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第1章 働かなくてもいい世界 〜 it's a small fairy world 〜
友達100人
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「私は、死神です」
目の前の女性はニコニコしながらそう言った。
(……しにがみ?)
「そうです。死神です」
(死神っていうと、あの、死の間際に現れたり、生き物を死に追いやったりするあの……)
「そうですね。それも仕事のひとつです」
(ドクロの姿で鎌を持ってて……)
「ああ、そういう姿もたまにしますね。コスプレみたいなものでしょうか」
(りんごしか食べない……)
「? 好物はお肉ですよ?」
(……お、お、お)
「お、お、お?」
(俺を食べる気だな!?)
「! 心外ですね! 食べませんよ! てか、今の貴方、お肉持ってないじゃないですか!」
(! そうだった。訂正する! 魂を食べる気だな!)
「へ? 魂って食べられるんですか?」
(そんなもん、俺が知るかァ!)
くそう! 永遠とも錯覚する孤独を乗り越え、ようやく話し相手が見つかったと思ったらなんとびっくり神様で、よっしゃーこれで俺もチート能力ゲットだぜー! 異世界転生謳歌できるぜー! うっひょーと思った束の間その神様がよりにもよって死神だとーう! こんなもん、デスルートまっしぐらじゃねえか!
ああ、終わった。異世界転生(仮)が始まったのにも関わらず体がなかったのは、そもそも俺が転生することすら何かの間違いで、きっとどういうわけだか魂だけがこの世界に迷い込んでしまったのだろう。だから、死神さんは俺を迎えに来るのが遅れてしまい、ロスタイムのような最後の人生をセミルたちと過ごしたのだ。そして、その魂もこの死神に狩られて終わる。ああ、あっけない異世界人生だったぜ。これが本当のエンディングだ。恨むぜ、魂の管理を間違えちゃったおっちょこちょいの神様。
しかし、あれだな。最後にかわいい女性と話ができただけでもラッキーってもんだ。うん、そうだな。これ以上、かわいい死神さんを困らせるなんて、男のすることじゃない。潔くお縄につこう。
「ズズーッ。あ、正気に戻りました?」
かわいい死神さんはイスに座ってお茶を飲んでいた。
「ふふ、かわいいなんて言われると、照れちゃいますね」
(いやぁ、お恥ずかしい姿をお見せしました。もう大丈夫です。俺をあの世へ連れて行って下さい)
「いえ、そんなことはしませんよ」
(へ? 俺を迎えに来たんじゃないんですか?)
「違います。私はメッセンジャーです。メッセージをお伝えに来ました」
(メッセージ? 誰から)
「私の上司からですね」
(上司? というと、偉い神様ですかね)
「そうですね。偉くて、起こると怖い人です。メッセージを読み上げますので聞いていて下さいね」
ごそごそと死神さんは折り畳まれた神を広げた。
「えー、こほん。
『背景 新緑の候、風薫るさわやかな好季節、悪霊様におきましてはますますご活躍のことと存じます。初めてお手紙を差し上げますが、私は■■■■と申します。
実はこのたび、悪霊様には異世界転生をしていただきたく思います。もしも賛同いただけるのであれば、少々お願いしたいことがございます。詳細については、死神■■■■■にお聞きくださるようよろしくお願いします。
それでは、悪霊様の今後のご活躍とご発展を心からお祈り申し上げます 敬具
■■■■』
メッセージは以上となります」
(……)
なんというか、お祈りメールみたいなメッセージだったな……。あと、名前とか聞き取れなかった部分があったけど……。
「申し訳ありません。ヒトには聞き取れない名前となっております」
(ふぅん、そうなのか。可聴域超えてるのかな)
「それでですね、悪霊さん。メッセージにもありましたが、もし異世界転生に賛同いただけるのであれば、幾つかお願いしたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」
そう言って、両手を胸の前で合わせてギュッとする死神さん。これはかわいい。 が、かわいい姿に騙されはいけない。うーん。ちょっと考える時間がほしい。今のメッセージを聞く前だったら、『はい』と答えていたかもしれないけど、なんか一気に胡散臭くなったな。ちょっと怪しい。
「あ、怪しくなんかありませんよ! 異世界転生なんて滅多にないチャンスですよ! い、一生に一度、一億円の宝くじに当たるか当たらないかぐらいのチャンスですよ!」
死神さんはちょっとシドロモドロしなが言う。ますます怪しい。試しに賛同しなかったらどうなるんだろう。
「え、賛同していただけないんですか? それは、ちょっと困りますぅ」
お、オロオロし始めた。なんか後ろめたいことがありそうだ。
「どうしても、駄目ですかぁ。駄目ならせっかくかわいいと言っていただきましたが、これでお別れですぅ」
へ?
「残念です。悪霊さんは、一生その体で、この世界を彷徨うことになります。よほど運が良くないと、これから一生、誰とも出会えませんが、私は悪霊さんの意思を尊重するです。それではサヨナラです……」
そう言って、死神さんの体はスゥーと透けていった。
(ちょ、ちょちょちょ、ちょ待てよ! ちょ、待って下さい、お願いします! 疑ってごめんなさい。異世界転生でも何でもしますから、行かないで下さい! お願いしますだー!)
俺は慌てて消えゆく死神さんにすがりつく。もし体があったとしたら、にべもなく土下座していたことだろう。
「へ、本当ですか! 嬉しいですぅ」
再び色がハッキリとした死神さんは、とても素敵な笑顔だった。くそう、可愛いな。べ、別に騙されたなんて思ってないんだからね。単にひとりは寂しいだけなんだからね!
「それでは、詳細を説明します。まず、先程も言ったように、悪霊さんの今の状態は異世界転生(仮)となります。そして、幾つかのお願いを悪霊さんが達成したとき、初めて異世界転生をすることが可能となります」
(幾つかのお願い?)
「はい。これから悪霊さんには6つか7つの異世界を巡っていただき、その異世界でとあるミッションを達成していただきます」
(ミッションって、俺いまこんな状態なんだけど……)
「ええ。ですので、ミッションは別に悪霊さんが実行しなくても構いません。他のニンゲンに実行してもらっても
okです」
(なるほど。でも、難易度高かったりするとやだなぁ。RPGお馴染みの魔王を倒せとかだったら、下手すると詰む可能性があるぞ)
「あ、魔王は3番目のミッションですね」
(あんのかよ! 魔王! というか、3番目で魔王って、4番目以降のミッションどんだけ難易度高いんだ……?)
「別に順番と難易度を関係ないですよ。たまたま魔王が3番目というだけです。そして、それらのミッションを達成した暁には、異世界転生することが可能となります! おめでとうございます!」
パチパチ~と死神さんはひとりで拍手する。
「転生先は、今まで巡った世界の中から選択することが可能です。ミッションは下見も兼ねているんですね。それと、転生先の肉体を自由に設計することが可能です。イケメンでも美少女でもなりたい放題ですよー!」
ほうほう、それはいいな。
「さ、さらになんと。異世界転生時にはお好きなチート能力をゲットすることができます!」
お、ついにキタ! チート能力! これがないと異世界転生って気がしねぇぜ!
「しかもその数は3つ! 3つも! チート能力がゲットできるのです! 組み合わせによっては、世界の創生も破壊もあなたの思うがまま! これは今からどんな能力にするか考えるっきゃねえぜー!」
な、なんだってー! 3つもゲットできるのかい! ちょっと待て待て、これは慎重に選ぶっきゃねえぜ!
「というわけで、こんな感じなんですが、ミッションお願いできますでしょうか」
(おう! もちろんだ!)
「ありがとうございます! これはサービスです♡」
そう言って死神さんは俺をギュッと抱きしめた。
ふぉおおお! 体がないのに、柔らかいなにかに包まれてるって感じがするぜー!!
「それでは、ミッション1。『友達100人達成』、頑張ってくださいね。もちろん、意思疎通が可能の相手でないと、友達と認められないので。それでは~」
そう言って、死神さんはスーと消えてしまった。
ひとり取り残された俺は、小一時間くらいチート能力の組み合わせを考えていた。そして、いくつか能力の候補が絞れてきた段階で、ようやく死神さんが最後に言ったミッションの意味に気がついた。
『友達100人達成』。
無理じゃね? これ。
目の前の女性はニコニコしながらそう言った。
(……しにがみ?)
「そうです。死神です」
(死神っていうと、あの、死の間際に現れたり、生き物を死に追いやったりするあの……)
「そうですね。それも仕事のひとつです」
(ドクロの姿で鎌を持ってて……)
「ああ、そういう姿もたまにしますね。コスプレみたいなものでしょうか」
(りんごしか食べない……)
「? 好物はお肉ですよ?」
(……お、お、お)
「お、お、お?」
(俺を食べる気だな!?)
「! 心外ですね! 食べませんよ! てか、今の貴方、お肉持ってないじゃないですか!」
(! そうだった。訂正する! 魂を食べる気だな!)
「へ? 魂って食べられるんですか?」
(そんなもん、俺が知るかァ!)
くそう! 永遠とも錯覚する孤独を乗り越え、ようやく話し相手が見つかったと思ったらなんとびっくり神様で、よっしゃーこれで俺もチート能力ゲットだぜー! 異世界転生謳歌できるぜー! うっひょーと思った束の間その神様がよりにもよって死神だとーう! こんなもん、デスルートまっしぐらじゃねえか!
ああ、終わった。異世界転生(仮)が始まったのにも関わらず体がなかったのは、そもそも俺が転生することすら何かの間違いで、きっとどういうわけだか魂だけがこの世界に迷い込んでしまったのだろう。だから、死神さんは俺を迎えに来るのが遅れてしまい、ロスタイムのような最後の人生をセミルたちと過ごしたのだ。そして、その魂もこの死神に狩られて終わる。ああ、あっけない異世界人生だったぜ。これが本当のエンディングだ。恨むぜ、魂の管理を間違えちゃったおっちょこちょいの神様。
しかし、あれだな。最後にかわいい女性と話ができただけでもラッキーってもんだ。うん、そうだな。これ以上、かわいい死神さんを困らせるなんて、男のすることじゃない。潔くお縄につこう。
「ズズーッ。あ、正気に戻りました?」
かわいい死神さんはイスに座ってお茶を飲んでいた。
「ふふ、かわいいなんて言われると、照れちゃいますね」
(いやぁ、お恥ずかしい姿をお見せしました。もう大丈夫です。俺をあの世へ連れて行って下さい)
「いえ、そんなことはしませんよ」
(へ? 俺を迎えに来たんじゃないんですか?)
「違います。私はメッセンジャーです。メッセージをお伝えに来ました」
(メッセージ? 誰から)
「私の上司からですね」
(上司? というと、偉い神様ですかね)
「そうですね。偉くて、起こると怖い人です。メッセージを読み上げますので聞いていて下さいね」
ごそごそと死神さんは折り畳まれた神を広げた。
「えー、こほん。
『背景 新緑の候、風薫るさわやかな好季節、悪霊様におきましてはますますご活躍のことと存じます。初めてお手紙を差し上げますが、私は■■■■と申します。
実はこのたび、悪霊様には異世界転生をしていただきたく思います。もしも賛同いただけるのであれば、少々お願いしたいことがございます。詳細については、死神■■■■■にお聞きくださるようよろしくお願いします。
それでは、悪霊様の今後のご活躍とご発展を心からお祈り申し上げます 敬具
■■■■』
メッセージは以上となります」
(……)
なんというか、お祈りメールみたいなメッセージだったな……。あと、名前とか聞き取れなかった部分があったけど……。
「申し訳ありません。ヒトには聞き取れない名前となっております」
(ふぅん、そうなのか。可聴域超えてるのかな)
「それでですね、悪霊さん。メッセージにもありましたが、もし異世界転生に賛同いただけるのであれば、幾つかお願いしたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」
そう言って、両手を胸の前で合わせてギュッとする死神さん。これはかわいい。 が、かわいい姿に騙されはいけない。うーん。ちょっと考える時間がほしい。今のメッセージを聞く前だったら、『はい』と答えていたかもしれないけど、なんか一気に胡散臭くなったな。ちょっと怪しい。
「あ、怪しくなんかありませんよ! 異世界転生なんて滅多にないチャンスですよ! い、一生に一度、一億円の宝くじに当たるか当たらないかぐらいのチャンスですよ!」
死神さんはちょっとシドロモドロしなが言う。ますます怪しい。試しに賛同しなかったらどうなるんだろう。
「え、賛同していただけないんですか? それは、ちょっと困りますぅ」
お、オロオロし始めた。なんか後ろめたいことがありそうだ。
「どうしても、駄目ですかぁ。駄目ならせっかくかわいいと言っていただきましたが、これでお別れですぅ」
へ?
「残念です。悪霊さんは、一生その体で、この世界を彷徨うことになります。よほど運が良くないと、これから一生、誰とも出会えませんが、私は悪霊さんの意思を尊重するです。それではサヨナラです……」
そう言って、死神さんの体はスゥーと透けていった。
(ちょ、ちょちょちょ、ちょ待てよ! ちょ、待って下さい、お願いします! 疑ってごめんなさい。異世界転生でも何でもしますから、行かないで下さい! お願いしますだー!)
俺は慌てて消えゆく死神さんにすがりつく。もし体があったとしたら、にべもなく土下座していたことだろう。
「へ、本当ですか! 嬉しいですぅ」
再び色がハッキリとした死神さんは、とても素敵な笑顔だった。くそう、可愛いな。べ、別に騙されたなんて思ってないんだからね。単にひとりは寂しいだけなんだからね!
「それでは、詳細を説明します。まず、先程も言ったように、悪霊さんの今の状態は異世界転生(仮)となります。そして、幾つかのお願いを悪霊さんが達成したとき、初めて異世界転生をすることが可能となります」
(幾つかのお願い?)
「はい。これから悪霊さんには6つか7つの異世界を巡っていただき、その異世界でとあるミッションを達成していただきます」
(ミッションって、俺いまこんな状態なんだけど……)
「ええ。ですので、ミッションは別に悪霊さんが実行しなくても構いません。他のニンゲンに実行してもらっても
okです」
(なるほど。でも、難易度高かったりするとやだなぁ。RPGお馴染みの魔王を倒せとかだったら、下手すると詰む可能性があるぞ)
「あ、魔王は3番目のミッションですね」
(あんのかよ! 魔王! というか、3番目で魔王って、4番目以降のミッションどんだけ難易度高いんだ……?)
「別に順番と難易度を関係ないですよ。たまたま魔王が3番目というだけです。そして、それらのミッションを達成した暁には、異世界転生することが可能となります! おめでとうございます!」
パチパチ~と死神さんはひとりで拍手する。
「転生先は、今まで巡った世界の中から選択することが可能です。ミッションは下見も兼ねているんですね。それと、転生先の肉体を自由に設計することが可能です。イケメンでも美少女でもなりたい放題ですよー!」
ほうほう、それはいいな。
「さ、さらになんと。異世界転生時にはお好きなチート能力をゲットすることができます!」
お、ついにキタ! チート能力! これがないと異世界転生って気がしねぇぜ!
「しかもその数は3つ! 3つも! チート能力がゲットできるのです! 組み合わせによっては、世界の創生も破壊もあなたの思うがまま! これは今からどんな能力にするか考えるっきゃねえぜー!」
な、なんだってー! 3つもゲットできるのかい! ちょっと待て待て、これは慎重に選ぶっきゃねえぜ!
「というわけで、こんな感じなんですが、ミッションお願いできますでしょうか」
(おう! もちろんだ!)
「ありがとうございます! これはサービスです♡」
そう言って死神さんは俺をギュッと抱きしめた。
ふぉおおお! 体がないのに、柔らかいなにかに包まれてるって感じがするぜー!!
「それでは、ミッション1。『友達100人達成』、頑張ってくださいね。もちろん、意思疎通が可能の相手でないと、友達と認められないので。それでは~」
そう言って、死神さんはスーと消えてしまった。
ひとり取り残された俺は、小一時間くらいチート能力の組み合わせを考えていた。そして、いくつか能力の候補が絞れてきた段階で、ようやく死神さんが最後に言ったミッションの意味に気がついた。
『友達100人達成』。
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