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仕事ができるとは思っていないが、貴重な意見はしっかりと聞く耳を持っているギルドマスターであるラクロス。
「ツイマの進言、受け入れよう。だが、間違いがあると王都に多大な被害が出る。こちらで最悪の事態の対応として【癒しの雫】にも依頼を出しておく。ツイマは【勇者の館】へ向かって、即対応するように指示を出せ」
国家の緊急事態であり、有無をも言わせずに即座に動き始めるギルド本部。
この時点で一般の業務は即座に停止され、全員がギルドマスターであるラクロスの指示に従って国家の危機に対する対処に動き始める。
ツイマは自らの復権を夢見て目の前にあるギルド【勇者の館】に飛び込み、大至急と伝えてルーカスを呼び出す。
「ルーカス様、【勇者の館】に緊急依頼です。再びこちらに向かってくるスピナが二体発見されています。前回と同じ様に、対処をお願い致します。これは国家からの依頼となっており、ギルドへの評価に直結します」
ツイマの話の最後の部分を聞いて周囲の冒険者達は沸き立っており、その中にはBランクに降格されているままのドリアスとハンナもいる。
再びSランクギルド所属の冒険者、そしてドリアスとハンナにして見れば、個人でAランクと言う立ち位置に戻れる事に期待しているのだ。
その思いはルーカスも同じだが、ルーカスだけは誰よりもスピナの脅威を知っている。
前回の対応時には自分だけが最後まで意識を残して戦闘しており、結局歯が立たなかったのだ。
あの時はどうやってスピナが始末されたのか理解できないまま、意識が戻った時には脅威は去っていたのだが、今回もそのような奇跡が再び起きる可能性は極めて低い事は分かる為に上手く断ろうと口を開きかけた所、ツイマの一言でその言葉を発する事は出来なくなった。
「皆さんがもし失敗すれば、今のギルドマスター、皆さんの実力を理解できていないラクロスは【癒しの雫】に対処の依頼を出すそうです!」
ルーカスとしては決して譲れない一線、【癒しの雫】よりも自らのギルド【勇者の館】が優れていると言う所だけは譲る事が出来ない。
「お前ら!直ぐに準備にかかれ。費用は後で国家に請求する。万全に万全を期した武具を少々余剰に備えて、即門に集合だ!急げ!」
結局はその余計なプライドが邪魔をして、明確な敗北をなかった事にして動き始める【勇者の館】。
一応前回以上の武具を装備する所だけは流石はSランカーだ。
その頃、急いで向かっていた【癒しの雫】に到着した担当受付のラスカ。
早朝である為に【癒しの雫】のメンバーは誰一人として外に出ておらず、慌てているラスカの話を全員で聞ける状況になっている。
「はぁ、はぁ……その、以前こちらに向かってきて【勇者の館】が始末したスピナが、再び襲い掛かってきています。先ずは討伐実績のある【勇者の館】が先行対応しますが、ギルドマスターの指示により、万が一の対処として皆さんにも依頼を出すようにとの指示でした。お受けいただけますでしょうか?」
【癒しの雫】のメンバーは前回スピナを倒したのは【勇者の館】ではなく、この場にいるマスコットの一体であるラトールである事を知っているが、その事は口にできないので取り敢えずギルドマスターであるシアが了解の意を示す。
「えっと、ラスカさん。わかりました。【勇者の館】が門の外で戦闘するのですよね?私達も門の近くで待機して、【勇者の館】で対処できないと判断したら対応します。こちらの判断で動くので、冒険者の間では御法度の獲物の横取りではないと言う事だけは保証して頂けますか?」
「もちろんです。国家からの特別な依頼ですので、そのような事は決して起こり得ない事、保証させて頂きます」
今のギルドマスターであれば、清廉潔白でありツイマの様な理不尽な行いはないと断言できるラスカは、明確にシアの申し出を受け入れる。
こんなやり取りをしているシアを見て、【癒しの雫】のメンバーは全員が国家の脅威であるはずのスピナの事は頭になく、シアの成長を喜んでいた。
「では皆さん、取り敢えず……門に向かいましょうか?」
シアのこの一言で我に返る程、シアの成長を各自が勝手に喜んで感激すらしていた。
シアは他のメンバーの反応に少々キョトンとするが、全員が笑顔である為に深く考えずに、共に門に向かい始める。
シア達【癒しの雫】のメンバーがギルドの外に出ると、緊急事態である為に町中に事情が知れ渡っているせいか、人々が無駄にせわしなく動いており、不安を隠しきれていない事が伺える。
一部【勇者の館】の冒険者と思われる人々が武具を背負って急ぎ足で門に向かっているのも、人々の不安を煽る要因になっている。
「また【勇者の館】が問題なく始末してくれれば良いが……」
町の人々は、前回のスピナ迎撃成功を支えにして何とか平静を保っており、公には討伐実績を持つ【勇者の館】に期待をかけている。
そんな中でも一切不安そうな表情を見せずに普段通り笑顔のまま、仲間同士楽しそうに話しながら門に向かっている【癒しの雫】のメンバー全員。
マスコットのリアントや、漸く周囲に認知されたラトールもいるので、その落ち着いた姿と可愛さから冷静になり始めた人々。
「シアちゃん。まさか、あんた達も対処に向かうのかい?」
良く【癒しの雫】に直接依頼を出してくれる一人の女性が、シアに問いかける。
「ツイマの進言、受け入れよう。だが、間違いがあると王都に多大な被害が出る。こちらで最悪の事態の対応として【癒しの雫】にも依頼を出しておく。ツイマは【勇者の館】へ向かって、即対応するように指示を出せ」
国家の緊急事態であり、有無をも言わせずに即座に動き始めるギルド本部。
この時点で一般の業務は即座に停止され、全員がギルドマスターであるラクロスの指示に従って国家の危機に対する対処に動き始める。
ツイマは自らの復権を夢見て目の前にあるギルド【勇者の館】に飛び込み、大至急と伝えてルーカスを呼び出す。
「ルーカス様、【勇者の館】に緊急依頼です。再びこちらに向かってくるスピナが二体発見されています。前回と同じ様に、対処をお願い致します。これは国家からの依頼となっており、ギルドへの評価に直結します」
ツイマの話の最後の部分を聞いて周囲の冒険者達は沸き立っており、その中にはBランクに降格されているままのドリアスとハンナもいる。
再びSランクギルド所属の冒険者、そしてドリアスとハンナにして見れば、個人でAランクと言う立ち位置に戻れる事に期待しているのだ。
その思いはルーカスも同じだが、ルーカスだけは誰よりもスピナの脅威を知っている。
前回の対応時には自分だけが最後まで意識を残して戦闘しており、結局歯が立たなかったのだ。
あの時はどうやってスピナが始末されたのか理解できないまま、意識が戻った時には脅威は去っていたのだが、今回もそのような奇跡が再び起きる可能性は極めて低い事は分かる為に上手く断ろうと口を開きかけた所、ツイマの一言でその言葉を発する事は出来なくなった。
「皆さんがもし失敗すれば、今のギルドマスター、皆さんの実力を理解できていないラクロスは【癒しの雫】に対処の依頼を出すそうです!」
ルーカスとしては決して譲れない一線、【癒しの雫】よりも自らのギルド【勇者の館】が優れていると言う所だけは譲る事が出来ない。
「お前ら!直ぐに準備にかかれ。費用は後で国家に請求する。万全に万全を期した武具を少々余剰に備えて、即門に集合だ!急げ!」
結局はその余計なプライドが邪魔をして、明確な敗北をなかった事にして動き始める【勇者の館】。
一応前回以上の武具を装備する所だけは流石はSランカーだ。
その頃、急いで向かっていた【癒しの雫】に到着した担当受付のラスカ。
早朝である為に【癒しの雫】のメンバーは誰一人として外に出ておらず、慌てているラスカの話を全員で聞ける状況になっている。
「はぁ、はぁ……その、以前こちらに向かってきて【勇者の館】が始末したスピナが、再び襲い掛かってきています。先ずは討伐実績のある【勇者の館】が先行対応しますが、ギルドマスターの指示により、万が一の対処として皆さんにも依頼を出すようにとの指示でした。お受けいただけますでしょうか?」
【癒しの雫】のメンバーは前回スピナを倒したのは【勇者の館】ではなく、この場にいるマスコットの一体であるラトールである事を知っているが、その事は口にできないので取り敢えずギルドマスターであるシアが了解の意を示す。
「えっと、ラスカさん。わかりました。【勇者の館】が門の外で戦闘するのですよね?私達も門の近くで待機して、【勇者の館】で対処できないと判断したら対応します。こちらの判断で動くので、冒険者の間では御法度の獲物の横取りではないと言う事だけは保証して頂けますか?」
「もちろんです。国家からの特別な依頼ですので、そのような事は決して起こり得ない事、保証させて頂きます」
今のギルドマスターであれば、清廉潔白でありツイマの様な理不尽な行いはないと断言できるラスカは、明確にシアの申し出を受け入れる。
こんなやり取りをしているシアを見て、【癒しの雫】のメンバーは全員が国家の脅威であるはずのスピナの事は頭になく、シアの成長を喜んでいた。
「では皆さん、取り敢えず……門に向かいましょうか?」
シアのこの一言で我に返る程、シアの成長を各自が勝手に喜んで感激すらしていた。
シアは他のメンバーの反応に少々キョトンとするが、全員が笑顔である為に深く考えずに、共に門に向かい始める。
シア達【癒しの雫】のメンバーがギルドの外に出ると、緊急事態である為に町中に事情が知れ渡っているせいか、人々が無駄にせわしなく動いており、不安を隠しきれていない事が伺える。
一部【勇者の館】の冒険者と思われる人々が武具を背負って急ぎ足で門に向かっているのも、人々の不安を煽る要因になっている。
「また【勇者の館】が問題なく始末してくれれば良いが……」
町の人々は、前回のスピナ迎撃成功を支えにして何とか平静を保っており、公には討伐実績を持つ【勇者の館】に期待をかけている。
そんな中でも一切不安そうな表情を見せずに普段通り笑顔のまま、仲間同士楽しそうに話しながら門に向かっている【癒しの雫】のメンバー全員。
マスコットのリアントや、漸く周囲に認知されたラトールもいるので、その落ち着いた姿と可愛さから冷静になり始めた人々。
「シアちゃん。まさか、あんた達も対処に向かうのかい?」
良く【癒しの雫】に直接依頼を出してくれる一人の女性が、シアに問いかける。
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