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第四章:結婚する為に城へ行きます
色々な用事を決められました
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「じゃあ…王にもちゃんと話すとして…今余りにもショックで寝込んでいてね」
と、どうやら話はついたようで。結婚式のような大きなものはしたくないと、スタンフォードが言い、一応王族に連なるのだからと言われたけれど、私が記憶喪失ということで、ひとまず結婚の許可だけ王様に貰う、という事に。
ただ、王様、ひとめぼれして結婚したいという報告に倒れてしまったという事で…
「結婚しろと言っていた当人が倒れてどうするんです」
「嘘だと信じてないらしいぞ。で、なんどもなんども書面みては倒れてるとか言ってたな」
「否定はしないでしょうけど、信じられないんでしょうね。ほんと、もう私達も最近では諦めてましたから。二人で、私達二人がたくさん子供作るしかないかなっていってた位で。妃ふやそうかな、とも思ってましたね」
と、いう事で、本人の口から報告と、許可を貰いなさい。と、王太子に言われていた。ただ…
「本人が来たという事で、逆に結婚の話なんて嘘でしたと言われるんじゃないかと心配して、逆に倒れてしまったんですよね…なので、もう少し待っていただきたいので、まあその間にこの城で色々と…さっきもいいましたが、いろいろとしててください」
「そうだな!明日辺りさっそく連れて行ってやるよ」
「…そういえば、家財道具どうしてましたっけね」
家財道具?キッチンの道具は欲しいけど、後は…だって、魔法でなんとでもなっちゃうんだもん。でも、口にはできないから黙っておく。
「…服とか、どうしているんですか?」
「そりゃあ…」
「魔術で作ってるんでしょうね。分かってます、私もむかーしやってましたからねぇ。でも、駄目ですよ。ちゃんと、店で、つくりなさい」
と、何故か怒られていた。なので、明日は服屋にも行くことになった。
…私も最初、着替えは!?洗ってる間どうするの!?ってなったけれど、魔術で綺麗にできるし…何気に自分でもその魔術使えるし。流石に形状変化は出来ないけど…案外、スタンフォードのやり方に染まっていたのかもしれない…
というか、まあ、嫌いなデザインではないから…怒らせないように、言わなかっただけ、かな。
さて。話し合いが済んで、スタンフォードの部屋に戻ったけれども。
「湯あみの準備が整っております。お部屋は、隣を奥様用に整えてございますので、そちらをお使いください」
ゆあみって…なんだろう?そう、スタンフォードに目で聞けば、行ってこいと言われた。いや、許可が欲しいんじゃなくてね。そして謎の知識も流れてこないし。なんなの。
と、頭の上にはてなマークを飛ばしながら、メイドさんに連れていかれたのは…お風呂だった!
けれど、そこで思い出した、注意事項一つ。誰にも裸を見せるな、という事だった。なんでだって聞いても答えてくれないし教えてくれなかった。だから…
「あの、い、いやです」
「水が嫌いという事でしょうか」
「あ、ちが、えと」
水がダメって訳じゃないんだけど、じゃあなんて言えばいいのよ!くっそ、スタンフォードめ!!!
「違うのでしたら、入りましょう。さあ、服を」
「だめ、いや…だめなのっ」
スタンフォードの言いつけを破ったら…どうなるんだろう。ご主人様の、命令を、聞かない…なんて…
「いやあっ!いやっいやだあ!」
そう、創造主の、めいれいは、ぜったい---
と、どうやら話はついたようで。結婚式のような大きなものはしたくないと、スタンフォードが言い、一応王族に連なるのだからと言われたけれど、私が記憶喪失ということで、ひとまず結婚の許可だけ王様に貰う、という事に。
ただ、王様、ひとめぼれして結婚したいという報告に倒れてしまったという事で…
「結婚しろと言っていた当人が倒れてどうするんです」
「嘘だと信じてないらしいぞ。で、なんどもなんども書面みては倒れてるとか言ってたな」
「否定はしないでしょうけど、信じられないんでしょうね。ほんと、もう私達も最近では諦めてましたから。二人で、私達二人がたくさん子供作るしかないかなっていってた位で。妃ふやそうかな、とも思ってましたね」
と、いう事で、本人の口から報告と、許可を貰いなさい。と、王太子に言われていた。ただ…
「本人が来たという事で、逆に結婚の話なんて嘘でしたと言われるんじゃないかと心配して、逆に倒れてしまったんですよね…なので、もう少し待っていただきたいので、まあその間にこの城で色々と…さっきもいいましたが、いろいろとしててください」
「そうだな!明日辺りさっそく連れて行ってやるよ」
「…そういえば、家財道具どうしてましたっけね」
家財道具?キッチンの道具は欲しいけど、後は…だって、魔法でなんとでもなっちゃうんだもん。でも、口にはできないから黙っておく。
「…服とか、どうしているんですか?」
「そりゃあ…」
「魔術で作ってるんでしょうね。分かってます、私もむかーしやってましたからねぇ。でも、駄目ですよ。ちゃんと、店で、つくりなさい」
と、何故か怒られていた。なので、明日は服屋にも行くことになった。
…私も最初、着替えは!?洗ってる間どうするの!?ってなったけれど、魔術で綺麗にできるし…何気に自分でもその魔術使えるし。流石に形状変化は出来ないけど…案外、スタンフォードのやり方に染まっていたのかもしれない…
というか、まあ、嫌いなデザインではないから…怒らせないように、言わなかっただけ、かな。
さて。話し合いが済んで、スタンフォードの部屋に戻ったけれども。
「湯あみの準備が整っております。お部屋は、隣を奥様用に整えてございますので、そちらをお使いください」
ゆあみって…なんだろう?そう、スタンフォードに目で聞けば、行ってこいと言われた。いや、許可が欲しいんじゃなくてね。そして謎の知識も流れてこないし。なんなの。
と、頭の上にはてなマークを飛ばしながら、メイドさんに連れていかれたのは…お風呂だった!
けれど、そこで思い出した、注意事項一つ。誰にも裸を見せるな、という事だった。なんでだって聞いても答えてくれないし教えてくれなかった。だから…
「あの、い、いやです」
「水が嫌いという事でしょうか」
「あ、ちが、えと」
水がダメって訳じゃないんだけど、じゃあなんて言えばいいのよ!くっそ、スタンフォードめ!!!
「違うのでしたら、入りましょう。さあ、服を」
「だめ、いや…だめなのっ」
スタンフォードの言いつけを破ったら…どうなるんだろう。ご主人様の、命令を、聞かない…なんて…
「いやあっ!いやっいやだあ!」
そう、創造主の、めいれいは、ぜったい---
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