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図書室には生徒があまり寄り付かないから、何となく入りづらかった
授業中に借りた資料を返しに来たけれど手続きが解らずにいると
内田が僕のカードをスッ、と出してきた
「……」
その彼女の指が
意外にも細くて綺麗な形をしていた
「…あ、ありがとう」
「……」
彼女は無表情のままだった
返却日に記入して彼女に返す
本を返したら直ぐに帰るつもりだった
だけどこの独特な雰囲気が
何故か僕の足を止めてしまった
授業中に借りた資料を返しに来たけれど手続きが解らずにいると
内田が僕のカードをスッ、と出してきた
「……」
その彼女の指が
意外にも細くて綺麗な形をしていた
「…あ、ありがとう」
「……」
彼女は無表情のままだった
返却日に記入して彼女に返す
本を返したら直ぐに帰るつもりだった
だけどこの独特な雰囲気が
何故か僕の足を止めてしまった
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