グッバイ運命

表紙イラストは【ぬか。】様に制作いただきました。

《あらすじ》
〜決意の弱さは幸か不幸か〜
 社会人七年目の渚琉志(なぎさりゅうじ)には、同い年の相沢悠透(あいざわゆうと)という恋人がいる。
 二人は大学で琉志が発情してしまったことをきっかけに距離を深めて行った。琉志はその出会いに"運命の人"だと感じ、二人が恋に落ちるには時間など必要なかった。
 付き合って八年経つ二人は、お互いに不安なことも増えて行った。それは、お互いがオメガだったからである。
 苦労することを分かっていて付き合ったはずなのに、社会に出ると現実を知っていく日々だった。
 歳を重ねるにつれ、将来への心配ばかりが募る。二人はやがて、すれ違いばかりになり、関係は悪い方向へ向かっていった。
 そんな中、琉志の"運命の番"が現れる。二人にとっては最悪の事態。それでも愛する気持ちは同じかと思ったが…
"運命の人"と"運命の番"。
 お互いが幸せになるために、二人が選択した運命は──

《登場人物》
◯渚琉志(なぎさりゅうじ)…社会人七年目の28歳。10月16日生まれ。身長176cm。
自分がオメガであることで、他人に迷惑をかけないように生きてきた。
◯相沢悠透(あいざわゆうと)…同じく社会人七年目の28歳。10月29日生まれ。身長178cm。
アルファだと偽って生きてきた。
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