125 / 187
第二幕 番外編
納涼・雀荘に巣食う怪異〜呪いのリャンピン牌〜⑦*
しおりを挟む
「ひ……」
時折先端を穴に引っ掛けるように擦り付けて、ぬるぬると割れ目を行ったり来たりするのが恐ろしい。
「い……家でっ!」
「ん?」
庄助は裏返った声をあげた。
「家がいい! 家でゆっくり、いっぱい……しっ、しよ! なっ?」
精いっぱい媚びた声を出すと、景虎は感動したようなため息を吐いた。
「ああ、もちろんだ。後で家でもしような」
嫌になるほど甘く優しい声とともに、硬くて大きい景虎のペニスが尻の穴にめり込む。熱くて声が出ない。庄助は、喉を反らして酸素を求めた。埃っぽい空気が肺の中にまともに入ってきて、咳き込んだ。その瞬間に一気に奥まで挿入されてしまった。
「ごぉ……っ、み゙っ、イ……」
身体の深いところ、内臓の奥までを、景虎のものがこじ開けてくる。何度も身体を重ねているのに、なかなか慣れない。支えるものがなく、床に爪を立てることしかできない上半身が、わなわなと震えた。
「ションベンは我慢してろ。そのほうが締まる」
「……っクソったれが、呪ったる……あ゙っ! きひぃっ!」
揺さぶられるたびにぽたぽたと、汗が硬い床に落ちる。暑さと痛さと快感でぼんやりとする視界に、先程助けたリャンピンの牌が映る。
俺が壁に挟まったのも、こんなところでカゲに犯されてるのも、オバケが怖かったのも全部こいつのせいやんけ。腹立ってきた。
「ひゃんっ、あっ! あがっ! ナカ……当たってるぅ……っ、ぎう、あっあ……!」
腰を掴まれて、前立腺に当てるように掘られると、立っていられないほど気持ちよくて、目の裏が真っ赤になる。
尿意を我慢している分、胎内の景虎のペニスをきつく締め付けてしまって、それがまた快感を強めてゆく。
高身長かつ足の長い景虎の、腰の高さに持ち上げられて、庄助の下半身はだんだんとつま先が浮いてきて空を切る。半ば宙ぶらりんになった身体は、されるがままに深くまで犯される。ガツガツと遠慮なく奥まで叩きつけられて、内臓を潰される感覚に庄助は喘ぐ。
「んぅっ、うあ……! カゲ、はげしっ……」
臍のすぐ下まで、景虎の長いのが押し上げてくる。苦しくて痛いのに、もうこれは気持ちいいことだと、身体と脳みそに刻まれてしまっている。
こんな、下半身だけモノみたいに、便器みたいに扱われて、屈辱的で悲しいはずなのに気持ちいい。景虎に欲情されることがもう、どうしようもなく嬉しくて仕方ない。
景虎の指がさわさわと、ペニスの埋まった腹を撫でる。
「ぐうっ……!」
恥骨の上、尿が溜まって膨らんだ膀胱をぎゅーっと押されて、庄助は呻いた。上から下に大きな手のひらで圧迫してくる。
「やぁ……っ! それ、あかん……!」
「はは、すごい締まる……エロい尻しやがって」
拡がった尻の縁を見られているのがわかる。庄助は、景虎の太い血管の走ったペニスや、それでいっぱいにされて、哀れに息を継ぐように動く自分のアナルを想像すると、淫らすぎておかしくなりそうだ。
「も、漏れそ……お願い、やからっ……」
目を閉じて懇願する。景虎はぼそりと、見せてくれと呟く。庄助の腹を押さえると、内部から自らのペニスでぐりぐりと圧迫した。
時折先端を穴に引っ掛けるように擦り付けて、ぬるぬると割れ目を行ったり来たりするのが恐ろしい。
「い……家でっ!」
「ん?」
庄助は裏返った声をあげた。
「家がいい! 家でゆっくり、いっぱい……しっ、しよ! なっ?」
精いっぱい媚びた声を出すと、景虎は感動したようなため息を吐いた。
「ああ、もちろんだ。後で家でもしような」
嫌になるほど甘く優しい声とともに、硬くて大きい景虎のペニスが尻の穴にめり込む。熱くて声が出ない。庄助は、喉を反らして酸素を求めた。埃っぽい空気が肺の中にまともに入ってきて、咳き込んだ。その瞬間に一気に奥まで挿入されてしまった。
「ごぉ……っ、み゙っ、イ……」
身体の深いところ、内臓の奥までを、景虎のものがこじ開けてくる。何度も身体を重ねているのに、なかなか慣れない。支えるものがなく、床に爪を立てることしかできない上半身が、わなわなと震えた。
「ションベンは我慢してろ。そのほうが締まる」
「……っクソったれが、呪ったる……あ゙っ! きひぃっ!」
揺さぶられるたびにぽたぽたと、汗が硬い床に落ちる。暑さと痛さと快感でぼんやりとする視界に、先程助けたリャンピンの牌が映る。
俺が壁に挟まったのも、こんなところでカゲに犯されてるのも、オバケが怖かったのも全部こいつのせいやんけ。腹立ってきた。
「ひゃんっ、あっ! あがっ! ナカ……当たってるぅ……っ、ぎう、あっあ……!」
腰を掴まれて、前立腺に当てるように掘られると、立っていられないほど気持ちよくて、目の裏が真っ赤になる。
尿意を我慢している分、胎内の景虎のペニスをきつく締め付けてしまって、それがまた快感を強めてゆく。
高身長かつ足の長い景虎の、腰の高さに持ち上げられて、庄助の下半身はだんだんとつま先が浮いてきて空を切る。半ば宙ぶらりんになった身体は、されるがままに深くまで犯される。ガツガツと遠慮なく奥まで叩きつけられて、内臓を潰される感覚に庄助は喘ぐ。
「んぅっ、うあ……! カゲ、はげしっ……」
臍のすぐ下まで、景虎の長いのが押し上げてくる。苦しくて痛いのに、もうこれは気持ちいいことだと、身体と脳みそに刻まれてしまっている。
こんな、下半身だけモノみたいに、便器みたいに扱われて、屈辱的で悲しいはずなのに気持ちいい。景虎に欲情されることがもう、どうしようもなく嬉しくて仕方ない。
景虎の指がさわさわと、ペニスの埋まった腹を撫でる。
「ぐうっ……!」
恥骨の上、尿が溜まって膨らんだ膀胱をぎゅーっと押されて、庄助は呻いた。上から下に大きな手のひらで圧迫してくる。
「やぁ……っ! それ、あかん……!」
「はは、すごい締まる……エロい尻しやがって」
拡がった尻の縁を見られているのがわかる。庄助は、景虎の太い血管の走ったペニスや、それでいっぱいにされて、哀れに息を継ぐように動く自分のアナルを想像すると、淫らすぎておかしくなりそうだ。
「も、漏れそ……お願い、やからっ……」
目を閉じて懇願する。景虎はぼそりと、見せてくれと呟く。庄助の腹を押さえると、内部から自らのペニスでぐりぐりと圧迫した。
1
お気に入りに追加
344
あなたにおすすめの小説
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
ヤクザと捨て子
幕間ささめ
BL
執着溺愛ヤクザ幹部×箱入り義理息子
ヤクザの事務所前に捨てられた子どもを自分好みに育てるヤクザ幹部とそんな保護者に育てられてる箱入り男子のお話。
ヤクザは頭の切れる爽やかな風貌の腹黒紳士。息子は細身の美男子の空回り全力少年。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる