88 / 97
第3章
88 ロリコンちゃうわ!
しおりを挟む
「大丈夫かな~ ちゃんと行けたかしら?」
「たっだいま~」
「わ!!びっくりした!! 何?どうしたの?まさか……いきなり失敗?」
「上手く行ったよ?ちゃんとユッフィー助けてきたよ」
「え~?だって……いくら何でも速すぎじゃない?……」
「ちょっと分かりにくいとは思うけど。俺が移動してるのは時間だからね?
出発していった、今、この日時に戻るのが、一番間違いないでしょ?」
「そ、そっか~ アハハハ……」
「その反応……何か未だよく分かってない感じ……」
「で、上手くいったって事?」
「そう言ったじゃん。ここに何も変化がないって事は、上手くいったって事」
「そ、そっか~ アハハハ……」
「やっぱ、よく分かってない感じ……」
「わ、分かってるんだからね?」
「ハイハイ。あ、そうそう、7歳のフィオナ、超可愛かったぞ!連れてきたくなったよ」
「ロリコン」
「ロリコンちゃうわ!」
「いくら私が可愛いからと言って、歴史変えないでね?」
「う~~ もうフィオナ過去に連れてってあげない」
「そか~ ユッフィーのきょうだい作りしな~い」
「グッ…… 歴史変えたろか?」
「あ~ら~?貴方にそんな事が出来るのかな?アルティス君?」
「ふん。赤ちゃんユッフィーに会いに行ってこ~ バイビ~」
アルティスのネックレスから、エーテルの光の粒が出てアルティスが又消えた。
「あいつ、ほんとに行っちゃった……」
「ハアハアハア……」
「早っ!何?ハアハアハア?」
「赤ちゃんユッフィー、良い匂い~~ たまらん!あれは危険だ!離れられなくなる……」
トロトロの顔をしてアルティスが戻ってきた。
「ず……ずる~~貴方ばっかり……」
「嗅ぎたければ、赤ちゃんつくれば~?」
「な、なんて卑怯な奴……」
「ア~ハハハハ!3日も滞在しちまったぜ~」
「こいつ、危険極まりない……帰れなくなっても知らないからね?」
「……………………」
無言で又消えるアルティス。この後しばらく夜の相手をしてもらえなかったとさ。
「良いか?分かってるな?声を出すなよ?」
「あっ、あっ、いたいた、赤ちゃんユッフィーだ!」
「し~し~し~~~認識阻害かけてる意味ないだろが」
「う~~~ 早く人、いなくならないかな?」
「いなくなる事はないぞ。誰かしら必ず付いてる」
「第二王女の赤ちゃん、1人にするわけないか~」
「大丈夫、もう直ぐ交代する侍女、直ぐウトウトするから……そのまま魔法で寝かせちゃう」
「貴方、随分お詳しい事」
「何が言いたいニョか、サッパリだニャ~」
「ちょっ、アル。どこ触ってるのよ?どさくさに紛れて」
「良いかニャ?声を出すニャよ?」
「猫で誤魔化すニャ~」
「ダウダウ……キャウ~~」
「か、可愛すぎるわ。クンクン……うう~ん……癖になりそう」
「だろだろ?離れられなくなるんだよ~これが……」
「わ、分かる。でもね、調べて分かった以上に、こっちに来たらダメだからね?
調べて分かってるその日時だけよ?行って良いのは。
あんまり来すぎると、残りが減るから大事に行くのよ?」
「あ~もう我慢できない!赤ちゃん欲しいよ~ず~っと抱っこしてたい」
「私も、ちょっとそう思った」
「でしょ?では今から……」
「するか!あっ、今がチャンスかも?」
「うんうん」
「違うわ!母乳あげるの!おっぱい張っちゃって痛いのよね~」
「あっ、今回の災害始まったみたい……行かなくては……でも、おっぱいあげるの見ていたい……」
「良いからさっさと行くの!ほらほら、じゃね~この子は私に、まっかせなさい!」
「あ~後ろ髪を引かれる~」
「ユッフィ~ちゃ~ん。パパの髪離してね~ パパお仕事でちゅよ~」
「ほんとに引っ張られてたんか……クンクンクン。ユッフィーエキス摂取完了」
アルティスは災害救助に出掛けた。この日の救助は雑だったと囁かれたそうだ。
終わると、そそくさ帰っちゃうし……
「この辺なの?とてつもなく大きく、変な気配を感じたっていうの」
「だから~着いて来・ん・なって言ってるだろ?結構危険な匂いがするんだから」
「又、あのもう1人のアルかも?なんでしょ?」
「違うよ。俺に似た気配……って言ったの。あいつよりずっと大きな、強い気配なんだよ」
〝ドッガァァァァ~~~~ン!!!〝
いきなりアルティスが、蹴り飛ばされた。
ゴロゴロ転がり、岩で止まる。
「いって~~」
「だ、大丈夫?アル? あ、鼻血……」
アルティスが地上に戻って、血を流すのは、ピンクちゃんに次いで、これで2回目だった。
「あれ程の勢いで蹴られたのに鼻血だけ?どんだけ丈夫なんだか?」
「フィオナ!ヒ……ヒールを!」
「え~~鼻血がちょっと出ただけなのに、ヒールするの?」
「は、早く!」
「痛いの痛いの飛んでけ~」
「ざ……雑……あ、でも鼻血止まった…… ちぇ、ピンチっぽくしたかったのに~」
「貴様ら!俺を舐め……」
〝ドッガァァァァ~~~~ン!!!〝
言ってる途中で、今度はアルティスが、そいつを蹴り飛ばした。
物凄い勢いで飛ばされ、岩に、身体半分が、めり込んでいる。
「よっしゃ~ 俺の勝ち~」
「子供か? でもあいつ、やっぱりアルに似てない?」
〝ビシビシビシ……〝
めり込んだ岩に亀裂が走り光が漏れる。
〝ズッガ~~ン!〝
岩が爆発して、そいつは出てきた。
「やっぱりあいつもアルティスね?でも筋肉お化けで、随分大きいわね?何かキモいわ」
「たっだいま~」
「わ!!びっくりした!! 何?どうしたの?まさか……いきなり失敗?」
「上手く行ったよ?ちゃんとユッフィー助けてきたよ」
「え~?だって……いくら何でも速すぎじゃない?……」
「ちょっと分かりにくいとは思うけど。俺が移動してるのは時間だからね?
出発していった、今、この日時に戻るのが、一番間違いないでしょ?」
「そ、そっか~ アハハハ……」
「その反応……何か未だよく分かってない感じ……」
「で、上手くいったって事?」
「そう言ったじゃん。ここに何も変化がないって事は、上手くいったって事」
「そ、そっか~ アハハハ……」
「やっぱ、よく分かってない感じ……」
「わ、分かってるんだからね?」
「ハイハイ。あ、そうそう、7歳のフィオナ、超可愛かったぞ!連れてきたくなったよ」
「ロリコン」
「ロリコンちゃうわ!」
「いくら私が可愛いからと言って、歴史変えないでね?」
「う~~ もうフィオナ過去に連れてってあげない」
「そか~ ユッフィーのきょうだい作りしな~い」
「グッ…… 歴史変えたろか?」
「あ~ら~?貴方にそんな事が出来るのかな?アルティス君?」
「ふん。赤ちゃんユッフィーに会いに行ってこ~ バイビ~」
アルティスのネックレスから、エーテルの光の粒が出てアルティスが又消えた。
「あいつ、ほんとに行っちゃった……」
「ハアハアハア……」
「早っ!何?ハアハアハア?」
「赤ちゃんユッフィー、良い匂い~~ たまらん!あれは危険だ!離れられなくなる……」
トロトロの顔をしてアルティスが戻ってきた。
「ず……ずる~~貴方ばっかり……」
「嗅ぎたければ、赤ちゃんつくれば~?」
「な、なんて卑怯な奴……」
「ア~ハハハハ!3日も滞在しちまったぜ~」
「こいつ、危険極まりない……帰れなくなっても知らないからね?」
「……………………」
無言で又消えるアルティス。この後しばらく夜の相手をしてもらえなかったとさ。
「良いか?分かってるな?声を出すなよ?」
「あっ、あっ、いたいた、赤ちゃんユッフィーだ!」
「し~し~し~~~認識阻害かけてる意味ないだろが」
「う~~~ 早く人、いなくならないかな?」
「いなくなる事はないぞ。誰かしら必ず付いてる」
「第二王女の赤ちゃん、1人にするわけないか~」
「大丈夫、もう直ぐ交代する侍女、直ぐウトウトするから……そのまま魔法で寝かせちゃう」
「貴方、随分お詳しい事」
「何が言いたいニョか、サッパリだニャ~」
「ちょっ、アル。どこ触ってるのよ?どさくさに紛れて」
「良いかニャ?声を出すニャよ?」
「猫で誤魔化すニャ~」
「ダウダウ……キャウ~~」
「か、可愛すぎるわ。クンクン……うう~ん……癖になりそう」
「だろだろ?離れられなくなるんだよ~これが……」
「わ、分かる。でもね、調べて分かった以上に、こっちに来たらダメだからね?
調べて分かってるその日時だけよ?行って良いのは。
あんまり来すぎると、残りが減るから大事に行くのよ?」
「あ~もう我慢できない!赤ちゃん欲しいよ~ず~っと抱っこしてたい」
「私も、ちょっとそう思った」
「でしょ?では今から……」
「するか!あっ、今がチャンスかも?」
「うんうん」
「違うわ!母乳あげるの!おっぱい張っちゃって痛いのよね~」
「あっ、今回の災害始まったみたい……行かなくては……でも、おっぱいあげるの見ていたい……」
「良いからさっさと行くの!ほらほら、じゃね~この子は私に、まっかせなさい!」
「あ~後ろ髪を引かれる~」
「ユッフィ~ちゃ~ん。パパの髪離してね~ パパお仕事でちゅよ~」
「ほんとに引っ張られてたんか……クンクンクン。ユッフィーエキス摂取完了」
アルティスは災害救助に出掛けた。この日の救助は雑だったと囁かれたそうだ。
終わると、そそくさ帰っちゃうし……
「この辺なの?とてつもなく大きく、変な気配を感じたっていうの」
「だから~着いて来・ん・なって言ってるだろ?結構危険な匂いがするんだから」
「又、あのもう1人のアルかも?なんでしょ?」
「違うよ。俺に似た気配……って言ったの。あいつよりずっと大きな、強い気配なんだよ」
〝ドッガァァァァ~~~~ン!!!〝
いきなりアルティスが、蹴り飛ばされた。
ゴロゴロ転がり、岩で止まる。
「いって~~」
「だ、大丈夫?アル? あ、鼻血……」
アルティスが地上に戻って、血を流すのは、ピンクちゃんに次いで、これで2回目だった。
「あれ程の勢いで蹴られたのに鼻血だけ?どんだけ丈夫なんだか?」
「フィオナ!ヒ……ヒールを!」
「え~~鼻血がちょっと出ただけなのに、ヒールするの?」
「は、早く!」
「痛いの痛いの飛んでけ~」
「ざ……雑……あ、でも鼻血止まった…… ちぇ、ピンチっぽくしたかったのに~」
「貴様ら!俺を舐め……」
〝ドッガァァァァ~~~~ン!!!〝
言ってる途中で、今度はアルティスが、そいつを蹴り飛ばした。
物凄い勢いで飛ばされ、岩に、身体半分が、めり込んでいる。
「よっしゃ~ 俺の勝ち~」
「子供か? でもあいつ、やっぱりアルに似てない?」
〝ビシビシビシ……〝
めり込んだ岩に亀裂が走り光が漏れる。
〝ズッガ~~ン!〝
岩が爆発して、そいつは出てきた。
「やっぱりあいつもアルティスね?でも筋肉お化けで、随分大きいわね?何かキモいわ」
10
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
女神様から同情された結果こうなった
回復師
ファンタジー
どうやら女神の大ミスで学園ごと異世界に召喚されたらしい。本来は勇者になる人物を一人召喚するはずだったのを女神がミスったのだ。しかも召喚した場所がオークの巣の近く、年頃の少女が目の前にいきなり大量に現れ色めき立つオーク達。俺は妹を守る為に、女神様から貰ったスキルで生き残るべく思考した。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
来訪神に転生させてもらえました。石長姫には不老長寿、宇迦之御魂神には豊穣を授かりました。
克全
ファンタジー
ほのぼのスローライフを目指します。賽銭泥棒を取り押さえようとした氏子の田中一郎は、事もあろうに神域である境内の、それも神殿前で殺されてしまった。情けなく申し訳なく思った氏神様は、田中一郎を異世界に転生させて第二の人生を生きられるようにした。
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる