8 / 56
第一章 集団お見合いと一目惚れ
1-7
しおりを挟む
見つめ合う視線を先に外したのは、彼の方だった。
「…ヴィオレは無い。」
たった一言、そう言って立ち上がったユーグの姿をボンヤリと目で追う。
「そう、ですか…」
自分の口から言葉が出たことに、あれ、可笑しいなとは思ったけれど、頭が上手く回らない。
―ヴィオレは無い
「…」
わかってはいた。実際、彼のガランテに紫の花は飾られていないのだし。やっぱりね、と思う諦念と、それはどういう意味なの?と食い下がりたい気持ちがせめぎ合う。
「私に渡すヴィオレは無い」?それとも、「誰であろうと渡すヴィオレは無い」?
後者ならまだしも、前者なら軽く心が死ぬ。
(あー、ヤバイ、かも。)
流石にこれはキツイ。溢れそうな涙を必死に堪える。こんなところで泣き出して、彼に迷惑をかけるつもりはない。口を開けば決壊してしまいそうだったから、無言で立ち去ろうとすれば、
「来い。」
「え?」
(私?)
いつの間にか地面から引き抜いたらしいガランテを片手で持つユーグ。その視線は、私に向けられていて、
「…」
「あ!」
歩き出した彼の後を追う。
(私?私にだよね?来いって言ったの…)
不安なまま、それでも追い払われたりはしないのでリーチの長い彼の背を小走りに追った。
無言で歩くユーグが足を止めたのは、広場の中央。役目を終えたガランテが、夜の炊き上げを待って積み重ねられたその場所に、彼も自身のガランテを積んだ。
「…」
「…」
彼の手を離れたガランテ、じっと見つめるユーグが何を思うのかはわからない。感情のうかがえない瞳が閉じられ、やがてゆっくりと開いた。それはまるで、何かに捧げる祈りのようで―
「…行くぞ。」
「あ!はい!」
再び歩き出したユーグの後を追いながら、今の状況を理解しようと考える。
(えっと、これは…)
自分に都合良く考えるなら、これはプロポーズが成功した、ということなのだろうか。それにしては、全く手応えがないし、そんな雰囲気は微塵も感じられない。そもそも、
(ユーグって、妻乞いのルール知ってる、のかな…?)
彼のガランテは正統派から大きく外れていたし、「ヴィオレは無い」なんて直球で言うし―
「…」
(あ、ダメだ…)
思い出したらまた泣きそうになってきた。あれはやっぱり、どう考えても否定、拒絶の言葉だった。ユーグも、同じ振るにしても、もう少し言葉を選んでくれればいいのに。
(ああ、でも、そっか…)
そもそも、妻乞いは男性から女性へアプローチするもので、女性から「ヴィオレが欲しい」なんて、要求することはない。だから、ルールを先に破ったのは私で、彼だってどう返すかなんて考えられなかったはず。だからもう、直球の返事が返ってきたのも致し方ない。私の自業自得なのだから。
「…へこむ…」
このまま立ち止まってしまいたい気分なのに、目の前の彼は振り返りもせずに歩いていく。「来い」って言われたから、「行くぞ」って言われたから。そう言い訳して、歩みは止めない。ついていった先で、何が起こるのかはわからないけれど、このまま彼に置いていかれる恐怖に比べれは、何てことはない。
黙々と歩くユーグが不意に立ち止まった。看板を見上げた彼が入っていったのは、
「宝石商…?」
頭に疑問符を浮かべながら、彼の後を追って店の扉をくぐる。
「いらっしゃいませ。」
「…」
「…こんにちは。」
店の奥、カウンターから掛けられた店主の声に小さく返事を返す。無言のユーグは、迷い無い足取りでカウンターまで近づき、
「…紫水晶の装備はあるか?」
「直ぐにご用意出来るのは、指輪、もしくは石単体のみとなります。お時間を頂ければ、別の装備品に仕立て直すことも可能でございますが、いかが致しますか?」
「いや、いい。指輪をもらう。」
「かしこまりました。」
淡々と進む二人のやり取りを後ろから眺めながら、話の流れに胸がざわめいた。
指輪?私をわざわざ連れて来たってことは、私に?期待していいの?自意識過剰?自惚れが過ぎる?いやいや、でもでもという心の葛藤に翻弄されながらも、本当はわかっている事実。
(腕輪じゃなくて指輪、だもんね…)
こちらの世界では、指輪は装飾品ではなく装備品、「お守り」としての意味合いが強い。ユーグのような傭兵や冒険者達が装備する「付与効果」のあるものから、気休め程度の子ども用の厄除けまで、わりにポピュラーな装備品だったりする。
そのため、「愛の告白に指輪を贈る」という風習も無く、「婚約指輪」も「結婚指輪」も存在しないこの世界。そうした愛の贈り物として一般的なのは腕輪の方で、だから、「指輪を貰えるかも?」なんて、私が胸をときめかしてしまうのは、前世の憧れに引っ張られている、それだけのこと。
「…手を出せ。」
「あ!はい!」
だから―
ユーグの声に、つい、左手を差し出してしまったことにも、
―サイズ的に選ばれた―薬指にユーグが指輪をはめてくれたことにも、
そこに意味なんて、無い―
「動くな。」
「…」
言われるまま、動きを止めた私の左手に手をかざすユーグ。ほんのりと感じる熱とともに、薬指の宝石に浮かんだのは小さな花の意匠。この時期、ハルハテの街や広場で、何度も目にしている紫の花を模した―
「ヴィオレ…」
「代わりだ。」
そう言ったっきり、続く言葉の無いユーグを見上げる。
「あ、ありがとうございます!大事にします!」
代わりだと言ってくれた。ヴィオレの「花」の代わり。彼の少ない言葉から、それが意味することを必死に考えて辿り着いた結論、胸が破裂しそうなくらいの「嬉しい」があふれてくる。
「…」
ユーグが、小さく頷いてくれたように見えた。店の外へと足を向けた彼の後を追う。
説明の少ない急展開、自分の置かれた状態に、不安はある。それでも、それを遥かに上回る喜びに包まれて、貰った指輪に誓う。
―病めるときも、健やかなる時も
ついていこう、この背中に。
立ち止まり、振り向いて、こちらを見つめるこの瞳が、私を映してくれる限り。
「…ヴィオレは無い。」
たった一言、そう言って立ち上がったユーグの姿をボンヤリと目で追う。
「そう、ですか…」
自分の口から言葉が出たことに、あれ、可笑しいなとは思ったけれど、頭が上手く回らない。
―ヴィオレは無い
「…」
わかってはいた。実際、彼のガランテに紫の花は飾られていないのだし。やっぱりね、と思う諦念と、それはどういう意味なの?と食い下がりたい気持ちがせめぎ合う。
「私に渡すヴィオレは無い」?それとも、「誰であろうと渡すヴィオレは無い」?
後者ならまだしも、前者なら軽く心が死ぬ。
(あー、ヤバイ、かも。)
流石にこれはキツイ。溢れそうな涙を必死に堪える。こんなところで泣き出して、彼に迷惑をかけるつもりはない。口を開けば決壊してしまいそうだったから、無言で立ち去ろうとすれば、
「来い。」
「え?」
(私?)
いつの間にか地面から引き抜いたらしいガランテを片手で持つユーグ。その視線は、私に向けられていて、
「…」
「あ!」
歩き出した彼の後を追う。
(私?私にだよね?来いって言ったの…)
不安なまま、それでも追い払われたりはしないのでリーチの長い彼の背を小走りに追った。
無言で歩くユーグが足を止めたのは、広場の中央。役目を終えたガランテが、夜の炊き上げを待って積み重ねられたその場所に、彼も自身のガランテを積んだ。
「…」
「…」
彼の手を離れたガランテ、じっと見つめるユーグが何を思うのかはわからない。感情のうかがえない瞳が閉じられ、やがてゆっくりと開いた。それはまるで、何かに捧げる祈りのようで―
「…行くぞ。」
「あ!はい!」
再び歩き出したユーグの後を追いながら、今の状況を理解しようと考える。
(えっと、これは…)
自分に都合良く考えるなら、これはプロポーズが成功した、ということなのだろうか。それにしては、全く手応えがないし、そんな雰囲気は微塵も感じられない。そもそも、
(ユーグって、妻乞いのルール知ってる、のかな…?)
彼のガランテは正統派から大きく外れていたし、「ヴィオレは無い」なんて直球で言うし―
「…」
(あ、ダメだ…)
思い出したらまた泣きそうになってきた。あれはやっぱり、どう考えても否定、拒絶の言葉だった。ユーグも、同じ振るにしても、もう少し言葉を選んでくれればいいのに。
(ああ、でも、そっか…)
そもそも、妻乞いは男性から女性へアプローチするもので、女性から「ヴィオレが欲しい」なんて、要求することはない。だから、ルールを先に破ったのは私で、彼だってどう返すかなんて考えられなかったはず。だからもう、直球の返事が返ってきたのも致し方ない。私の自業自得なのだから。
「…へこむ…」
このまま立ち止まってしまいたい気分なのに、目の前の彼は振り返りもせずに歩いていく。「来い」って言われたから、「行くぞ」って言われたから。そう言い訳して、歩みは止めない。ついていった先で、何が起こるのかはわからないけれど、このまま彼に置いていかれる恐怖に比べれは、何てことはない。
黙々と歩くユーグが不意に立ち止まった。看板を見上げた彼が入っていったのは、
「宝石商…?」
頭に疑問符を浮かべながら、彼の後を追って店の扉をくぐる。
「いらっしゃいませ。」
「…」
「…こんにちは。」
店の奥、カウンターから掛けられた店主の声に小さく返事を返す。無言のユーグは、迷い無い足取りでカウンターまで近づき、
「…紫水晶の装備はあるか?」
「直ぐにご用意出来るのは、指輪、もしくは石単体のみとなります。お時間を頂ければ、別の装備品に仕立て直すことも可能でございますが、いかが致しますか?」
「いや、いい。指輪をもらう。」
「かしこまりました。」
淡々と進む二人のやり取りを後ろから眺めながら、話の流れに胸がざわめいた。
指輪?私をわざわざ連れて来たってことは、私に?期待していいの?自意識過剰?自惚れが過ぎる?いやいや、でもでもという心の葛藤に翻弄されながらも、本当はわかっている事実。
(腕輪じゃなくて指輪、だもんね…)
こちらの世界では、指輪は装飾品ではなく装備品、「お守り」としての意味合いが強い。ユーグのような傭兵や冒険者達が装備する「付与効果」のあるものから、気休め程度の子ども用の厄除けまで、わりにポピュラーな装備品だったりする。
そのため、「愛の告白に指輪を贈る」という風習も無く、「婚約指輪」も「結婚指輪」も存在しないこの世界。そうした愛の贈り物として一般的なのは腕輪の方で、だから、「指輪を貰えるかも?」なんて、私が胸をときめかしてしまうのは、前世の憧れに引っ張られている、それだけのこと。
「…手を出せ。」
「あ!はい!」
だから―
ユーグの声に、つい、左手を差し出してしまったことにも、
―サイズ的に選ばれた―薬指にユーグが指輪をはめてくれたことにも、
そこに意味なんて、無い―
「動くな。」
「…」
言われるまま、動きを止めた私の左手に手をかざすユーグ。ほんのりと感じる熱とともに、薬指の宝石に浮かんだのは小さな花の意匠。この時期、ハルハテの街や広場で、何度も目にしている紫の花を模した―
「ヴィオレ…」
「代わりだ。」
そう言ったっきり、続く言葉の無いユーグを見上げる。
「あ、ありがとうございます!大事にします!」
代わりだと言ってくれた。ヴィオレの「花」の代わり。彼の少ない言葉から、それが意味することを必死に考えて辿り着いた結論、胸が破裂しそうなくらいの「嬉しい」があふれてくる。
「…」
ユーグが、小さく頷いてくれたように見えた。店の外へと足を向けた彼の後を追う。
説明の少ない急展開、自分の置かれた状態に、不安はある。それでも、それを遥かに上回る喜びに包まれて、貰った指輪に誓う。
―病めるときも、健やかなる時も
ついていこう、この背中に。
立ち止まり、振り向いて、こちらを見つめるこの瞳が、私を映してくれる限り。
5
お気に入りに追加
1,582
あなたにおすすめの小説
よくある婚約破棄なので
おのまとぺ
恋愛
ディアモンテ公爵家の令嬢ララが婚約を破棄された。
その噂は風に乗ってすぐにルーベ王国中に広がった。なんといっても相手は美男子と名高いフィルガルド王子。若い二人の結婚の日を国民は今か今かと夢見ていたのだ。
言葉数の少ない公爵令嬢が友人からの慰めに対して放った一言は、社交界に小さな波紋を呼ぶ。「災難だったわね」と声を掛けたアネット嬢にララが返した言葉は短かった。
「よくある婚約破棄なので」
・すれ違う二人をめぐる短い話
・前編は各自の証言になります
・後編は◆→ララ、◇→フィルガルド
・全25話完結
兄がいるので悪役令嬢にはなりません〜苦労人外交官は鉄壁シスコンガードを突破したい〜
藤也いらいち
恋愛
無能王子の婚約者のラクシフォリア伯爵家令嬢、シャーロット。王子は典型的な無能ムーブの果てにシャーロットにあるはずのない罪を並べ立て婚約破棄を迫る。
__婚約破棄、大歓迎だ。
そこへ、視線で人手も殺せそうな眼をしながらも満面の笑顔のシャーロットの兄が王子を迎え撃った!
勝負は一瞬!王子は場外へ!
シスコン兄と無自覚ブラコン妹。
そして、シャーロットに思いを寄せつつ兄に邪魔をされ続ける外交官。妹が好きすぎる侯爵令嬢や商家の才女。
周りを巻き込み、巻き込まれ、果たして、彼らは恋愛と家族愛の違いを理解することができるのか!?
短編 兄がいるので悪役令嬢にはなりません を大幅加筆と修正して連載しています
カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。
裏切りの先にあるもの
松倖 葉
恋愛
侯爵令嬢のセシルには幼い頃に王家が決めた婚約者がいた。
結婚式の日取りも決まり数か月後の挙式を楽しみにしていたセシル。ある日姉の部屋を訪ねると婚約者であるはずの人が姉と口づけをかわしている所に遭遇する。傷つくセシルだったが新たな出会いがセシルを幸せへと導いていく。
私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。
木山楽斗
恋愛
伯爵令嬢であるアルティリアは、婚約者からある日突然婚約破棄を告げられた。
彼はアルティリアが上から目線だと批判して、自らの妻として相応しくないと判断したのだ。
それに対して不満を述べたアルティリアだったが、婚約者の意思は固かった。こうして彼女は、理不尽に婚約を破棄されてしまったのである。
そのことに関して、アルティリアは実の父親から責められることになった。
公にはなっていないが、彼女は妾の子であり、家での扱いも悪かったのだ。
そのような環境で父親から責められたアルティリアの我慢は限界であった。伯爵家に必要ない。そう言われたアルティリアは父親に告げた。
「私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。私はそれで構いません」
こうしてアルティリアは、新たなる人生を送ることになった。
彼女は伯爵家のしがらみから解放されて、自由な人生を送ることになったのである。
同時に彼女を虐げていた者達は、その報いを受けることになった。彼らはアルティリアだけではなく様々な人から恨みを買っており、その立場というものは盤石なものではなかったのだ。
【R18】ひとりで異世界は寂しかったのでペット(男)を飼い始めました
桜 ちひろ
恋愛
最近流行りの異世界転生。まさか自分がそうなるなんて…
小説やアニメで見ていた転生後はある小説の世界に飛び込んで主人公を凌駕するほどのチート級の力があったり、特殊能力が!と思っていたが、小説やアニメでもみたことがない世界。そして仮に覚えていないだけでそういう世界だったとしても「モブ中のモブ」で間違いないだろう。
この世界ではさほど珍しくない「治癒魔法」が使えるだけで、特別な魔法や魔力はなかった。
そして小さな治療院で働く普通の女性だ。
ただ普通ではなかったのは「性欲」
前世もなかなか強すぎる性欲のせいで苦労したのに転生してまで同じことに悩まされることになるとは…
その強すぎる性欲のせいでこちらの世界でも25歳という年齢にもかかわらず独身。彼氏なし。
こちらの世界では16歳〜20歳で結婚するのが普通なので婚活はかなり難航している。
もう諦めてペットに癒されながら独身でいることを決意した私はペットショップで小動物を飼うはずが、自分より大きな動物…「人間のオス」を飼うことになってしまった。
特に躾はせずに番犬代わりになればいいと思っていたが、この「人間のオス」が私の全てを満たしてくれる最高のペットだったのだ。
転生公爵令嬢の婚約者は転生皇子様
撫羽
ファンタジー
タイトル変更しました!
『王道?転生公爵令嬢と転生皇子の日常』から『転生公爵令嬢の婚約者は転生皇子様』です。
魔物討伐の最中、魔法をブッ放した直後に突然前世を思い出した、主人公ルルことルルーシュア。
前世では10代で病死し、ペットのシルバーのトイプードルのモモだけが友達で家族だった。
そんな前世を送ったルルが転生した!
イケメン兄や両親に愛され、隠しキャラの婚約者が現れたり、ヒロインを断罪したり、とんでもないペットが増えたり、本人が気付かないうちに色々やらかします。
皆に愛されながら、婚約者の愛情を受けて、ちょっと世直ししながら、日々生活していく物語です。
意地悪令嬢は出てきません。
主人公の周りには、イケメン兄とイケメン婚約者と言うよくあるテンプレ設定です。
R指定も怖い表現も全くありません。ほのぼのと淡々と、よくある転生物語です。
設定も、ふんわりしてます。
細かい事に拘らず、大きな気持ちで、クスッとしながら読んで頂けたら嬉しいです。
なろうで、原案を公開してます。これは修正後のものです。
不定期投稿で申し訳ありません。
【完結】身売りした妖精姫は氷血公爵に溺愛される
鈴木かなえ
恋愛
第17回恋愛小説大賞にエントリーしています。
レティシア・マークスは、『妖精姫』と呼ばれる社交界随一の美少女だが、実際は亡くなった前妻の子として家族からは虐げられていて、過去に起きたある出来事により男嫌いになってしまっていた。
社交界デビューしたレティシアは、家族から逃げるために条件にあう男を必死で探していた。
そんな時に目についたのが、女嫌いで有名な『氷血公爵』ことテオドール・エデルマン公爵だった。
レティシアは、自分自身と生まれた時から一緒にいるメイドと護衛を救うため、テオドールに決死の覚悟で取引をもちかける。
R18シーンがある場合、サブタイトルに※がつけてあります。
ムーンライトで公開してあるものを、少しずつ改稿しながら投稿していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる