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第3.5章
94 探知
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「――祓魔の陣……っ!」
地面に描いた魔法陣は、ぼんやりと橙に光って……ほんの少しだけ爆発した。丁度、ポップコーンを作るときくらいの小規模な爆発。これじゃゴブリンもスライムも殺せない。それどころか、きっと傷一つだって付けられない。
ただ、満天の星空の下の光は、とても綺麗に見えた。小さくたって、弱くたって、術式は発動したんだ。
ローレンツさんは、覚えは早いと言ってくれた。エリッツさんも、基礎はできていると言ってくれた。
じゃあ、僕に足りないのは何なのか。答えは単純で残酷だった。
――魔力。魔力が、ただ圧倒的に足りなかった。
幸い、解析は魔力に頼る部分が少ない。むしろ、練度を高めれば魔力の消費はほとんどなくなるほどだ。まだまだ未熟な僕でさえ、解析で魔力不足になることは減ってきた。
ただ、それじゃダメなんだ。僕は勇者だから。魔族は生まれつき魔力が多い者がほとんどらしいし、魔界にヒントでもあればいいけど。
「……こんな夜中に、何をしている」
「ルイン」
ルインは、僕を見ると少し驚いたような顔をした。普段散々に言ってくるけど、今回ばかりはそうもいかないだろう。僕だって努力しているんだ。
「まさかこれほどとは……」
「僕だってただ護られるだけじゃいけないと思って」
「……これほど愚かだとは。心底呆れたな」
……え?
「何を高望みしている。最早貴様にできることはただ一つ、勇者と、宮廷騎士の足を引っ張らないことだけだ」
「そんなことわかってる! だから、そのためにやってたんだ。足を引っ張らないためにも、僕は――」
「睡眠時間を削って、判断力の落ちた状態で戦闘に臨むのか? それも、魔界の強力な魔物との戦闘に? その程度の技術と魔力で己が身を守ることができるのか? そもそも解析は成功するか? 寝不足の集中力で? 足を引っ張らない? 何を言っている!」
自惚れもいい加減にしろ、とルインは続ける。
「まずは解析士の職だけでも全うすることだな。それ以上を望むな。貴様如きには不可能だ」
「でも、僕は――」
何か言い返そうと思ったけど、言葉が出てこなかった。確かにルインの言う通りかもしれない。
「……じゃあ、もう寝ることにするよ。おやすみ」
「……フン」
ああ、魔力さえ手に入れば。いや、いっそ魔力がなくたっていい。勇者としての力が欲しい――
*
「まーくん、おはよう?」
「ん……ああ、エリッツさん」
相変わらず身体の節々が痛い。そろそろ城のベッドが恋しくなってきた。
ただ、睡眠時間の方はルインが言うほどじゃなさそうだ。勇者補正のお陰で、多少の寝不足くらいではパフォーマンスが下がることもなさそう。
「ごっはん、ごっはん! とりゃー!」
「あっおいシエル! それ俺のだぞ!」
シエルが龍牙のクッキーを奪って走り回っている。朝から元気だな。
エリッツさんが淹れてくれるコーヒー(みたいなもの)との相性は案外いいので、シエルはクッキーの方はまぁまぁ好きらしい。パサパサだし甘くもないし、本当のクッキーを知ってたらとても好きにはなれないけど。
「お、誠! おはよ!」
「ああ、おはよう龍牙」
「……なんか眠そうだけど大丈夫か? ちゃんと寝れてるか?」
「勿論。僕は枕があればどこだって寝れるよ」
やっぱり寝不足に見えるのかな。これでもそこそこ寝たんだけど。
「マコト、本当に平気? 具合悪そうだけど……ボクのこれ、食べる?」
「いやいや、そんなことないって。慣れない旅でちょっと疲れてるかもしれないけど、別に具合は悪くないよ」
シエルにまで心配されてしまった。これからは少し特訓の時間を短くしよう。
軽く雑談をしながら朝食をコーヒーもどきで流し込み、出発の準備をする。と、言ってもテントを片付けて焚き火を消すだけだ。
魔物除けの結界の方はエリッツさんに任せてる。僕らが下手にいじると、魔力を込める装置が壊れかねないし。
「っし、こっちは片付け終わり! 誠の方はどうだ?」
「ああ、この杭を抜いたら終わるよ。荷物は鞄に入れておいたし」
「鞄……誠、それどこ置いた?」
「どこって、すぐそこの……あれ?」
なかった。
今さっき置いたはずの鞄が、影も形もなくなっていた。
「そんなはずない! 今、たった今だ。まだ置いてから三十秒も経ってない!」
「十中八九持ち去られただろうな。その正体は魔物か人か、或いは魔族か」
「そんな……」
あんなに大きいものを、誰が。エリッツさんの魔術で僕でも背負えるほどに軽くなっているけど、大きさはかなりのものだ。
誰も気付かなかったなんてことがあるのか。僕はまだしも、ルインにシエル、龍牙にエリッツさんまで、その誰もが気付かないなんてことが。
あそこに食料だって全部入ってるんだ。このままじゃ毒サソリを食べることになる。
「……ごめん、僕のせいだ」
「ああ、貴様のせいだな。で、どうする? 貴様ごときの肉では、丁寧に切り分けても数日が限界だろうが」
「うるさい!」
ルインは僕を鼻で笑って、空気に溶けるように消えた。
「ま、まぁルインの言うことは気にしないとしてもだな。あの荷物は取り返さないとまずい。エリッツさんの武器のメンテもできないし」
そうだ、食料以外にも必要なものが山ほどある。ここで取り返せないまま魔界に行くなんて、それこそ自殺行為だ。
「結界の解除、終わったよー! ってあれ、二人とも暗い顔してどうしたの?」
「……実は、鞄が何者かに盗まれてしまって」
「ええ!? お姉さんでも気配に気付けなかったよ! とにかくそんな落ち込まないで? ね?」
エリッツさんが優しすぎて辛い。僕がもっと見えやすい場所に運んでおけば、こんなことにはならなかった。
「マコト、エリ姉の言う通りだよ! ボクも魔力を探ってみるし、まだ遠くには行ってないはず!」
「そうそう、要は取り返せばいいんだ。俺は向こうの岩の方を探す。姉さんとシエルは反対の方で二手にわかれてくれるか?」
「はーい!」
「りょーかい!」
魔力を探る……もしかしたら、僕にもできるかもしれない。解析も似たような感覚だし。
目を閉じて、魔力の流れに集中する。ローレンツさんに教わった通り、素因の流れに身を任せる。
「――探知」
僕の周りに無数の紐が現れた。ああ、これが魔力なんだろう。この眩しいのが龍牙、こっちのあったかいのがシエル、それでこの滑らかなのがエリッツさんかな。ちょっと薄いけど僕の近くにいるのは多分ルイン。細くて尖ってるし。直感でわかる。
ただ、他は古そうな魔力ばかりだ。最近ここに来たようなのは僕らのやつしか――いや。
鞄のあった場所に薄い靄。そしてそこから更に薄く、ルインの魔力よりも遥かに薄く数本の魔力が伸びている。茶色くひび割れた、明らかに感じたことのない魔力。確実にこれだ。薄いけど決して古くはない。
「皆! 魔力の跡を見つけた! これを辿ればきっと取り返せる!」
「でかした誠、さっすが解析士なだけあるな!」
「凄いよまーくん! お姉さんより早く見つけるなんて!」
解析の能力がこんなところで役に立つなんて。勇者向きじゃないけど、悪くはない能力なのかもしれない。
「行こう、向こうの瓦礫の方だ」
「おっけー走るぞ! ――加速!」
鞄を奪ったのが誰かは知らないけど、勇者に喧嘩を売ったことを後悔させてやる。
地面に描いた魔法陣は、ぼんやりと橙に光って……ほんの少しだけ爆発した。丁度、ポップコーンを作るときくらいの小規模な爆発。これじゃゴブリンもスライムも殺せない。それどころか、きっと傷一つだって付けられない。
ただ、満天の星空の下の光は、とても綺麗に見えた。小さくたって、弱くたって、術式は発動したんだ。
ローレンツさんは、覚えは早いと言ってくれた。エリッツさんも、基礎はできていると言ってくれた。
じゃあ、僕に足りないのは何なのか。答えは単純で残酷だった。
――魔力。魔力が、ただ圧倒的に足りなかった。
幸い、解析は魔力に頼る部分が少ない。むしろ、練度を高めれば魔力の消費はほとんどなくなるほどだ。まだまだ未熟な僕でさえ、解析で魔力不足になることは減ってきた。
ただ、それじゃダメなんだ。僕は勇者だから。魔族は生まれつき魔力が多い者がほとんどらしいし、魔界にヒントでもあればいいけど。
「……こんな夜中に、何をしている」
「ルイン」
ルインは、僕を見ると少し驚いたような顔をした。普段散々に言ってくるけど、今回ばかりはそうもいかないだろう。僕だって努力しているんだ。
「まさかこれほどとは……」
「僕だってただ護られるだけじゃいけないと思って」
「……これほど愚かだとは。心底呆れたな」
……え?
「何を高望みしている。最早貴様にできることはただ一つ、勇者と、宮廷騎士の足を引っ張らないことだけだ」
「そんなことわかってる! だから、そのためにやってたんだ。足を引っ張らないためにも、僕は――」
「睡眠時間を削って、判断力の落ちた状態で戦闘に臨むのか? それも、魔界の強力な魔物との戦闘に? その程度の技術と魔力で己が身を守ることができるのか? そもそも解析は成功するか? 寝不足の集中力で? 足を引っ張らない? 何を言っている!」
自惚れもいい加減にしろ、とルインは続ける。
「まずは解析士の職だけでも全うすることだな。それ以上を望むな。貴様如きには不可能だ」
「でも、僕は――」
何か言い返そうと思ったけど、言葉が出てこなかった。確かにルインの言う通りかもしれない。
「……じゃあ、もう寝ることにするよ。おやすみ」
「……フン」
ああ、魔力さえ手に入れば。いや、いっそ魔力がなくたっていい。勇者としての力が欲しい――
*
「まーくん、おはよう?」
「ん……ああ、エリッツさん」
相変わらず身体の節々が痛い。そろそろ城のベッドが恋しくなってきた。
ただ、睡眠時間の方はルインが言うほどじゃなさそうだ。勇者補正のお陰で、多少の寝不足くらいではパフォーマンスが下がることもなさそう。
「ごっはん、ごっはん! とりゃー!」
「あっおいシエル! それ俺のだぞ!」
シエルが龍牙のクッキーを奪って走り回っている。朝から元気だな。
エリッツさんが淹れてくれるコーヒー(みたいなもの)との相性は案外いいので、シエルはクッキーの方はまぁまぁ好きらしい。パサパサだし甘くもないし、本当のクッキーを知ってたらとても好きにはなれないけど。
「お、誠! おはよ!」
「ああ、おはよう龍牙」
「……なんか眠そうだけど大丈夫か? ちゃんと寝れてるか?」
「勿論。僕は枕があればどこだって寝れるよ」
やっぱり寝不足に見えるのかな。これでもそこそこ寝たんだけど。
「マコト、本当に平気? 具合悪そうだけど……ボクのこれ、食べる?」
「いやいや、そんなことないって。慣れない旅でちょっと疲れてるかもしれないけど、別に具合は悪くないよ」
シエルにまで心配されてしまった。これからは少し特訓の時間を短くしよう。
軽く雑談をしながら朝食をコーヒーもどきで流し込み、出発の準備をする。と、言ってもテントを片付けて焚き火を消すだけだ。
魔物除けの結界の方はエリッツさんに任せてる。僕らが下手にいじると、魔力を込める装置が壊れかねないし。
「っし、こっちは片付け終わり! 誠の方はどうだ?」
「ああ、この杭を抜いたら終わるよ。荷物は鞄に入れておいたし」
「鞄……誠、それどこ置いた?」
「どこって、すぐそこの……あれ?」
なかった。
今さっき置いたはずの鞄が、影も形もなくなっていた。
「そんなはずない! 今、たった今だ。まだ置いてから三十秒も経ってない!」
「十中八九持ち去られただろうな。その正体は魔物か人か、或いは魔族か」
「そんな……」
あんなに大きいものを、誰が。エリッツさんの魔術で僕でも背負えるほどに軽くなっているけど、大きさはかなりのものだ。
誰も気付かなかったなんてことがあるのか。僕はまだしも、ルインにシエル、龍牙にエリッツさんまで、その誰もが気付かないなんてことが。
あそこに食料だって全部入ってるんだ。このままじゃ毒サソリを食べることになる。
「……ごめん、僕のせいだ」
「ああ、貴様のせいだな。で、どうする? 貴様ごときの肉では、丁寧に切り分けても数日が限界だろうが」
「うるさい!」
ルインは僕を鼻で笑って、空気に溶けるように消えた。
「ま、まぁルインの言うことは気にしないとしてもだな。あの荷物は取り返さないとまずい。エリッツさんの武器のメンテもできないし」
そうだ、食料以外にも必要なものが山ほどある。ここで取り返せないまま魔界に行くなんて、それこそ自殺行為だ。
「結界の解除、終わったよー! ってあれ、二人とも暗い顔してどうしたの?」
「……実は、鞄が何者かに盗まれてしまって」
「ええ!? お姉さんでも気配に気付けなかったよ! とにかくそんな落ち込まないで? ね?」
エリッツさんが優しすぎて辛い。僕がもっと見えやすい場所に運んでおけば、こんなことにはならなかった。
「マコト、エリ姉の言う通りだよ! ボクも魔力を探ってみるし、まだ遠くには行ってないはず!」
「そうそう、要は取り返せばいいんだ。俺は向こうの岩の方を探す。姉さんとシエルは反対の方で二手にわかれてくれるか?」
「はーい!」
「りょーかい!」
魔力を探る……もしかしたら、僕にもできるかもしれない。解析も似たような感覚だし。
目を閉じて、魔力の流れに集中する。ローレンツさんに教わった通り、素因の流れに身を任せる。
「――探知」
僕の周りに無数の紐が現れた。ああ、これが魔力なんだろう。この眩しいのが龍牙、こっちのあったかいのがシエル、それでこの滑らかなのがエリッツさんかな。ちょっと薄いけど僕の近くにいるのは多分ルイン。細くて尖ってるし。直感でわかる。
ただ、他は古そうな魔力ばかりだ。最近ここに来たようなのは僕らのやつしか――いや。
鞄のあった場所に薄い靄。そしてそこから更に薄く、ルインの魔力よりも遥かに薄く数本の魔力が伸びている。茶色くひび割れた、明らかに感じたことのない魔力。確実にこれだ。薄いけど決して古くはない。
「皆! 魔力の跡を見つけた! これを辿ればきっと取り返せる!」
「でかした誠、さっすが解析士なだけあるな!」
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