【受賞作】鶴川橋暮れ六つ

――男には人生に一度、全てを賭して誰かの為に戦わねばならない時がある――

過去に藩の討っ手役を失敗した為に、左遷の上に禄高半減の処分を受けた過去を持つ臼浦覚平は、〔万里眼〕と呼ばれる目の良さと、立信流免許皆伝の腕前を持つが、その口下手故に「むっつり覚平」と嘲られていた。
そうした鬱屈した感情を抱えながら、幼き娘と二人で暮らす覚平は、ある日大きな事件に巻き込まれてしまうのだが――。

武士としてではなく、父として何としても生きる道を選んだ覚平の覚悟とは!?

ノベルアッププラス 第1回歴史・時代小説大賞 短編部門受賞作
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