スペアの聖女

里音ひよす

文字の大きさ
上 下
20 / 62

マデカント領9

しおりを挟む
 ティーロさんと私は翌日からも数日はとてもぎこちない感じだったんだけれど、どちらからともなくまたいつものような感じにと戻って行った。
 でも心なしか私達の仲は前と同じ立ち位置ではなくって、お互いを少し意識するようなそんな感じもあるような気がした。
 実はあの果実の香りが中々取れなくっていくら髪を洗っても若干香りが残ってしまっているようで、自然に香りが消えるのを待っているんだけれど私が動くと微かに香るらしい。
 香り自体は私もティーロさんも好きで、神殿の人達の中にもあの果実の香りが好きな人が私の体から香る香りに気付いて香水か何かと勘違いして羨ましがられた。
 香水ではないことを説明したんだけれど、香りが体に染みつくまで入浴する必要があることと、人様に迷惑をかけてしますような大変な醜態をさらす危険があるので、神殿の人に詳しい方法を教えることが出来ない。
 
 「果実を食べ過ぎたのかな・・ははっ」
 と誤魔化したけれど、限界まで食べ過ぎることを試すのかどうかはわからない。

 午前中だけの仕事でも1カ月以上働いていると少しずつ神殿の人達とも打ち解ける事が出来始め、結構人と話す機会が増えてきたけれど、さすがにカーリンさんだけはダメだった。
 まず初対面から
 「わたくしのことはカーリン様と呼ぶように」
 と聖女と神殿使用人の線引きを求められたのだ。
 「あっ・・・はい・・・」
 思わず返事をしてしまったが、その様子を見ていたペトラさんが勢いよくこちらにやって来て、カーリンさんを叱りつけていた。
 「中央神殿からはじき出されたなんちゃって聖女様がホホホホ、そんな冗談をねぇホホホっ」
 とカーリンさんの心の傷を抉りながら私とカーリンさんを引き離してくれた。

 カーリンさんは別に私にだけそれを求めたわけではなくって、神殿の全ての使用人達にカーリン様と呼ばそうとしていたので苛めではないのだ。
 他の使用人達も決してカーリン様と呼ばずに
 「カーリンさん」
 と一応さん付けで呼んでいる。
 聖女だと様をつけないといけないからだって。

 ペトラさんは様付けを嫌って自らそう呼ばないようにって神殿で通達しているのにね。

 作業小屋には案の定カーリンさんは近寄らないのであまり接点なく働くことが出来ている。
 カーリンさんもポーションを作るけれど、神殿の表でパフォーマンス的に見せながら作ることが好きならしく、そっちで作ったりペトラさんと聖女の仕事をしたりしてるって。
 カーリンさんが帰って来てからは神殿に出入りしていた騎士さん達の姿も見なくなった。

 本当に、過去に何があったのか恐ろしいわ・・・


 もうすぐ魔獣討伐の準備が始まるって伝えられてからはペトラさんもポーションを作る方に力を入れていて、三人体勢で頑張っていたりする。
 
 いつものように作業小屋でポーションを作っていると早い時間帯に扉をノックされた。
 「入って下さい」

 扉の開閉時の空気の流れでポーション作成時に変化がないように魔力を込めている時には少し待ってもらうが、今は3本目が出来たばかりでそろそろ休憩をいれようかと思っていた頃合いだったので丁度良かった。
 誰が作業小屋へ来たのだろうかと思っていたら、あの例の騎士だった。

 「やぁ、マナ本当に久しぶりだね」
 「本当ですね、今日はどうされたんですか?」
 「いや、丁度ポーションを取りに来ようとして表にはほら、ポーションをわざわざ実演してるのがいるだろう。だから裏口から入って来たんだよ」
 つまりアルフォ様はカーリンさんに会わないように裏口からやって来たんですね。
 「通り道だからって寄っていただかなくってもアルフォ様はお忙しいんじゃないですか?」
 「それは大丈夫だ、ほら、これは上手いから家から持って来たんだ。良かったら休憩の時に食べてくれ」
 そう言ってアルフォ様は小さい菓子の包みをくれた。
 「ありがとうございます・・・」
 お菓子をくれたからじゃないけれど、案外良い人なのかもしれないわ。

 「お時間あるんでしたら、よかったらお茶でも飲んで行きますか?」
 「いいのか?」
 「はい、でもお茶菓子はアルフォ様が持って来て下さった物ですが良いですか?」
 「いや、丁度喉が渇いていたからありがたいし、私はお茶だけでいいから」

 前回ここを訪ねて来た時には、最初は謙虚だったけど後半はまた初対面の強引さが戻って来てたのに、きょうはまた謙虚になってしまってるアルフォ様を思わずじっと見てしまった。
 「どうしたんだ?」
 「あっ、いえ随分アルフォ様の印象が変わったので・・・」
 「初対面の時の私は最悪だったろうね、あの時は本当にすまなかったと思っている、どうしても聖女に頼み事があってね、マナを聖女だと思い込んでしまっていたんだ」

 「頼み事って何ですか?ペトラさん以外の聖女に頼むつもりだったんですか?」
 「ペトラさんはマデカント領の筆頭聖女だから討伐に同行してもらうわけにはいかないんだよ、だけどここ最近の討伐は怪我人が多くなってきていてね、ポーションでは間に合わない場合を考えて2泊3日の討伐に別の聖女が参加してくれればどんなに兵士にとっては心強いかって考えてたからね。騎士が神殿を訪れるのは大抵討伐がらみだから嫌がって新しい聖女が隠れてるって勝手に思ってしまったんだ」
 私が入れたハーブティーを受け取ったアルフォ様は猫舌なのかハーブティーが少し冷めるのを待っている。
 カモミールとミントをブレンドしたもので、飲んだ後爽やかな気持ちになれるので作業の合間の気分転換に飲んでいるやつだ。
 「これは美味しいな」
 「後味もすっきりしているんで、もし気に入られたのならお菓子のお礼に茶葉をお分けしますよ」
 そう言うとアルフォ様は嬉しそうに笑っていた。

 「マナは何だかいい香りがするな」
 ふいにアルフォ様にまでそんな事を言われてしまった。

 例の、あの果実の香りがまだ取れていないままなんでね。

 「ちょっと家で失敗してしまって体に果物の香りが染みついてしまったんですが、この香りすぐにわかりますか?」
 「いや、マナが動く度に僅かに香る程度だから気にはならないけれど、僅かに香るのがいいね。失敗って何かあったのか?」
 褒めてくれているみたいだけれど、この香りが漂うたびにティーロさんとの事を思い出してしまい精神衛生上は非常に良くないのよ。
 また思い出してしまって顔が自然と赤くなり、アルフォ様を見るとアルフォ様まで赤くなっていた。

 えっ?つられてる?

 「じゃあ、神殿の裏から保管庫に行かせてもらうよ、お茶をありがとう茶葉はまた今度貰いに来るから」

 急に慌ただしくアルフォ様は席を立つとますます赤い顔をして作業小屋から去って行ってしまわれた。
 この染みついている香りのおかげで最近なんだか恥ずかしいなぁ・・・



 ◇ラブラ◇
 マデカント領特産フルーツ

 皮をむいて冷やして食べると濃厚な甘さが楽しめる。
 夏場に直射日光で熟成させると熟成しアルコール成分が増し、果実酒のように楽しめるがアルコール度数が高めなので食べやすくとも注意が必要

 神殿で借りた植物辞典に例の果実の事が載ってたわ・・・
 温めたらアルコール成分が増すなんて知らなかったし、まさか皮にまでそんな作用があったなんてね。
 ラブラ風呂に入った後の香りの対処方法なんて載っているわけもなくそっと本を閉じた。


◇◇◇

 兄のフレデリックは神殿に近づかなくなった。
 カーリンが戻って来たからだ。
 今年19歳になるカーリンは上昇志向が強いのか、マデカント領の貴族や裕福層の子弟に片っ端から秋波を送っていた。
 その中でも兄のフレデリックを大本命としているのだろう、媚の売り方が露骨過ぎて小さな秋波を浴びせられていた者達は全員引いた。

 中央神殿の上位聖女ならともかくとして、地方神殿に所属する聖女が高位貴族と婚姻関係を結ぶことがまずない。
 地方神殿に所属する聖女でも優秀なら中央神殿に招き入れられ、そこから上位貴族と婚姻を結ぶことはあるので中央神殿に所属出来なければまずはその夢は叶えられないはずだ。
 カーリンは身の程を知らない上昇志向を捨てることなく中央神殿に向かい、研修期間ではじき出された。
 すると後足で砂をかけるように辞めたマデカント領の神殿にまた戻って来たのだ。
 中央神殿で現実を見る事が出来たおかげなのか、上位貴族との婚姻は諦めた様子で以前のように必死になって領主の屋敷に神官と共に訪れようとする勢いはどうやら収まったようだ。

 私はマデカント伯爵の次男だが兄のフレデリックがカーリンの攻撃的な秋波を浴びせられて以来、兄弟で避けていた。
 神殿に顔を出すようになったきっかけは新しい聖女が入ったという街の噂からだった。
 確かに性能の良いポーションが安定して神殿から納入されるようになったが、その頃に神殿に入ったのだろうか?
 だがあくまで噂で誰もその姿を見ていなかった。

 ひっそりと性能の良いポーションを作り続けているという若い女性に興味が湧いたからだ。
 表に出ることなく自分の仕事をきっちりとこなす聖女はどんな人物だろうと興味が湧いたのと、カーリンの時には能力的にとてもじゃないが出来なかった討伐への聖女の参加が実現可能かもしれないから直接会いに行ったが、噂の新人聖女はまるっきり聖女としか見えない容姿なのに聖女ではなかった。
 聖女ではないのに聖女と同等かそれ以上のスキルを持っているらしい。

 マナという少女はいつも神殿の裏の作業小屋で黙々と課せられた仕事をこなしている。
 領主に仕えている騎士だと思い込んでいるが、次男で爵位を継がない私は騎士の称号を持っているので領主に仕える騎士でも間違いではないので詳しい自己紹介はしていない。
 人妻だと聞いたがどうみても人妻には見えないのでフリをしているのだろう。
 地方は特に若い女性が少ないから安全のために夫婦と偽装している旅人も多い。
 
 いつも一人で作業小屋で魔力を流しているので作業小屋はマナの魔力の香りで満たされている。
 今日、作業小屋を訪れた時に、改めて謝罪をしたが今日は一段と甘い香りが作業小屋の中を満たしている。
 その香りのことを訊ねれば果物の香りだと言っていたが、確かに似ている香りの果物はあるがその香りよりも甘い香りを放っている事にマナは気付いていないのだろう。
 魔力を持つ者は貴族に多いが、多少なりとも魔力を持つ者ならこの果実の中に混じる魔力の香りを感じ取るだろう。

 これ以上この小屋の中に居たらこの香りに酔ってしまいそうになり早々に小屋を出た。

 本当にマナは聖女ではないのだろうか?

 もしマナが聖女でペトラさんと同等の聖女とすれば、中央神殿に在籍も可能だろう。
 そうすれば貴族との婚姻も当たり前のように認められるのだ。

 神官にもう一度マナの能力を測定するように頼んでみよう。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

欲しいというなら、あげましょう。婚約破棄したら返品は受け付けません。

キョウキョウ
恋愛
侯爵令嬢のヴィオラは、人の欲しがるものを惜しみなく与える癖があった。妹のリリアンに人形をねだられれば快く差し出し、友人が欲しがる小物も迷わず送った。 「自分より強く欲しいと願う人がいるなら、譲るべき」それが彼女の信念だった。 そんなヴィオラは、突然の婚約破棄が告げられる。婚約者である公爵家の御曹司ルーカスは、ヴィオラを「無能」呼ばわりし、妹のリリアンを新たな婚約者に選ぶ。 幼い頃から妹に欲しがられるものを全て与え続けてきたヴィオラだったが、まさか婚約者まで奪われるとは思ってもみなかった。 婚約相手がいなくなったヴィオラに、縁談の話が舞い込む。その相手とは、若手貴族当主のジェイミーという男。 先日ヴィオラに窮地を救ってもらった彼は、恩返しがしたいと申し出るのだった。ヴィオラの「贈り物」があったからこそ、絶体絶命のピンチを脱することができたのだと。 ※設定ゆるめ、ご都合主義の作品です。 ※カクヨムにも掲載中です。

私はあなたの正妻にはなりません。どうぞ愛する人とお幸せに。

火野村志紀
恋愛
王家の血を引くラクール公爵家。両家の取り決めにより、男爵令嬢のアリシアは、ラクール公爵子息のダミアンと婚約した。 しかし、この国では一夫多妻制が認められている。ある伯爵令嬢に一目惚れしたダミアンは、彼女とも結婚すると言い出した。公爵の忠告に聞く耳を持たず、ダミアンは伯爵令嬢を正妻として迎える。そしてアリシアは、側室という扱いを受けることになった。 数年後、公爵が病で亡くなり、生前書き残していた遺言書が開封された。そこに書かれていたのは、ダミアンにとって信じられない内容だった。

転生姫様からの転生は魔術師家系の公爵家

meimei
恋愛
前世は日本人、さらに次の生は姫に生まれ、 沢山の夫や子供達に囲まれた人生だった。 次の生は……目が覚めると小さな手足…うん 赤ちゃんスタートだった。 どうやら魔術師家系の公爵家の末っ子に生まれたみたい!3人の兄達に可愛がられすくすくと チート魔力、魔法を開花させ! 前世の…夫達も探さなきゃ!!! みんなどこいるの!!!! 姫様の困ったお家事情の主人公がさらに転生した話しですが、R15にしました(*^^*) 幼児スタートですので宜しくお願い致します! ☆これは作者の妄想による産物です! 登場する、植物、食べ物、動物すべてフィクションになります! 誤字脱字はゆるく流して貰えるとありがたいです♡

身代わりの公爵家の花嫁は翌日から溺愛される。~初日を挽回し、溺愛させてくれ!~

湯川仁美
恋愛
姉の身代わりに公爵夫人になった。 「貴様と寝食を共にする気はない!俺に呼ばれるまでは、俺の前に姿を見せるな。声を聞かせるな」 夫と初対面の日、家族から男癖の悪い醜悪女と流され。 公爵である夫とから啖呵を切られたが。 翌日には誤解だと気づいた公爵は花嫁に好意を持ち、挽回活動を開始。 地獄の番人こと閻魔大王(善悪を判断する審判)と異名をもつ公爵は、影でプレゼントを贈り。話しかけるが、謝れない。 「愛しの妻。大切な妻。可愛い妻」とは言えない。 一度、言った言葉を撤回するのは難しい。 そして妻は普通の令嬢とは違い、媚びず、ビクビク怯えもせず普通に接してくれる。 徐々に距離を詰めていきましょう。 全力で真摯に接し、謝罪を行い、ラブラブに到着するコメディ。 第二章から口説きまくり。 第四章で完結です。 第五章に番外編を追加しました。

【完結】聖女召喚の聖女じゃない方~無魔力な私が溺愛されるってどういう事?!

未知香
恋愛
※エールや応援ありがとうございます! 会社帰りに聖女召喚に巻き込まれてしまった、アラサーの会社員ツムギ。 一緒に召喚された女子高生のミズキは聖女として歓迎されるが、 ツムギは魔力がゼロだった為、偽物だと認定された。 このまま何も説明されずに捨てられてしまうのでは…? 人が去った召喚場でひとり絶望していたツムギだったが、 魔法師団長は無魔力に興味があるといい、彼に雇われることとなった。 聖女として王太子にも愛されるようになったミズキからは蔑視されるが、 魔法師団長は無魔力のツムギをモルモットだと離そうとしない。 魔法師団長は少し猟奇的な言動もあるものの、 冷たく整った顔とわかりにくい態度の中にある優しさに、徐々にツムギは惹かれていく… 聖女召喚から始まるハッピーエンドの話です! 完結まで書き終わってます。 ※他のサイトにも連載してます

【完結】この運命を受け入れましょうか

なか
恋愛
「君のようは妃は必要ない。ここで廃妃を宣言する」  自らの夫であるルーク陛下の言葉。  それに対して、ヴィオラ・カトレアは余裕に満ちた微笑みで答える。   「承知しました。受け入れましょう」  ヴィオラにはもう、ルークへの愛など残ってすらいない。  彼女が王妃として支えてきた献身の中で、平民生まれのリアという女性に入れ込んだルーク。  みっともなく、情けない彼に対して恋情など抱く事すら不快だ。  だが聖女の素養を持つリアを、ルークは寵愛する。  そして貴族達も、莫大な益を生み出す聖女を妃に仕立てるため……ヴィオラへと無実の罪を被せた。  あっけなく信じるルークに呆れつつも、ヴィオラに不安はなかった。  これからの顛末も、打開策も全て知っているからだ。  前世の記憶を持ち、ここが物語の世界だと知るヴィオラは……悲運な運命を受け入れて彼らに意趣返す。  ふりかかる不幸を全て覆して、幸せな人生を歩むため。     ◇◇◇◇◇  設定は甘め。  不安のない、さっくり読める物語を目指してます。  良ければ読んでくだされば、嬉しいです。

俺のこと、冷遇してるんだから離婚してくれますよね?〜王妃は国王の隠れた溺愛に気付いてない〜

明太子
BL
伯爵令息のエスメラルダは幼い頃から恋心を抱いていたレオンスタリア王国の国王であるキースと結婚し、王妃となった。 しかし、当のキースからは冷遇され、1人寂しく別居生活を送っている。 それでもキースへの想いを捨てきれないエスメラルダ。 だが、その思いも虚しく、エスメラルダはキースが別の令嬢を新しい妃を迎えようとしている場面に遭遇してしまう。 流石に心が折れてしまったエスメラルダは離婚を決意するが…? エスメラルダの一途な初恋はキースに届くのか? そして、キースの本当の気持ちは? 分かりづらい伏線とそこそこのどんでん返しありな喜怒哀楽激しめ王妃のシリアス?コメディ?こじらせ初恋BLです! ※R指定は保険です。

あなたに愛や恋は求めません

灰銀猫
恋愛
婚約者と姉が自分に隠れて逢瀬を繰り返していると気付いたイルーゼ。 婚約者を諫めるも聞く耳を持たず、父に訴えても聞き流されるばかり。 このままでは不実な婚約者と結婚させられ、最悪姉に操を捧げると言い出しかねない。 婚約者を見限った彼女は、二人の逢瀬を両親に突きつける。 貴族なら愛や恋よりも義務を優先すべきと考える主人公が、自分の場所を求めて奮闘する話です。 R15は保険、タグは追加する可能性があります。 ふんわり設定のご都合主義の話なので、広いお心でお読みください。 24.3.1 女性向けHOTランキングで1位になりました。ありがとうございます。

処理中です...