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(37)王位継承への決意
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ダンジョン攻略が王位継承の条件と布告された頃、シナバラス王国の各王族達はそれぞれの思惑で動き始める。
「何?そんな方針に変わったのか……あの使えないゴミに差し向けている部隊を即座に撤収しろ!」
今回完全に第二王女のキャスカから手を引いてダンジョン、つまり魔王討伐に全力を注ごうと方針を決定したのは、第一王子であるミハイル。
散々キャスカに対して暗殺者を差し向けて、暗殺者各人の能力を把握するとともに実績としてあげてやろうかとまで考えていたのだが、今の所成功の一報が無いばかりか誰一人として生還者すらおらず、消息も不明になっている。
そんな中で王位継承の方針が一気に変わった上にこれ以上ない程に明確になったので、キャスカに手を出す余裕はないと判断して継続して向かわせている手駒の撤収を命じる。
「くそっ、王位を継ぐのは長兄であるこの俺以外には有り得ない!ネルハリも年下のくせにこの俺に歯向かうような態度を見せて、許せるわけがないだろう。それに、キャスカも王位継承を放棄した様な事を言っているが、俺達からの視線を逸らして暗躍する事が目的な事位は知っているぞ!」
何もかもを自分基準で考えている唯我独尊男であるシナバラス王国の王位継承権を持つ者の中では最も年上、17歳の第一王子ミハイル・シナバラスは、本心から争いを避けるために継承権を放棄したキャスカすら信じる事が出来なくなっている。
王族ともなれば歴代の王位継承の戦いにおいて何が起きたのかは嫌でも知識として持っており、その中にはキャスカの様に継承権を放棄すると宣言して他の人物からの注意を外して暗躍し、最終的に王位を手に入れた後に他の面々を完全に排除した歴史もある。
こう言った事が歴代行われていたので、兄弟姉妹と言え誰も信じられなくなってしまうのが継承の権利を得るこの手法の大きな弊害だ。
この第一王子ミハイルは最も王位に近い男と目されており、継承権を持つ最年少である第三王女のハミュレット……年齢はキャスカと同じ14歳だが、その年の差を活かして早くから継承争いで有利に立てる様に戦力を増強していた為に、今回のキャスカに差し向けた戦力が完全に戻らず共、戦闘力と言う面では優位に立っているはずだ。
その次に年齢の高いのは、第一王女であるネルハリ16歳。
「それは……そこまで<勇者>パーティーが非常に危険な相手であると明言するのであれば、私達だけでは対応できないのかもしれませんね。モラルのダンジョンに侵入の経験がない私達だけでは……わかりました。今後は<勇者>パーティーと行動を共にして攻略する方向で調整する事にしましょう」
<勇者>パーティーと連携をとるべきだと主張しており、穏やかな話し方ではあるがしっかりとキャスカに対して他の王族と同じく暗殺部隊を送り込んでいる。
言葉遣いとは裏腹に粘着質でしつこい性格をしているので、逃亡しているキャスカにも執拗に追手を仕向けているおかげで異国であるユガル王国の情報も誰よりも得ており、<勇者>パーティーと共に行動する事を選択できるに至る。
因みに、キャスカ達が神父ホリアスの元に到着する間にも断続的に暗殺者を仕向けたのだが、その暗殺者は当然帰還していない。
他の暗殺者に関しては、最初に差し向けた暗殺者が帰還しない事から慎重に対応する様に指示を出し、ユガル王国の情報を収集しつつ、一部は情報を持ち帰り、一部は教会に出向いて暗殺を試して行方不明になっている。
次は、15歳である第二王子のシシハルド。
「ふーん。周りは焦って方針を決めているでしょうが、焦る者には王位は転がってきませんよ。一旦静観して戦力を整えましょう。その後しっかりと各陣営の調査をして、魔王と戦闘して弱っている所を共に叩いても良し、魔王と共倒れしてくれても良し。まぁ、焦らずに行きましょう。どの道それ程の強さを持っている魔王であればそう簡単に死亡するわけはありませんから、他の連中が焦って攻撃して弱っている所を叩ければ恩の字ですよ」
冷静に行動すると明言しつつも考えている事は下種であるのだが、今王城にいる王族の中では最も冷静、冷酷な男だ。
最後は、キャスカと同じ年齢ながらも第三王女と年下の扱いとなっている第三王女ハミュレット。
「これは、非常に重要な決断をする時がやってきましたです。今迄の情報では、キャスカは全ての暗殺者の手から逃れて父上に手紙を出しているほどだと考えると、相当な手練れがいると考えるべきです。私の知り得ている情報ではサリハしかいなかったはずですが、あの女一人ではそこまで守り通す事は不可能なはずです。そうなると、キャスカと手を組む事も考える必要がありますです」
自らも姉であるキャスカに対して暗殺者を差し向けていたのだが、今の今迄生存している事を鑑みて相当な戦力を持っていると判断し、勝手に味方になれると思っている第三王女であるハミュレット。
苛烈な王位継承争いが彼女を変えたのか、全てが自分都合で動くと考えている節がある。
ここに第二王女であるキャスカが加わった五人が王位継承権を争っている事になるシナバラス王国では、国民の間にも魔王が死亡後に復活した事は周知されており、今までとは別格の力、<勇者>パーティー単独では太刀打ちできない程の力を持っているとの情報が周知されている。
パニックにならないのは、王位継承権が魔王討伐の条件になった事も併せて周知されたからであり、自らの国家戦力とユガル王国、そしてユガル王国所属の<勇者>パーティーが揃えば絶対に勝利できると信じているからだ。
キャスカを除く継承権を持つ四人が、それぞれの思惑で勝手に自らの部隊を動かしていく。
やがてシナバラス王国の行動も、ユガル王国の民にも広く知れ渡る。
二か国合同でモラルのダンジョンの攻略、地上侵攻の恐れがある存在を<勇者>パーティーが始末したはずが、何故か復活した最強魔王を討伐すると……
この間<勇者>パーティーはそれぞれが魔王達の魔核から作られた武器を使って軽い依頼をこなしており、あまりにも性能の高い武器に機嫌を良くし、これならば間違いなく魔王を自分達で始末できるので癒しなどポーションで事足りると無駄な自信に満ち溢れていた。
その力の根源が、倒すべき存在の一部から作られていると言う事には思い至らない。
「何?そんな方針に変わったのか……あの使えないゴミに差し向けている部隊を即座に撤収しろ!」
今回完全に第二王女のキャスカから手を引いてダンジョン、つまり魔王討伐に全力を注ごうと方針を決定したのは、第一王子であるミハイル。
散々キャスカに対して暗殺者を差し向けて、暗殺者各人の能力を把握するとともに実績としてあげてやろうかとまで考えていたのだが、今の所成功の一報が無いばかりか誰一人として生還者すらおらず、消息も不明になっている。
そんな中で王位継承の方針が一気に変わった上にこれ以上ない程に明確になったので、キャスカに手を出す余裕はないと判断して継続して向かわせている手駒の撤収を命じる。
「くそっ、王位を継ぐのは長兄であるこの俺以外には有り得ない!ネルハリも年下のくせにこの俺に歯向かうような態度を見せて、許せるわけがないだろう。それに、キャスカも王位継承を放棄した様な事を言っているが、俺達からの視線を逸らして暗躍する事が目的な事位は知っているぞ!」
何もかもを自分基準で考えている唯我独尊男であるシナバラス王国の王位継承権を持つ者の中では最も年上、17歳の第一王子ミハイル・シナバラスは、本心から争いを避けるために継承権を放棄したキャスカすら信じる事が出来なくなっている。
王族ともなれば歴代の王位継承の戦いにおいて何が起きたのかは嫌でも知識として持っており、その中にはキャスカの様に継承権を放棄すると宣言して他の人物からの注意を外して暗躍し、最終的に王位を手に入れた後に他の面々を完全に排除した歴史もある。
こう言った事が歴代行われていたので、兄弟姉妹と言え誰も信じられなくなってしまうのが継承の権利を得るこの手法の大きな弊害だ。
この第一王子ミハイルは最も王位に近い男と目されており、継承権を持つ最年少である第三王女のハミュレット……年齢はキャスカと同じ14歳だが、その年の差を活かして早くから継承争いで有利に立てる様に戦力を増強していた為に、今回のキャスカに差し向けた戦力が完全に戻らず共、戦闘力と言う面では優位に立っているはずだ。
その次に年齢の高いのは、第一王女であるネルハリ16歳。
「それは……そこまで<勇者>パーティーが非常に危険な相手であると明言するのであれば、私達だけでは対応できないのかもしれませんね。モラルのダンジョンに侵入の経験がない私達だけでは……わかりました。今後は<勇者>パーティーと行動を共にして攻略する方向で調整する事にしましょう」
<勇者>パーティーと連携をとるべきだと主張しており、穏やかな話し方ではあるがしっかりとキャスカに対して他の王族と同じく暗殺部隊を送り込んでいる。
言葉遣いとは裏腹に粘着質でしつこい性格をしているので、逃亡しているキャスカにも執拗に追手を仕向けているおかげで異国であるユガル王国の情報も誰よりも得ており、<勇者>パーティーと共に行動する事を選択できるに至る。
因みに、キャスカ達が神父ホリアスの元に到着する間にも断続的に暗殺者を仕向けたのだが、その暗殺者は当然帰還していない。
他の暗殺者に関しては、最初に差し向けた暗殺者が帰還しない事から慎重に対応する様に指示を出し、ユガル王国の情報を収集しつつ、一部は情報を持ち帰り、一部は教会に出向いて暗殺を試して行方不明になっている。
次は、15歳である第二王子のシシハルド。
「ふーん。周りは焦って方針を決めているでしょうが、焦る者には王位は転がってきませんよ。一旦静観して戦力を整えましょう。その後しっかりと各陣営の調査をして、魔王と戦闘して弱っている所を共に叩いても良し、魔王と共倒れしてくれても良し。まぁ、焦らずに行きましょう。どの道それ程の強さを持っている魔王であればそう簡単に死亡するわけはありませんから、他の連中が焦って攻撃して弱っている所を叩ければ恩の字ですよ」
冷静に行動すると明言しつつも考えている事は下種であるのだが、今王城にいる王族の中では最も冷静、冷酷な男だ。
最後は、キャスカと同じ年齢ながらも第三王女と年下の扱いとなっている第三王女ハミュレット。
「これは、非常に重要な決断をする時がやってきましたです。今迄の情報では、キャスカは全ての暗殺者の手から逃れて父上に手紙を出しているほどだと考えると、相当な手練れがいると考えるべきです。私の知り得ている情報ではサリハしかいなかったはずですが、あの女一人ではそこまで守り通す事は不可能なはずです。そうなると、キャスカと手を組む事も考える必要がありますです」
自らも姉であるキャスカに対して暗殺者を差し向けていたのだが、今の今迄生存している事を鑑みて相当な戦力を持っていると判断し、勝手に味方になれると思っている第三王女であるハミュレット。
苛烈な王位継承争いが彼女を変えたのか、全てが自分都合で動くと考えている節がある。
ここに第二王女であるキャスカが加わった五人が王位継承権を争っている事になるシナバラス王国では、国民の間にも魔王が死亡後に復活した事は周知されており、今までとは別格の力、<勇者>パーティー単独では太刀打ちできない程の力を持っているとの情報が周知されている。
パニックにならないのは、王位継承権が魔王討伐の条件になった事も併せて周知されたからであり、自らの国家戦力とユガル王国、そしてユガル王国所属の<勇者>パーティーが揃えば絶対に勝利できると信じているからだ。
キャスカを除く継承権を持つ四人が、それぞれの思惑で勝手に自らの部隊を動かしていく。
やがてシナバラス王国の行動も、ユガル王国の民にも広く知れ渡る。
二か国合同でモラルのダンジョンの攻略、地上侵攻の恐れがある存在を<勇者>パーティーが始末したはずが、何故か復活した最強魔王を討伐すると……
この間<勇者>パーティーはそれぞれが魔王達の魔核から作られた武器を使って軽い依頼をこなしており、あまりにも性能の高い武器に機嫌を良くし、これならば間違いなく魔王を自分達で始末できるので癒しなどポーションで事足りると無駄な自信に満ち溢れていた。
その力の根源が、倒すべき存在の一部から作られていると言う事には思い至らない。
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