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第八章:なんだか生活も変わった
残念なプロポーズ
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お風呂をものすんごく堪能していたら…スタンフォードが戻ってきた。そんなにゆっくりしてたかな…
「俺も入るがいいか」
「うん…」
ダメって拒否するのもな…それに今更だしと思ったし。魔術でぱっと服を消し去った美男子が現れましたが…うわ…素でその大きさなの…いつもどこにしまってるんだそれ…
「ユウ…しばらく、買い物は俺も行くから、声かけろ」
と、湯船につかった美男子が言う。買い物?急に何をと思ったけど、今日の事気にしてくれてるのかな。
「ん、うん。分かった。でも、いいの?研究…」
「急ぐものでも、ないし」
言いながら腰抱かれて…膝の上に乗せられましたが…しかも頬にキスしてくるし。
「あと…王に、結婚の許可を貰いに行こう」
「分かった」
「それから…結婚して一月…蜜月というんだが、その間に子をもうける事は、良い事だと言われているから…子を、産んでくれるな?」
おい、いきなり何言ってるんだこいつは。いや…結婚するならそういう事もあるとは思ってたけどね。いつだったか、ちゃんと触媒つくれば人と同じような身体に出来るとも言われましたけどもね。
「駄目、か?俺の子は、嫌か?」
「そういう事では、ないんですけどね…」
いや、ほら、なんていうか…気持ちが分からないというか。まあ、最初はそういう理由で呼ばれたわけだし。契約結婚みたいな感じかなとは考えたけど…こう、なんていうか…ものすごく熱っぽい顔で、目で、いわれりゃ、そりゃ、さあ…残念感があるわけで。
「なんで、ここで言うかな?」
「あ。す、すまない。香りに、酔ったのかもしれない」
まあ…一面真っ赤なバラですしね。分からなくもないけど。お風呂にまっぱだかで入ってるという状況じゃなければ、そりゃ…さ。
「…嫌では、ない?」
「まあ…スタンフォードになら、抱かれても嫌じゃないくらいには」
そう言ったら、熱烈なキスされて、そのまま…そこで致してしまったのは…まあ、しょうがないのかなぁ。
その後も…ベッドに連れ込まれて…なんかもう、ひたすら甘く抱かれた。最中に、何度も何度も『好き』『愛してる』と、『ゆるしてくれ』『嫌いにならないで』も追加して。
どうやら、ホムンクルスとの繋がりを切るあたりから、私がここに来た当初から城から帰ってきた辺りの事を後悔していたらしい。
二人して果てた後…いわゆる賢者タイムというやつ?その時に、また顔にちゅっちゅとキスの雨を降らせながら、『欲しい物はなんでも用意する』『行きたい所にも連れて行ってやるからどこ行きたい?』『したいことはあるか?』とか、なんか色々聞いてくるし…ちょっと、下僕ができた感じが…するん…だけど…あれ…?
「俺も入るがいいか」
「うん…」
ダメって拒否するのもな…それに今更だしと思ったし。魔術でぱっと服を消し去った美男子が現れましたが…うわ…素でその大きさなの…いつもどこにしまってるんだそれ…
「ユウ…しばらく、買い物は俺も行くから、声かけろ」
と、湯船につかった美男子が言う。買い物?急に何をと思ったけど、今日の事気にしてくれてるのかな。
「ん、うん。分かった。でも、いいの?研究…」
「急ぐものでも、ないし」
言いながら腰抱かれて…膝の上に乗せられましたが…しかも頬にキスしてくるし。
「あと…王に、結婚の許可を貰いに行こう」
「分かった」
「それから…結婚して一月…蜜月というんだが、その間に子をもうける事は、良い事だと言われているから…子を、産んでくれるな?」
おい、いきなり何言ってるんだこいつは。いや…結婚するならそういう事もあるとは思ってたけどね。いつだったか、ちゃんと触媒つくれば人と同じような身体に出来るとも言われましたけどもね。
「駄目、か?俺の子は、嫌か?」
「そういう事では、ないんですけどね…」
いや、ほら、なんていうか…気持ちが分からないというか。まあ、最初はそういう理由で呼ばれたわけだし。契約結婚みたいな感じかなとは考えたけど…こう、なんていうか…ものすごく熱っぽい顔で、目で、いわれりゃ、そりゃ、さあ…残念感があるわけで。
「なんで、ここで言うかな?」
「あ。す、すまない。香りに、酔ったのかもしれない」
まあ…一面真っ赤なバラですしね。分からなくもないけど。お風呂にまっぱだかで入ってるという状況じゃなければ、そりゃ…さ。
「…嫌では、ない?」
「まあ…スタンフォードになら、抱かれても嫌じゃないくらいには」
そう言ったら、熱烈なキスされて、そのまま…そこで致してしまったのは…まあ、しょうがないのかなぁ。
その後も…ベッドに連れ込まれて…なんかもう、ひたすら甘く抱かれた。最中に、何度も何度も『好き』『愛してる』と、『ゆるしてくれ』『嫌いにならないで』も追加して。
どうやら、ホムンクルスとの繋がりを切るあたりから、私がここに来た当初から城から帰ってきた辺りの事を後悔していたらしい。
二人して果てた後…いわゆる賢者タイムというやつ?その時に、また顔にちゅっちゅとキスの雨を降らせながら、『欲しい物はなんでも用意する』『行きたい所にも連れて行ってやるからどこ行きたい?』『したいことはあるか?』とか、なんか色々聞いてくるし…ちょっと、下僕ができた感じが…するん…だけど…あれ…?
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