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馬面勇者と愉快で可笑しな仲間たち1
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取り調べというからてっきり、おどろおどろしい拷問椅子にでも座らされるかと思いきや。
通されたのはなんてことのない部屋で。
「――この度は誠に申し訳ない」
そう言って目の前で頭を下げた男は、筋骨隆々でいかにも軍人って感じだった。
「り、リベロ将官!? なぜそのような事を!」
慌てふためくのはヴィオレッタ。
そもそも俺は軍人には縁がなくその階級システムなんていうのは知らないが、それでもこの男がただ者では無いことは理解した。
頬に入った古傷だけでなく、鋭くこちらを射らんとする眼光。軍人独特のものだろうか、威圧的とも思える空気感。
そんな上司が、自分で言うのもなんだが何処の馬の骨とも知れない俺に頭を下げているのだ。
彼女は解せないと動揺し声を荒らげるも仕方ない。
「この男は犯罪者で複数の証言も得ております!」
俺の方を強く睨む。
しかし将官と呼ばれた男は重々しく首を横に振った。
「ヴィオレッタ下士官。君の日々の仕事ぶりはそれなりに評価をしているつもりだ。だがしかしこの件に関して、君には口を出す立場にないのは理解しているか」
「っ……」
有無を言わさぬ厳しい口調に怯んだように黙り込む。
将官は再び俺に向き直った。
「部下の非礼を詫びよう。この通りだ」
「い、いえ。俺は別に」
冤罪さえ晴らせればそれでいいんだ。元はと言えば俺だって、妙な正義感で向こう見ずな行動をしちまった。スチルには怒られるし、変に注目あびたのも自業自得といえばそうなんだよな。
だが彼は続ける。
「もし貴殿が彼女の処分を求めるのであれば、それもやむなしと」
「ちょっと!? ストップストップ!!」
何言ってんだこの人! よりにもよって部下の処遇を任せようってしてんのか?
慌てて止めて、俺は別に無実だと理解して釈放してもらえるならなにも問題はないと必死で説明した。
「そうか」
「そ、そうですよ!」
まったく焦らせやがって。逆に気を使っちまうだろうが。というとまたスチルに『バカ』だの『お人好しのアホ』だの罵られるのか。
と、そっと彼を振り返ると。
「……」
ゲッ、やっぱり怒ってた。
というより呆れたように鼻を鳴らしている。
「とにかく俺は本当に釈放されるだけで――」
「それじゃあお言葉に甘えて、交渉といきましょうか」
横からスチルが口をはさんできた。
「お、おい」
「ええっとリベロ将官でしたっけ。アンタに言ってもどうかわかりませんけど。僕達は今、ある人を助けたいんです」
突然話し始めたガキに、彼は一瞬だけ虚をつかれたかのような顔をするが。
「ふむ、続けなさい」
と先をうながす。
「その人もまた、罪もないのに逮捕されて牢に入れられています。この馬面男より、よっぽど善人なのに」
「おい」
最後の言葉余計だろうが。
というかそのある人って、もしやベルのことじゃないだろうな!?
事もあろうに、この機会に乗じて手っ取り早く、彼女の事を助けようって魂胆か。それはいくらなんでも無謀な話だ。
だって実際は彼女は完全無実じゃない。知らなかったとはいえ犯罪集団に属していたのは確かだし、さすがにこの場でそんな都合の良い事なんて。
「……」
案の定、眉間にしわをよせて何やら思案している。
俺はこれ以上スチルが余計なことを言わないかハラハラして見守っていたのだが。
「なるほど。つまり無実の者が我々の手によって拘束されていると」
「ええ」
「だとすると大問題ではあるな」
「でしょう。僕達の仲間なのです。早急に対処して頂きたい」
な、なんつーガキだ。この威圧感ハンパない軍人相手に顔色ひとつ変えずに我を通しやがる。
むしろこっちの方が生きた心地しない。
だが俺の考えとは裏腹に、将官は無表情でうなずいた。
「まだお互い交渉の余地があるようだ」
その瞬間、俺の背筋に軽い怖気みたいなモノが走る。
殺気とか威圧感、とか色々な言い方があるんだろうが。とにかく思わず身構えてしまうほどのそれに唾を飲む。
それはスチルも同じだったようで、小さく息を詰める音を聞いた。
「しかし私の一存では決められないな」
「それは」
「ところでだが」
将官はジッと俺に視線を注ぐ。
「君が倒したあの男、調べるとたしかにそれなりの腕はあったようだ」
そういえばS級冒険者だったっけな。武器を持ってるのにあえて拳で突っ込んでいくのも、仲間からの援護に逆にキレてたのもなんかイカれていそうな奴だったが。
「とは言っても所詮は冒険者、だがな」
「え?」
つぶやくような言葉に一瞬引っかかったが、彼がすぐに首を軽く横に振る。
「いや失礼、言いたいのは君の実力はそれ以上。さらにそれを国王陛下が認知されたということだ」
「!」
おい待て、これってなかなかすごいことなんじゃねえのか。ただの喧嘩騒ぎでこれは予想していなかった。
唖然とする俺に隣に立つアルワンはのんびりと。
「へえすごいじゃん。あの人も見る目あるんだねえ」
「おいっ、貴様は国王陛下に対してなんて口の利き方を!!」
すかさず噛み付いたのはヴィオレッタだが、彼は苦笑いで肩をすくめただけだった。
「さて」
この兄妹喧嘩には取り合う気がないのか、将官は淡々と話を進める。
「国王陛下は今、大変憂いておられるのは知っているだろうか」
「もしかして誘拐された王女のことか」
「そうだ。ラビッツ様がオーガ族にさらわれ、国王陛下はすぐさま兵を向けたのだが」
そこで眉を寄せた。
「不甲斐ないとは思う」
「そんな! リベロ将官のせいではありませんっ、将官を出し抜いたあの男が悪いのです」
「ヴィオレッタ」
「も、申し訳ありません」
聞くところによるとそのオーガ族の村に奇襲をかけたのは、王国軍の別部隊であったらしい。
それを率いていたのが、彼女がいう『あの男』であると。軍人っていうのも立場や階級、めんどくさい対立があるみたいだな。
まるで飼い主に叱られた忠犬みたいにシュンとしている彼女を見ると、なんとなくベルを思い出した。
というかなんか最初に顔を見た時から思っていたけど、なんか面影が似ている気が、いやそれどころか。
「国王陛下は今、非常に心を傷めておられて床に伏している有様。この件は私が一任されたのだ。そこで君に頼みがある」
将官の表情が変わらない。
「王女を救い出して欲しい」
欲しい、やら頼みとかいう言葉にしては妙に威圧的な声に俺は返事を躊躇した。
確かに計画通りといえばそうなのかもしれない。
これで無事に王女救出を果たせば、ベルの事の強い交渉カードになるだろう。現に、スチルがさっき話題に出したのも交換条件として有効だと踏んだからだ。
しかしその場で上手くかわされた。
この男、見た目は脳筋軍人だがかなりのやり手であるように思う。
「……くそ。してやられた」
スチルが聞こえるか聞こえないかの声で悔しげにつぶやく。
とすると次は選択肢を与える側、という優位性に立つための材料。
「先程、君たちが言った少女の件。役に立てるかもしれないな。無論、約束はしかねるが」
なんて含みのある言い方だ。でも今の俺達には既に拒否権がない。先に手の内をバラした方が負けだからな。
表情こそ繕っているスチルに目配せをしたが何も言わなかった。
「分かりました。俺が責任をもって、王女様を連れ帰ります」
「うむ」
将官は口の端を釣り上げた。
なんとも複雑な気分だが、背に腹はかえられない。
それに、冒険者であれば困っている人の助けになるのは当たり前。少なくとも俺の信条としては正しいのだ。
「では我々が知りうる情報を全て差し出そう」
自分に山ほど弁解をしながらも、どこか釈然としない想いを抱えていた。
通されたのはなんてことのない部屋で。
「――この度は誠に申し訳ない」
そう言って目の前で頭を下げた男は、筋骨隆々でいかにも軍人って感じだった。
「り、リベロ将官!? なぜそのような事を!」
慌てふためくのはヴィオレッタ。
そもそも俺は軍人には縁がなくその階級システムなんていうのは知らないが、それでもこの男がただ者では無いことは理解した。
頬に入った古傷だけでなく、鋭くこちらを射らんとする眼光。軍人独特のものだろうか、威圧的とも思える空気感。
そんな上司が、自分で言うのもなんだが何処の馬の骨とも知れない俺に頭を下げているのだ。
彼女は解せないと動揺し声を荒らげるも仕方ない。
「この男は犯罪者で複数の証言も得ております!」
俺の方を強く睨む。
しかし将官と呼ばれた男は重々しく首を横に振った。
「ヴィオレッタ下士官。君の日々の仕事ぶりはそれなりに評価をしているつもりだ。だがしかしこの件に関して、君には口を出す立場にないのは理解しているか」
「っ……」
有無を言わさぬ厳しい口調に怯んだように黙り込む。
将官は再び俺に向き直った。
「部下の非礼を詫びよう。この通りだ」
「い、いえ。俺は別に」
冤罪さえ晴らせればそれでいいんだ。元はと言えば俺だって、妙な正義感で向こう見ずな行動をしちまった。スチルには怒られるし、変に注目あびたのも自業自得といえばそうなんだよな。
だが彼は続ける。
「もし貴殿が彼女の処分を求めるのであれば、それもやむなしと」
「ちょっと!? ストップストップ!!」
何言ってんだこの人! よりにもよって部下の処遇を任せようってしてんのか?
慌てて止めて、俺は別に無実だと理解して釈放してもらえるならなにも問題はないと必死で説明した。
「そうか」
「そ、そうですよ!」
まったく焦らせやがって。逆に気を使っちまうだろうが。というとまたスチルに『バカ』だの『お人好しのアホ』だの罵られるのか。
と、そっと彼を振り返ると。
「……」
ゲッ、やっぱり怒ってた。
というより呆れたように鼻を鳴らしている。
「とにかく俺は本当に釈放されるだけで――」
「それじゃあお言葉に甘えて、交渉といきましょうか」
横からスチルが口をはさんできた。
「お、おい」
「ええっとリベロ将官でしたっけ。アンタに言ってもどうかわかりませんけど。僕達は今、ある人を助けたいんです」
突然話し始めたガキに、彼は一瞬だけ虚をつかれたかのような顔をするが。
「ふむ、続けなさい」
と先をうながす。
「その人もまた、罪もないのに逮捕されて牢に入れられています。この馬面男より、よっぽど善人なのに」
「おい」
最後の言葉余計だろうが。
というかそのある人って、もしやベルのことじゃないだろうな!?
事もあろうに、この機会に乗じて手っ取り早く、彼女の事を助けようって魂胆か。それはいくらなんでも無謀な話だ。
だって実際は彼女は完全無実じゃない。知らなかったとはいえ犯罪集団に属していたのは確かだし、さすがにこの場でそんな都合の良い事なんて。
「……」
案の定、眉間にしわをよせて何やら思案している。
俺はこれ以上スチルが余計なことを言わないかハラハラして見守っていたのだが。
「なるほど。つまり無実の者が我々の手によって拘束されていると」
「ええ」
「だとすると大問題ではあるな」
「でしょう。僕達の仲間なのです。早急に対処して頂きたい」
な、なんつーガキだ。この威圧感ハンパない軍人相手に顔色ひとつ変えずに我を通しやがる。
むしろこっちの方が生きた心地しない。
だが俺の考えとは裏腹に、将官は無表情でうなずいた。
「まだお互い交渉の余地があるようだ」
その瞬間、俺の背筋に軽い怖気みたいなモノが走る。
殺気とか威圧感、とか色々な言い方があるんだろうが。とにかく思わず身構えてしまうほどのそれに唾を飲む。
それはスチルも同じだったようで、小さく息を詰める音を聞いた。
「しかし私の一存では決められないな」
「それは」
「ところでだが」
将官はジッと俺に視線を注ぐ。
「君が倒したあの男、調べるとたしかにそれなりの腕はあったようだ」
そういえばS級冒険者だったっけな。武器を持ってるのにあえて拳で突っ込んでいくのも、仲間からの援護に逆にキレてたのもなんかイカれていそうな奴だったが。
「とは言っても所詮は冒険者、だがな」
「え?」
つぶやくような言葉に一瞬引っかかったが、彼がすぐに首を軽く横に振る。
「いや失礼、言いたいのは君の実力はそれ以上。さらにそれを国王陛下が認知されたということだ」
「!」
おい待て、これってなかなかすごいことなんじゃねえのか。ただの喧嘩騒ぎでこれは予想していなかった。
唖然とする俺に隣に立つアルワンはのんびりと。
「へえすごいじゃん。あの人も見る目あるんだねえ」
「おいっ、貴様は国王陛下に対してなんて口の利き方を!!」
すかさず噛み付いたのはヴィオレッタだが、彼は苦笑いで肩をすくめただけだった。
「さて」
この兄妹喧嘩には取り合う気がないのか、将官は淡々と話を進める。
「国王陛下は今、大変憂いておられるのは知っているだろうか」
「もしかして誘拐された王女のことか」
「そうだ。ラビッツ様がオーガ族にさらわれ、国王陛下はすぐさま兵を向けたのだが」
そこで眉を寄せた。
「不甲斐ないとは思う」
「そんな! リベロ将官のせいではありませんっ、将官を出し抜いたあの男が悪いのです」
「ヴィオレッタ」
「も、申し訳ありません」
聞くところによるとそのオーガ族の村に奇襲をかけたのは、王国軍の別部隊であったらしい。
それを率いていたのが、彼女がいう『あの男』であると。軍人っていうのも立場や階級、めんどくさい対立があるみたいだな。
まるで飼い主に叱られた忠犬みたいにシュンとしている彼女を見ると、なんとなくベルを思い出した。
というかなんか最初に顔を見た時から思っていたけど、なんか面影が似ている気が、いやそれどころか。
「国王陛下は今、非常に心を傷めておられて床に伏している有様。この件は私が一任されたのだ。そこで君に頼みがある」
将官の表情が変わらない。
「王女を救い出して欲しい」
欲しい、やら頼みとかいう言葉にしては妙に威圧的な声に俺は返事を躊躇した。
確かに計画通りといえばそうなのかもしれない。
これで無事に王女救出を果たせば、ベルの事の強い交渉カードになるだろう。現に、スチルがさっき話題に出したのも交換条件として有効だと踏んだからだ。
しかしその場で上手くかわされた。
この男、見た目は脳筋軍人だがかなりのやり手であるように思う。
「……くそ。してやられた」
スチルが聞こえるか聞こえないかの声で悔しげにつぶやく。
とすると次は選択肢を与える側、という優位性に立つための材料。
「先程、君たちが言った少女の件。役に立てるかもしれないな。無論、約束はしかねるが」
なんて含みのある言い方だ。でも今の俺達には既に拒否権がない。先に手の内をバラした方が負けだからな。
表情こそ繕っているスチルに目配せをしたが何も言わなかった。
「分かりました。俺が責任をもって、王女様を連れ帰ります」
「うむ」
将官は口の端を釣り上げた。
なんとも複雑な気分だが、背に腹はかえられない。
それに、冒険者であれば困っている人の助けになるのは当たり前。少なくとも俺の信条としては正しいのだ。
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