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17.美人妹はパンクスタイル
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その美人は、黒く艶やかな髪を指先で弄ぶ。
「んで、挙式はいつゥ? 招待状送ってよね」
「なんでそうなるんだよ……」
気だるげに言葉を紡ぐ、緑の唇。
僕はおざなりにツッコミ入れると、茶を啜る。
「あ。美味しい」
……緑茶っぽい。
っていうか、この世界にこんなお茶があったのか。
この世界では、紅茶やハーブティが主。
珈琲のような苦味の飲み物も、異国の珍品とされていて、なかなか口には入らない。
「これね。極東のワコ国って所のお茶なのよねェ。この前、そっちの方に龍狩り行ったから」
「りゅ、龍狩り!?」
「そォ」
魔王の末娘。
エトやレガリアの妹であるルパは、賞金稼ぎだ。
世界中を旅して、賞金の掛けられた魔獣や追われている犯罪者等を狩りして回ってるらしい。
「あの地方の龍は、少し生態が違ってね。神として崇められている奴が大半なのよ」
神獣の括り、ということだろうか。
こっちの龍は、あくまで魔物の一種だ。
なかには彼らと心を通わせて、使役する魔法使いもいるらしいけど。
「でもたまーに、邪神っていうのかしらァ……アタシ達の仕事が舞い込んでくるのよねェ」
彼女はニッと笑うと、女性にしては逞し過ぎる腕を見せた。
「小さな個体だったから、アタシ1人で充分だったわ。でも賞金が、コレよ?」
肩を竦めて、湯気の立った深緑の茶を指さす。
当たり前だが。貨幣価値や単位、貨幣そのものの有無が国によって違う。
前世に居た世界では、多くの国で貨幣や物が流通していた。
でも、ここでは事情が違うらしい。
「確かに珍しいけどねェ。こっちの言語も拙かったから、仕方ないかな。てか……ふふっ、超ウケる」
気の良いギャルみたいなもので、彼女は大抵の事を、こうやって笑い飛ばす。
……こういう所が尊敬するし、好感持てる。
「それにしても苦い。アタシ、無理」
まさに顔を顰めて『渋い顔』だ。
そんな表情すら、この個性派美女には良く似合う。
「僕は好きだけどなぁ」
カップに入った緑茶を、ズズっとすすりながら呟いた。
「マジでェ? ルベルって、意外と年寄りじみてるじゃん」
「おいおい。20歳前の若者捕まえて、そりゃないだろ」
冗談めかして文句を言うと。
「アハハッ。だってエトと歳近いのに、全然違うっていうかさァ」
「ま、アイツはガキだしな」
「あと童貞だしィ?」
「っ……言ってやるなよ」
「ふふっ、ルベルだって、笑ってんじゃん」
2人で顔を見合わせて、くすくす笑う。
なんだかここへ来て、初めてこんなに笑った気がする。
女の子とは、恋愛関係しか結んでこなくて。
女友達とか敬遠してたけど……アリかも。
「ルベルとアタシ、良い友達になれそう」
カップを奥に押しやり、彼女はベルを鳴らす。
代わりのお茶を持ってこさせるらしい。
奇遇だな。僕も……と言いかけてやめた。
その代わり。
「それ、脈ナシって事かい? それはそれで凹むなぁ」
と、軽くウィンクする。
大抵この表情で、女の子は頬を染めるものだが、彼女は笑い飛ばす。
「アハハ、兄貴のお古をもらう趣味はないわよォ」
「お古ってねぇ……」
「って言うか、アイツ。最近すごく情緒不安定で超ウケるんだけどォ」
「情緒不安定? なんだそれ」
「めっちゃ引きこもってて、何してるかと思ったら……」
「思ったら?」
ルパは少し声を落として、言った。
「……本読んでたのよ、アイツ」
「本?」
それのどこが情緒不安定なんだ。
僕やレガリアも、しょっちゅう読んでるけど。
「アイツがよ? あの、勉強嫌いのアホが! グール語ひとつ、まともに覚えられないヤツが」
「それ、凄いことなのか?」
「そりゃそうよ。人間だと、ええっと……金の計算が出来ないって言ってるみたいなものでさ。しかもアイツの場合、サボり癖と反抗期で全然勉強しないんですって」
「ふぅん……」
さらに彼女は、呆れ果てたようにため息をつく。
「次期魔王がこれじゃあね……」
「ハァァァ? エトが、魔王!?」
でもアイツ、三男だろ。
上はどうしたんだよ。だいたい、本人はそれを納得してんのか?
そんな疑問を読んだように、彼女は小さく頷いた。
「レガリア兄さんは、本来は魔獣学者。たまに父さんの手伝いもするけど、魔王にはなる気はないみたい」
「でも長兄がいるだろ」
「うーん……多分無理ね。5年前に家出したっきり、行方不明だもん」
「行方不明……?」
「そ。今どこでなにやってんのか、なんで家を出て行ったのか。父さん母さんは知ってるだろうけど……アタシ達は知らないわ」
「……」
「ただ次期魔王はエトしかいない。アタシは、ほら。今の仕事、が楽しいし」
「あー、なるほど」
あの夫婦がエトを城にとどめる理由。
早く1人前として認められたい、エトの想いとは裏腹。
跡取りとして大切にする親心か。
「強けりゃ魔王がやれる時代は終わってんのよォ。ここがないとね」
頭をトントン、と指で叩いて肩を竦める。
「そして。そんなエトが本を読んでた、と」
……そりゃ確かに驚きだな。
「そうなのよォ! 書庫と部屋の往復してさ。家庭教師もビックリなわけ」
「ふーん」
「本人にズバリ聞いたら、なんて言ったと思う?」
「知らないよ」
でもまぁ、予想はついている。
僕は半分ウンザリしたような、それでいて気恥しい気分で目の前の茶を飲み干した。
「……『兄貴を超える』ってさァ」
「バカだな、アイツ」
本当にバカだ。
僕なんかの為に、自分を変えようって言うんだから。
『大嫌い』とまで言われて、泣かされた相手だぞ?
苦手な勉強までしてさ。
「そーね、バカよ。でも……」
ルパは左耳のピアスを指で弾いた。
どうやらそれが癖らしい。
「アホの兄貴が、バカになるくらい愛してるのねェ?」
「あ、愛って!」
……あぁそうだ。アイツ、僕のこと好きなんだ。
ふと、この前の涙目を思い出す。
クソ格好悪い。これが魔王の息子かよ、と思うくらいのダサい宣戦布告。
色気も、可愛げも皆無なキス。
「首洗って待ってろ、って言われた……なぁ」
「ハハッ。超ウケるゥ」
「君は、ウケてばっかだな」
「キャハハハッ」
手を叩いて笑う彼女に呆れながらも、僕は机に置いた本に視線を向けた―――。
■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□
夜更け―――。
そっと、自室を抜け出す。
ヒタヒタと歩く、廊下。
それでも別に静寂って訳じゃなくて。
「おや。ルベル、夜更かしかい?」
「こんばんは。まぁ少し」
声を掛けてきたのは、ダークエルフの執事だ。
最初、部屋で騒ぎ過ぎてガチギレされたから怖い人かと思ってたけど。
ここでの生活が長くなればなるほど『少々神経質の、真面目で良い人』って事がわかった。
彼らは、やはりこの首輪があるからか。
魔王一家とは違い、比較的対等な立場で話をしてくれる。
中には『娼婦』と陰口叩く者もいるが、まぁ仕方ない。
全くその通り、性奴隷だもんな。
「それはそれは。後でホットミルクでも持って行こうか?」
「ありがとう。じゃあ……」
少し考えた後に紡いだ言葉。
それに彼は、驚いた顔をする。
「へぇ! 君がねぇ」
でもすぐに、上品な笑みを浮かべた。
「仰せのままに、お姫様」
そして礼儀正しい、会釈までするものだから。
「やめてくれ」
思わず顔を顰めてしまう。
……冗談じゃない。
何度も言うが僕は男だし、これからの時間は、友情の為だ。
別にやましい事は無い。
「ははっ、冗談だよ。二つ、持っていくよ」
そう言って肩を竦めた執事は、くるりと僕に背を向けて歩き出した。
―――魔界の住人は、どうやら夜行性気味らしい。
魔王一家はともかく。
この城で働く魔物たちは、夜の方がよく姿を見る。
……広い廊下を歩き、遂に目的地到着だ。
僕は無造作に掴んだ本の感触を確かめつつ、その手がわずかに汗ばんでいる事に、苛立ちを覚えた。
軽く拳を作る。
大きな扉。その前で、そっと木の扉を拳で打つ。
小さく、3度。ノックする。
「おい、開けろよ」
できるだけぶっきらぼうに、少し大きく呟いた。
「んで、挙式はいつゥ? 招待状送ってよね」
「なんでそうなるんだよ……」
気だるげに言葉を紡ぐ、緑の唇。
僕はおざなりにツッコミ入れると、茶を啜る。
「あ。美味しい」
……緑茶っぽい。
っていうか、この世界にこんなお茶があったのか。
この世界では、紅茶やハーブティが主。
珈琲のような苦味の飲み物も、異国の珍品とされていて、なかなか口には入らない。
「これね。極東のワコ国って所のお茶なのよねェ。この前、そっちの方に龍狩り行ったから」
「りゅ、龍狩り!?」
「そォ」
魔王の末娘。
エトやレガリアの妹であるルパは、賞金稼ぎだ。
世界中を旅して、賞金の掛けられた魔獣や追われている犯罪者等を狩りして回ってるらしい。
「あの地方の龍は、少し生態が違ってね。神として崇められている奴が大半なのよ」
神獣の括り、ということだろうか。
こっちの龍は、あくまで魔物の一種だ。
なかには彼らと心を通わせて、使役する魔法使いもいるらしいけど。
「でもたまーに、邪神っていうのかしらァ……アタシ達の仕事が舞い込んでくるのよねェ」
彼女はニッと笑うと、女性にしては逞し過ぎる腕を見せた。
「小さな個体だったから、アタシ1人で充分だったわ。でも賞金が、コレよ?」
肩を竦めて、湯気の立った深緑の茶を指さす。
当たり前だが。貨幣価値や単位、貨幣そのものの有無が国によって違う。
前世に居た世界では、多くの国で貨幣や物が流通していた。
でも、ここでは事情が違うらしい。
「確かに珍しいけどねェ。こっちの言語も拙かったから、仕方ないかな。てか……ふふっ、超ウケる」
気の良いギャルみたいなもので、彼女は大抵の事を、こうやって笑い飛ばす。
……こういう所が尊敬するし、好感持てる。
「それにしても苦い。アタシ、無理」
まさに顔を顰めて『渋い顔』だ。
そんな表情すら、この個性派美女には良く似合う。
「僕は好きだけどなぁ」
カップに入った緑茶を、ズズっとすすりながら呟いた。
「マジでェ? ルベルって、意外と年寄りじみてるじゃん」
「おいおい。20歳前の若者捕まえて、そりゃないだろ」
冗談めかして文句を言うと。
「アハハッ。だってエトと歳近いのに、全然違うっていうかさァ」
「ま、アイツはガキだしな」
「あと童貞だしィ?」
「っ……言ってやるなよ」
「ふふっ、ルベルだって、笑ってんじゃん」
2人で顔を見合わせて、くすくす笑う。
なんだかここへ来て、初めてこんなに笑った気がする。
女の子とは、恋愛関係しか結んでこなくて。
女友達とか敬遠してたけど……アリかも。
「ルベルとアタシ、良い友達になれそう」
カップを奥に押しやり、彼女はベルを鳴らす。
代わりのお茶を持ってこさせるらしい。
奇遇だな。僕も……と言いかけてやめた。
その代わり。
「それ、脈ナシって事かい? それはそれで凹むなぁ」
と、軽くウィンクする。
大抵この表情で、女の子は頬を染めるものだが、彼女は笑い飛ばす。
「アハハ、兄貴のお古をもらう趣味はないわよォ」
「お古ってねぇ……」
「って言うか、アイツ。最近すごく情緒不安定で超ウケるんだけどォ」
「情緒不安定? なんだそれ」
「めっちゃ引きこもってて、何してるかと思ったら……」
「思ったら?」
ルパは少し声を落として、言った。
「……本読んでたのよ、アイツ」
「本?」
それのどこが情緒不安定なんだ。
僕やレガリアも、しょっちゅう読んでるけど。
「アイツがよ? あの、勉強嫌いのアホが! グール語ひとつ、まともに覚えられないヤツが」
「それ、凄いことなのか?」
「そりゃそうよ。人間だと、ええっと……金の計算が出来ないって言ってるみたいなものでさ。しかもアイツの場合、サボり癖と反抗期で全然勉強しないんですって」
「ふぅん……」
さらに彼女は、呆れ果てたようにため息をつく。
「次期魔王がこれじゃあね……」
「ハァァァ? エトが、魔王!?」
でもアイツ、三男だろ。
上はどうしたんだよ。だいたい、本人はそれを納得してんのか?
そんな疑問を読んだように、彼女は小さく頷いた。
「レガリア兄さんは、本来は魔獣学者。たまに父さんの手伝いもするけど、魔王にはなる気はないみたい」
「でも長兄がいるだろ」
「うーん……多分無理ね。5年前に家出したっきり、行方不明だもん」
「行方不明……?」
「そ。今どこでなにやってんのか、なんで家を出て行ったのか。父さん母さんは知ってるだろうけど……アタシ達は知らないわ」
「……」
「ただ次期魔王はエトしかいない。アタシは、ほら。今の仕事、が楽しいし」
「あー、なるほど」
あの夫婦がエトを城にとどめる理由。
早く1人前として認められたい、エトの想いとは裏腹。
跡取りとして大切にする親心か。
「強けりゃ魔王がやれる時代は終わってんのよォ。ここがないとね」
頭をトントン、と指で叩いて肩を竦める。
「そして。そんなエトが本を読んでた、と」
……そりゃ確かに驚きだな。
「そうなのよォ! 書庫と部屋の往復してさ。家庭教師もビックリなわけ」
「ふーん」
「本人にズバリ聞いたら、なんて言ったと思う?」
「知らないよ」
でもまぁ、予想はついている。
僕は半分ウンザリしたような、それでいて気恥しい気分で目の前の茶を飲み干した。
「……『兄貴を超える』ってさァ」
「バカだな、アイツ」
本当にバカだ。
僕なんかの為に、自分を変えようって言うんだから。
『大嫌い』とまで言われて、泣かされた相手だぞ?
苦手な勉強までしてさ。
「そーね、バカよ。でも……」
ルパは左耳のピアスを指で弾いた。
どうやらそれが癖らしい。
「アホの兄貴が、バカになるくらい愛してるのねェ?」
「あ、愛って!」
……あぁそうだ。アイツ、僕のこと好きなんだ。
ふと、この前の涙目を思い出す。
クソ格好悪い。これが魔王の息子かよ、と思うくらいのダサい宣戦布告。
色気も、可愛げも皆無なキス。
「首洗って待ってろ、って言われた……なぁ」
「ハハッ。超ウケるゥ」
「君は、ウケてばっかだな」
「キャハハハッ」
手を叩いて笑う彼女に呆れながらも、僕は机に置いた本に視線を向けた―――。
■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□
夜更け―――。
そっと、自室を抜け出す。
ヒタヒタと歩く、廊下。
それでも別に静寂って訳じゃなくて。
「おや。ルベル、夜更かしかい?」
「こんばんは。まぁ少し」
声を掛けてきたのは、ダークエルフの執事だ。
最初、部屋で騒ぎ過ぎてガチギレされたから怖い人かと思ってたけど。
ここでの生活が長くなればなるほど『少々神経質の、真面目で良い人』って事がわかった。
彼らは、やはりこの首輪があるからか。
魔王一家とは違い、比較的対等な立場で話をしてくれる。
中には『娼婦』と陰口叩く者もいるが、まぁ仕方ない。
全くその通り、性奴隷だもんな。
「それはそれは。後でホットミルクでも持って行こうか?」
「ありがとう。じゃあ……」
少し考えた後に紡いだ言葉。
それに彼は、驚いた顔をする。
「へぇ! 君がねぇ」
でもすぐに、上品な笑みを浮かべた。
「仰せのままに、お姫様」
そして礼儀正しい、会釈までするものだから。
「やめてくれ」
思わず顔を顰めてしまう。
……冗談じゃない。
何度も言うが僕は男だし、これからの時間は、友情の為だ。
別にやましい事は無い。
「ははっ、冗談だよ。二つ、持っていくよ」
そう言って肩を竦めた執事は、くるりと僕に背を向けて歩き出した。
―――魔界の住人は、どうやら夜行性気味らしい。
魔王一家はともかく。
この城で働く魔物たちは、夜の方がよく姿を見る。
……広い廊下を歩き、遂に目的地到着だ。
僕は無造作に掴んだ本の感触を確かめつつ、その手がわずかに汗ばんでいる事に、苛立ちを覚えた。
軽く拳を作る。
大きな扉。その前で、そっと木の扉を拳で打つ。
小さく、3度。ノックする。
「おい、開けろよ」
できるだけぶっきらぼうに、少し大きく呟いた。
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