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善人だけの世界
マッサージをしてもらおう
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「あー……そこいい。もっと強くして」
とある薄暗いマッサージ店で、テンは手が4本ある亜人の女から体も揉まれていた。
フェスターは煙草の煙をくゆらせながら、瓶に入ったビールを飲んでいる。
「アンデッドのくせにマッサージなんぞしなくていいだろ」
「今日歩き回ってクタクタなんだよねぇ、あっそこもっと押して」
「はいはい。テンちゃん体こわってるから入念にするね」
「あ、やっぱりこわってた?あの人の無茶にいつも付き合わされてるからだよ絶対」
「なにさせられてるの?」
「この前なんて『どのくらい血が出るのか知りたい』とか言って延々注射で吸い取られたし、『肉体の組織と細胞を調べたい』とか言って指を切り落とされたんだよ?」
「うわぁ、それは酷いね」
「お前アンデッドなんだからいいだろ。指もちゃんとくっつけたしよ」
「乙女心が分かってないんだよ。あ!それと私のうんこを調べたいとか言ったんだよ!?袋渡してきて『これにしろ』なんて言われてさ!信じられる?」
「女の子にうんこしろはちょっときついね」
「でしょ?常識がないんだよフェスターは」
「うるせぇな。気になるだろうが」
口論を続けながらも、テンの体はほぐされていった。
肩から腰、腕に脚も慣れた手つきで女は揉む。
「さて下準備終わり!テンちゃん服を脱いで」
「え?なんで?」
「オイル塗るからだよ。リラックス効果があるの!」
「そ、そうなんだ……じゃあフェスターはあっち行っててよ」
「あ?お前の貧相な体に興味なんてねぇよ、のぼせ上がるな」
「いいから出てってよ」
フェスターはぶつぶつ言っていたが、マッサージ師にも促されたので渋々部屋を出て、待合室のソファーに座る。
服を全て脱ぎ全裸になったテンは、再びベッドにうつ伏せになった。
「はーい、テンちゃん力抜いて」
「う、うん」
女は自家製オイルを手のひらに広げる。
4つの手でテンの細い体に触れ、ねっとりした手つきでオイルを彼女の体に浸透させていく。
ひんやりとした冷たい感触に、テンはピクンと体を震えさせる。
「ふふふ、かわいい」
「ね、ねぇこれってマッサージなんだよね?」
「もちろんだよ!気持ちよくなってきたでしょ?」
「う、うん?」
女は2本の腕をテンの乳房に、そしてもう2本を太ももに当てた。
どちらの手も彼女の肉をまさぐり始める。
「ね、ねぇなんでおっぱい触るの?」
「血行促進のため。血の巡りをよくしてるんだよ。おっぱいは血が溜まりやすいからね……」
「そ、そうなんだ。初めて知った……」
「そうなんだよ!じゃもっとほぐしちゃうねぇ」
女はご満悦で微笑み、テンの体を好き勝手触っていった。
「そこは触らないで」とか「そんなに強くしないで」とテンに注意を受けたが、女は「血行促進のためだから」と頑として譲らない。
結局されるがままにマッサージを受けるテンであったが、幾度も嬌声を上げそうになり、ついには自分の手で口を押さえ始めてしまった。
「我慢しなくていいんだよ?」
「いやこれやっぱり……マッサージじゃな……」
「マッサージだよ」
女は明るい声ながらも有無も言わせない圧力を持って言い切った。
「久しぶりのかわいい女の子、はりきっちゃうからね!」
女はそう宣言して、まずテンの手を口から離した。
そして彼女の性感帯を責める。
テンは持ち前の怪力で抵抗しようとしたが、あまりの快楽に筋力が機能しない。
自由になった口からは、喘ぎ声しか出なかった。
「ちょやめ!あんっ!そこは!あんっ!そこはダメだって!あんっ!フェスター!助けてぇ!!ああんっ!!ああああっ!!!」
壁一枚挟んだ部屋にいるフェスターは、パートナーがよがり感じている声を聞きながらのんびり煙草を吸っていた。
とある薄暗いマッサージ店で、テンは手が4本ある亜人の女から体も揉まれていた。
フェスターは煙草の煙をくゆらせながら、瓶に入ったビールを飲んでいる。
「アンデッドのくせにマッサージなんぞしなくていいだろ」
「今日歩き回ってクタクタなんだよねぇ、あっそこもっと押して」
「はいはい。テンちゃん体こわってるから入念にするね」
「あ、やっぱりこわってた?あの人の無茶にいつも付き合わされてるからだよ絶対」
「なにさせられてるの?」
「この前なんて『どのくらい血が出るのか知りたい』とか言って延々注射で吸い取られたし、『肉体の組織と細胞を調べたい』とか言って指を切り落とされたんだよ?」
「うわぁ、それは酷いね」
「お前アンデッドなんだからいいだろ。指もちゃんとくっつけたしよ」
「乙女心が分かってないんだよ。あ!それと私のうんこを調べたいとか言ったんだよ!?袋渡してきて『これにしろ』なんて言われてさ!信じられる?」
「女の子にうんこしろはちょっときついね」
「でしょ?常識がないんだよフェスターは」
「うるせぇな。気になるだろうが」
口論を続けながらも、テンの体はほぐされていった。
肩から腰、腕に脚も慣れた手つきで女は揉む。
「さて下準備終わり!テンちゃん服を脱いで」
「え?なんで?」
「オイル塗るからだよ。リラックス効果があるの!」
「そ、そうなんだ……じゃあフェスターはあっち行っててよ」
「あ?お前の貧相な体に興味なんてねぇよ、のぼせ上がるな」
「いいから出てってよ」
フェスターはぶつぶつ言っていたが、マッサージ師にも促されたので渋々部屋を出て、待合室のソファーに座る。
服を全て脱ぎ全裸になったテンは、再びベッドにうつ伏せになった。
「はーい、テンちゃん力抜いて」
「う、うん」
女は自家製オイルを手のひらに広げる。
4つの手でテンの細い体に触れ、ねっとりした手つきでオイルを彼女の体に浸透させていく。
ひんやりとした冷たい感触に、テンはピクンと体を震えさせる。
「ふふふ、かわいい」
「ね、ねぇこれってマッサージなんだよね?」
「もちろんだよ!気持ちよくなってきたでしょ?」
「う、うん?」
女は2本の腕をテンの乳房に、そしてもう2本を太ももに当てた。
どちらの手も彼女の肉をまさぐり始める。
「ね、ねぇなんでおっぱい触るの?」
「血行促進のため。血の巡りをよくしてるんだよ。おっぱいは血が溜まりやすいからね……」
「そ、そうなんだ。初めて知った……」
「そうなんだよ!じゃもっとほぐしちゃうねぇ」
女はご満悦で微笑み、テンの体を好き勝手触っていった。
「そこは触らないで」とか「そんなに強くしないで」とテンに注意を受けたが、女は「血行促進のためだから」と頑として譲らない。
結局されるがままにマッサージを受けるテンであったが、幾度も嬌声を上げそうになり、ついには自分の手で口を押さえ始めてしまった。
「我慢しなくていいんだよ?」
「いやこれやっぱり……マッサージじゃな……」
「マッサージだよ」
女は明るい声ながらも有無も言わせない圧力を持って言い切った。
「久しぶりのかわいい女の子、はりきっちゃうからね!」
女はそう宣言して、まずテンの手を口から離した。
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自由になった口からは、喘ぎ声しか出なかった。
「ちょやめ!あんっ!そこは!あんっ!そこはダメだって!あんっ!フェスター!助けてぇ!!ああんっ!!ああああっ!!!」
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