78 / 109
第4章 ホテルの個性的な客達
第79話 山男、三度現る
しおりを挟む
芸術家達が去った後、入れ替わるようにマックスが友人を連れてやって来た。
「マックスさん」
馬車が前庭に入ってくるのを見て取り、アデレードがディマと出迎える。
「いやー、フロイライン・アデレード、お久しぶりです。また来ちゃいました」
馬車から降りてきたマックスが朗らかに笑う。
「あれ? 君また大きくなった?」
マックスがディマに視線を向ける。ディマは行儀よくお座りし、尻尾を軽く左右に振った。
「やっぱり、秋も風情があって良いですね。馬車から赤く色づいた山の上の方が見えましたよ」
「えぇ、あと一ヶ月もしたらここも落ち葉でいっぱいになりますわ。お連れの方は、マックスさんのお友達?」
アデレードが馬車から降りてきた3人の若い男性に目を向ける。
「はい。紹介しますね。赤毛の方がセバスチャン、茶髪の方がフリードリヒ」
この2人は雰囲気がマックスと似ていて、日に焼けた肌に爽やかな笑顔を浮かべ、愛想よくアデレードに軽く手を振っている。
「で、こちらが、クラウス」
「よろしく」
クラウスは小さく頭を下げた。色素の薄い金髪に青い目、年齢は他の3人よりやや若めに見える。それに雰囲気も他の人とは違い、怜悧な印象を受ける。
何だか、この方見かけたことがある気がするわ。クラウスさんが貴族なら、それも有り得るけれど。
ただ、それをアデレードは確かめたいとは思わなかった。ここでは誰であれ、1人のお客様なのだ。
「さぁ、どうぞ」
アデレードは微笑んで、中へ招く。
「マックスさん、また山に登りに?」
「えぇ。でも流石に山頂まで、とは言いませんけどね」
マックスは一瞬、クラウスに視線を向けた。アデレードはそれには気付かず、部屋割りをどうするか尋ねる。
「4名だと、2階の部屋なら一室で入れますし、それとも2名ずつ分かれます? 部屋は空いてますから、どういう風に使ってもらっても構いませんけれど」
「えーと、そうですね。いや、3と1の方が良いかな……」
マックスは再びクラウスに視線を向けると、彼は事務的に答える。
「2名ずつ分かれる形で良いでしょう」
「じゃぁ、それで。2階の2部屋使っても良いですか?」
「畏まりました」
アデレードはカウンターでメグから鍵を受け取り、4人を部屋まで案内しながら内心、首を捻る。
何だか、マックスさんはクラウスさんに気を使ってるみたいだわ。もしかすると、相当位の高い貴族の方なのかしら? リーフェンシュタール伯にすら遠慮しないのに、マックスさん。それとも、大学の先輩? 見た目にはクラウスさんの方が若そうですけれど……。
次の日、長旅の疲れを癒すためかマックス以外の3人は部屋でゆっくり休んでいる。マックスはカールへ挨拶に行こうと、リーフェンシュタール家の屋敷に向かって歩いて行った。
朝食の片付けが済んだ後、アデレードは庭に出て雑草を引っこ抜き始め、ディマはその横で穴を掘ったり、走り回ったりと自由に過ごしている。
その様子を、冷ややかな視線で2階の窓から見ている者がいた。クラウスだ。アデレードはそれには気が付かず、時折ディマと戯れながら草むしりの作業を続けた。
一方、伯爵の屋敷を訪ねたマックスは早速カールと面会していた。
「また来たのか、マックス」
カールが開口一番、やって来たマックスを見て、呆れた口調で言った。
「ちゃんと大学に通っているのか?」
「ははは、大丈夫ですよ。心配性だなぁ、伯爵も」
伯爵も、ということは家族からもせっつかれているのだろう。
「それで、またシュピアー岳の山頂まで行くのか?」
「いいえ。今回はその手前の高原の辺りまでにしておきますよ。別の目的もありますから」
「別の目的?」
マックスは目を輝かせて、高らかに宣言する。
「僕もフロイライン・アデレードみたいにここに移住しようと思うんです」
「……は?」
カールは思わず間抜けな声を出してしまった。
「いやー、やっぱり僕の生活に山は欠かせないと思うんですよ。空き家とかないですか?」
「ご両親は了解しているのか?」
「いえ、まだ話してません」
頭痛がしてきた……。何でこう、計画性が無いんだ。
「一体どうやって生活していくつもりだ?」
「そりゃぁ、もう僕も弓を練習して猟師になりますよ!」
マックスが弓を引く仕草をし、ウィンクした。
「……やめておけ」
「体力には自信ありますよ?」
カールは、心底マックスの両親に同情した。
折角、大学までやったというのに、末が猟師になるなど、あんまりではないか。馬鹿馬鹿しいにも程がある。
「マックス、ところで大学では何を専攻しているんだ?」
「法律です」
「そうか……まぁ、良いだろう」
観念したように、カールはため息を吐いた。
「お前には、もっと別の仕事をしてもらう」
「え?」
「リーフェンスタール家及び領内の歴史書の編纂だ。専門外かもしれないが、猟師になるよりはずっとマシだろう。それと測量と記録だ」
「測量?」
「あぁ。山間部の奥深い場所や山頂付近は詳細な地図が存在しない。そろそろ記録を作っても良い頃合いだろうと思っている」
「はくしゃく~」
感極まってマックスは、瞳を潤ませながら抱きつかんばかりにカールへ近づく。
「やめろっ」
カールは険しい表情を作り、手でマックスが近づいてくるのを防ぐ。
「ただし、今すぐにではない。必要な学問を収め、親御さんの為にも大学は卒業しろ。それが条件だ。それが出来なければ、この仕事は他の誰かに任せる、良いな」
「はい!」
マックスが大きく首を上下に動かす。
「それと、マックス。王都に戻ったら、少し調べてもらいたい事がある」
「何でしょう。何でも調べますよ」
「残念ながら、楽しい仕事ではないがな」
真剣な表情でカールは、マックスに調査の内容を説明し始めた。
「マックスさん」
馬車が前庭に入ってくるのを見て取り、アデレードがディマと出迎える。
「いやー、フロイライン・アデレード、お久しぶりです。また来ちゃいました」
馬車から降りてきたマックスが朗らかに笑う。
「あれ? 君また大きくなった?」
マックスがディマに視線を向ける。ディマは行儀よくお座りし、尻尾を軽く左右に振った。
「やっぱり、秋も風情があって良いですね。馬車から赤く色づいた山の上の方が見えましたよ」
「えぇ、あと一ヶ月もしたらここも落ち葉でいっぱいになりますわ。お連れの方は、マックスさんのお友達?」
アデレードが馬車から降りてきた3人の若い男性に目を向ける。
「はい。紹介しますね。赤毛の方がセバスチャン、茶髪の方がフリードリヒ」
この2人は雰囲気がマックスと似ていて、日に焼けた肌に爽やかな笑顔を浮かべ、愛想よくアデレードに軽く手を振っている。
「で、こちらが、クラウス」
「よろしく」
クラウスは小さく頭を下げた。色素の薄い金髪に青い目、年齢は他の3人よりやや若めに見える。それに雰囲気も他の人とは違い、怜悧な印象を受ける。
何だか、この方見かけたことがある気がするわ。クラウスさんが貴族なら、それも有り得るけれど。
ただ、それをアデレードは確かめたいとは思わなかった。ここでは誰であれ、1人のお客様なのだ。
「さぁ、どうぞ」
アデレードは微笑んで、中へ招く。
「マックスさん、また山に登りに?」
「えぇ。でも流石に山頂まで、とは言いませんけどね」
マックスは一瞬、クラウスに視線を向けた。アデレードはそれには気付かず、部屋割りをどうするか尋ねる。
「4名だと、2階の部屋なら一室で入れますし、それとも2名ずつ分かれます? 部屋は空いてますから、どういう風に使ってもらっても構いませんけれど」
「えーと、そうですね。いや、3と1の方が良いかな……」
マックスは再びクラウスに視線を向けると、彼は事務的に答える。
「2名ずつ分かれる形で良いでしょう」
「じゃぁ、それで。2階の2部屋使っても良いですか?」
「畏まりました」
アデレードはカウンターでメグから鍵を受け取り、4人を部屋まで案内しながら内心、首を捻る。
何だか、マックスさんはクラウスさんに気を使ってるみたいだわ。もしかすると、相当位の高い貴族の方なのかしら? リーフェンシュタール伯にすら遠慮しないのに、マックスさん。それとも、大学の先輩? 見た目にはクラウスさんの方が若そうですけれど……。
次の日、長旅の疲れを癒すためかマックス以外の3人は部屋でゆっくり休んでいる。マックスはカールへ挨拶に行こうと、リーフェンシュタール家の屋敷に向かって歩いて行った。
朝食の片付けが済んだ後、アデレードは庭に出て雑草を引っこ抜き始め、ディマはその横で穴を掘ったり、走り回ったりと自由に過ごしている。
その様子を、冷ややかな視線で2階の窓から見ている者がいた。クラウスだ。アデレードはそれには気が付かず、時折ディマと戯れながら草むしりの作業を続けた。
一方、伯爵の屋敷を訪ねたマックスは早速カールと面会していた。
「また来たのか、マックス」
カールが開口一番、やって来たマックスを見て、呆れた口調で言った。
「ちゃんと大学に通っているのか?」
「ははは、大丈夫ですよ。心配性だなぁ、伯爵も」
伯爵も、ということは家族からもせっつかれているのだろう。
「それで、またシュピアー岳の山頂まで行くのか?」
「いいえ。今回はその手前の高原の辺りまでにしておきますよ。別の目的もありますから」
「別の目的?」
マックスは目を輝かせて、高らかに宣言する。
「僕もフロイライン・アデレードみたいにここに移住しようと思うんです」
「……は?」
カールは思わず間抜けな声を出してしまった。
「いやー、やっぱり僕の生活に山は欠かせないと思うんですよ。空き家とかないですか?」
「ご両親は了解しているのか?」
「いえ、まだ話してません」
頭痛がしてきた……。何でこう、計画性が無いんだ。
「一体どうやって生活していくつもりだ?」
「そりゃぁ、もう僕も弓を練習して猟師になりますよ!」
マックスが弓を引く仕草をし、ウィンクした。
「……やめておけ」
「体力には自信ありますよ?」
カールは、心底マックスの両親に同情した。
折角、大学までやったというのに、末が猟師になるなど、あんまりではないか。馬鹿馬鹿しいにも程がある。
「マックス、ところで大学では何を専攻しているんだ?」
「法律です」
「そうか……まぁ、良いだろう」
観念したように、カールはため息を吐いた。
「お前には、もっと別の仕事をしてもらう」
「え?」
「リーフェンスタール家及び領内の歴史書の編纂だ。専門外かもしれないが、猟師になるよりはずっとマシだろう。それと測量と記録だ」
「測量?」
「あぁ。山間部の奥深い場所や山頂付近は詳細な地図が存在しない。そろそろ記録を作っても良い頃合いだろうと思っている」
「はくしゃく~」
感極まってマックスは、瞳を潤ませながら抱きつかんばかりにカールへ近づく。
「やめろっ」
カールは険しい表情を作り、手でマックスが近づいてくるのを防ぐ。
「ただし、今すぐにではない。必要な学問を収め、親御さんの為にも大学は卒業しろ。それが条件だ。それが出来なければ、この仕事は他の誰かに任せる、良いな」
「はい!」
マックスが大きく首を上下に動かす。
「それと、マックス。王都に戻ったら、少し調べてもらいたい事がある」
「何でしょう。何でも調べますよ」
「残念ながら、楽しい仕事ではないがな」
真剣な表情でカールは、マックスに調査の内容を説明し始めた。
1
お気に入りに追加
161
あなたにおすすめの小説
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
6年後に戦地から帰ってきた夫が連れてきたのは妻という女だった
白雲八鈴
恋愛
私はウォルス侯爵家に15歳の時に嫁ぎ婚姻後、直ぐに夫は魔王討伐隊に出兵しました。6年後、戦地から夫が帰って来ました、妻という女を連れて。
もういいですか。私はただ好きな物を作って生きていいですか。この国になんて出ていってやる。
ただ、皆に喜ばれる物を作って生きたいと願う女性がその才能に目を付けられ周りに翻弄されていく。彼女は自由に物を作れる道を歩むことが出来るのでしょうか。
番外編
謎の少女強襲編
彼女が作り出した物は意外な形で人々を苦しめていた事を知り、彼女は再び帝国の地を踏むこととなる。
私が成した事への清算に行きましょう。
炎国への旅路編
望んでいた炎国への旅行に行く事が出来ない日々を送っていたが、色々な人々の手を借りながら炎国のにたどり着くも、そこにも帝国の影が・・・。
え?なんで私に誰も教えてくれなかったの?そこ大事ー!
*本編は完結済みです。
*誤字脱字は程々にあります。
*なろう様にも投稿させていただいております。
政略結婚の約束すら守ってもらえませんでした。
克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
「すまない、やっぱり君の事は抱けない」初夜のベットの中で、恋焦がれた初恋の人にそう言われてしまいました。私の心は砕け散ってしまいました。初恋の人が妹を愛していると知った時、妹が死んでしまって、政略結婚でいいから結婚して欲しいと言われた時、そして今。三度もの痛手に私の心は耐えられませんでした。
家出した伯爵令嬢【完結済】
弓立歩
恋愛
薬学に長けた家に生まれた伯爵令嬢のカノン。病弱だった第2王子との7年の婚約の結果は何と婚約破棄だった!これまでの尽力に対して、実家も含めあまりにもつらい仕打ちにとうとうカノンは家を出る決意をする。
番外編において暴力的なシーン等もありますので一応R15が付いています
6/21完結。今後の更新は予定しておりません。また、本編は60000字と少しで柔らかい表現で出来ております
王子からの縁談の話が来たのですが、双子の妹が私に成りすまして王子に会いに行きました。しかしその結果……
水上
恋愛
侯爵令嬢である私、エマ・ローリンズは、縁談の話を聞いて喜んでいた。
相手はなんと、この国の第三王子であるウィリアム・ガーヴィー様である。
思わぬ縁談だったけれど、本当に嬉しかった。
しかし、その喜びは、すぐに消え失せた。
それは、私の双子の妹であるヘレン・ローリンズのせいだ。
彼女と、彼女を溺愛している両親は、ヘレンこそが、ウィリアム王子にふさわしいと言い出し、とんでもない手段に出るのだった。
それは、妹のヘレンが私に成りすまして、王子に近づくというものだった。
私たちはそっくりの双子だから、確かに見た目で判断するのは難しい。
でも、そんなバカなこと、成功するはずがないがないと思っていた。
しかし、ヘレンは王宮に招かれ、幸せな生活を送り始めた。
一方、私は王子を騙そうとした罪で捕らえられてしまう。
すべて、ヘレンと両親の思惑通りに事が進んでいた。
しかし、そんなヘレンの幸せは、いつまでも続くことはなかった。
彼女は幸せの始まりだと思っていたようだけれど、それは地獄の始まりなのだった……。
※この作品は、旧作を加筆、修正して再掲載したものです。
「あなたのことはもう忘れることにします。 探さないでください」〜 お飾りの妻だなんてまっぴらごめんです!
友坂 悠
恋愛
あなたのことはもう忘れることにします。
探さないでください。
そう置き手紙を残して妻セリーヌは姿を消した。
政略結婚で結ばれた公爵令嬢セリーヌと、公爵であるパトリック。
しかし婚姻の初夜で語られたのは「私は君を愛することができない」という夫パトリックの言葉。
それでも、いつかは穏やかな夫婦になれるとそう信じてきたのに。
よりにもよって妹マリアンネとの浮気現場を目撃してしまったセリーヌは。
泣き崩れ寝て転生前の記憶を夢に見た拍子に自分が生前日本人であったという意識が蘇り。
もう何もかも捨てて家出をする決意をするのです。
全てを捨てて家を出て、まったり自由に生きようと頑張るセリーヌ。
そんな彼女が新しい恋を見つけて幸せになるまでの物語。
妹に全部取られたけど、幸せ確定の私は「ざまぁ」なんてしない!
石のやっさん
恋愛
マリアはドレーク伯爵家の長女で、ドリアーク伯爵家のフリードと婚約していた。
だが、パーティ会場で一方的に婚約を解消させられる。
しかも新たな婚約者は妹のロゼ。
誰が見てもそれは陥れられた物である事は明らかだった。
だが、敢えて反論もせずにそのまま受け入れた。
それはマリアにとって実にどうでも良い事だったからだ。
主人公は何も「ざまぁ」はしません(正当性の主張はしますが)ですが...二人は。
婚約破棄をすれば、本来なら、こうなるのでは、そんな感じで書いてみました。
この作品は昔の方が良いという感想があったのでそのまま残し。
これに追加して書いていきます。
新しい作品では
①主人公の感情が薄い
②視点変更で読みずらい
というご指摘がありましたので、以上2点の修正はこちらでしながら書いてみます。
見比べて見るのも面白いかも知れません。
ご迷惑をお掛けいたしました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる