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款冬の花 咲く
48 ※先生視点
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「センセの誕生会、やりましょう!」
3月に入って数日、バイトに来るなりキヨくんがいきなり言い出したのに、一人で苦手なカルテをまとめていた俺はキョトンと診察台から顔を上げた。
「どしたのキヨくん、唐突に。……っていうか、やらないよ。もう祝ってもらうような年じゃないし」
書きかけのカルテにまた視線を戻した俺に、制服姿のままキヨくんがズイズイ近寄ってくる。
最終的に診察用のキィキィきしむ丸椅子に腰かけて、ほとんど膝が触れ合う距離まで寄ってきたので、仕方なくカルテから目を上げて、メガネをかけ直すとキヨくんの方へ向き直った。
「そんなこと言って、俺の時は強行するじゃないですか……」
「そりゃ、キヨくんまだ十代だもの。俺の年考えてごらん、30過ぎてるんだよ。一年経つごとにどんどんオジサンになっていくんだから……年連呼されるだけで凹んじゃうんだよ。 ……あ、自分でいって凹んできた」
「…………じゃあ、センセの誕生日は俺がこっそり祝いますね」
「有難いけど、キヨくんも別に無理しなくていいよ。今、すごく忙しいんじゃない?学年末でもあるだろうし、受験勉強もあるし。 ……それに今月でしょ、咲子ちゃんの引っ越し」
「そうなんですよ、今月で咲子が寮入っちゃうんで……。出発する前になにかみんなで集まれるようなイベントって思ったら、センセの誕生日があるなと思って」
……ああ、ソレで入ってくるなり開口一番がその話題になったのか。
相変わらず、キヨくんは咲子ちゃんをすごく大事にしていて、ちゃんとお兄ちゃんをやっている。
キィ、とイスの軋む音を立てて程々に離れてくれたキヨくんの膝を、ポンと軽く叩いて慰めた。
「……うん、それで俺の誕生日思い出してくれたのはすごく嬉しいけど、それなら他の日を理由にした方がいいんじゃない? それか、正々堂々、咲子ちゃんをお見送りする会、とか付けて集まるとか」
そっちの方が咲子ちゃんも喜ぶんじゃないだろうか。
思いついてそう提案したけど、キヨくんは苦笑いで首を横に振る。
「俺も送別会、本人に提案してみたんですけど、今ちょっとホームシックになりかけてるんで、寂しくなったみたいで泣いちゃって。 ……でも、ちゃんと俺たちは咲子の帰りを待ってるよって言ってやりたくて。……センセたち巻き込んじゃって申し訳ないんですけど」
段々と落ち着いてきたのか、キヨくんの口調も早口から通常に戻って来て、しまいには少し沈んだものになった。
俯く背に、もう一度手を伸ばして優しく膝を叩く。
「わかったよ、キヨくん、俺も協力する。 ……ただ、理由は別のにしよう。ほら、先月キヨくんが寝込んだ時覚えてる? 俺、たしか咲子ちゃんからバレンタインのお菓子貰ったよね」
「……あ、はい、あの時はすみませんでした、色々迷惑かけちゃって……」
「ううん、むしろアレで俺のトコ来てくれた時で良かったよ。そうじゃなきゃ、家で寝込むことになってただろうし……俺も安心できたし。咲子ちゃんピンピンしてたから良かったけど、学校で流行ってた風邪だったのかな?」
「そうですね、ホントに大流行でした。俺が治ってからガッコ戻っても、何人も休んでるくらいでしたから……例の感染症じゃなかったから良かったですけど」
「うん、一応念のためのキットはあるから、心配になったらウチに来てね」
本場だとソレ専用の漢方製薬も進んでるらしいけど、さすがに国外には出せないと関さんが言っていたのを思い出す。
それに日本だと専用薬もあるから、多分あんまり浸透しないよね。
公費補助が切れちゃってるから、かなり高いけど。
しょんぼりしていたキヨくんの顔が少し色を取り戻すのに安心して、膝から手を放してキィと軋む椅子の背もたれにもたれる。
ずっと見ていたはずなのに、こうして椅子に座るとキヨくんもかなり背が伸びて俺と目線が近くなってきた気がする。
そうだよね、もう来月には三年生だもの。
たぶん、俺が言葉をつづけるのを待ってくれていたらしいキヨくんが、キョトンと俺を見返すのに我に返って、咳ばらいを一つした。
「……それで、話を戻すけど、バレンタインは貰ってるからホワイトデーのお返しが出来ると思うんだ。……で、咲子ちゃんって割と非日常的というか、絵本みたいなパーティとか好きだから……こんな感じで準備しといて、招待状渡してきてもらって……」
一旦机の上のカルテ類を片付けて、メモパッドから大きめの白い紙を広げると、少し横にずれて、キヨくんを呼び寄せる。
付き合いのいいキヨくんは、?という顔をしながらも呼ぶままに横に来てくれた。
キヨくんの様子を見ながら、そのままサラサラと紙に出来上がり予想図を描くと、キヨくんが安心したように笑ってくれた。
「はい、これなら咲子も喜んで来ると思います。薬局の方でやるんですか?」
「んー、キヨくんがやりやすい方がいいかな。結局俺が出来るのは、場所の提供と食材とかそういうのの購入くらいだし。どっちが使いやすそう?」
「それなら、家の方ですかね……。なんかいつも色々すみません……、気づいたら俺、いつも迷惑ばっかりセンセにかけてるかも」
恐縮するキヨくんに思わず笑う。
だって迷惑かけてるのはどっちかといえばこっちの方だもの。
「何言ってるのさ、俺達の方がキヨくんにはお世話になってるじゃない。 ……食器類はたしかリンちゃんが女の子が好きそうなスゴイの持ってるから、出して貰えるか頼んでみるね。ご馳走が付くってなれば、たぶん喜んで貸してくれるし」
そこまで打ち合わせした所で、キヨくんが俺の描いた絵を見て、ふふっと笑う。
「センセ、意外と絵心あったんですね。ヒトは見かけによらないとは言いますけど、ホントに絵本みたいだ」
「……アレ、俺、ホントにキヨくんからどう見えてるの? これでも、実習生時代とか学生時代は解剖図描かせればゼミ1だったんだけど……」
「…………あ、そういう……、なるほど……」
「え、なんでちょっと引いたの?……キヨくん?」
閑古鳥をいいことに、いつもの時間がいつものように過ぎていく。
たっぷりとあるようでいて、そのくせすごい速さでサラサラと零れていくのは、俺が掴もうとしないせいもあるのかも知れなかった。
「……キヨくん、俺ほんとにこれでいいのかな?パツパツなんだけど……」
せっかく咲子ちゃん用にホワイトデーの用意するんだから、迎える衣装も絵本っぽくちゃんとしようという話になり、キヨくんが俺のクローゼットを片っ端から漁っている。
キヨくんが用意してきてくれた安めの執事服風のコスプレ服は、キヨくんにはピッタリで格好良く似合っていたけど、俺の分を着て動いてみたら、パツンパツンだったシャツが一番に裂け、続いてベストのボタンが全部弾け飛んだ。
このままで当日出迎えると、リンちゃんのスパーリングの的になりかねない。
そうして見かねたキヨくんによる、俺の持ってる服でのあり合わせコーディネイトが始まったわけだけど……。
「…………ちょっと待ってください、センセ、これいつ買ったやつです?」
「……え、いつだったかな……多分、一昨年くらい?」
「……ウソでしょう、なんで2年で胸筋だけこんな育ってるんです?パンツと腹はちゃんと入るのに……。あ、これ、腕もダメだ」
「そんなこと言われても……。 あ、去年、黒っぽい三つ揃え買ったかも。チャコールグレーだったかな……。確か地方行く途中で土砂降りに遭ってスーツ一着ダメにしたんだよね……。クリーニングの袋ごと奥の方にあると思う」
「グッジョブ、土砂降り」
俺がポツンと言った途端、キヨくんの顔に生気が戻って、改めてクローゼットを漁って奥から探し出してくれた。
「センセはあれですね、どこでしたっけ、いつも作って貰ってるトコ」
「上野にある洋服屋さんだね。生地がたっぷり目だから、俺でも余裕あるんだ、あそこのだと」
「今度作る時は、胸と肩回りの稼働率上げてもらった方がいいですよ。これ以上デカくなったら入るスーツ無くなるんで……はい、出来ました。いい感じですね」
どうにかベストも余裕があるし、スーツもそこまでパツパツじゃないし大丈夫だと思う。
ちょっと肩のあたりを気にする俺に、キヨくんが上着を着せかけてくれたのでボタンも確認してみる。
「よかった、これでリンちゃんに殴られないで済む。有難うね、キヨくん」
「……さすがにリンさんもそんな簡単に手は上げないと思いますけど、まあ……。でも良かったです、当日までに何とかなりそうで」
「そうだね……。他の手配も何とかなったし。明日は頑張るからキヨくん指示してね!」
「…………あ、ハイ……。そうですね、テーブルの給仕、センセ零さずにできますかね……」
「……ねえ、俺ホントにどう思われてるの?」
何はともあれ、明日はもう当日だ。
とりあえずは、リンちゃんから預かった食器だけは何としても無事帰さないと。
無駄に気合を入れる俺の隣で、キヨくんが案外楽しそうに笑っていた。
3月に入って数日、バイトに来るなりキヨくんがいきなり言い出したのに、一人で苦手なカルテをまとめていた俺はキョトンと診察台から顔を上げた。
「どしたのキヨくん、唐突に。……っていうか、やらないよ。もう祝ってもらうような年じゃないし」
書きかけのカルテにまた視線を戻した俺に、制服姿のままキヨくんがズイズイ近寄ってくる。
最終的に診察用のキィキィきしむ丸椅子に腰かけて、ほとんど膝が触れ合う距離まで寄ってきたので、仕方なくカルテから目を上げて、メガネをかけ直すとキヨくんの方へ向き直った。
「そんなこと言って、俺の時は強行するじゃないですか……」
「そりゃ、キヨくんまだ十代だもの。俺の年考えてごらん、30過ぎてるんだよ。一年経つごとにどんどんオジサンになっていくんだから……年連呼されるだけで凹んじゃうんだよ。 ……あ、自分でいって凹んできた」
「…………じゃあ、センセの誕生日は俺がこっそり祝いますね」
「有難いけど、キヨくんも別に無理しなくていいよ。今、すごく忙しいんじゃない?学年末でもあるだろうし、受験勉強もあるし。 ……それに今月でしょ、咲子ちゃんの引っ越し」
「そうなんですよ、今月で咲子が寮入っちゃうんで……。出発する前になにかみんなで集まれるようなイベントって思ったら、センセの誕生日があるなと思って」
……ああ、ソレで入ってくるなり開口一番がその話題になったのか。
相変わらず、キヨくんは咲子ちゃんをすごく大事にしていて、ちゃんとお兄ちゃんをやっている。
キィ、とイスの軋む音を立てて程々に離れてくれたキヨくんの膝を、ポンと軽く叩いて慰めた。
「……うん、それで俺の誕生日思い出してくれたのはすごく嬉しいけど、それなら他の日を理由にした方がいいんじゃない? それか、正々堂々、咲子ちゃんをお見送りする会、とか付けて集まるとか」
そっちの方が咲子ちゃんも喜ぶんじゃないだろうか。
思いついてそう提案したけど、キヨくんは苦笑いで首を横に振る。
「俺も送別会、本人に提案してみたんですけど、今ちょっとホームシックになりかけてるんで、寂しくなったみたいで泣いちゃって。 ……でも、ちゃんと俺たちは咲子の帰りを待ってるよって言ってやりたくて。……センセたち巻き込んじゃって申し訳ないんですけど」
段々と落ち着いてきたのか、キヨくんの口調も早口から通常に戻って来て、しまいには少し沈んだものになった。
俯く背に、もう一度手を伸ばして優しく膝を叩く。
「わかったよ、キヨくん、俺も協力する。 ……ただ、理由は別のにしよう。ほら、先月キヨくんが寝込んだ時覚えてる? 俺、たしか咲子ちゃんからバレンタインのお菓子貰ったよね」
「……あ、はい、あの時はすみませんでした、色々迷惑かけちゃって……」
「ううん、むしろアレで俺のトコ来てくれた時で良かったよ。そうじゃなきゃ、家で寝込むことになってただろうし……俺も安心できたし。咲子ちゃんピンピンしてたから良かったけど、学校で流行ってた風邪だったのかな?」
「そうですね、ホントに大流行でした。俺が治ってからガッコ戻っても、何人も休んでるくらいでしたから……例の感染症じゃなかったから良かったですけど」
「うん、一応念のためのキットはあるから、心配になったらウチに来てね」
本場だとソレ専用の漢方製薬も進んでるらしいけど、さすがに国外には出せないと関さんが言っていたのを思い出す。
それに日本だと専用薬もあるから、多分あんまり浸透しないよね。
公費補助が切れちゃってるから、かなり高いけど。
しょんぼりしていたキヨくんの顔が少し色を取り戻すのに安心して、膝から手を放してキィと軋む椅子の背もたれにもたれる。
ずっと見ていたはずなのに、こうして椅子に座るとキヨくんもかなり背が伸びて俺と目線が近くなってきた気がする。
そうだよね、もう来月には三年生だもの。
たぶん、俺が言葉をつづけるのを待ってくれていたらしいキヨくんが、キョトンと俺を見返すのに我に返って、咳ばらいを一つした。
「……それで、話を戻すけど、バレンタインは貰ってるからホワイトデーのお返しが出来ると思うんだ。……で、咲子ちゃんって割と非日常的というか、絵本みたいなパーティとか好きだから……こんな感じで準備しといて、招待状渡してきてもらって……」
一旦机の上のカルテ類を片付けて、メモパッドから大きめの白い紙を広げると、少し横にずれて、キヨくんを呼び寄せる。
付き合いのいいキヨくんは、?という顔をしながらも呼ぶままに横に来てくれた。
キヨくんの様子を見ながら、そのままサラサラと紙に出来上がり予想図を描くと、キヨくんが安心したように笑ってくれた。
「はい、これなら咲子も喜んで来ると思います。薬局の方でやるんですか?」
「んー、キヨくんがやりやすい方がいいかな。結局俺が出来るのは、場所の提供と食材とかそういうのの購入くらいだし。どっちが使いやすそう?」
「それなら、家の方ですかね……。なんかいつも色々すみません……、気づいたら俺、いつも迷惑ばっかりセンセにかけてるかも」
恐縮するキヨくんに思わず笑う。
だって迷惑かけてるのはどっちかといえばこっちの方だもの。
「何言ってるのさ、俺達の方がキヨくんにはお世話になってるじゃない。 ……食器類はたしかリンちゃんが女の子が好きそうなスゴイの持ってるから、出して貰えるか頼んでみるね。ご馳走が付くってなれば、たぶん喜んで貸してくれるし」
そこまで打ち合わせした所で、キヨくんが俺の描いた絵を見て、ふふっと笑う。
「センセ、意外と絵心あったんですね。ヒトは見かけによらないとは言いますけど、ホントに絵本みたいだ」
「……アレ、俺、ホントにキヨくんからどう見えてるの? これでも、実習生時代とか学生時代は解剖図描かせればゼミ1だったんだけど……」
「…………あ、そういう……、なるほど……」
「え、なんでちょっと引いたの?……キヨくん?」
閑古鳥をいいことに、いつもの時間がいつものように過ぎていく。
たっぷりとあるようでいて、そのくせすごい速さでサラサラと零れていくのは、俺が掴もうとしないせいもあるのかも知れなかった。
「……キヨくん、俺ほんとにこれでいいのかな?パツパツなんだけど……」
せっかく咲子ちゃん用にホワイトデーの用意するんだから、迎える衣装も絵本っぽくちゃんとしようという話になり、キヨくんが俺のクローゼットを片っ端から漁っている。
キヨくんが用意してきてくれた安めの執事服風のコスプレ服は、キヨくんにはピッタリで格好良く似合っていたけど、俺の分を着て動いてみたら、パツンパツンだったシャツが一番に裂け、続いてベストのボタンが全部弾け飛んだ。
このままで当日出迎えると、リンちゃんのスパーリングの的になりかねない。
そうして見かねたキヨくんによる、俺の持ってる服でのあり合わせコーディネイトが始まったわけだけど……。
「…………ちょっと待ってください、センセ、これいつ買ったやつです?」
「……え、いつだったかな……多分、一昨年くらい?」
「……ウソでしょう、なんで2年で胸筋だけこんな育ってるんです?パンツと腹はちゃんと入るのに……。あ、これ、腕もダメだ」
「そんなこと言われても……。 あ、去年、黒っぽい三つ揃え買ったかも。チャコールグレーだったかな……。確か地方行く途中で土砂降りに遭ってスーツ一着ダメにしたんだよね……。クリーニングの袋ごと奥の方にあると思う」
「グッジョブ、土砂降り」
俺がポツンと言った途端、キヨくんの顔に生気が戻って、改めてクローゼットを漁って奥から探し出してくれた。
「センセはあれですね、どこでしたっけ、いつも作って貰ってるトコ」
「上野にある洋服屋さんだね。生地がたっぷり目だから、俺でも余裕あるんだ、あそこのだと」
「今度作る時は、胸と肩回りの稼働率上げてもらった方がいいですよ。これ以上デカくなったら入るスーツ無くなるんで……はい、出来ました。いい感じですね」
どうにかベストも余裕があるし、スーツもそこまでパツパツじゃないし大丈夫だと思う。
ちょっと肩のあたりを気にする俺に、キヨくんが上着を着せかけてくれたのでボタンも確認してみる。
「よかった、これでリンちゃんに殴られないで済む。有難うね、キヨくん」
「……さすがにリンさんもそんな簡単に手は上げないと思いますけど、まあ……。でも良かったです、当日までに何とかなりそうで」
「そうだね……。他の手配も何とかなったし。明日は頑張るからキヨくん指示してね!」
「…………あ、ハイ……。そうですね、テーブルの給仕、センセ零さずにできますかね……」
「……ねえ、俺ホントにどう思われてるの?」
何はともあれ、明日はもう当日だ。
とりあえずは、リンちゃんから預かった食器だけは何としても無事帰さないと。
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