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家へ引っ越してから
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結婚式の日程は、あっさりと許可された。と言っても、まだ王太子様とルーヴェリア様の結婚発表の日取りも決まっていないらしく、なんとなくこの辺り、というふんわりとした状況らしい。貴族との調整で変わるから仕方ないと、ルーヴェリア様が笑ってらしたわ。
そうして、なんだかんだで新居というか、邸宅へと引っ越しました。と言っても、食事のたびに城へとあがらないといけないし、お后様の宮殿の部屋も残しているから、邸宅の意味って…と、思ってしまう。
でも、キッチンは使いやすそうだったし、お風呂とかも宮殿のお部屋と遜色なくてすごかったわ。邸宅の広さは結構あって、お客様が泊る別の棟にお部屋もあるし…ラクシュ様曰く、ルーヴェリア様の居住地から直線距離で近い、とおっしゃっていたけれど…直線距離…城を囲む壁とか、結構な高さありますがいいんですか。一応兵が見回りしてますがいいんですか。と、遠い目をしてしまったわよ。
引っ越しの初日は、朝食はお城で頂いたけれど、昼食はこちらの邸宅でいただくとお断りをしたので…メイド達と一緒に、サンドイッチを作ったわ。混ぜたり挟んだりする位だったけれど、それでも楽しい。パンの耳は、綺麗にすっぱり切り取られて、ラクシュ様にも言える事だけれど、刃物の扱い…と、茫然とするまでがセットよね。
庭が見える応接室で、メイドのみんなと食べたわ。美味しかった。庭は整えられてはいるけれど、まだ花が咲いたものがない。ここら辺は徐々にという話だったわ。
午後からは、わたくしの私室を見て回ったわ。意外だったのが、庭が近かった事。二階で窓からは結構離れているけれど、こう、警備の事を考えるといいのかな?と思ってしまったのよ。通りに面しているわけではないから、いいのかしら。流石にその辺りを手抜きするはずもないし、なにかしらの考えがあるのかしらね。
ただ…ここは本当に部屋というか…ある意味書斎の様相で、応接セットはあるけれど、クローゼットもないし、もちろんベッドもない。縫物をする材料はあったけれど…本当に書斎ね、うん。
ではそれらはどこにあるのか、と言えば…一階の、お風呂の近くにベッドルームと、クローゼットがあったわよ。なんで!?と言ったら、利便性の問題のようです。と、レイから言われたわよ。利便性って何…
それならラクシュ様のお部屋は何処なのかと聞けば、1階でわたくしの部屋の下に位置するらしい。なぜここなのか聞いたら、窓から直ぐに行けるからでは?と言われたけれど、意味がわからないわ。だって、行き来しやすい様にというのであれば、隣の部屋でもいいわけですし。まさか床に抜け穴とかあるのかしら。
色々聞きたい事もあるので夕食の時間より早く…いつもであればまだ執務室で仕事をしている時間に、登城してルーヴェリア様の執務室へ行きたかったのだけれど…
「お疲れ様です」
「ああ、お疲れ、っと、待ってくれ。あんた見ない顔だな」
レイに続いて、従業員用の門を通ろうとしたら、その門を見ている兵に止められたわ。あれ。話が行っているとレイが言っていたのだけれど。
そうして、なんだかんだで新居というか、邸宅へと引っ越しました。と言っても、食事のたびに城へとあがらないといけないし、お后様の宮殿の部屋も残しているから、邸宅の意味って…と、思ってしまう。
でも、キッチンは使いやすそうだったし、お風呂とかも宮殿のお部屋と遜色なくてすごかったわ。邸宅の広さは結構あって、お客様が泊る別の棟にお部屋もあるし…ラクシュ様曰く、ルーヴェリア様の居住地から直線距離で近い、とおっしゃっていたけれど…直線距離…城を囲む壁とか、結構な高さありますがいいんですか。一応兵が見回りしてますがいいんですか。と、遠い目をしてしまったわよ。
引っ越しの初日は、朝食はお城で頂いたけれど、昼食はこちらの邸宅でいただくとお断りをしたので…メイド達と一緒に、サンドイッチを作ったわ。混ぜたり挟んだりする位だったけれど、それでも楽しい。パンの耳は、綺麗にすっぱり切り取られて、ラクシュ様にも言える事だけれど、刃物の扱い…と、茫然とするまでがセットよね。
庭が見える応接室で、メイドのみんなと食べたわ。美味しかった。庭は整えられてはいるけれど、まだ花が咲いたものがない。ここら辺は徐々にという話だったわ。
午後からは、わたくしの私室を見て回ったわ。意外だったのが、庭が近かった事。二階で窓からは結構離れているけれど、こう、警備の事を考えるといいのかな?と思ってしまったのよ。通りに面しているわけではないから、いいのかしら。流石にその辺りを手抜きするはずもないし、なにかしらの考えがあるのかしらね。
ただ…ここは本当に部屋というか…ある意味書斎の様相で、応接セットはあるけれど、クローゼットもないし、もちろんベッドもない。縫物をする材料はあったけれど…本当に書斎ね、うん。
ではそれらはどこにあるのか、と言えば…一階の、お風呂の近くにベッドルームと、クローゼットがあったわよ。なんで!?と言ったら、利便性の問題のようです。と、レイから言われたわよ。利便性って何…
それならラクシュ様のお部屋は何処なのかと聞けば、1階でわたくしの部屋の下に位置するらしい。なぜここなのか聞いたら、窓から直ぐに行けるからでは?と言われたけれど、意味がわからないわ。だって、行き来しやすい様にというのであれば、隣の部屋でもいいわけですし。まさか床に抜け穴とかあるのかしら。
色々聞きたい事もあるので夕食の時間より早く…いつもであればまだ執務室で仕事をしている時間に、登城してルーヴェリア様の執務室へ行きたかったのだけれど…
「お疲れ様です」
「ああ、お疲れ、っと、待ってくれ。あんた見ない顔だな」
レイに続いて、従業員用の門を通ろうとしたら、その門を見ている兵に止められたわ。あれ。話が行っているとレイが言っていたのだけれど。
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