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ラグロ王国とバリッジ
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ラグロ王国を繁栄させていた交易商品である魔道具や武具を作成する場所。
大通りの左右に並んでいる工房通り。
以前は冒険者や商人で賑わっていたこの通りも、今は閑古鳥が鳴いている。
ここは、工房ナップルがあった場所。
更に前には、ナップルがアンノウンによって救出された場所でもある。
工房ナップルの魔道具の性能が良く、工房通りにある店は工房ナップルしか客が来なくなっていた。
だが、その工房ナップルも突然店を畳み、バイチ帝国にその拠点を移している。
そしてこの工房一帯を取り纏めていた工房ワポロの失墜、更には大量の冒険者の出国、あろうことか冒険者ギルドのギルドマスターのフェルモンドすら、貴族と言う地位を捨てて失踪した国。
当然国力は衰退し、王族や貴族は疲弊していた。
今現時点で彼らが理解しているのは、宰相であったカードナーと言う男がバリッジという組織の一員であり、バイチ帝国に喧嘩を売ったと言う事、そしていつの間にか工房通りが壊滅的な被害を受けていた事だ。
最大の交易品もまともに作成できる状態ではなく、最大の素材入手先であるギルドも一時的ではあるが機能不全に陥っている。このままの状態が続けば、ギルドもラグロ王国から撤退する事もあり得る。
ギルドは国の機関ではない為に、ある程度は持ち直す事が予想されているが、いかんせんその場に残っている冒険者の質が良くない。
有能な人物は全て出国してしまっており、このラグロ王国に残っている冒険者は、爵位を継ぐ事の出来ない貴族が適当に日銭を稼ぐために登録しているような人材しか残っていないのだ。
アンノウンとしても、ナップルの件もけじめをつける事ができたので、これ以上干渉するような事はしない。
当然ラグロ王国を保護するような行いもしない。
となると……バリッジが侵食してくる事になるのだが、今のバリッジはあまり大々的に動く事はしていないので、数人の腕利きを冒険者、そして鍛冶士として送り込んでいる。
基本的には普通の生活をして、活動中にアンノウンの情報を得られればそれで良いという、今までのバリッジにしてみればかなり緩い任務になっている。
バリッジ幹部は、アンノウンの情報収集能力、そして戦闘能力を認めているので、同様の手法では被害が拡大すると判断しており、現在の活動は情報収集のみに抑えていたからだ。
こうして、意図せずに能力のある人々が鍛冶士として、冒険者として活動を始める事になったラグロ王国。
当初想定されていた最悪の事態は回避され、交易品も今まで通りとはいかないまでも、ある程度は確保する事ができている。
鍛冶士、そして冒険者として活動しているバリッジの手の者は、以前この国の工房ワポロの工房長が、バリッジの魔獣を使っていた事を知っている。
そして、その魔獣を倒したのが、既に出国してしまっている四人組の冒険者パーティー。
ギルドの記録によれば、その冒険者パーティーに同行していたのは工房ナップルの工房長である魔力レベル0のナップル、そして、その工房で働いていたと思われる魔力レベル5のナナ(No.10)。
つまり、この構成から考えると、新種の魔獣を倒したのは確実に四人組の冒険者パーティーであると判断した。
その後、突如としてこの国から出国したことを考えると、彼女達がアンノウンの一員である可能性が高いと判断したのだ。
その一報を子飼いの冒険者から受けたバリッジ。
幹部の方でもある程度の情報は得ており、ラグロ王国の現場から上がってくる情報と結論に対して異を唱える者はいなかった。
「確定ではないが、ようやくアンノウンの尻尾を捕まえる事ができた様だな」
「一旦その姿が見えてしまえば、後はどうとでもなる」
「その通りだ。しょせんは経験も何もない組織なのだろう。我らバリッジの敵ではない」
幹部達の希望的観測による装飾がなされた報告が首領に上がる。
首領としても自ら得られている情報があり、幹部から上がってきた情報との齟齬がない事から、ラグロ王国で活動していた四人組の冒険者パーティーがアンノウンの一員であると判断した。
「奴らは、普段自分の力を隠蔽しているに違いない。登録魔力レベル4であの魔獣が始末できるわけがないからな。十分に注意して任務に当たれ」
「承知しました。では、暗部の一隊を動かします」
その任務とは、当然四人組の捕縛。
可能であれば四人全員、状況が許さなければ、一人を除いて生死は問わずとなった。
以前ライチーとを始末して少々レベルが上がっている四人だが、登録レベルを上げてしまうと危険な依頼が回ってくる可能性が高く、未だレベル4で登録しているままだ。
この四人に対応する暗部、複数の部隊が存在し、以前バイチ帝国とラグロ王国の交流と言う名の大会に参加していた魔力レベル42のピンファイも所属していた部隊だ。
この暗部、その名の通り表立っての行動をする事はあまりない。
しかし、不要な人物の排除、情報収集任務に長けており、長くバリッジを支えてきた。
所属している人員は、魔力レベル40前後の猛者ばかりだが、最近はアンノウンの情報を一切得る事ができず、挙句にピンファイは既にいなくなっていると言う失態が続いており、暗部としてのメンツを完全に潰されていた。
その結果、バリッジの暗部はアンノウンに対して深い恨みがあり、ガス抜きもかねて今回の任務を与える事にした首領。
「良いだろう。念を押すが、決して油断するなよ。その四人は今、バイチ帝国にいるはずだ。今までの情報によれば、あの国家に対してはアンノウンが干渉してくる可能性が高い。捕縛後は、バイチ帝国でもなく、ここでもない、一時的な拠点に連行しておけ」
アンノウンを甘く見てこの拠点の存在が明るみに出る事を警戒した首領は、捕縛後の連行場所まで詳細に指示を出すと、その姿を消した。
「これで我ら暗部も、その存在意義を示せると言うものです」
「まったく、ピンファイもあれほどの目がある場所で捕縛されるとは醜態を晒してくれた」
「だがその汚名もここで返上できる訳ですからな」
こうして知らないうちに、元ラグロ王国の冒険者パーティーである工房ナップルの最初の顧客であるジュリア、ロレンサリー、メリンダ、マチルダは、バリッジからアンノウンの構成員であると判断されて、危険な状態になり始めている。
バリッジの首領が言っていた通り、バイチ帝国はアンノウンと繋がりがある為に、突然その身に危険が及ぶ可能性は少ないのだが、バリッジ側も魔力レベル40程度の暗部を一部隊配置しているので、時間が経てば危険度は増す事になる。
ちょうどその頃、バイチ帝国の一角で鍛冶士として任務に就き始めたナップル、ディスポ、バルジーニ、そしてNo.10の店に、その四人は来ていた。
「ナップルさん、開店おめでとうございます!」
「本当、奇麗なお店ですね」
「そうね、メリンダの言う通りね。前のお店は少しアレだったものね」
「コラ、マチルダ、失礼よ」
と、開店祝いに訪れて仲良くしていた。
「おいおい、お嬢ちゃんたち、なかなか言ってくれるじゃないか。あれはワシが長い年月をかけて味を出した最高傑作の店だったんだぞ」
と、当然のようにバイチ帝国に移住したバルジーニが言う。
もちろんラグロ王国の工房は、彼の言うような内容ではなく、単純に掃除をしていないために薄汚れていただけだ。
「ウフフごめんなさい、バルジーニさん。これからもよろしくお願いしますね?」
本気で怒っているわけではないので、終始和やかな雰囲気の工房ナップル。
「それでナップルさん、今後はどのような魔道具を販売するのかしら?」
冒険者としては当然そこが一番気になる所だ。
「そうですね、今後はあまり攻撃系統の物を作るのではなく、生活や利便性のある物を主体的に作ろうと思っています」
「そうなの、どんな物かしら?」
「えっと、収納とか、生活用の水、炎が出せる魔道具ですかね?」
そう、既にラグロ王国での成果を上げているので、これ以上戦闘系統の魔道具を作成する必要がないナップルとしては、利便性に重きを置いた魔道具を作る事にしていたのだ。
大通りの左右に並んでいる工房通り。
以前は冒険者や商人で賑わっていたこの通りも、今は閑古鳥が鳴いている。
ここは、工房ナップルがあった場所。
更に前には、ナップルがアンノウンによって救出された場所でもある。
工房ナップルの魔道具の性能が良く、工房通りにある店は工房ナップルしか客が来なくなっていた。
だが、その工房ナップルも突然店を畳み、バイチ帝国にその拠点を移している。
そしてこの工房一帯を取り纏めていた工房ワポロの失墜、更には大量の冒険者の出国、あろうことか冒険者ギルドのギルドマスターのフェルモンドすら、貴族と言う地位を捨てて失踪した国。
当然国力は衰退し、王族や貴族は疲弊していた。
今現時点で彼らが理解しているのは、宰相であったカードナーと言う男がバリッジという組織の一員であり、バイチ帝国に喧嘩を売ったと言う事、そしていつの間にか工房通りが壊滅的な被害を受けていた事だ。
最大の交易品もまともに作成できる状態ではなく、最大の素材入手先であるギルドも一時的ではあるが機能不全に陥っている。このままの状態が続けば、ギルドもラグロ王国から撤退する事もあり得る。
ギルドは国の機関ではない為に、ある程度は持ち直す事が予想されているが、いかんせんその場に残っている冒険者の質が良くない。
有能な人物は全て出国してしまっており、このラグロ王国に残っている冒険者は、爵位を継ぐ事の出来ない貴族が適当に日銭を稼ぐために登録しているような人材しか残っていないのだ。
アンノウンとしても、ナップルの件もけじめをつける事ができたので、これ以上干渉するような事はしない。
当然ラグロ王国を保護するような行いもしない。
となると……バリッジが侵食してくる事になるのだが、今のバリッジはあまり大々的に動く事はしていないので、数人の腕利きを冒険者、そして鍛冶士として送り込んでいる。
基本的には普通の生活をして、活動中にアンノウンの情報を得られればそれで良いという、今までのバリッジにしてみればかなり緩い任務になっている。
バリッジ幹部は、アンノウンの情報収集能力、そして戦闘能力を認めているので、同様の手法では被害が拡大すると判断しており、現在の活動は情報収集のみに抑えていたからだ。
こうして、意図せずに能力のある人々が鍛冶士として、冒険者として活動を始める事になったラグロ王国。
当初想定されていた最悪の事態は回避され、交易品も今まで通りとはいかないまでも、ある程度は確保する事ができている。
鍛冶士、そして冒険者として活動しているバリッジの手の者は、以前この国の工房ワポロの工房長が、バリッジの魔獣を使っていた事を知っている。
そして、その魔獣を倒したのが、既に出国してしまっている四人組の冒険者パーティー。
ギルドの記録によれば、その冒険者パーティーに同行していたのは工房ナップルの工房長である魔力レベル0のナップル、そして、その工房で働いていたと思われる魔力レベル5のナナ(No.10)。
つまり、この構成から考えると、新種の魔獣を倒したのは確実に四人組の冒険者パーティーであると判断した。
その後、突如としてこの国から出国したことを考えると、彼女達がアンノウンの一員である可能性が高いと判断したのだ。
その一報を子飼いの冒険者から受けたバリッジ。
幹部の方でもある程度の情報は得ており、ラグロ王国の現場から上がってくる情報と結論に対して異を唱える者はいなかった。
「確定ではないが、ようやくアンノウンの尻尾を捕まえる事ができた様だな」
「一旦その姿が見えてしまえば、後はどうとでもなる」
「その通りだ。しょせんは経験も何もない組織なのだろう。我らバリッジの敵ではない」
幹部達の希望的観測による装飾がなされた報告が首領に上がる。
首領としても自ら得られている情報があり、幹部から上がってきた情報との齟齬がない事から、ラグロ王国で活動していた四人組の冒険者パーティーがアンノウンの一員であると判断した。
「奴らは、普段自分の力を隠蔽しているに違いない。登録魔力レベル4であの魔獣が始末できるわけがないからな。十分に注意して任務に当たれ」
「承知しました。では、暗部の一隊を動かします」
その任務とは、当然四人組の捕縛。
可能であれば四人全員、状況が許さなければ、一人を除いて生死は問わずとなった。
以前ライチーとを始末して少々レベルが上がっている四人だが、登録レベルを上げてしまうと危険な依頼が回ってくる可能性が高く、未だレベル4で登録しているままだ。
この四人に対応する暗部、複数の部隊が存在し、以前バイチ帝国とラグロ王国の交流と言う名の大会に参加していた魔力レベル42のピンファイも所属していた部隊だ。
この暗部、その名の通り表立っての行動をする事はあまりない。
しかし、不要な人物の排除、情報収集任務に長けており、長くバリッジを支えてきた。
所属している人員は、魔力レベル40前後の猛者ばかりだが、最近はアンノウンの情報を一切得る事ができず、挙句にピンファイは既にいなくなっていると言う失態が続いており、暗部としてのメンツを完全に潰されていた。
その結果、バリッジの暗部はアンノウンに対して深い恨みがあり、ガス抜きもかねて今回の任務を与える事にした首領。
「良いだろう。念を押すが、決して油断するなよ。その四人は今、バイチ帝国にいるはずだ。今までの情報によれば、あの国家に対してはアンノウンが干渉してくる可能性が高い。捕縛後は、バイチ帝国でもなく、ここでもない、一時的な拠点に連行しておけ」
アンノウンを甘く見てこの拠点の存在が明るみに出る事を警戒した首領は、捕縛後の連行場所まで詳細に指示を出すと、その姿を消した。
「これで我ら暗部も、その存在意義を示せると言うものです」
「まったく、ピンファイもあれほどの目がある場所で捕縛されるとは醜態を晒してくれた」
「だがその汚名もここで返上できる訳ですからな」
こうして知らないうちに、元ラグロ王国の冒険者パーティーである工房ナップルの最初の顧客であるジュリア、ロレンサリー、メリンダ、マチルダは、バリッジからアンノウンの構成員であると判断されて、危険な状態になり始めている。
バリッジの首領が言っていた通り、バイチ帝国はアンノウンと繋がりがある為に、突然その身に危険が及ぶ可能性は少ないのだが、バリッジ側も魔力レベル40程度の暗部を一部隊配置しているので、時間が経てば危険度は増す事になる。
ちょうどその頃、バイチ帝国の一角で鍛冶士として任務に就き始めたナップル、ディスポ、バルジーニ、そしてNo.10の店に、その四人は来ていた。
「ナップルさん、開店おめでとうございます!」
「本当、奇麗なお店ですね」
「そうね、メリンダの言う通りね。前のお店は少しアレだったものね」
「コラ、マチルダ、失礼よ」
と、開店祝いに訪れて仲良くしていた。
「おいおい、お嬢ちゃんたち、なかなか言ってくれるじゃないか。あれはワシが長い年月をかけて味を出した最高傑作の店だったんだぞ」
と、当然のようにバイチ帝国に移住したバルジーニが言う。
もちろんラグロ王国の工房は、彼の言うような内容ではなく、単純に掃除をしていないために薄汚れていただけだ。
「ウフフごめんなさい、バルジーニさん。これからもよろしくお願いしますね?」
本気で怒っているわけではないので、終始和やかな雰囲気の工房ナップル。
「それでナップルさん、今後はどのような魔道具を販売するのかしら?」
冒険者としては当然そこが一番気になる所だ。
「そうですね、今後はあまり攻撃系統の物を作るのではなく、生活や利便性のある物を主体的に作ろうと思っています」
「そうなの、どんな物かしら?」
「えっと、収納とか、生活用の水、炎が出せる魔道具ですかね?」
そう、既にラグロ王国での成果を上げているので、これ以上戦闘系統の魔道具を作成する必要がないナップルとしては、利便性に重きを置いた魔道具を作る事にしていたのだ。
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