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結婚式準備
104:ラクシュ視点
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◆◇◆ラクシュ視点◆◇◆
それにしても、なんだってこうタイミングがいいのか悪いのか。素材をとるか、楽に安全に狩るかを考えたら、安全な方がいいので、もったいないですが数を減らします。
単純な攻撃方法として、魔術で巨大な岩を落とすことにしますが…音が問題なので注意を促しますが…ネルアの反応が悪いので、抱き寄せて耳を塞いだ上で、巨大な岩を打ち付ける。びくりと震えたから、安心させるために大丈夫だと言ってあげれば、ゆるりと身体から力を抜くから…滾って仕方ない。
…これから殲滅するのにちょうどいいですが。今回は我が君もいらっしゃる事ですし…絶対に、魔物をぶちのめすの、キモチイイでしょうねぇ。
そうして、我が君に魔術で様々なブーストを掛け、一緒に魔物へと走る。随分しばらくぶりの魔物退治ですが…まあ、やる事はいっしょなので。我が君の動きはすっごく分かりやすいですしね。
「うおぉぉりゃああ」
どごん
「こっちだあああ」
ぐしゃ
「ふっっっとべえええ」
ばきいぃん
と、まあ…掛け声が聞こえるとともに、その剣の軌道に魔物の急所を暗器で、魔術で、体術で移動させれば、良い様に、魔物を壊してくださいますので。
「よし、俺はもう満足だ」
「では、一度お昼にしますか?」
「そうだな」
何度も魔物を叩きつぶしていると、我が君は満足そうに笑ってそう言う。なので、お昼休憩を提案すれば頷かれたので、一族の者にも命令をする。
「お前たち。交代で休憩していいですよ。きちんと、こぼれない様にだけ注意しなさい」
私達だけ休憩して、他は働けとはいいませんよ。まあ、時と場合もありますけれど…幸いにも私の氷獄で壁を作っている事もありますし、土で壁を作る者もいますのでね。
まあ、魔物を壊したい奴もいますが、それはいつもの様に放っておくだけです。
ネルア達がいる場所へと向かいながら、我が君にクリーンを掛けて、綺麗にする。そこまでは汚れていないとは思いますが、まあ念の為。我が君は…結構血みどろでしたが。そりゃ剣で叩きつぶせばそうなりますよね。
しっかし…人の首とか、死体とか見て吐く割に、魔物だとぐちゃっとつぶしても平気というのは…何故でしょうね。
「俺ここでゆっくりするから、お前、行ってきていいぞ。全力で」
と、お昼ご飯を終えると、我が君にそう言われました。まあ、そうですよね。今まではあくまで我が君にやりやすい様にサポートしていただけですので。
「では、ネルアにいい所を見せなくてはいけませんね」
「ここからだと見えるか?」
「見えないでしょうが、そう思っていると気持ち的に違いますので」
ネルア、そこであからさまにほっとした顔しないでくださいますか。その意趣返しに、ネルアの唇にキスを軽く落とす。真っ赤になるネルアが可愛いので…行ってきますと言って、ブーストを掛けつつ、自分の周りに氷の欠片を出す。そうして、我が君から頂いた剣を抜いて、走る。
一瞬、とは流石に言いませんが、目の前に迫る魔物の首を切り落としながら、周りの魔物の目に氷の欠片を飛ばして目を潰す。
「お前たち。我が君に全力で、とおっしゃっていただきましたので…被弾するんじゃありませんよ」
言いながら、近くの魔物の首を切り落とす。やっぱり、こうでないと面白くないですよね。ええ。
それにしても、なんだってこうタイミングがいいのか悪いのか。素材をとるか、楽に安全に狩るかを考えたら、安全な方がいいので、もったいないですが数を減らします。
単純な攻撃方法として、魔術で巨大な岩を落とすことにしますが…音が問題なので注意を促しますが…ネルアの反応が悪いので、抱き寄せて耳を塞いだ上で、巨大な岩を打ち付ける。びくりと震えたから、安心させるために大丈夫だと言ってあげれば、ゆるりと身体から力を抜くから…滾って仕方ない。
…これから殲滅するのにちょうどいいですが。今回は我が君もいらっしゃる事ですし…絶対に、魔物をぶちのめすの、キモチイイでしょうねぇ。
そうして、我が君に魔術で様々なブーストを掛け、一緒に魔物へと走る。随分しばらくぶりの魔物退治ですが…まあ、やる事はいっしょなので。我が君の動きはすっごく分かりやすいですしね。
「うおぉぉりゃああ」
どごん
「こっちだあああ」
ぐしゃ
「ふっっっとべえええ」
ばきいぃん
と、まあ…掛け声が聞こえるとともに、その剣の軌道に魔物の急所を暗器で、魔術で、体術で移動させれば、良い様に、魔物を壊してくださいますので。
「よし、俺はもう満足だ」
「では、一度お昼にしますか?」
「そうだな」
何度も魔物を叩きつぶしていると、我が君は満足そうに笑ってそう言う。なので、お昼休憩を提案すれば頷かれたので、一族の者にも命令をする。
「お前たち。交代で休憩していいですよ。きちんと、こぼれない様にだけ注意しなさい」
私達だけ休憩して、他は働けとはいいませんよ。まあ、時と場合もありますけれど…幸いにも私の氷獄で壁を作っている事もありますし、土で壁を作る者もいますのでね。
まあ、魔物を壊したい奴もいますが、それはいつもの様に放っておくだけです。
ネルア達がいる場所へと向かいながら、我が君にクリーンを掛けて、綺麗にする。そこまでは汚れていないとは思いますが、まあ念の為。我が君は…結構血みどろでしたが。そりゃ剣で叩きつぶせばそうなりますよね。
しっかし…人の首とか、死体とか見て吐く割に、魔物だとぐちゃっとつぶしても平気というのは…何故でしょうね。
「俺ここでゆっくりするから、お前、行ってきていいぞ。全力で」
と、お昼ご飯を終えると、我が君にそう言われました。まあ、そうですよね。今まではあくまで我が君にやりやすい様にサポートしていただけですので。
「では、ネルアにいい所を見せなくてはいけませんね」
「ここからだと見えるか?」
「見えないでしょうが、そう思っていると気持ち的に違いますので」
ネルア、そこであからさまにほっとした顔しないでくださいますか。その意趣返しに、ネルアの唇にキスを軽く落とす。真っ赤になるネルアが可愛いので…行ってきますと言って、ブーストを掛けつつ、自分の周りに氷の欠片を出す。そうして、我が君から頂いた剣を抜いて、走る。
一瞬、とは流石に言いませんが、目の前に迫る魔物の首を切り落としながら、周りの魔物の目に氷の欠片を飛ばして目を潰す。
「お前たち。我が君に全力で、とおっしゃっていただきましたので…被弾するんじゃありませんよ」
言いながら、近くの魔物の首を切り落とす。やっぱり、こうでないと面白くないですよね。ええ。
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