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閑話 巣ごもりの虫 戸を開く
1 ※桃山視点
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今日はハヤシくんは休みらしい。
学校に着くなりそう告げられて、僕はマフラーとコートを山にして廊下のロッカーに押し込んでいる藤谷君の背中を見た。
連絡網の順番的に、ハヤシくんの次は彼だったっけ。
あんまり、あの表を使うことはないから普段は覚えていないんだけど。
体調不良らしい、と続く彼の声に昨日の様子を思い返すけど、特に調子悪そうな様子はなかった気がする。
でも確かに、文化祭過ぎたくらいから様子がおかしかった気がする。
いや、時々様子がおかしくなるのは、ハヤシくんに限ってよくあることなんだけど、いつもの感じじゃなく、時々ぼうっと荒んだような目で外を見ていたり、無表情でただ手元の教科書を眺めていたり。
入学式で初めて会った時から、ボンヤリするのはハヤシくんの特技でもあったけど、ああいうヒトを寄せ付けないような雰囲気で外を眺めるハヤシくんを見た記憶がない。
思い返せば、彼があれだけ大好きだった将棋の棋譜も、最近は手に取っている様子がなかった。
「…………」
席に着きながら、隣の空席をチラッと見て考える。
僕が自分中心軸で生きているのは、嫌われてもいいと思ってあえてやっている事だけど、だからっていつも隣にいてくれた友達の様子をあまりにも見ていなかったんじゃないだろうか。
僕が今、美大を受けてみようとして父さんの出してくれた課題をこなそうとしているのは、ハヤシくんが背中を押してくれたのがきっかけなのに。
彼が優しい目で僕の将来を案じてくれたように、僕は彼自身をちゃんと見れているだろうか。
僕がそわそわしているのが珍しかったのか、席に着いてからも藤谷君がこっちを見ていた。
なに、と目線を向けると、気になるなら見舞いに行って来ればと言われて、そういうのに全然思い当たらなかったことに気づく。
……ちょっと、僕も自分の行動を考え直してみた方がいいかも知れない。
とりあえず放課後寄ってみることに決めて、藤谷くんにはお礼を言っておいた。
彼は次の授業の準備で忙しそうだったから、聞こえてなかったかもしれないけど。
「……、……」
「…………あ、ちょっとまって、ゴメン、急に来ちゃって悪かったけど、閉めないで」
ピンポーンと鳴らしたチャイムの後しばらくして、ドアロック付きで細くドアが開いて、そしてすぐ閉められた。
慌ててそう声をかけると、もう一度、今度はドアロックが外されてドアが開く。
出てきたハヤシくんは部屋着らしい黒のスウェット姿と学校でも見ないぼさっとした頭で、いかにも寝起きだった。
……まあ、そうだよね、寝込んでたろうし。
顔に赤みはないから、ピークは越えたのかな。
「…………モモ?」
「うん、ちょっと気になったから。風邪、大丈夫?」
「……、夢?」
「…………まあ、僕普段こんなことあんまりしないからね。最近態度悪かった自覚あるし……ハヤシくん?」
ボンヤリした顔の彼がスッと僕の背に腕を回してきて、そのままスウェットの胸の辺りに抱き寄せられた。
僕がビックリして固まっている間に、髪に顔を埋めていたハヤシくんが、なんだかピシッと固まってそのままぎこちなく手を外して慌てて体が離される。
「…………………、モモ!?」
「……うん、なんかゴメン」
「…………いや、俺の方こそ悪かった、えっと……プリントかなんか届けに来てくれたのか」
「ソレもあるけど、ハヤシくん体調崩すの珍しいからちょっと様子見に。 ちゃんと病院は行った?」
「行ってない。寝てれば治るし。その……上がってくか? ……あ、いや、ちょっと待て」
ハッとなにか気づいたらしいハヤシくんが、パッとドアを閉めて中に引っ込んだかと思うと、中から何かをどこかに突っ込んでいるようなバタバタした音がする。
……うん、急にお客さん来るとそんな感じになるよね……ホントに急に来ちゃってゴメン。
ちょっと経ってからまた開いたドアの向こうで、ハヤシくんがちょっと息を切らしながら上がっていいぞと声をかけてくれた。
出して貰ったスリッパを履いて上がった玄関から先は、すぐに短い廊下になっていて、そこからまっすぐ行くと台所かどこかに続いているようだ。
「お邪魔します……あれ、意外とキレイにしてる」
「週1くらいでちゃんと掃除してるし、床はアレがいるから」
廊下の左右にはいくつか扉があって、ハヤシくんが指さす奥の方に確かに床を滑っていく小さいロボットの姿があった。
「ああ、うちの母さんが欲しがってたヤツだ。フローリングだけの家だと便利そうだよね。……そういえば、家の中の事ってハヤシくんがしてるの?」
共働き、とは聞いてたけど、彼の家庭環境をあんまりちゃんと気にしたことはなかった。
こういう所も僕のダメな所の一つだと思う。
高校に入るまであんまりちゃんと深い意味での友達がいなかったのは、相手がどうこうよりきっと僕が自分の事しか見てなかったせいだ。
「ほとんど帰ってこないからな、二人とも。朝だけは母さんいるけど、すぐ出かける」
何でもないことのようにハヤシくんが言って、台所の椅子の一つを引いて僕が座りやすいようにしてくれた。
「じゃあ、ご飯もハヤシくんが作ってるんだ」
「いや、普段は近くのコンビニで買って来てる。……去年、ソノのキャンプでメシの作り方習ったから、忙しくない時はたまに作るけど。 ……なんか、飲むか?」
「あ、いいよ、気にしないで、無理やりお邪魔しちゃったから……あ、でも、ハヤシくんは何か飲んだ方がいいよ。ゴメン、体調悪いのにお邪魔しちゃって」
僕の声に冷蔵庫の隣の棚から何かを出そうとしていた手を一瞬止めたハヤシくんは、僕の方を振り返ると珍しくはにかむように笑った。
「いや、今日のはホントは風邪じゃなかったんだ。ただ、色々あってガッコ行く気分じゃなくて。……こっちこそゴメンな、わざわざ見舞い来てもらったのに」
「……あ、そうなんだ……、……ううん、こっちこそ押しかけちゃってゴメン。……違うや、僕もただお見舞いに来たかっただけじゃなくて。ハヤシくんに謝りたかったんだと思う。ここ最近、ハヤシくんにもひどい態度取ってたから……」
「…………いっぱいいっぱいだったんだろ、モモも。余裕がない時は誰だってああなるからあんまり気にするな。 ……大学の件は親御さんに話し通ったのか?ずっと期末の成績気にしてたろ」
改めて、食器棚だったらしい棚からマグカップを二つ出してくれたハヤシくんがお茶の用意をしながら、そう答えてくれた。
そう言って貰うとちょっと気が楽になるけど、でもあの態度は本当に酷かったから次はないようにしないと。
「……あ、うん、父さんには期末の成績次第で美大受験してもいいって話になった。……ありがとう、ハヤシくん。君に背中押して貰ったおかげだと思う」
改めてそういうと、ハヤシくんが本当に嬉しそうに笑う。
さっきから彼がちゃんと笑った珍しい顔をいくつも見ている気がして、なんとなく僕も嬉しくなった。
「そうか、よかった。ずっとそれが心配だったんだ。モモの親御さんは俺のと違ってすごくモモの事心配してるの分かるけど……だからって本人がやりたくないことやっても後で後悔するかもしれないからさ」
「……うん、ありがと。でも、ハヤシくんのご両親だってハヤシくんのこと……」
「うちのは心配なんかしない」
キパッと、僕の声を断ち切るような固い声でハヤシくんが言い切って、一瞬沈黙が落ちる。
続いたのは、ハヤシくんの申し訳なさそうな謝る声で、顔を上げてみれば、さっきまであれだけ嬉しそうだったハヤシくんがすごく憔悴して見えた。
……他人をあんまり気にしない僕が言えたことじゃないけど、確かにココにいるのはハヤシくんにとってあんまりよくないことのような気がする。
「その、ハヤシくんが良ければ、だけど……暫く家に来ない? うちもずっと父さん単身赴任だから、僕と母さんしかいなくて。母さんヒトがいた方が喜ぶタイプだし」
「…………え、……でも、モモはいいのか? 俺がモモんちいたら嫌じゃないか?」
とうとつな話を振った僕にビックリしながらも、ハヤシくんがマグカップを一つ渡してくれた。
「……え、ハヤシくんなら別にいいよ。気にするならこんなこと提案しないし。使ってないお客さん用の部屋もあるから、母さんの許可取ったらすぐ移動できるよ」
「いやでも、モモ……?」
ちょっと待ってて、と告げて家に通話した。
詳しい事情は後で説明する旨と、ハヤシくんがしばらく泊まってもいいかどうかを聞いたら、母さんは了承してくれた。
ただ客間の掃除があるからちょっと待ってほしいらしい。
通話を切って、今度はハヤシくんにそう告げると、彼は混乱してるみたいな顔のまま、分かったと呟いた。
彼の荷造りが終わるまで待ちながら飲んでいた紅茶の味は、すごく香りがいいのになんだかどこか渋かった。
学校に着くなりそう告げられて、僕はマフラーとコートを山にして廊下のロッカーに押し込んでいる藤谷君の背中を見た。
連絡網の順番的に、ハヤシくんの次は彼だったっけ。
あんまり、あの表を使うことはないから普段は覚えていないんだけど。
体調不良らしい、と続く彼の声に昨日の様子を思い返すけど、特に調子悪そうな様子はなかった気がする。
でも確かに、文化祭過ぎたくらいから様子がおかしかった気がする。
いや、時々様子がおかしくなるのは、ハヤシくんに限ってよくあることなんだけど、いつもの感じじゃなく、時々ぼうっと荒んだような目で外を見ていたり、無表情でただ手元の教科書を眺めていたり。
入学式で初めて会った時から、ボンヤリするのはハヤシくんの特技でもあったけど、ああいうヒトを寄せ付けないような雰囲気で外を眺めるハヤシくんを見た記憶がない。
思い返せば、彼があれだけ大好きだった将棋の棋譜も、最近は手に取っている様子がなかった。
「…………」
席に着きながら、隣の空席をチラッと見て考える。
僕が自分中心軸で生きているのは、嫌われてもいいと思ってあえてやっている事だけど、だからっていつも隣にいてくれた友達の様子をあまりにも見ていなかったんじゃないだろうか。
僕が今、美大を受けてみようとして父さんの出してくれた課題をこなそうとしているのは、ハヤシくんが背中を押してくれたのがきっかけなのに。
彼が優しい目で僕の将来を案じてくれたように、僕は彼自身をちゃんと見れているだろうか。
僕がそわそわしているのが珍しかったのか、席に着いてからも藤谷君がこっちを見ていた。
なに、と目線を向けると、気になるなら見舞いに行って来ればと言われて、そういうのに全然思い当たらなかったことに気づく。
……ちょっと、僕も自分の行動を考え直してみた方がいいかも知れない。
とりあえず放課後寄ってみることに決めて、藤谷くんにはお礼を言っておいた。
彼は次の授業の準備で忙しそうだったから、聞こえてなかったかもしれないけど。
「……、……」
「…………あ、ちょっとまって、ゴメン、急に来ちゃって悪かったけど、閉めないで」
ピンポーンと鳴らしたチャイムの後しばらくして、ドアロック付きで細くドアが開いて、そしてすぐ閉められた。
慌ててそう声をかけると、もう一度、今度はドアロックが外されてドアが開く。
出てきたハヤシくんは部屋着らしい黒のスウェット姿と学校でも見ないぼさっとした頭で、いかにも寝起きだった。
……まあ、そうだよね、寝込んでたろうし。
顔に赤みはないから、ピークは越えたのかな。
「…………モモ?」
「うん、ちょっと気になったから。風邪、大丈夫?」
「……、夢?」
「…………まあ、僕普段こんなことあんまりしないからね。最近態度悪かった自覚あるし……ハヤシくん?」
ボンヤリした顔の彼がスッと僕の背に腕を回してきて、そのままスウェットの胸の辺りに抱き寄せられた。
僕がビックリして固まっている間に、髪に顔を埋めていたハヤシくんが、なんだかピシッと固まってそのままぎこちなく手を外して慌てて体が離される。
「…………………、モモ!?」
「……うん、なんかゴメン」
「…………いや、俺の方こそ悪かった、えっと……プリントかなんか届けに来てくれたのか」
「ソレもあるけど、ハヤシくん体調崩すの珍しいからちょっと様子見に。 ちゃんと病院は行った?」
「行ってない。寝てれば治るし。その……上がってくか? ……あ、いや、ちょっと待て」
ハッとなにか気づいたらしいハヤシくんが、パッとドアを閉めて中に引っ込んだかと思うと、中から何かをどこかに突っ込んでいるようなバタバタした音がする。
……うん、急にお客さん来るとそんな感じになるよね……ホントに急に来ちゃってゴメン。
ちょっと経ってからまた開いたドアの向こうで、ハヤシくんがちょっと息を切らしながら上がっていいぞと声をかけてくれた。
出して貰ったスリッパを履いて上がった玄関から先は、すぐに短い廊下になっていて、そこからまっすぐ行くと台所かどこかに続いているようだ。
「お邪魔します……あれ、意外とキレイにしてる」
「週1くらいでちゃんと掃除してるし、床はアレがいるから」
廊下の左右にはいくつか扉があって、ハヤシくんが指さす奥の方に確かに床を滑っていく小さいロボットの姿があった。
「ああ、うちの母さんが欲しがってたヤツだ。フローリングだけの家だと便利そうだよね。……そういえば、家の中の事ってハヤシくんがしてるの?」
共働き、とは聞いてたけど、彼の家庭環境をあんまりちゃんと気にしたことはなかった。
こういう所も僕のダメな所の一つだと思う。
高校に入るまであんまりちゃんと深い意味での友達がいなかったのは、相手がどうこうよりきっと僕が自分の事しか見てなかったせいだ。
「ほとんど帰ってこないからな、二人とも。朝だけは母さんいるけど、すぐ出かける」
何でもないことのようにハヤシくんが言って、台所の椅子の一つを引いて僕が座りやすいようにしてくれた。
「じゃあ、ご飯もハヤシくんが作ってるんだ」
「いや、普段は近くのコンビニで買って来てる。……去年、ソノのキャンプでメシの作り方習ったから、忙しくない時はたまに作るけど。 ……なんか、飲むか?」
「あ、いいよ、気にしないで、無理やりお邪魔しちゃったから……あ、でも、ハヤシくんは何か飲んだ方がいいよ。ゴメン、体調悪いのにお邪魔しちゃって」
僕の声に冷蔵庫の隣の棚から何かを出そうとしていた手を一瞬止めたハヤシくんは、僕の方を振り返ると珍しくはにかむように笑った。
「いや、今日のはホントは風邪じゃなかったんだ。ただ、色々あってガッコ行く気分じゃなくて。……こっちこそゴメンな、わざわざ見舞い来てもらったのに」
「……あ、そうなんだ……、……ううん、こっちこそ押しかけちゃってゴメン。……違うや、僕もただお見舞いに来たかっただけじゃなくて。ハヤシくんに謝りたかったんだと思う。ここ最近、ハヤシくんにもひどい態度取ってたから……」
「…………いっぱいいっぱいだったんだろ、モモも。余裕がない時は誰だってああなるからあんまり気にするな。 ……大学の件は親御さんに話し通ったのか?ずっと期末の成績気にしてたろ」
改めて、食器棚だったらしい棚からマグカップを二つ出してくれたハヤシくんがお茶の用意をしながら、そう答えてくれた。
そう言って貰うとちょっと気が楽になるけど、でもあの態度は本当に酷かったから次はないようにしないと。
「……あ、うん、父さんには期末の成績次第で美大受験してもいいって話になった。……ありがとう、ハヤシくん。君に背中押して貰ったおかげだと思う」
改めてそういうと、ハヤシくんが本当に嬉しそうに笑う。
さっきから彼がちゃんと笑った珍しい顔をいくつも見ている気がして、なんとなく僕も嬉しくなった。
「そうか、よかった。ずっとそれが心配だったんだ。モモの親御さんは俺のと違ってすごくモモの事心配してるの分かるけど……だからって本人がやりたくないことやっても後で後悔するかもしれないからさ」
「……うん、ありがと。でも、ハヤシくんのご両親だってハヤシくんのこと……」
「うちのは心配なんかしない」
キパッと、僕の声を断ち切るような固い声でハヤシくんが言い切って、一瞬沈黙が落ちる。
続いたのは、ハヤシくんの申し訳なさそうな謝る声で、顔を上げてみれば、さっきまであれだけ嬉しそうだったハヤシくんがすごく憔悴して見えた。
……他人をあんまり気にしない僕が言えたことじゃないけど、確かにココにいるのはハヤシくんにとってあんまりよくないことのような気がする。
「その、ハヤシくんが良ければ、だけど……暫く家に来ない? うちもずっと父さん単身赴任だから、僕と母さんしかいなくて。母さんヒトがいた方が喜ぶタイプだし」
「…………え、……でも、モモはいいのか? 俺がモモんちいたら嫌じゃないか?」
とうとつな話を振った僕にビックリしながらも、ハヤシくんがマグカップを一つ渡してくれた。
「……え、ハヤシくんなら別にいいよ。気にするならこんなこと提案しないし。使ってないお客さん用の部屋もあるから、母さんの許可取ったらすぐ移動できるよ」
「いやでも、モモ……?」
ちょっと待ってて、と告げて家に通話した。
詳しい事情は後で説明する旨と、ハヤシくんがしばらく泊まってもいいかどうかを聞いたら、母さんは了承してくれた。
ただ客間の掃除があるからちょっと待ってほしいらしい。
通話を切って、今度はハヤシくんにそう告げると、彼は混乱してるみたいな顔のまま、分かったと呟いた。
彼の荷造りが終わるまで待ちながら飲んでいた紅茶の味は、すごく香りがいいのになんだかどこか渋かった。
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