たまに貴族の子弟が入って来ることがある。冒険譚に憧れてくるのだろう。まああれの九割九分は嘘八百の娯楽大作だったりするんだけど。
 中には血の気の多いお貴族さまがいて、人生経験を積ませるためなどと言って自分の子供を現場に送り出してくるのもいる。
 
 いきさつはともかく、大抵は、くさい、きたない、血なまぐさい現場を見て嫌になって去って行くのだけど、それまでの間はギルドも現場も気を遣いまくる。なにしろお貴族さまだ。その大事な子弟を傷ものになどしたら大変なことになる。下手すりゃギルドごと潰されかねない。

 なのでそう言う場合、パーティという名目の適当な護衛をつけて、そこそこの現場を見せてお引き取りいただくのが通例なんだけど……はて、なんでわたしなんかに声をかけたのか。わたし、お貴族さまのお守りなんてごめんだよ。

「ああ、ほかのメンバーは揃っているんだ。あと魔術師が足りない」
「そうですか。でもわたし、まだ駆け出しで、フーデルミランさまのパーティなどとてもとても……」
「アルベルフトでいいよ。なに、遠慮しなくていい。同じF級じゃないか」

 うーん。わたしの何が気に入ったんだか。

 その場は適当に言い逃れて席を外し、わたしはノーラを探した。

「ちょっとノーラ。あれなに?」
「お貴族さま? いやあ……」

 ノーラがちょっと困ったような顔をする。

「なんか、ガチでクエストやりたいみたいよ。冒険者登録していたのは知ってたんだけど、こっちも知らないうちにメンバー揃えちゃったのよ」
「まじか。でもなんでわたしに?」
「あんたに声かけたのは……ふわふわしてるのが相性よかったとか?」

 意味わかんねえ。

「やあ、ここにいたのか。魔法使いニーナ」

 えっ? と驚いて振り返る。
 さっきの貴族のお坊ちゃん、アルベルフトがそこにいた。ていうか、なんでわたしの名前を知ってるの?

「しょうがないな。理由を明かそうか。きみの噂は聞いているよ。F級なのに大した腕だとか。ぜひぼくを助けてくれないか?」

 後ろで、ノーラが手を合わせているのがわかる。まずい。退路を断たれた。

 今回は貴族の御曹司の接待役かあ。
 大丈夫かな、わたし……。


 ◇


 即日メンバーに引き合わされた。
 剣士のギリアテ。
 重戦士のウルリク。
 回復師のミラ。
 あと、名前も知らない御曹司の従者さん。

「さあ! これで戦力はそろった! クエストに出かけよう!!」

 一同、神妙な顔をして頭を下げる。いや、どうにもやりにくい。
 どうしよ、これ?

 最初のクエストは、迷った。
 定番はゴブリン退治だろうけど、いきなり血なまぐさい現場をみせるのも忍びない。まあそれで現実を知ってもらってお引き取り願うという手もあるけど。
 結局、スライム退治にした。
 それを持って行った時、明らかに御曹司は不満そうだった。

「スライムか? ぼくの剣はそんなものを退治するためにあつらえたのではないぞ」
「まあそうおっしゃらず。スライムと言えどばかになりませんよ? 何ごとも経験です」
「そういうものか?」
「そういうものです」

 アルベルフトはまだ不満そうだったが、しぶしぶ出かける準備をする。
 今回の狩場は街道のすぐ近く、街にもほど近い。無理すれば日帰りもできるけど、せっかくだから一泊することにする。野営のひもじさを味わえば、御曹司も少しは懲りるかも知れない。

 スライム退治自体は難しくない。ぶっちゃけ、武器がなくても何とかなる。
 それでも群れると面倒なことになったりする。何が面倒かというと、うざい。
 なので、その地方の代官が賞金を出してクエストを依頼したりする。まあどぶさらいみたいなもの。一種の公共事業だ。

 だけど危険はほとんどない。わたしはピクニック気分で後ろを歩いていた。もちろん御曹司がドラゴン退治くらいの気分なのは想像にかたくない。

 前を行く御曹司は従者に引かせた馬にまたがっている。わたしは少し感心した。ちゃんと馬に乗れるだけ大したものだ。でもそうすると、馬の食糧も必要だよね? 従者さん、飼い葉なんか用意してるのかしら?

 道々、ほかのメンバーと話をした。特に同じ女性である回復師のミラとはすぐに仲良くなった。
 回復師らしい法衣に魔術師の杖。杖の先にはいくつかの輪が束ねられていて、杖が触れるとシヤランといい音がする。

 ピンクの髪をツインテールにして、だぶだぶの法衣に身を包んだミラは可愛らしかった。顔は可愛らしいのに……なんて凶悪なボディなのかしら。

「ミ、ミラちゃん、ずいぶん育ってるわねー。いつもなに食べてるの?」

 わたしの表情が引きつっていたのは気のせいだ。そういうことにしておいて。

「べ、べつに普通ですよ。強いていえば家系でしょうか」

 血筋かあ。うちはみんな貧乳だからなあ。
 大きく弾む胸を、うらやましげに眺める。

 ミラはもともとフーデルミラン家の侍女だという。侍女なのにご主人さまの命令で、こんなことまでするの?

「でもあたし、一度冒険者になってみたかったんです。楽な仕事じゃないってわかってますけど」
「そんなに冒険者っていいかなあ」
「ニーナさんだって冒険者じゃないですか」
「わたしは冒険者になりたかったんじゃない。魔法使いになりたかったの」

 ミラはちょっと戸惑って、それから笑った。

「やっぱりこだわりがあるんですね。なら、あたしと同じです」
「ふーん、そういうもんかな」

 でも人にはそれぞれの思いがあるもの。それは前を行く御曹司にも、ほかのメンバーにもあるに違いない。それを否定するのは失礼だ。

 午後遅く、現場についた。
 街道にスライムがたかっている。数十匹ってところか。
 とりあえず迂回はできるし、馬車ならそのまま突っ切っても通行可能。でもうざいことには変わりない。

「じゃ、まずは端に寄せましょうか」

 わたしは空間を開いて、収納場所から壷を取り出し、街道から少し離れた空き地にぶちまけた。

「うわっ!」
「なんか……すごいにおい……」

 うん。これは正直、わたしもやだ。
 スライム寄せの撒き餌なので、においがきつい。だがそれを嗅ぎつけて、スライムが一斉に寄って来る。

 これで街道は空いた。

「で、これを範囲魔術で焼き払うのですな」
「んー、普通はそうなんだけど、わたしそういうの出来ないし」
「えっ? 何ですと?」

 話しかけてきた従者さんが驚く。

「きみは魔術師なのでは?」
「魔法使いだけど?」

 首をひねる従者さんはおいといて。

「それに、わたしがひとりで片づけちゃったら、みんなの経験値にならないでしょ。せっかくパーティで来たんだから、みんなで分担して退治しましょう」
「えー」
「スライムかよー」

 渋い顔のギリアテとウルリクからブーイングがあがる。

「ほらそこのふたり、文句言わない! 地道な積み重ねが明日の栄光につながるんだよ。きみたちも一流の冒険者になりたいんでしょ?」
「ああ」
「まあ、そうだけど……」
「なら我慢して、やる! この世に無駄な仕事なんてないのよ」

 ふたりはしぶしぶといった態で、スライム退治を開始した。
 逆に目を輝かせているのはミラだ。

「こ、これならあたしでもできるかも……」
「うん、やってみて。微々たるもんだけど、ちゃんと経験値はゲットできるわよ」

 こうしてミラもスライム退治に加わった。

「やった! あたし、初めて魔物を倒しましたあ!」
「うんうん、よかったね」

 満面の笑みにわたしまで嬉しくなる。こんなに素直に喜んでくれると、何でもやってあげたくなってしまう。ミラ、おそろしい娘。

「えいっ!」
「意外とうまくいかないな。たかがスライムなのに」

 ふたりの戦士、ギリアテとウルリクもいつの間にか熱中していた。戦闘とも呼べない、単純な作業だけど、なかなか奥が深いのよ、これは。

「きちんと核を突かないと仕留められないわよ。狙いをつけるいい練習になるわ。雑にやらず、丁寧にね」

 ふと横を見ると、御曹司アルベルフトがじっとそれを見つめている。

「えーと、アルベルフト……さま?」

 従者さんが怖い目をしたのでいちおう敬称を付け足したけど、それはどうでもいい。

「どうかしました?」
「こんな……」
「ん?」
「こんなものを倒すために、ぼくの聖剣はあるんじゃなあいっ!」
「あー……」

 わたしは苦笑した。

「スライムごときに業物を使うのはさすがにもったいないわね。じゃ、この棒で……」
「ふざけるなあっ!」

 またしてもアルベルフトが逆上する。

「ぼくにこんな棒っきれで戦えというのか!?」
「棒とは言うけど、これこそが剣技の入口にして神髄よ」

 アルベルフトの剣幕にちょっと辟易しながら、わたしは説明する。

「たかが棒切れの素振りでも、剣の腕はかなり上がるわ。まして実際の標的があるならなおのこと、実戦と変わらないわよ。まあこれは知り合いの剣士の受け売りだけどね」

 わたしの言ったことは真実ではあるのだが、プライドの高いお貴族さまはそれでは満足できなかったらしい。

「ふん!」と言ってその場から下がってしまった。

「あららら」
「ちょっと、きみ!」

 脇から擦り寄ってきたのは従者さんである。

「アルベルフトさまに対し、何という物言いかね? 言葉に気をつけたまえ」

 そうは言われても。
 ここで頭を下げるのはかまわないんだけど、それで調子に乗られても困る。
 わたしたちが相手にしているのは魔物なのだ。言葉も通じず、獣より獰猛で容赦がない。
 そんな生き物に貴族だ金持ちだと言ったところで手加減してくれるはずもない。先日のゴブリンの大群みたいなのに遭遇したら、命にかかわる。

 どうしたもんかな? これ?


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