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15.そこんとこだが僕にもようわからん……いや、ホントに
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「なぁ」
「……」
「なぁなぁ」
「……」
「なぁなぁなぁ」
「っだァァッ、うるさいッ!」
自室(奴隷としては破格の待遇だが)にまで押し掛けて、やたら構って欲しがるガキのような男。
「だってルベル、俺の事ずっと無視するんだもん」
「もん、じゃない! そんなナリして可愛くないぞ」
不貞腐れて、頬を膨らませたのはエト。
「構ってくれよぉ」
「触んな、セクハラ野郎」
「まだ怒ってんのかよ……」
夜になって、土下座謝罪に来たコイツに金蹴り一発で許してやった。
……僕ってつくづく優しい男だな。
「別にもう、怒ってない」
「ほんと?」
「しつこいぞ」
男同士で、マスのかき合いって珍しくないんだろ?
学生寮にいた時に聞いたことある。
その時は『なんと恥知らずな』と眉を顰めたが、男の友情の1つなんだと無理にでも理解した。
っていうか、そうじゃないと困る。
僕はやっぱり、ホモにはなれないから。
「兄貴が、帰ってきてるぜ」
「あぁ。知ってる。レガリアさんだろ」
「え゙、会ったの!?」
心無しか、青ざめた表情でエトは声を上げた。
「うっさいなぁ! 読書の邪魔だぞ」
分厚い本を、バタリと閉じると奴を睨みつける。
「会っちゃったんだ……あー」
「ハァ? 会っちゃ悪いかよ」
「そ、そうじゃないけど……うー」
「なんなんだよッ、ハッキリ言え!」
業を煮やして怒鳴りつけた。
すると、ますます拗ねた子供のような顔をして。
「……兄貴に、惚れちゃうじゃん」
と言った。
「!? 」
何言ってんだコイツ。
僕がレガリアに! ありえ……ない?
「……」
「ちょっ、なんなんだよ。今の間は!」
「別に」
「別にって顔じゃないぜ! なぁなぁなぁ、なんか変な事されてないのかよ? 大丈夫?」
「あのなァ……」
彼の物言いにカチンとくる。
深いため息を吐いて、持っていた本を机の上に置いた。
「彼はそんな人じゃないぞ……君と違ってな!」
そうだ。
彼は僕に、変な触り方しない。
軽々しく口説いたり、無駄口叩いて邪魔しない。
こいつより、よっぽど大人で。かっこよくて。
……素敵だ。
「ルベル」
「そろそろ部屋戻れ」
あぁ、なんてコイツはガキっぽいんだ。
本当に兄弟か?
「ルベル!」
「邪魔だって言ってんだろ! このクソ童貞ッ」
「ど、童貞関係ねーじゃん!?」
「うっさい、バーカ」
「……うぐぐぐぐっ」
ほら。コイツと居ると、僕まで精神年齢下がっちまう。
こう見えても、もうすぐ20歳の男なんだぞ。
人によっては、既に結婚していても良いくらい年齢だ。
……まぁ僕は、嫁にされそうなんだけどな。
「俺、ルベルが好きだ」
「やめとけやめとけ」
僕はノンケなんだ。
確かに、彼はアホだしガキっぽいが面白くて悪い奴には見えない。
パシリくらいになら、してやっても良い。
「愛してるんだぜ。な、俺にしろよぉ」
「しない」
「……やっぱり兄貴の方が、好き?」
「そういうんじゃない」
暑苦しい身体を、グイグイとこっちに寄せてエトがほざく。
「俺、兄貴には適わねぇよぉ……」
「ハッ、馬脚を現したな!」
悲しげに呟いた言葉に、罵倒をぶつける。
「君は、所詮そういう根性の男なんだ。おおよそ手っ取り早く、性奴隷の僕で童貞卒業したいだけだろ。この精子脳がッ!」
「おい! なんで、そうなるんだよ!?」
「うるさい。さっさと、部屋から出て行け」
「ルベル……」
僕は激昂している。
何故だか分からない。
でも。酷い言葉を浴びせたくて仕方ない程に、苛立っていた。
どうしてだろう。
コイツの、自分を卑下する言葉。
それに、とてつもなく怒りと悔しさを感じる。
「君なんて……」
エトのタレ目気味の瞳が、不安げに揺れる。
……あぁチクショウ。
こんな表情しても、なんでコイツはイケメンなんだろう。
「君なんて、大っ嫌いだ」
―――そう口にした、瞬間。
ポロリ、とエメラルドグリーンの瞳から大粒の涙が落ちた。
■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫
あれから三日。
僕はエトと、ろくに顔を合わせていない。
「今日も、あの子は部屋に篭っているのかい?」
朝食の後。
紅茶を出してくれたフェナに、魔王レクスは困ったような顔で訊ねる。
「えぇ、お身体の具合が悪いと……熱は無いようですが」
「うぅむ」
腕を組み、難しい顔をする。
僕は視線を逸らして、ため息をついた。
……なんか、妙な罪悪感持っちまうじゃないか。
別にいつもの事だろう?
アイツが僕に言い寄って、僕がそれを手酷くフッてさ。
あぁでも。
『嫌い』なんて言ったこと、なかったかも。
そう内心呟く。
―――あの言葉の後。
彼は一筋の涙を流して、それきり無言で部屋を出て行った。
肩をガックリと落として。
「ねぇルベル」
「……」
「ルベル?」
「あ、はい! すみません」
ついつい考え込んで、レクスの声を聴き逃していた。
彼は、じっと僕を見つめている。
その瞳は、硝子玉のように透き通って見えた。
……そこに映る僕は、一体どんな表情をしているだろう。
「エトの事、嫌いかい?」
「嫌いです……っあ! すいません……」
「わはははっ、君らしいねぇ」
思わず本音が出ちまった。
嫌いなんだよ、僕はアイツが。
「友達になれそう?」
「えぇ……まぁ」
僕はゆっくり頷く。
友達には、多分なれる。
でも、アイツはそれを望んでないんだろう。
「ま、レミエルも言ってたけどねぇ。うちには男の子が3人も居るから 」
「いやいやいやッ……どう足掻いてもホモじゃん!」
「あはははッ、良いねぇ! 君のそういう素直な所。レミエルに似てるよ」
……うわぁ、全然嬉しくない。むしろ自分が心配になるなぁ。
さすがに本音は憚られるもので、心内で呟く。
そして、ふと疑問気がついた。
「当の本人は居られないんですか?」
今朝から姿を見ない。
レクスは『あぁ』と軽く微笑んで答える。
「レミエルなら、寝込んでるよ」
「えっ、大丈夫なんですか?」
……丈夫そうなのに意外だな。
でも彼は心配げな様子もなく、ニッコリ笑う。
「うん。ちょっと昨晩、頑張り過ぎちゃってね。夜通し……いや、明け方まで責め立ててたら失神しちゃって。今朝は、もう足腰立たないみたいだよ。いやぁ、参った参った」
「……」
聞きたくなかった。
それ、要らない情報だったぞ
……っていうか、レミエルも大変だな。
明日、冷やかしてやろう。
心密かにそう考えながら、出された紅茶のカップを覗き込む。
「ルベルは、レガリアの事はどう思う?」
「どう……と言われましても」
確かにあの美しさには、同性言えど度肝を抜かれた。
それに、すごく魅力的だ。
その気があれば、うっかり恋しちまうかもしれない。
だけど、それだけだ。
憧れの範疇を出ない、と思う。正直、自信はないけど。
なのに、エトは馬鹿みたいに……ってこれじゃ、僕がアイツと好き合ったカップルみたいじゃないか。
「……」
違う違う、ちがーうッ!
僕はアイツが嫌いなんだ。だいたい、ホモじゃないから!!
と、友達なら……って、僕さっきから矛盾してるよなァ。
「エトは昔から、年の離れた兄達の背中を見て育って来たからねぇ」
コンプレックスもあるだろうね、と苦笑いしながら紅茶を飲む。
僕は、香りの湯気が立つカップをぼんやり眺めていた。
「どんな形であれ、きっとエトは君と共に居たいんだろう……何しろ、初恋だから」
「えっ」
「この城で育ってきて、ろくに外に出たことが無いんだ。曲がりなりにもここは魔界で、昔から争いや反乱が絶えないからねぇ。出会いも無くて、余裕が無いのかも」
確かにそんな事、彼も言っていた気がする。
魔王は、ほんの少し目を細めた。
……レガリアの希少な笑みを思い出す。
やっぱり、親子だ。
「でもうちの次男も、なかなかオススメだよ?」
「いや、だから……」
「まぁまぁ。ここにいる限り、君も家族の一員だ」
「レクスさん……っ!」
思わず目頭が熱くなった。
だって、いきなり実の妹に売られてから数日。
訳分からない状況に生活、貞操の危機には晒されて……負けるつもりはないが。
でも、たまにはしみじみ思う。
……神なんて居ないな。いたらバックブリーカーかましてやる。
「だからさ」
「はい」
「初夜は見学させてもらって良いかな? なんだか心配だし」
「……」
―――感動返せ! と心で叫んだ。
ここには、変態しか居ないのだろうか?
「……」
「なぁなぁ」
「……」
「なぁなぁなぁ」
「っだァァッ、うるさいッ!」
自室(奴隷としては破格の待遇だが)にまで押し掛けて、やたら構って欲しがるガキのような男。
「だってルベル、俺の事ずっと無視するんだもん」
「もん、じゃない! そんなナリして可愛くないぞ」
不貞腐れて、頬を膨らませたのはエト。
「構ってくれよぉ」
「触んな、セクハラ野郎」
「まだ怒ってんのかよ……」
夜になって、土下座謝罪に来たコイツに金蹴り一発で許してやった。
……僕ってつくづく優しい男だな。
「別にもう、怒ってない」
「ほんと?」
「しつこいぞ」
男同士で、マスのかき合いって珍しくないんだろ?
学生寮にいた時に聞いたことある。
その時は『なんと恥知らずな』と眉を顰めたが、男の友情の1つなんだと無理にでも理解した。
っていうか、そうじゃないと困る。
僕はやっぱり、ホモにはなれないから。
「兄貴が、帰ってきてるぜ」
「あぁ。知ってる。レガリアさんだろ」
「え゙、会ったの!?」
心無しか、青ざめた表情でエトは声を上げた。
「うっさいなぁ! 読書の邪魔だぞ」
分厚い本を、バタリと閉じると奴を睨みつける。
「会っちゃったんだ……あー」
「ハァ? 会っちゃ悪いかよ」
「そ、そうじゃないけど……うー」
「なんなんだよッ、ハッキリ言え!」
業を煮やして怒鳴りつけた。
すると、ますます拗ねた子供のような顔をして。
「……兄貴に、惚れちゃうじゃん」
と言った。
「!? 」
何言ってんだコイツ。
僕がレガリアに! ありえ……ない?
「……」
「ちょっ、なんなんだよ。今の間は!」
「別に」
「別にって顔じゃないぜ! なぁなぁなぁ、なんか変な事されてないのかよ? 大丈夫?」
「あのなァ……」
彼の物言いにカチンとくる。
深いため息を吐いて、持っていた本を机の上に置いた。
「彼はそんな人じゃないぞ……君と違ってな!」
そうだ。
彼は僕に、変な触り方しない。
軽々しく口説いたり、無駄口叩いて邪魔しない。
こいつより、よっぽど大人で。かっこよくて。
……素敵だ。
「ルベル」
「そろそろ部屋戻れ」
あぁ、なんてコイツはガキっぽいんだ。
本当に兄弟か?
「ルベル!」
「邪魔だって言ってんだろ! このクソ童貞ッ」
「ど、童貞関係ねーじゃん!?」
「うっさい、バーカ」
「……うぐぐぐぐっ」
ほら。コイツと居ると、僕まで精神年齢下がっちまう。
こう見えても、もうすぐ20歳の男なんだぞ。
人によっては、既に結婚していても良いくらい年齢だ。
……まぁ僕は、嫁にされそうなんだけどな。
「俺、ルベルが好きだ」
「やめとけやめとけ」
僕はノンケなんだ。
確かに、彼はアホだしガキっぽいが面白くて悪い奴には見えない。
パシリくらいになら、してやっても良い。
「愛してるんだぜ。な、俺にしろよぉ」
「しない」
「……やっぱり兄貴の方が、好き?」
「そういうんじゃない」
暑苦しい身体を、グイグイとこっちに寄せてエトがほざく。
「俺、兄貴には適わねぇよぉ……」
「ハッ、馬脚を現したな!」
悲しげに呟いた言葉に、罵倒をぶつける。
「君は、所詮そういう根性の男なんだ。おおよそ手っ取り早く、性奴隷の僕で童貞卒業したいだけだろ。この精子脳がッ!」
「おい! なんで、そうなるんだよ!?」
「うるさい。さっさと、部屋から出て行け」
「ルベル……」
僕は激昂している。
何故だか分からない。
でも。酷い言葉を浴びせたくて仕方ない程に、苛立っていた。
どうしてだろう。
コイツの、自分を卑下する言葉。
それに、とてつもなく怒りと悔しさを感じる。
「君なんて……」
エトのタレ目気味の瞳が、不安げに揺れる。
……あぁチクショウ。
こんな表情しても、なんでコイツはイケメンなんだろう。
「君なんて、大っ嫌いだ」
―――そう口にした、瞬間。
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■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫
あれから三日。
僕はエトと、ろくに顔を合わせていない。
「今日も、あの子は部屋に篭っているのかい?」
朝食の後。
紅茶を出してくれたフェナに、魔王レクスは困ったような顔で訊ねる。
「えぇ、お身体の具合が悪いと……熱は無いようですが」
「うぅむ」
腕を組み、難しい顔をする。
僕は視線を逸らして、ため息をついた。
……なんか、妙な罪悪感持っちまうじゃないか。
別にいつもの事だろう?
アイツが僕に言い寄って、僕がそれを手酷くフッてさ。
あぁでも。
『嫌い』なんて言ったこと、なかったかも。
そう内心呟く。
―――あの言葉の後。
彼は一筋の涙を流して、それきり無言で部屋を出て行った。
肩をガックリと落として。
「ねぇルベル」
「……」
「ルベル?」
「あ、はい! すみません」
ついつい考え込んで、レクスの声を聴き逃していた。
彼は、じっと僕を見つめている。
その瞳は、硝子玉のように透き通って見えた。
……そこに映る僕は、一体どんな表情をしているだろう。
「エトの事、嫌いかい?」
「嫌いです……っあ! すいません……」
「わはははっ、君らしいねぇ」
思わず本音が出ちまった。
嫌いなんだよ、僕はアイツが。
「友達になれそう?」
「えぇ……まぁ」
僕はゆっくり頷く。
友達には、多分なれる。
でも、アイツはそれを望んでないんだろう。
「ま、レミエルも言ってたけどねぇ。うちには男の子が3人も居るから 」
「いやいやいやッ……どう足掻いてもホモじゃん!」
「あはははッ、良いねぇ! 君のそういう素直な所。レミエルに似てるよ」
……うわぁ、全然嬉しくない。むしろ自分が心配になるなぁ。
さすがに本音は憚られるもので、心内で呟く。
そして、ふと疑問気がついた。
「当の本人は居られないんですか?」
今朝から姿を見ない。
レクスは『あぁ』と軽く微笑んで答える。
「レミエルなら、寝込んでるよ」
「えっ、大丈夫なんですか?」
……丈夫そうなのに意外だな。
でも彼は心配げな様子もなく、ニッコリ笑う。
「うん。ちょっと昨晩、頑張り過ぎちゃってね。夜通し……いや、明け方まで責め立ててたら失神しちゃって。今朝は、もう足腰立たないみたいだよ。いやぁ、参った参った」
「……」
聞きたくなかった。
それ、要らない情報だったぞ
……っていうか、レミエルも大変だな。
明日、冷やかしてやろう。
心密かにそう考えながら、出された紅茶のカップを覗き込む。
「ルベルは、レガリアの事はどう思う?」
「どう……と言われましても」
確かにあの美しさには、同性言えど度肝を抜かれた。
それに、すごく魅力的だ。
その気があれば、うっかり恋しちまうかもしれない。
だけど、それだけだ。
憧れの範疇を出ない、と思う。正直、自信はないけど。
なのに、エトは馬鹿みたいに……ってこれじゃ、僕がアイツと好き合ったカップルみたいじゃないか。
「……」
違う違う、ちがーうッ!
僕はアイツが嫌いなんだ。だいたい、ホモじゃないから!!
と、友達なら……って、僕さっきから矛盾してるよなァ。
「エトは昔から、年の離れた兄達の背中を見て育って来たからねぇ」
コンプレックスもあるだろうね、と苦笑いしながら紅茶を飲む。
僕は、香りの湯気が立つカップをぼんやり眺めていた。
「どんな形であれ、きっとエトは君と共に居たいんだろう……何しろ、初恋だから」
「えっ」
「この城で育ってきて、ろくに外に出たことが無いんだ。曲がりなりにもここは魔界で、昔から争いや反乱が絶えないからねぇ。出会いも無くて、余裕が無いのかも」
確かにそんな事、彼も言っていた気がする。
魔王は、ほんの少し目を細めた。
……レガリアの希少な笑みを思い出す。
やっぱり、親子だ。
「でもうちの次男も、なかなかオススメだよ?」
「いや、だから……」
「まぁまぁ。ここにいる限り、君も家族の一員だ」
「レクスさん……っ!」
思わず目頭が熱くなった。
だって、いきなり実の妹に売られてから数日。
訳分からない状況に生活、貞操の危機には晒されて……負けるつもりはないが。
でも、たまにはしみじみ思う。
……神なんて居ないな。いたらバックブリーカーかましてやる。
「だからさ」
「はい」
「初夜は見学させてもらって良いかな? なんだか心配だし」
「……」
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ここには、変態しか居ないのだろうか?
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