103 / 159
(102)
しおりを挟む
淀嶋と水元のダンジョンは、弦間のダンジョンからの猛攻を受けていた。
一つのダンジョンで二つのダンジョンを相手にしているのだが、それでもやや弦間側が押していると言った印象だ。
レベル47と46、今はこっそりと移動中の召喚冒険者の岩本がいるのだが、実際戦闘しているダンジョンマスター二人に対して、レベル60一人で有利に戦局を進めているのには理由があり、弦間が派遣している魔物にゴーストと呼ばれるレベル80の召喚魔物がおり、淀嶋と水野はこの猛威に晒されていたのだ。
このゴーストは弦間配下の魔物ではなく、弦間の主である神保の物だが、今回の戦闘の為に借り受けていた。
まさかこれほどまでの戦力を隠していたとは思いもしなかった淀嶋と水元は、何とか劣勢を跳ね返そうと内包魔力を使用してダンジョン内部の変更や魔物を召喚して対抗している。
水元のダンジョンの24階層では……眷属であるレベル45の自然族が出向いて、多数の召喚魔物と共にズンズンと深層に向けて侵攻しているゴーストと対峙していた。
ゴーストは魔法攻撃能力に特化しており、その中には相手に呪いを付与して弱体化する事も出来る力を持っている恐ろしい魔物だ。
物理攻撃は一切無効になる不条理な存在で、自然族が得意とする植物を使った攻撃は相性が非常に悪いのだが、経験豊かな水元はこれまでの戦闘でその事実は理解しており、敢えて物理的に視界を塞いで魔法による感知に力を割かせる事で隙を生み出そうとしている。
その指示を受けている自然族の眷属は、対ゴースト様に急遽改造した砂場の様な地面と天井の非常に低い階層の中で、地面に根を一気に張り巡らせて土を纏めて上空にはね上げる事で、物理的に視界を奪っている。
水元の思惑通りにゴーストは周囲の気配を魔法で察知しており、その分攻撃魔法の威力、発動速度は一気に減少する。
その隙に、土に紛れさせていた水元のダンジョンの召喚魔物であるレベル30の大量のゴーレムによる魔法攻撃を一斉に仕掛けた。
いくらゴーストと比較して相当レベルの低い魔法の攻撃とは言え、数が多ければ大ダメージを受ける。
本来は飛行魔法によって上空に逃げる特性のあるゴーストは、天井が低く設定されている階層の為に逃げる事が出来ないのだが、本能から上空へ逃げる様な行動をとってしまい、更なる追撃を受けて瀕死になる。
「ふぅ~、今回は助かった……かな。まさか24階層まで来られるとは思っていなかったよ。危なかったよね。これだと、淀嶋ジィも危ないかもしれないよね」
水元のダンジョン、実は全28階層であり結構危ない位置にまで潜られていたのだが、急遽階層を改造して何とか侵入してきたゴーストを始末する事に成功していた。
相当格上の存在だった為、同じダンジョンマスター側の存在であったとしてもかなりの糧になったようで、別の魔物の侵入時の対策用に使えると安堵する水元。
一方の淀嶋も、同じく神保から弦間が借り受けているもう一体のゴーストの襲撃を受けて一気に侵攻されているのだが、こちらは戦略的撤退をしており、自身の魔物の被害は非常に少ない。
逃げる魔物を追う侵入者と言う構図になっているが、老獪な淀嶋が何も戦略なく逃げている訳ではないのだが、借り物の魔物に対して複雑な命令を下せない弦間なので、ゴーストは単純に深層を目指して経路上の邪魔者を排除しながら進んでいる。
「ホッホ、やはりおるのう、魔法特化。じゃが、甘い甘い。儂が何も対策をしていないわけなかろうが」
何歳なのかは不明だがレベル40超えによる金目金髪で、過去の戦闘の影響か片目を失っている淀嶋。
その表情には余裕が見て取れ、一気に侵攻されてはいるのだが、確実にゴーストを排除できる算段がありそうに見える。
やがてゴーストは相手にもならない召喚魔物を始末しながら進み、全30階層の内22階層に突入した直後に突如として動きを止める。
これこそが淀嶋の対策であり秘策。
淀嶋の眷属には、レベル45の蜘蛛族とレベル48の光族がいる。
ゴーストは光族と非常に相性が悪く天敵と言っても良い立場だが、今の段階ではレベル差が多すぎるために脅威とはなり得ない。
だが、淀嶋はそこを頭脳でカバーする。
蜘蛛族の特性である糸による捕縛を実施し、そのままではレベル差と物理攻撃無効により抜けられる可能性があるので、大量の蜘蛛の糸に光族による防御魔法を付与しておいたのだ。
魔法による拘束は受け付けてしまうゴーストは、淀嶋の想定通りに蜘蛛族が大量に準備していた光族の防御魔法込みの糸にがんじがらめにされて身動きが取れなくなってもがいている。
こうなってしまえば“まな板の上の鯉”であるのだが、やはりレベル差からか糸を焼き切ろうと炎魔法を発動しながら徐々に自由を取り戻してはいる。
その時間は圧倒的な隙となり、事前に大量の糸を準備していた淀嶋の戦略通りに魔法を使える召喚魔物が一気に断続的な集中攻撃を放ち、一体で22階層まで悠々と侵入してきたゴーストは消え去り、淀嶋のダンジョンの糧となる。
この蜘蛛族は弦間も眷属として持っているのだが、レベルが同じであったとしても単体でゴーストの相手にはなり得ないので、淀嶋が持っている眷属の種類を神保の力を借りて知り得ていた弦間はその知識がある為に油断していた。
「フォッフォッ。中々の獲物だった様じゃの。爽快!」
こうした攻防がある中で神保は自らが貸し与えたゴーストが消え去った事を察知し、弦間に更なる攻勢をかける様に命令し、結果、ラスリ王国とコッタ帝国を脅威の渦に飲み込んで行った。
一つのダンジョンで二つのダンジョンを相手にしているのだが、それでもやや弦間側が押していると言った印象だ。
レベル47と46、今はこっそりと移動中の召喚冒険者の岩本がいるのだが、実際戦闘しているダンジョンマスター二人に対して、レベル60一人で有利に戦局を進めているのには理由があり、弦間が派遣している魔物にゴーストと呼ばれるレベル80の召喚魔物がおり、淀嶋と水野はこの猛威に晒されていたのだ。
このゴーストは弦間配下の魔物ではなく、弦間の主である神保の物だが、今回の戦闘の為に借り受けていた。
まさかこれほどまでの戦力を隠していたとは思いもしなかった淀嶋と水元は、何とか劣勢を跳ね返そうと内包魔力を使用してダンジョン内部の変更や魔物を召喚して対抗している。
水元のダンジョンの24階層では……眷属であるレベル45の自然族が出向いて、多数の召喚魔物と共にズンズンと深層に向けて侵攻しているゴーストと対峙していた。
ゴーストは魔法攻撃能力に特化しており、その中には相手に呪いを付与して弱体化する事も出来る力を持っている恐ろしい魔物だ。
物理攻撃は一切無効になる不条理な存在で、自然族が得意とする植物を使った攻撃は相性が非常に悪いのだが、経験豊かな水元はこれまでの戦闘でその事実は理解しており、敢えて物理的に視界を塞いで魔法による感知に力を割かせる事で隙を生み出そうとしている。
その指示を受けている自然族の眷属は、対ゴースト様に急遽改造した砂場の様な地面と天井の非常に低い階層の中で、地面に根を一気に張り巡らせて土を纏めて上空にはね上げる事で、物理的に視界を奪っている。
水元の思惑通りにゴーストは周囲の気配を魔法で察知しており、その分攻撃魔法の威力、発動速度は一気に減少する。
その隙に、土に紛れさせていた水元のダンジョンの召喚魔物であるレベル30の大量のゴーレムによる魔法攻撃を一斉に仕掛けた。
いくらゴーストと比較して相当レベルの低い魔法の攻撃とは言え、数が多ければ大ダメージを受ける。
本来は飛行魔法によって上空に逃げる特性のあるゴーストは、天井が低く設定されている階層の為に逃げる事が出来ないのだが、本能から上空へ逃げる様な行動をとってしまい、更なる追撃を受けて瀕死になる。
「ふぅ~、今回は助かった……かな。まさか24階層まで来られるとは思っていなかったよ。危なかったよね。これだと、淀嶋ジィも危ないかもしれないよね」
水元のダンジョン、実は全28階層であり結構危ない位置にまで潜られていたのだが、急遽階層を改造して何とか侵入してきたゴーストを始末する事に成功していた。
相当格上の存在だった為、同じダンジョンマスター側の存在であったとしてもかなりの糧になったようで、別の魔物の侵入時の対策用に使えると安堵する水元。
一方の淀嶋も、同じく神保から弦間が借り受けているもう一体のゴーストの襲撃を受けて一気に侵攻されているのだが、こちらは戦略的撤退をしており、自身の魔物の被害は非常に少ない。
逃げる魔物を追う侵入者と言う構図になっているが、老獪な淀嶋が何も戦略なく逃げている訳ではないのだが、借り物の魔物に対して複雑な命令を下せない弦間なので、ゴーストは単純に深層を目指して経路上の邪魔者を排除しながら進んでいる。
「ホッホ、やはりおるのう、魔法特化。じゃが、甘い甘い。儂が何も対策をしていないわけなかろうが」
何歳なのかは不明だがレベル40超えによる金目金髪で、過去の戦闘の影響か片目を失っている淀嶋。
その表情には余裕が見て取れ、一気に侵攻されてはいるのだが、確実にゴーストを排除できる算段がありそうに見える。
やがてゴーストは相手にもならない召喚魔物を始末しながら進み、全30階層の内22階層に突入した直後に突如として動きを止める。
これこそが淀嶋の対策であり秘策。
淀嶋の眷属には、レベル45の蜘蛛族とレベル48の光族がいる。
ゴーストは光族と非常に相性が悪く天敵と言っても良い立場だが、今の段階ではレベル差が多すぎるために脅威とはなり得ない。
だが、淀嶋はそこを頭脳でカバーする。
蜘蛛族の特性である糸による捕縛を実施し、そのままではレベル差と物理攻撃無効により抜けられる可能性があるので、大量の蜘蛛の糸に光族による防御魔法を付与しておいたのだ。
魔法による拘束は受け付けてしまうゴーストは、淀嶋の想定通りに蜘蛛族が大量に準備していた光族の防御魔法込みの糸にがんじがらめにされて身動きが取れなくなってもがいている。
こうなってしまえば“まな板の上の鯉”であるのだが、やはりレベル差からか糸を焼き切ろうと炎魔法を発動しながら徐々に自由を取り戻してはいる。
その時間は圧倒的な隙となり、事前に大量の糸を準備していた淀嶋の戦略通りに魔法を使える召喚魔物が一気に断続的な集中攻撃を放ち、一体で22階層まで悠々と侵入してきたゴーストは消え去り、淀嶋のダンジョンの糧となる。
この蜘蛛族は弦間も眷属として持っているのだが、レベルが同じであったとしても単体でゴーストの相手にはなり得ないので、淀嶋が持っている眷属の種類を神保の力を借りて知り得ていた弦間はその知識がある為に油断していた。
「フォッフォッ。中々の獲物だった様じゃの。爽快!」
こうした攻防がある中で神保は自らが貸し与えたゴーストが消え去った事を察知し、弦間に更なる攻勢をかける様に命令し、結果、ラスリ王国とコッタ帝国を脅威の渦に飲み込んで行った。
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
俺だけステータスが見える件~ゴミスキル【開く】持ちの俺はダンジョンに捨てられたが、【開く】はステータスオープンできるチートスキルでした~
平山和人
ファンタジー
平凡な高校生の新城直人はクラスメイトたちと異世界へ召喚されてしまう。
異世界より召喚された者は神からスキルを授かるが、直人のスキルは『物を開け閉めする』だけのゴミスキルだと判明し、ダンジョンに廃棄されることになった。
途方にくれる直人は偶然、このゴミスキルの真の力に気づく。それは自分や他者のステータスを数値化して表示できるというものだった。
しかもそれだけでなくステータスを再分配することで無限に強くなることが可能で、更にはスキルまで再分配できる能力だと判明する。
その力を使い、ダンジョンから脱出した直人は、自分をバカにした連中を徹底的に蹂躙していくのであった。
追放された美少女を助けた底辺おっさんが、実は元”特級冒険者”だった件について。
いちまる
ファンタジー
【毎週木曜日更新!】
採取クエストしか受けない地味なおっさん冒険者、ダンテ。
ある日彼は、ひょんなことからA級冒険者のパーティーを追放された猫耳族の少女、セレナとリンの面倒を見る羽目になってしまう。
最初は乗り気でなかったダンテだが、ふたりの夢を聞き、彼女達の力になると決意した。
――そして、『特級冒険者』としての実力を隠すのをやめた。
おっさんの正体は戦闘と殺戮のプロ!
しかも猫耳少女達も実は才能の塊だった!?
モンスターと悪党を物理でぶちのめす、王道冒険譚が始まる――!
※本作はカクヨム、小説家になろうでも掲載しています。
S級スキル【竜化】持ちの俺、トカゲと間違われて実家を追放されるが、覚醒し竜王に見初められる。今さら戻れと言われてももう遅い
猪木洋平@【コミカライズ連載中】
ファンタジー
主人公ライルはブリケード王国の第一王子である。
しかし、ある日――
「ライル。お前を我がブリケード王家から追放する!」
父であるバリオス・ブリケード国王から、そう宣言されてしまう。
「お、俺のスキルが真の力を発揮すれば、きっとこの国の役に立てます」
ライルは必死にそうすがりつく。
「はっ! ライルが本当に授かったスキルは、【トカゲ化】か何かだろ? いくら隠したいからって、【竜化】だなんて嘘をつくなんてよ」
弟である第二王子のガルドから、そう突き放されてしまう。
失意のまま辺境に逃げたライルは、かつて親しくしていた少女ルーシーに匿われる。
「苦労したんだな。とりあえずは、この村でゆっくりしてくれよ」
ライルの辺境での慎ましくも幸せな生活が始まる。
だが、それを脅かす者たちが近づきつつあった……。
【バーチャルドール:共通版①】導入(プロローグ&はじめてのレッスン)
[絵&小説] 愛楽優人 (創作実験室)
SF
■「バーチャルドール・プロジェクト」について
①「バーチャルドール」は、変身能力などを持つ女の子で、大勢の人間に好かれる事を目標にしています。
②「読者」はマスターとして、プロジェクトのお手伝いをする事になります。
③「プロジェクトの最高責任者のミコト」の思い付きで、人間に好かれるために様々な事をやっています。
――――――――――――――――
■ 作品について
(18禁作品が苦手な場合は、全年齢版だけでも話が成立するようになっています)
【バーチャルドール:共通版①】導入(プロローグ&はじめてのレッスン)
↓
【バーチャルドール:全年齢版①】レッスン構成(バーチャルドールと同棲生活)
↓
【バーチャルドール:18禁版①】レッスン構成(バーチャルドールとHなレッスン)
――――――――――――――――
■「個人サイト」と「投稿サイト」について
○「個人サイト」では、『文章作品以外』を公開しています。
○「投稿サイト(ここ)」では、『文章作品』を公開しています。
■個人サイト「バーチャルドール・プロジェクト」
https://create9812.blog.jp/archives/18333728.html
・
異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜
KeyBow
ファンタジー
主人公の井野口 孝志は交通事故により死亡し、異世界へ転生した。
そこは剣と魔法の王道的なファンタジー世界。
転生した先は侯爵家の子息。
妾の子として家督相続とは無縁のはずだったが、兄の全てが事故により死亡し嫡男に。
女神により魔王討伐を受ける者は記憶を持ったまま転生させる事が出来ると言われ、主人公はゲームで遊んだ世界に転生した。
ゲームと言ってもその世界を模したゲームで、手を打たなければこうなる【if】の世界だった。
理不尽な死を迎えるモブ以下のヒロインを救いたく、転生した先で14歳の時にギフトを得られる信託の儀の後に追放されるが、その時に備えストーリーを変えてしまう。
メイヤと言うゲームでは犯され、絶望から自殺した少女をそのルートから外す事を幼少期より決めていた。
しかしそう簡単な話ではない。
女神の意図とは違う生き様と、ゲームで救えなかった少女を救う。
2人で逃げて何処かで畑でも耕しながら生きようとしていたが、計画が狂い何故か闘技場でハッスルする未来が待ち受けているとは物語がスタートした時はまだ知らない・・・
多くの者と出会い、誤解されたり頼られたり、理不尽な目に遭ったりと、平穏な生活を求める主人公の思いとは裏腹に波乱万丈な未来が待ち受けている。
しかし、主人公補正からかメインストリートから逃げられない予感。
信託の儀の後に侯爵家から追放されるところから物語はスタートする。
いつしか追放した侯爵家にザマアをし、経済的にも見返し謝罪させる事を当面の目標とする事へと、物語の早々に変化していく。
孤児達と出会い自活と脱却を手伝ったりお人好しだ。
また、貴族ではあるが、多くの貴族が好んでするが自分は奴隷を性的に抱かないとのポリシーが行動に規制を掛ける。
果たして幸せを掴む事が出来るのか?魔王討伐から逃げられるのか?・・・
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる