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結婚式準備
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住居問題がひと段落して。着実に別棟は改装工事がされているそんななる日。
「ネルア。魔石用のペンダントトップ、デザイン画が上がってきましたので、見て頂きたいのですが」
と、夜、珍しくドアから入って来たラクシュ様にそう言われました。しかも、ちゃんとノックまでして。思わず二度見したわよ。本当にラクシュ様なのかしらと。それが思わず声に出して言っていたらしい。困ったように笑うラクシュ様に、名前を呼べばいいと言われました。
「ここにいる私が偽物であるならば、名前を呼べば本物が来る、と言う事なのですが…まあ、本物ですので、呼んだとしても私が返事をして終わります」
デザイン画が多くて、通常使う道が使えなかった、ということらしい。確かに腕に紙束を抱えていますが…それなら日常的にも普通に来て欲しいと言えば、嫌です。ときっぱり断られました。なんでよ…
「それにしても、これだけのデザイン画を用意するあいつらもあいつらですよね。気に入った物は全て作らせますので、遠慮せずに選んでください」
「そうおっしゃられましても…」
目の前に出された紙束は…50枚はあるのではという程で。ラクシュ様も、急いで選ばなくてもいいとおっしゃっられるので助かったわ。
「ネルアと一緒に選ぶのもいいんですが…今は、ネルアを可愛がりたいので」
「ひゃっ、っ」
耳、耳を舐められたわ。くちゅ、と音が響いて、すっごく恥ずかしい!
「ああ、いい反応ですね…」
「や、やめ、ラクシュ様っ」
頬を手で包まれて、逃げられない…!ぬるぬるとなんだか奥の方にまで…
「いや、いやです、らくしゅさまっ」
「ん…ほんとうに?こんなに…可愛らしい顔をしておいて?」
そんな事を言われても、分かる訳ないじゃないの!文句を言いたくても言えなくて、目で訴えれば、ふふ、と笑うラクシュ様。
「そんな目をしても、私を煽るだけですよ…」
「っん」
今度は耳たぶ!?もう、なんなの…!
翌朝、目が覚めたわたくしは、ベッドでぐずぐずとしていた。いえ、ね。昨夜のアレがちょっと、精神的に削られたのよ。体力的には削られていないけれど…すっごく時間を掛けて、耳を散々いじられたのよ。しかも、ワザと音を立ててするから…羞恥心がすごいのなんのって。
「ネルア様。朝食はこちらでご用意いたしますので、せめて起きていただけませんか」
レイには手間かけさせて悪いと思いつつも、なんだか昨夜の事を分かっているのか、リラックス効果のあるお茶だけ用意してくれて、わたくしがぐずぐずするのに付き合ってくれた。
それでも、いい加減良い時間になるとそう言う。
「連絡はいたしましたが…当主が来ると面倒なので」
面倒?
「その恰好で会う事になりますがよろしいですか」
「だめよ」
ラクシュ様に着せられたモノは、久しぶりに見る丈の短いナイトドレスで。恥ずかしがるわたくしをみて滾るとか言って、出て行ったのよ…!滾るって何よ、滾るって…!
万が一にもこの明るい時間にこの恰好で対面したくないので、レイに手伝って貰いながら、着替えて仕度をしたわよ。ただ、ラクシュ様はきませんでしたけれど。がっかりなんてしてませんわよ。
「ネルア。魔石用のペンダントトップ、デザイン画が上がってきましたので、見て頂きたいのですが」
と、夜、珍しくドアから入って来たラクシュ様にそう言われました。しかも、ちゃんとノックまでして。思わず二度見したわよ。本当にラクシュ様なのかしらと。それが思わず声に出して言っていたらしい。困ったように笑うラクシュ様に、名前を呼べばいいと言われました。
「ここにいる私が偽物であるならば、名前を呼べば本物が来る、と言う事なのですが…まあ、本物ですので、呼んだとしても私が返事をして終わります」
デザイン画が多くて、通常使う道が使えなかった、ということらしい。確かに腕に紙束を抱えていますが…それなら日常的にも普通に来て欲しいと言えば、嫌です。ときっぱり断られました。なんでよ…
「それにしても、これだけのデザイン画を用意するあいつらもあいつらですよね。気に入った物は全て作らせますので、遠慮せずに選んでください」
「そうおっしゃられましても…」
目の前に出された紙束は…50枚はあるのではという程で。ラクシュ様も、急いで選ばなくてもいいとおっしゃっられるので助かったわ。
「ネルアと一緒に選ぶのもいいんですが…今は、ネルアを可愛がりたいので」
「ひゃっ、っ」
耳、耳を舐められたわ。くちゅ、と音が響いて、すっごく恥ずかしい!
「ああ、いい反応ですね…」
「や、やめ、ラクシュ様っ」
頬を手で包まれて、逃げられない…!ぬるぬるとなんだか奥の方にまで…
「いや、いやです、らくしゅさまっ」
「ん…ほんとうに?こんなに…可愛らしい顔をしておいて?」
そんな事を言われても、分かる訳ないじゃないの!文句を言いたくても言えなくて、目で訴えれば、ふふ、と笑うラクシュ様。
「そんな目をしても、私を煽るだけですよ…」
「っん」
今度は耳たぶ!?もう、なんなの…!
翌朝、目が覚めたわたくしは、ベッドでぐずぐずとしていた。いえ、ね。昨夜のアレがちょっと、精神的に削られたのよ。体力的には削られていないけれど…すっごく時間を掛けて、耳を散々いじられたのよ。しかも、ワザと音を立ててするから…羞恥心がすごいのなんのって。
「ネルア様。朝食はこちらでご用意いたしますので、せめて起きていただけませんか」
レイには手間かけさせて悪いと思いつつも、なんだか昨夜の事を分かっているのか、リラックス効果のあるお茶だけ用意してくれて、わたくしがぐずぐずするのに付き合ってくれた。
それでも、いい加減良い時間になるとそう言う。
「連絡はいたしましたが…当主が来ると面倒なので」
面倒?
「その恰好で会う事になりますがよろしいですか」
「だめよ」
ラクシュ様に着せられたモノは、久しぶりに見る丈の短いナイトドレスで。恥ずかしがるわたくしをみて滾るとか言って、出て行ったのよ…!滾るって何よ、滾るって…!
万が一にもこの明るい時間にこの恰好で対面したくないので、レイに手伝って貰いながら、着替えて仕度をしたわよ。ただ、ラクシュ様はきませんでしたけれど。がっかりなんてしてませんわよ。
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