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結婚式準備
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魔石を入れるペンダントトップは、結局あっさりとしたバスケット状の物から、かわいらしい宝石をアクセントにした物、鳥かごの様になっている物と、様々あった。いくら、何個あってもいいとはいえ…下町でも目立たなさそうな物とか、パーティーで使っても良い様な物とか、選んでいたら10個になってしまったわ。
レイ曰く、
「その日の気分で変えても良いので…どうせならもっと選びましょう」
と、言われるし、デボラには、
「材質変えてもいいとおもいますよぉ。あと色とか」
と、言われる。ラクシュ様には、
「え、それだけでいいのですか?遠慮せずにどうぞ」
と、言われましたよ。遠慮している訳ではないのだけれど…という事で、デボラの材質を変える、という案を採用しました。色が変わればそれだけでも気分が変わるものね。
そうして、着実に準備が整えられて、いよいよ今日、結婚式だ。昨日の夜から、念入りに身体を整えられて、朝も早くから軽く食べて、化粧、着替え…と、慌ただしい。
ルーヴェリア様とお妃様達は、すでに別棟で生活し始めているから、そちらで着替えて、参列者として式に同じ馬車で向かう。王太子様やスタンフォード様は、王宮から向かうらしいけれど、王様やお后様は、来られたらという事だったけれど、プレッシャーがすごいから、来てほしくない様な、来て欲しい様な、という何とも言えない心情なのよね。
そうして、メイド総出での準備が整えられて、姿見を見る。真っ白なウエディングドレスに身を包んだわたくしの姿。日本での見た目とは違うけれど…夢であった、その姿。一瞬、他人事のように思ってしまったけれど、今からこの姿で結婚式を挙げるのは、わたくし。と思えば、感動してしまう。
式では…指輪の交換をするという慣習がないから、昨夜、ラクシュ様にお願いしてつけていただいたわ。ラクシュ様は、どうしても何かあった時に困るからという事で、式に向かう時につけると約束してくださったわ。
ノックがされて、振り返れば…ドアから現れたのは、真っ白なタキシード…っぽい騎士服に、あの青いマントを付けているからすっごい目立つわね。髪も綺麗に撫でつけられているラクシュ様と目が合うと、ふわり、と笑う。
「とても綺麗です。ネルア」
「あ、ありがとうございます」
「お手をどうぞ。私の奥さん」
差し出された手に手を重ねれば、そっとその手の甲に口づけられた。これ、久しぶりな感じがするわね。
「なんだかこのまま閉じ込めてしまいたいんですが、行きましょうか」
ちょっと、物騒な事言わないでくれませんか。
レイ曰く、
「その日の気分で変えても良いので…どうせならもっと選びましょう」
と、言われるし、デボラには、
「材質変えてもいいとおもいますよぉ。あと色とか」
と、言われる。ラクシュ様には、
「え、それだけでいいのですか?遠慮せずにどうぞ」
と、言われましたよ。遠慮している訳ではないのだけれど…という事で、デボラの材質を変える、という案を採用しました。色が変わればそれだけでも気分が変わるものね。
そうして、着実に準備が整えられて、いよいよ今日、結婚式だ。昨日の夜から、念入りに身体を整えられて、朝も早くから軽く食べて、化粧、着替え…と、慌ただしい。
ルーヴェリア様とお妃様達は、すでに別棟で生活し始めているから、そちらで着替えて、参列者として式に同じ馬車で向かう。王太子様やスタンフォード様は、王宮から向かうらしいけれど、王様やお后様は、来られたらという事だったけれど、プレッシャーがすごいから、来てほしくない様な、来て欲しい様な、という何とも言えない心情なのよね。
そうして、メイド総出での準備が整えられて、姿見を見る。真っ白なウエディングドレスに身を包んだわたくしの姿。日本での見た目とは違うけれど…夢であった、その姿。一瞬、他人事のように思ってしまったけれど、今からこの姿で結婚式を挙げるのは、わたくし。と思えば、感動してしまう。
式では…指輪の交換をするという慣習がないから、昨夜、ラクシュ様にお願いしてつけていただいたわ。ラクシュ様は、どうしても何かあった時に困るからという事で、式に向かう時につけると約束してくださったわ。
ノックがされて、振り返れば…ドアから現れたのは、真っ白なタキシード…っぽい騎士服に、あの青いマントを付けているからすっごい目立つわね。髪も綺麗に撫でつけられているラクシュ様と目が合うと、ふわり、と笑う。
「とても綺麗です。ネルア」
「あ、ありがとうございます」
「お手をどうぞ。私の奥さん」
差し出された手に手を重ねれば、そっとその手の甲に口づけられた。これ、久しぶりな感じがするわね。
「なんだかこのまま閉じ込めてしまいたいんですが、行きましょうか」
ちょっと、物騒な事言わないでくれませんか。
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