15 / 46
第二章 元女子高生、異世界でどんどん成り上がる
15:国王推薦の化け物ミュージシャン、現る
しおりを挟む
「うわぁ……まさに貴族の家っていう感じ……!」
今日は新築祝いに、パーティーを開催する。
国王の治療費としてもらった金貨百枚とはまた別に、国王のポケットマネーで家を建てかえてもらったのだ。
もともとは前にプレノート家が住んでいたところに建て直そうということだったが、私のお願いで場所はここのままになった。
せっかくここの地区の人と仲良くなったばかりで、離れたくなかったのだ。
「お姉ちゃん、どう?」
おめかしをしたリリーが、ちょこちょこと走ってきた。
フリフリのレースがふんだんにあしらわれたドレスで、えり元には赤いリボンが結ばれていた。
赤髪はサラサラにとかされ、白いリボンでツインテールに結ってある。リリー全体に『かわいい』が詰めこまれていた。
「リリー、めっちゃかわいい! 私はどう?」
「お姉ちゃんもかわいいし、かっこいい!」
最近はスーツばかり着て、パンツスタイルに慣れていたので、かしこまった服装でスカートをはくのは久しぶりである。
ていうか、結構露出多めな気が……。
肩・胸元・袖の部分がレース生地なのだ。推定Fカップの豊かな胸が明らかに強調されている。
「姉ちゃん、際どい格好してるねー! セクシー!」
かしこまった場に一番似合わなさそうな男がいた。運び屋筋肉マッチョのルークである。
「ちょっと、それセクハラですよ」
「へ? セク……ハラ?」
「あっ」
そうだった。今世ではそういうものはないんだった。
「そういうことを言われて嫌な思いをする人もいるので、気をつけてくださいね」
「お、おう」
最近三食をおなかいっぱい、栄養満点で食べられるようになってから、ベルの肌ツヤがよくなった。そのおかげか、久しぶりの(久しぶりであろう)ドレスがしっくりきている。
「もう私も老いてしまったからドレスは着られないと思ったけれど、思いの外大丈夫だったねぇ。もう少し貧相な見た目になると思ったわ」
「とてもお似合いですよ」
今日からプレノート邸に使用人として雇われた、ベルと話しているこの女性。
すでに打ち解けてる感じがするけど、ベルが平民になる前から使用人やってたのかな?
「当主様、はじめまして。ジェンナと申します。以後お見知りおきを」
私のところに来ると、メイド服のすそをつまんでお辞儀をする。
当主様とか言われると、なんかムズムズする……。
「私のことはどうぞ名前で呼んでください」
どんな立場になろうと、相手から了承を得ない限りは敬語を使っていくつもりだ。
ベルの長い人生で仲良くなった人たちを数十人招待して、初めてのパーティーは成功をおさめた。
ああ、めっちゃ緊張したぁ……。
コンコンコン
ノックの音に目が覚めると、寝室にジェンナが入ってきた。前世はスマホの目覚ましで、今は陽の光で起きているので、誰かに起こしてもらうなど、嫌な予感しかしない。
「グローリア様、おはようございます」
「えっ、寝坊した!?」
「大丈夫ですよ、モーニングコールです」
なんだぁ……そっか、貴族って起こしてくれる人がいるんだ。ビビった……。
「もうすぐ朝食の準備が整いますので、着替えてお待ちください」
そう言って出ていくジェンナ。
歳としてはたぶん三十代くらいだと思うけど……って、前世の親の年齢とそう変わらなくない?
まぁ、今まで私とベルとリリーで分担してきた家事をやってくれるのはすごい助かるし、足なんて向けて寝られないよ!
今日は宮廷音楽家としての初仕事。他の宮廷音楽家の人たちと顔合わせをする。
二日連続で緊張するイベント続きだが、頑張るしかない。
冷水で顔を洗い両頬を叩いて、寝ぼけた頭を起こした。
私は王城の『王の広間』の外で待機していた。この中には宮廷音楽家の全員が集められている。
「これから、新しく宮廷音楽家として招く人を紹介する」
中から国王の通る声が聞こえると、『王の広間』の扉が開いた。
唾を飲みこんで、王に手招きされながら広間へと入っていく。
「男……いや、女か」
「何あの髪の色?」
「だいぶ若いね」
コソコソ話してるつもりだろうけど、聞こえてますよー。
背負っていたサックスのケースを静かに下ろした。
「先日、私の病を治してくれた、グローリア・プレノートだ」
「はじめまして。グローリアです」
前世からの癖でおじぎをしてしまうが、それどころの話ではない。
「こ、この人が!」
「楽器を吹いて病気やケガを治す、あの人か!」
見た目が男なのか女なのか区別がつかないとか、ピンクの髪色とか、それよりもこの人こそが国王の命の恩人なのだと……!
「おとといまで、噴水広場で毎日サックスを演奏していました。これからみなさんとお仕事できるのが楽しみです。よろしくお願いいたします」
またも癖で深くおじぎをすると、ワッと拍手が起こった。
「ちょっと、サックスって何? 今ここでやってみてよ」
一番前の列にいる女の人が、いきなり無茶ぶりをふっかけてきたのだ。
「分かりました。それではごあいさつの代わりに」
ストリートミュージシャンとして演奏していたから、こういう無茶ぶりはお決まり展開! よく言われたし。
サックスを組み立てると、私は少し緊張ぎみに『先輩』たちに向かって言った。
「それではお聞きください。人気でよくリクエストされる『まどろみのむこうに』を演奏します」
あのプレノート家が貴族に戻り、しかも宮廷音楽家の一人に選ばれたと聞いて、他の貴族には衝撃が走った。
数年前に、当時は宮廷音楽家だったプレノート家の音痴当主が解雇され、貴族の地位を剥奪されたというのに。こんなに早く戻ってくるとは。
全ては国王の大病を治したという、プレノート家の娘であった。
「でも、プレノート家の娘さんってまだちっちゃかったわよね?」
「そうよ、七歳か八歳くらいよね」
まさか、転生して家の前に倒れていた、サックスのケースを背負う少女だとは想像できないだろう。
国王に「気に入った」と言わせたその人が、今、目の前にいる。
見たこともない楽器がお目見えし、グローリアという少女はそれを奏で始めた。
澄みきったきれいな音が響いたかと思うと、少し雑音を混ぜて甘い音も出していた。微妙に変わる音色が曲名の『まどろみ』とマッチしている。
「……ただ者じゃないわね」
演奏開始数秒で、無茶ぶりをしかけた女の人が腕を組んでうなずいた。
「これがうわさのサックスの音色か」
「宮廷音楽家でも、ここまで引きこまれる演奏はなかなかできない」
その場にいた国王も含めた全員が、ピンク髪のグローリアの演奏のとりこになっていた。
相手がプロだろうと、いつもの平常心で。今日から私もプロなんだから。
そう思いながら、私は一曲吹ききった。
「「「ブラボーーーー!!」」」
みんなが一斉にスタンディングオベーションをし、割れんばかりの拍手が巻き起こった。
「すごい!」
「天才が生まれたな!」
「文句なし!」
「ぜひとも一緒に演奏しよう!」
しばらく拍手が鳴り止まず、国王が手を叩いて止めることとなる。
その後、トランペットを吹く人から即興バトルをしかけられ、私はまたも浴びるほどの賞賛を受けることになった。
「ただ前世の部活で、青春かけて練習しただけなのになぁ」
当たり前のことをしただけなのに、と困惑するしかなかった。
今日は新築祝いに、パーティーを開催する。
国王の治療費としてもらった金貨百枚とはまた別に、国王のポケットマネーで家を建てかえてもらったのだ。
もともとは前にプレノート家が住んでいたところに建て直そうということだったが、私のお願いで場所はここのままになった。
せっかくここの地区の人と仲良くなったばかりで、離れたくなかったのだ。
「お姉ちゃん、どう?」
おめかしをしたリリーが、ちょこちょこと走ってきた。
フリフリのレースがふんだんにあしらわれたドレスで、えり元には赤いリボンが結ばれていた。
赤髪はサラサラにとかされ、白いリボンでツインテールに結ってある。リリー全体に『かわいい』が詰めこまれていた。
「リリー、めっちゃかわいい! 私はどう?」
「お姉ちゃんもかわいいし、かっこいい!」
最近はスーツばかり着て、パンツスタイルに慣れていたので、かしこまった服装でスカートをはくのは久しぶりである。
ていうか、結構露出多めな気が……。
肩・胸元・袖の部分がレース生地なのだ。推定Fカップの豊かな胸が明らかに強調されている。
「姉ちゃん、際どい格好してるねー! セクシー!」
かしこまった場に一番似合わなさそうな男がいた。運び屋筋肉マッチョのルークである。
「ちょっと、それセクハラですよ」
「へ? セク……ハラ?」
「あっ」
そうだった。今世ではそういうものはないんだった。
「そういうことを言われて嫌な思いをする人もいるので、気をつけてくださいね」
「お、おう」
最近三食をおなかいっぱい、栄養満点で食べられるようになってから、ベルの肌ツヤがよくなった。そのおかげか、久しぶりの(久しぶりであろう)ドレスがしっくりきている。
「もう私も老いてしまったからドレスは着られないと思ったけれど、思いの外大丈夫だったねぇ。もう少し貧相な見た目になると思ったわ」
「とてもお似合いですよ」
今日からプレノート邸に使用人として雇われた、ベルと話しているこの女性。
すでに打ち解けてる感じがするけど、ベルが平民になる前から使用人やってたのかな?
「当主様、はじめまして。ジェンナと申します。以後お見知りおきを」
私のところに来ると、メイド服のすそをつまんでお辞儀をする。
当主様とか言われると、なんかムズムズする……。
「私のことはどうぞ名前で呼んでください」
どんな立場になろうと、相手から了承を得ない限りは敬語を使っていくつもりだ。
ベルの長い人生で仲良くなった人たちを数十人招待して、初めてのパーティーは成功をおさめた。
ああ、めっちゃ緊張したぁ……。
コンコンコン
ノックの音に目が覚めると、寝室にジェンナが入ってきた。前世はスマホの目覚ましで、今は陽の光で起きているので、誰かに起こしてもらうなど、嫌な予感しかしない。
「グローリア様、おはようございます」
「えっ、寝坊した!?」
「大丈夫ですよ、モーニングコールです」
なんだぁ……そっか、貴族って起こしてくれる人がいるんだ。ビビった……。
「もうすぐ朝食の準備が整いますので、着替えてお待ちください」
そう言って出ていくジェンナ。
歳としてはたぶん三十代くらいだと思うけど……って、前世の親の年齢とそう変わらなくない?
まぁ、今まで私とベルとリリーで分担してきた家事をやってくれるのはすごい助かるし、足なんて向けて寝られないよ!
今日は宮廷音楽家としての初仕事。他の宮廷音楽家の人たちと顔合わせをする。
二日連続で緊張するイベント続きだが、頑張るしかない。
冷水で顔を洗い両頬を叩いて、寝ぼけた頭を起こした。
私は王城の『王の広間』の外で待機していた。この中には宮廷音楽家の全員が集められている。
「これから、新しく宮廷音楽家として招く人を紹介する」
中から国王の通る声が聞こえると、『王の広間』の扉が開いた。
唾を飲みこんで、王に手招きされながら広間へと入っていく。
「男……いや、女か」
「何あの髪の色?」
「だいぶ若いね」
コソコソ話してるつもりだろうけど、聞こえてますよー。
背負っていたサックスのケースを静かに下ろした。
「先日、私の病を治してくれた、グローリア・プレノートだ」
「はじめまして。グローリアです」
前世からの癖でおじぎをしてしまうが、それどころの話ではない。
「こ、この人が!」
「楽器を吹いて病気やケガを治す、あの人か!」
見た目が男なのか女なのか区別がつかないとか、ピンクの髪色とか、それよりもこの人こそが国王の命の恩人なのだと……!
「おとといまで、噴水広場で毎日サックスを演奏していました。これからみなさんとお仕事できるのが楽しみです。よろしくお願いいたします」
またも癖で深くおじぎをすると、ワッと拍手が起こった。
「ちょっと、サックスって何? 今ここでやってみてよ」
一番前の列にいる女の人が、いきなり無茶ぶりをふっかけてきたのだ。
「分かりました。それではごあいさつの代わりに」
ストリートミュージシャンとして演奏していたから、こういう無茶ぶりはお決まり展開! よく言われたし。
サックスを組み立てると、私は少し緊張ぎみに『先輩』たちに向かって言った。
「それではお聞きください。人気でよくリクエストされる『まどろみのむこうに』を演奏します」
あのプレノート家が貴族に戻り、しかも宮廷音楽家の一人に選ばれたと聞いて、他の貴族には衝撃が走った。
数年前に、当時は宮廷音楽家だったプレノート家の音痴当主が解雇され、貴族の地位を剥奪されたというのに。こんなに早く戻ってくるとは。
全ては国王の大病を治したという、プレノート家の娘であった。
「でも、プレノート家の娘さんってまだちっちゃかったわよね?」
「そうよ、七歳か八歳くらいよね」
まさか、転生して家の前に倒れていた、サックスのケースを背負う少女だとは想像できないだろう。
国王に「気に入った」と言わせたその人が、今、目の前にいる。
見たこともない楽器がお目見えし、グローリアという少女はそれを奏で始めた。
澄みきったきれいな音が響いたかと思うと、少し雑音を混ぜて甘い音も出していた。微妙に変わる音色が曲名の『まどろみ』とマッチしている。
「……ただ者じゃないわね」
演奏開始数秒で、無茶ぶりをしかけた女の人が腕を組んでうなずいた。
「これがうわさのサックスの音色か」
「宮廷音楽家でも、ここまで引きこまれる演奏はなかなかできない」
その場にいた国王も含めた全員が、ピンク髪のグローリアの演奏のとりこになっていた。
相手がプロだろうと、いつもの平常心で。今日から私もプロなんだから。
そう思いながら、私は一曲吹ききった。
「「「ブラボーーーー!!」」」
みんなが一斉にスタンディングオベーションをし、割れんばかりの拍手が巻き起こった。
「すごい!」
「天才が生まれたな!」
「文句なし!」
「ぜひとも一緒に演奏しよう!」
しばらく拍手が鳴り止まず、国王が手を叩いて止めることとなる。
その後、トランペットを吹く人から即興バトルをしかけられ、私はまたも浴びるほどの賞賛を受けることになった。
「ただ前世の部活で、青春かけて練習しただけなのになぁ」
当たり前のことをしただけなのに、と困惑するしかなかった。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
転生したら大好きな乙女ゲームの世界だったけど私は妹ポジでしたので、元気に小姑ムーブを繰り広げます!
つなかん
ファンタジー
なんちゃってヴィクトリア王朝を舞台にした乙女ゲーム、『ネバーランドの花束』の世界に転生!? しかし、そのポジションはヒロインではなく少ししか出番のない元婚約者の妹! これはNTRどころの騒ぎではないんだが!
第一章で殺されるはずの推しを救済してしまったことで、原作の乙女ゲーム展開はまったくなくなってしまい――。
***
黒髪で、魔法を使うことができる唯一の家系、ブラッドリー家。その能力を公共事業に生かし、莫大な富と権力を持っていた。一方、遺伝によってのみ継承する魔力を独占するため、下の兄弟たちは成長速度に制限を加えられる負の側面もあった。陰謀渦巻くパラレル展開へ。
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。
転生したらチートすぎて逆に怖い
至宝里清
ファンタジー
前世は苦労性のお姉ちゃん
愛されることを望んでいた…
神様のミスで刺されて転生!
運命の番と出会って…?
貰った能力は努力次第でスーパーチート!
番と幸せになるために無双します!
溺愛する家族もだいすき!
恋愛です!
無事1章完結しました!
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
普通のJK、実は異世界最強のお姫様でした〜みんなが私を殺したいくらい大好きすぎる〜
セカイ
ファンタジー
いたって普通の女子高生・花園 アリス。彼女の平穏な日常は、魔法使いを名乗る二人組との邂逅によって破られた。
異世界からやって来たという魔法使いは、アリスを自国の『姫君』だと言い、強引に連れ去ろうとする。
心当たりがないアリスに魔の手が伸びた時、彼女を救いに現れたのは、魔女を名乗る少女だった。
未知のウィルスに感染したことで魔法を発症した『魔女』と、それを狩る正統な魔法の使い手の『魔法使い』。アリスはその戦いの鍵であるという。
わけもわからぬまま、生き残りをかけた戦いに巻き込まれるアリス。自分のために傷付く友達を守るため、平和な日常を取り戻すため、戦う事を決意した彼女の手に現れたのは、あらゆる魔法を打ち消す『真理の剣』だった。
守り守られ、どんな時でも友達を想い、心の繋がりを信じた少女の戦いの物語。
覚醒した時だけ最強!? お伽話の様な世界と現代が交錯する、バイオレンスなガールミーツガールのローファンタジー。
※非テンプレ。異世界転生・転移要素なし。
※GL要素はございません。 ※男性キャラクターも登場します。
※イラストがある話がございます。絵:時々様( @_to_u_to_ )/SSS様( @SSS_0n0 )
旧タイトル「《ドルミーレ》終末の眠り姫 〜私、魔女はじめました〜」
※他サイト(小説家になろう・カクヨム・ノベルアッププラス)でも掲載中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる