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序章
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「…会いたくないわ」
いつも、お仕着せを着て、出勤というか、ルーヴェリア様とラクシュ様とで一緒に朝食を食べるべく向かうのだけれど…今日は行きたくない。というか、ラクシュ様とどんな顔をして会えばいいのか…
「欠席すると連絡しても、押しかけてきますよ」
「え!?」
「抱きつぶして壊したかと心配して」
「え…」
「あれだけまったりタイムしておいてそれはないでしょうにねぇ」
なんだかレイの言葉にわたくしの心が耐えられない…!というか…抱きつぶすとか、ただの作り話かと思っていたのだけれど…まさか本当にあるの…
「さ、行きますよ。嫌な事はさっさと済ませる方がよいですよ」
嫌というか…恥ずかしいだけよとは言えないわ。
レイがノックをして、そうして食事の部屋へと入れば…ルーヴェリア様がげんなりした顔をしている!?
部屋を見回すと、ルーヴェリア様しかいないから…ラクシュ様が食事を取りに行ったのかしら。ルーヴェリア様をお一人にしておくことはしないと思っていたのだけれど…
「…おはようございます」
「おーおはよう」
「お疲れですか?あ、二日酔いでしょうか」
そういえば、余りアルコールに強くないと、ラクシュ様が言っていたわね。二日酔いのルーヴェリア様を叩き起こして、剣でふるぼっこにするとか、王族に対してそれはどうなのかと思われる事を言っていたことまで思い出して聞けば、すごく嫌そうな顔をする。
「それもあるが、あいつ、いつになく上機嫌でなぁ…もうヤった?っ、いってぇ」
今、何もない空間から、トレイが飛んで来て、ルーヴェリア様の頭に当たったのだけれど…怪奇現象!?
…というか…そっちの話がラクシュ様の態度で筒抜けってちょっといたたまれないのだけれど…
「まったく…油断するとすぐこれですからね。ネルア、おはようございます。キスしていいですか?」
「え、いえ、あの、」
今どこから現れたの!?ルーヴェリア様の近くに急に湧いて出たわよ!?しかも流れる様にキスしていいかと聞かれるとかちょっと空気というか、場所を考えて欲しい。この場には、高貴な方…というか、ラクシュ様の主様がいらっしゃるというのに、その方の目の届く場所でそれとかどうなの…
「俺もジョセフィーヌに会いたいというのに。あーあと二か月もあるんだぞ」
「ご希望でしたらお連れしますが」
「バレたら意味がないだろが」
「バレなければいいんですよ」
ルーヴェリア様、そこで残念がっていないで、止めてくださいませんか。と、そう願うも、とんでもない方向へ…確かに昨日ラクシュ様は男子禁制のわたくしの部屋に来ましたが、駄目でしょう。バレなければいいとかそういう問題ではないと思うのですが。
「で、キスしていいですよね、では失礼して」
「え、ちょ、んっ」
軽く現実逃避していたら、質問という体をすっ飛ばして、強制的な方向に切り替えられて、キスされていた。しかも舌…ルーヴェリア様もいらっしゃるというのに、こんなの、嫌。
いつも、お仕着せを着て、出勤というか、ルーヴェリア様とラクシュ様とで一緒に朝食を食べるべく向かうのだけれど…今日は行きたくない。というか、ラクシュ様とどんな顔をして会えばいいのか…
「欠席すると連絡しても、押しかけてきますよ」
「え!?」
「抱きつぶして壊したかと心配して」
「え…」
「あれだけまったりタイムしておいてそれはないでしょうにねぇ」
なんだかレイの言葉にわたくしの心が耐えられない…!というか…抱きつぶすとか、ただの作り話かと思っていたのだけれど…まさか本当にあるの…
「さ、行きますよ。嫌な事はさっさと済ませる方がよいですよ」
嫌というか…恥ずかしいだけよとは言えないわ。
レイがノックをして、そうして食事の部屋へと入れば…ルーヴェリア様がげんなりした顔をしている!?
部屋を見回すと、ルーヴェリア様しかいないから…ラクシュ様が食事を取りに行ったのかしら。ルーヴェリア様をお一人にしておくことはしないと思っていたのだけれど…
「…おはようございます」
「おーおはよう」
「お疲れですか?あ、二日酔いでしょうか」
そういえば、余りアルコールに強くないと、ラクシュ様が言っていたわね。二日酔いのルーヴェリア様を叩き起こして、剣でふるぼっこにするとか、王族に対してそれはどうなのかと思われる事を言っていたことまで思い出して聞けば、すごく嫌そうな顔をする。
「それもあるが、あいつ、いつになく上機嫌でなぁ…もうヤった?っ、いってぇ」
今、何もない空間から、トレイが飛んで来て、ルーヴェリア様の頭に当たったのだけれど…怪奇現象!?
…というか…そっちの話がラクシュ様の態度で筒抜けってちょっといたたまれないのだけれど…
「まったく…油断するとすぐこれですからね。ネルア、おはようございます。キスしていいですか?」
「え、いえ、あの、」
今どこから現れたの!?ルーヴェリア様の近くに急に湧いて出たわよ!?しかも流れる様にキスしていいかと聞かれるとかちょっと空気というか、場所を考えて欲しい。この場には、高貴な方…というか、ラクシュ様の主様がいらっしゃるというのに、その方の目の届く場所でそれとかどうなの…
「俺もジョセフィーヌに会いたいというのに。あーあと二か月もあるんだぞ」
「ご希望でしたらお連れしますが」
「バレたら意味がないだろが」
「バレなければいいんですよ」
ルーヴェリア様、そこで残念がっていないで、止めてくださいませんか。と、そう願うも、とんでもない方向へ…確かに昨日ラクシュ様は男子禁制のわたくしの部屋に来ましたが、駄目でしょう。バレなければいいとかそういう問題ではないと思うのですが。
「で、キスしていいですよね、では失礼して」
「え、ちょ、んっ」
軽く現実逃避していたら、質問という体をすっ飛ばして、強制的な方向に切り替えられて、キスされていた。しかも舌…ルーヴェリア様もいらっしゃるというのに、こんなの、嫌。
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