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「一応魔核は私がとって来るね。矢が刺さっているだけだから、毛皮も売れるでしょ?」
「彩ぴょん、私も行くよ!」
女性二人が仕留めた獲物であるラグリアの元に行く。
「吉川殿。これなら、自分達も早々に安全と言える力を手に入れられるのではないか?」
「そうだな。一応ギルドに戻って換金する事は当然として、召喚者の冒険者の情報をもう少し仕入れよう。そうすれば、防衛に必要なレベルが分かるはずだ」
こんな話をしつつ、女性陣が持ち帰って来た毛皮と魔核四つと共にギルドに戻る。
「あれ?随分と早い……って、レベル20の召喚者の皆さんですから当然ですね」
「あぁ、ありがとう。で、少し教えてほしいが、他の召喚者の冒険者は今どうしている?」
「そう言えば、かなり昔にいたと言う記録はあるのですが、やはり人ですから寿命を迎えたと思います。他国のギルドでも、召喚者が活動していると言う報告はありませんから」
「って、ちょっと待て。まさか俺達の情報は他国にも流れているのか?」
聞き捨てならない話を聞いてしまい、動揺する吉川。
再び無駄に眼鏡をかけ直す。
「は、はい。それは名誉な事ですから、既に皆さんの情報は各ギルド支部に行き渡っております。特殊な依頼等を受ける際には各支店の魔道具に手をかざしていただければ、既に情報は登録されているので各種優遇処置を受ける事が出来ますよ!」
吉川達の気持ちを知らずに、自信満々で伝えて来る受付。
もう手遅れである事をとやかく言って雰囲気を悪くする事を避ける必要があると、吉川は深呼吸をしている。
受付としては善意で行っている行動であり、仮に自分達の来訪を知られたくない場合には申告せずに依頼を受けて納品すれば良いだけの話なのだから、何もデメリットは無いだろうと思っている。
同郷の者やダンジョンマスターから命を狙われている立場などと言う事は、ギルドマスターですら知らない情報なのだから。
そんなやり取りを、相変わらず騒がしいギルドの端でじっと聞き耳を立てている二人の存在、湯原と水野に聞かれているとは思っていない吉川達。
確かに受付は、召喚者とは言え冒険者は人族であり、寿命があると信じ切っている。
だが、普通の冒険者では到達できないレベルに至った時に得られる恩恵で、寿命が大幅に伸びている事は誰も知らない。
先輩冒険者達は、誰しもが吉川達と同じ過ちを犯して大多数が死亡しているのだが、生き残っている強者達はその情報を秘匿して未だに生存している。
最強と言われるレベル20程度の魔物を始末すると、身分を明かさずにギルドに納品して悠々自適な生活を送りつつも、徐々に自分の力を上昇させて、虎視眈々とダンジョン攻略を狙っている。
当然この場にもその存在はいる訳だが、残念ながらこの冒険者にとってみればレベル22の召喚者は雑魚以外の何者でもなく、例え始末したとしても何も得る物が無い上に、最悪は冒険者殺害容疑を掛けられる可能性もある事から、手を出すつもりは一切なかった。
この冒険者も他のダンジョンマスターに命を狙われている事は理解しているので、吉川と同じ様により安全な立場になる為に力を欲し、レベル1のダンジョンマスターであっても、対極の位置にいる冒険者からすれば大きな糧になるので、吉川達と同時に召喚されているはずのダンジョンマスターを狙っている。
やがて吉川達がギルドを出ると、この冒険者も後を追うようにギルドを出る。
新たに召喚されたダンジョンマスターの情報を得るために、自分の身分を明かして共闘しようと持ち掛けるためだ。
当然、仲間意識がなく止めも自分が刺すつもりの為に、レベルアップの恩恵を受けるのも自分だけ。
それまでは、仲良しのふりをすればよいのだ。
その姿を慎重に見極めている、湯原と水野。
「水野。聞いたな?」
悲しそうにコクコク頷く水野。
既に同郷の者同士の騙し合いが行われて、互いに命を狙っていると言う事を理解してしまったのと同時に、自分達が最も狙われている立場である事も嫌でも理解できてしまったのだ。
ある程度真実を知っており、更には非常に慎重な性格の湯原が神から得られた情報を総合すると、吉川達を追って行った冒険者は、恐らく以前に召喚された者で冒険者であろう事もわかっている。
「今日はここまでにしておこう」
こうして二人は、他の一部の冒険者と同じくフードを被ったままギルドを後にして、格安の宿に戻る。
神から貰った白金貨が各五枚、合計で10枚(100万円)あるので、何とか倹約しながら目立たないように情報収集し、ダンジョンの最大レベルが99になるべく必要な一月を乗り越えようとしている。
その後は、そのコアを守りつつ更に一月眷属召喚をせずに堪え抜いて、最大レベル99の眷属三体を召喚する計画だ。
宿泊の部屋割りだが、節約のために部屋は二人で一部屋としており、互いにそこは納得しているのだが、湯原としてはこの世界の実情、そして同郷の者達の姿勢から少々怯えている水野に対して何かをするつもりは一切ない。
こうして一日が過ぎて行く。
「彩ぴょん、私も行くよ!」
女性二人が仕留めた獲物であるラグリアの元に行く。
「吉川殿。これなら、自分達も早々に安全と言える力を手に入れられるのではないか?」
「そうだな。一応ギルドに戻って換金する事は当然として、召喚者の冒険者の情報をもう少し仕入れよう。そうすれば、防衛に必要なレベルが分かるはずだ」
こんな話をしつつ、女性陣が持ち帰って来た毛皮と魔核四つと共にギルドに戻る。
「あれ?随分と早い……って、レベル20の召喚者の皆さんですから当然ですね」
「あぁ、ありがとう。で、少し教えてほしいが、他の召喚者の冒険者は今どうしている?」
「そう言えば、かなり昔にいたと言う記録はあるのですが、やはり人ですから寿命を迎えたと思います。他国のギルドでも、召喚者が活動していると言う報告はありませんから」
「って、ちょっと待て。まさか俺達の情報は他国にも流れているのか?」
聞き捨てならない話を聞いてしまい、動揺する吉川。
再び無駄に眼鏡をかけ直す。
「は、はい。それは名誉な事ですから、既に皆さんの情報は各ギルド支部に行き渡っております。特殊な依頼等を受ける際には各支店の魔道具に手をかざしていただければ、既に情報は登録されているので各種優遇処置を受ける事が出来ますよ!」
吉川達の気持ちを知らずに、自信満々で伝えて来る受付。
もう手遅れである事をとやかく言って雰囲気を悪くする事を避ける必要があると、吉川は深呼吸をしている。
受付としては善意で行っている行動であり、仮に自分達の来訪を知られたくない場合には申告せずに依頼を受けて納品すれば良いだけの話なのだから、何もデメリットは無いだろうと思っている。
同郷の者やダンジョンマスターから命を狙われている立場などと言う事は、ギルドマスターですら知らない情報なのだから。
そんなやり取りを、相変わらず騒がしいギルドの端でじっと聞き耳を立てている二人の存在、湯原と水野に聞かれているとは思っていない吉川達。
確かに受付は、召喚者とは言え冒険者は人族であり、寿命があると信じ切っている。
だが、普通の冒険者では到達できないレベルに至った時に得られる恩恵で、寿命が大幅に伸びている事は誰も知らない。
先輩冒険者達は、誰しもが吉川達と同じ過ちを犯して大多数が死亡しているのだが、生き残っている強者達はその情報を秘匿して未だに生存している。
最強と言われるレベル20程度の魔物を始末すると、身分を明かさずにギルドに納品して悠々自適な生活を送りつつも、徐々に自分の力を上昇させて、虎視眈々とダンジョン攻略を狙っている。
当然この場にもその存在はいる訳だが、残念ながらこの冒険者にとってみればレベル22の召喚者は雑魚以外の何者でもなく、例え始末したとしても何も得る物が無い上に、最悪は冒険者殺害容疑を掛けられる可能性もある事から、手を出すつもりは一切なかった。
この冒険者も他のダンジョンマスターに命を狙われている事は理解しているので、吉川と同じ様により安全な立場になる為に力を欲し、レベル1のダンジョンマスターであっても、対極の位置にいる冒険者からすれば大きな糧になるので、吉川達と同時に召喚されているはずのダンジョンマスターを狙っている。
やがて吉川達がギルドを出ると、この冒険者も後を追うようにギルドを出る。
新たに召喚されたダンジョンマスターの情報を得るために、自分の身分を明かして共闘しようと持ち掛けるためだ。
当然、仲間意識がなく止めも自分が刺すつもりの為に、レベルアップの恩恵を受けるのも自分だけ。
それまでは、仲良しのふりをすればよいのだ。
その姿を慎重に見極めている、湯原と水野。
「水野。聞いたな?」
悲しそうにコクコク頷く水野。
既に同郷の者同士の騙し合いが行われて、互いに命を狙っていると言う事を理解してしまったのと同時に、自分達が最も狙われている立場である事も嫌でも理解できてしまったのだ。
ある程度真実を知っており、更には非常に慎重な性格の湯原が神から得られた情報を総合すると、吉川達を追って行った冒険者は、恐らく以前に召喚された者で冒険者であろう事もわかっている。
「今日はここまでにしておこう」
こうして二人は、他の一部の冒険者と同じくフードを被ったままギルドを後にして、格安の宿に戻る。
神から貰った白金貨が各五枚、合計で10枚(100万円)あるので、何とか倹約しながら目立たないように情報収集し、ダンジョンの最大レベルが99になるべく必要な一月を乗り越えようとしている。
その後は、そのコアを守りつつ更に一月眷属召喚をせずに堪え抜いて、最大レベル99の眷属三体を召喚する計画だ。
宿泊の部屋割りだが、節約のために部屋は二人で一部屋としており、互いにそこは納得しているのだが、湯原としてはこの世界の実情、そして同郷の者達の姿勢から少々怯えている水野に対して何かをするつもりは一切ない。
こうして一日が過ぎて行く。
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