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(19)醜い者達
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「何を言っている。お前らも嬉々として逃げただろうが!」
そんなグレイブを無視して、ホルドは国王に証拠の品を提出する。
「実は、道中の記録をとろうと持ち込んでいた者ですが、ダンジョンは危険が多く、本当に一部分しか記録できておりません。ですが、偶然にも勇者グレイブの悪行の証拠は記録されております」
端から勇者グレイブを陥れるための証拠を記録する為だけに持ち込んだ魔道具を国王に提出するホルド。
その証拠はこの場で即座に開示され、怪しさ満点ではあるのだが勇者グレイブの悪行の証拠が公になったのだ。
想定外の事は起こったが、国王としては当初の目的通りに公爵の力を削ごうと動く。
「レッド公爵よ、貴様の息子の凶行、責は逃れられんぞ」
しかし公爵は涼しい顔をしている。
「国王陛下、今回は痛み分けではないですか?」
そんな事を呟きながら息子である勇者グレイブの近くに行くと、そのベルトの中に隠された魔道具を取り出す。
レッド公爵は、何があるか分からないダンジョン攻略の記録を残すために、息子であるグレイブにすら告げずに記録の魔道具を装備させていた。
今の時点では何が記録されているかは不明だが、賢者ホルドが提出した証拠の内容は明らかに都合の良い所だけを記録した節があるので、この魔道具の中に記録されている全てを公にすれば、国王側にもダメージがあると踏んだのだ。
実際にその魔道具を見た賢者ホルドと剣神ミアは、聖盾ルナを囮にした事、そして自らもイリヤを囮にするような行為をした事が明らかになってしまうために、真っ青になっている。
聖盾ルナも、自分を囮にしたのかどうかの証拠が魔道具に記録されていると確信すると共に、自分自身の悪行も記録されているはずなので、こちらも青くなっていた。
最早収拾がつかなくなっているこの場に、更なる爆弾がルナによって投下された。
「こんな連中とは二度と行動は共にしねー。その上で一つ伝えておいてやる。魔王は死んじゃいねーよ。私はその魔王に情けを掛けられてここに帰って来る事が出来たんだから、間違いねー。だがもう一度だけ言う。二度と私はお前らと行動は共にしねー。わかるか?魔王討伐には行かねーからな」
こう言って、父であるコーナ伯爵を強引に引き連れて出て行ってしまったのだ。
「おい、あの魔核は本当に魔王の物か?」
あまりにもあり得ない発言であったため、国王は慌てて提出されていた魔核を鑑定した人物に問いかけるが、実際に魔王と三傑の物であるのは事実なので、否定される事は無かった。
当然再度他の鑑定ができる者によって再鑑定したのだが、事実は変わらない。
しかしルナの発言をそのまま放置するわけには行かず、国王はこう決断した。
「しかし……もう一度真偽を確認する必要があるな。その方ら、今回の事は互いに水に流し、再びモラルのダンジョンの調査を命ずる。万が一にもルナの言う通りに魔王が存在するのであれば、その討伐も命ずる!」
この状態で、勇者グレイブを始めとして、残された賢者ホルドと剣神ミアはその命令をそのまま受け入れる訳はない。
「国王陛下。お言葉ですが、今の我らでは仮にルナの言う通りに魔王が生存していたとしても、その元に辿り着く事は難しいでしょう。聖盾による防御もできなければ、聖女による癒しも無いのですから」
至極真っ当な意見であるが国家存続の危機とも言えるので、国王としては引き下がるわけには行かなかったのだ。
結局この場では、何れ勇者一行が戦力を整えて再度ダンジョンへ行く事だけを確認して解散となる。
互いに汚い裏の顔を見せあっていたのだが、国家自体が魔王に滅ぼされては意味がないと表面上は和解しているレッド公爵とヤドリア国王。
互いに頭を冷やした後に、翌日再び各称号持ちと共に集合した。
そこには、離脱を公に宣言していた聖盾ルナも半ば無理やり参加させられていたのだが、一言も口を開く事は無い。
そんな中、勇者であるグレイブが口火を切る。
「先日も申し上げましたが、如何に勇者とて戦力不足では魔王と戦闘できません。やはり魔法、防御、剣、癒しが完全に揃ってこその、勇者パーティーです」
「うむ。わかっておる。今回聖盾ルナの重要な情報により国家の危機であると判断し、こちらでも改めて戦力の確認を行った。その結果、我が娘、王女であるスサリナが聖女の称号を持っている事が分かったのだ」
事実とは異なり、昨日今日で聖女の称号が判明したかのような物言いの国王のその横には、能面の様な表情のスサリナが座っている。
「今回の作戦の失敗は、ひとえに癒しの本当の力が無かったからではなかろうか?正式な称号持ちが全員揃えば、相乗効果で比類なき戦力を得たと言えるだろう」
確かに過去、全ての称号持ちが揃った段階で魔王を討伐できなかったと言う記録はない。
魔王が侵攻せずに戦わなかったと言う記述はあるのだが……
その過去の事実から、再び勇者達にやる気を起こさせる。
「それと聖盾ルナよ。その方の言い分、分からんでもない。よって、今回は全員が共に無事に帰還した際にのみ褒賞を与える事とする。これであれば良いであろう?」
そんなグレイブを無視して、ホルドは国王に証拠の品を提出する。
「実は、道中の記録をとろうと持ち込んでいた者ですが、ダンジョンは危険が多く、本当に一部分しか記録できておりません。ですが、偶然にも勇者グレイブの悪行の証拠は記録されております」
端から勇者グレイブを陥れるための証拠を記録する為だけに持ち込んだ魔道具を国王に提出するホルド。
その証拠はこの場で即座に開示され、怪しさ満点ではあるのだが勇者グレイブの悪行の証拠が公になったのだ。
想定外の事は起こったが、国王としては当初の目的通りに公爵の力を削ごうと動く。
「レッド公爵よ、貴様の息子の凶行、責は逃れられんぞ」
しかし公爵は涼しい顔をしている。
「国王陛下、今回は痛み分けではないですか?」
そんな事を呟きながら息子である勇者グレイブの近くに行くと、そのベルトの中に隠された魔道具を取り出す。
レッド公爵は、何があるか分からないダンジョン攻略の記録を残すために、息子であるグレイブにすら告げずに記録の魔道具を装備させていた。
今の時点では何が記録されているかは不明だが、賢者ホルドが提出した証拠の内容は明らかに都合の良い所だけを記録した節があるので、この魔道具の中に記録されている全てを公にすれば、国王側にもダメージがあると踏んだのだ。
実際にその魔道具を見た賢者ホルドと剣神ミアは、聖盾ルナを囮にした事、そして自らもイリヤを囮にするような行為をした事が明らかになってしまうために、真っ青になっている。
聖盾ルナも、自分を囮にしたのかどうかの証拠が魔道具に記録されていると確信すると共に、自分自身の悪行も記録されているはずなので、こちらも青くなっていた。
最早収拾がつかなくなっているこの場に、更なる爆弾がルナによって投下された。
「こんな連中とは二度と行動は共にしねー。その上で一つ伝えておいてやる。魔王は死んじゃいねーよ。私はその魔王に情けを掛けられてここに帰って来る事が出来たんだから、間違いねー。だがもう一度だけ言う。二度と私はお前らと行動は共にしねー。わかるか?魔王討伐には行かねーからな」
こう言って、父であるコーナ伯爵を強引に引き連れて出て行ってしまったのだ。
「おい、あの魔核は本当に魔王の物か?」
あまりにもあり得ない発言であったため、国王は慌てて提出されていた魔核を鑑定した人物に問いかけるが、実際に魔王と三傑の物であるのは事実なので、否定される事は無かった。
当然再度他の鑑定ができる者によって再鑑定したのだが、事実は変わらない。
しかしルナの発言をそのまま放置するわけには行かず、国王はこう決断した。
「しかし……もう一度真偽を確認する必要があるな。その方ら、今回の事は互いに水に流し、再びモラルのダンジョンの調査を命ずる。万が一にもルナの言う通りに魔王が存在するのであれば、その討伐も命ずる!」
この状態で、勇者グレイブを始めとして、残された賢者ホルドと剣神ミアはその命令をそのまま受け入れる訳はない。
「国王陛下。お言葉ですが、今の我らでは仮にルナの言う通りに魔王が生存していたとしても、その元に辿り着く事は難しいでしょう。聖盾による防御もできなければ、聖女による癒しも無いのですから」
至極真っ当な意見であるが国家存続の危機とも言えるので、国王としては引き下がるわけには行かなかったのだ。
結局この場では、何れ勇者一行が戦力を整えて再度ダンジョンへ行く事だけを確認して解散となる。
互いに汚い裏の顔を見せあっていたのだが、国家自体が魔王に滅ぼされては意味がないと表面上は和解しているレッド公爵とヤドリア国王。
互いに頭を冷やした後に、翌日再び各称号持ちと共に集合した。
そこには、離脱を公に宣言していた聖盾ルナも半ば無理やり参加させられていたのだが、一言も口を開く事は無い。
そんな中、勇者であるグレイブが口火を切る。
「先日も申し上げましたが、如何に勇者とて戦力不足では魔王と戦闘できません。やはり魔法、防御、剣、癒しが完全に揃ってこその、勇者パーティーです」
「うむ。わかっておる。今回聖盾ルナの重要な情報により国家の危機であると判断し、こちらでも改めて戦力の確認を行った。その結果、我が娘、王女であるスサリナが聖女の称号を持っている事が分かったのだ」
事実とは異なり、昨日今日で聖女の称号が判明したかのような物言いの国王のその横には、能面の様な表情のスサリナが座っている。
「今回の作戦の失敗は、ひとえに癒しの本当の力が無かったからではなかろうか?正式な称号持ちが全員揃えば、相乗効果で比類なき戦力を得たと言えるだろう」
確かに過去、全ての称号持ちが揃った段階で魔王を討伐できなかったと言う記録はない。
魔王が侵攻せずに戦わなかったと言う記述はあるのだが……
その過去の事実から、再び勇者達にやる気を起こさせる。
「それと聖盾ルナよ。その方の言い分、分からんでもない。よって、今回は全員が共に無事に帰還した際にのみ褒賞を与える事とする。これであれば良いであろう?」
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