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球技大会
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ぼくの中学校では、秋の球技大会がたけなわだった。
全校生徒が三日間かけてリーグ戦を戦うのだった。
今年の種目は、女子がバレーボール、男子はソフトボールだった。
妹の菜々美が今年一年生で始めて参加するんだ。
「お兄ちゃん!」
ぼくを見つけて妹が呼ぶ。
赤の鉢巻でポニーテールがかわいい。
兄が言うのもなんだけど、菜々美はほんと可愛いんだ。
「ナナ、勝ったのかい」
「うん。一勝したよ。お兄ちゃんは?」
「そうか。これからだけど、まだ四十分ほどあるかな」
「ね、お兄ちゃん」
意味深に小首をかしげる菜々美。
兄を誘うコケティッシュな妹。
ぼくはそれと察して、菜々美と四階に向かって階段を登って行った。
兄妹なのでだれも怪しむ者はいなかった。
球技大会の間は、四階の三年生の教室にはだれもいない。
一番東側にトイレがあった。
周囲を窺いつつ、女子トイレに二人してしのびこむ。
一番奥の洋式個室に入った。
「はぁ」
「したいのかよ」
「だって」
ぼくらは、ずっと前からこういう関係を続けていたんだ。
青いブルマー姿の妹はぼくの首に腕をまきつけてくる。
白い大き目の前歯が愛らしい。
「嗅いで・・・」
菜々美が手を挙げて、汗染みの浮き出た体操着の腋部分をぼくの顔に近づける。
妹はいつも、ぼくに腋の匂いをかがせるんだ。
削りたての鉛筆のような匂い・・・
ぼくたちには共通の匂いがあるのだ。
「ね、お兄ちゃんとおんなじ匂いがするでしょ」
「ああ、いい匂いだ」
「お兄ちゃんのも、クンクン」
鼻をぼくの腋下に押し付けてくる。
そして・・・
「お兄ちゃん、硬くなってる」
妹の香りによって、早くも短パンの前が大きく膨れ上がっているのをみつけて、菜々美は手のひらを押し付けてきた。
「あうっ、ナナ」
「下ろしちゃうぞ」
そう言って、短パンのゴムに両手をかけ、一気にブリーフごと引き下ろされた。
硬く立ち上がったペニスが妹の手でしごかれる。
「熱いよ。すっごぉい。こんなになっちゃって」
上目遣いに菜々美がぼくを見る。
赤い鉢巻が、幼い感じをかもし出していた。
「ナナ・・・」
ぼくは、さらさらの髪を撫でてやる。
ポニーテールも、ふさふさとしていた。
菜々美の小さな手がぼくの高まりを握っているのが見える。
「びくびくしてるよ。ほらぁ」
「ナナが上手なんだよ」
妹が小学六年生のころからぼくたちは親の目を盗んで、こんな遊びをしていた。
そして、菜々美が中学生になった今年の夏、初めてぼくらは結ばれたんだ。
それからというもの、菜々美は何度となく求めてくるようになった。
いけないこととは思いながら、妹との交わりを止めることができなかった。
「糸をひいてきたよ、ほらぁ」
口角を引いた笑みを浮かべて、菜々美が指の間で粘液を展ばして見せる。
手のひらに唾を垂らして、ぎんぎんに硬くなった分身に塗り付け、力強くしごいてくる。
「もう、だめだよ」
「入れちゃう?」
「ここでかい」
「時間がないじゃない。もうすぐ試合でしょ」
手首の腕時計を見ながら菜々美が言う。
その姿は、とても十三歳とは思えないくらい大人びて見えた。
菜々美は忙しくブルマーとショーツを脱いでしまった。
まだ陰毛すら生えていないその谷筋をぼくに見せつけた。
見慣れてはいても、こういった場所では違って見える。
洋式便器にぼくは腰掛け、菜々美を後ろ向きに座らせるようにして勃起を差し込んだ。
見えにくいが、ぱっくりと幼い膣口が開いているはずだった。
にゅる・・・
十分に潤っている菜々美の若いヴァギナは、何度目かの挿入に応えた。
「あふっ。お兄ちゃん・・・」
「きついな。ナナ」
「すっごく、奥まで来てる感じ」
背をのけぞらせて、体操着の妹が密着をさらに深めるように腰を押し付けてくる。
菜々美が中腰のような格好で入り口でぼくを感じようとしている。
ぼくは容赦なく妹を突き上げた。
便座がきしむ。
「ああん、あふっ」
「いいよ。ナナ。よく締まる」
ぼくは後ろからブラ越しに発展途上の乳房を鷲掴んだ。
体操着をめくりあげて、ブラの下から手を差し入れて揉む。
乳房はやわらかく、その乳首はちゃんとしこっていた。
「きゃっ」
菜々美が可愛い声を上げた。
「いっていいのか?」
「生理、もうすぐだから、いいと思う・・」
ぼくらは、当然、コンドームなんかをしたことがなかった。
どうやって手に入れるのかも知らなかったから。
避妊は、だから膣外に射精することしか考えられなかった。
でも、生理の前なら中に出してもいいとか、大人の本を読んで見知っていた。
じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ・・・
ぼくはフィニッシュに向かって、妹を感じようとしていた。
汗だくで、個室は二人の体臭が充満している。
血を分けた兄妹だから感じ合える感覚がある。
菜々美はぼく・・・ぼくは菜々美・・・
「ナナ、ナナ・・」
「お兄ちゃん。あっ、やん・・」
右手でクリトリスをいじり、左手は乳房をまさぐった。
そして腰も動かす。
この三点攻めで、菜々美は狂ったようにあえいだ。
「はあっ。だめぇ」
「いっくぅ」
ぼくは、突然の絶頂感に腰が砕けそうだった。
力いっぱい、ぼくは妹の中に射精した。
長い射精だった。
「ああ、お兄ちゃん・・・来てる」
「ナナ。好きだ」
「あたしも」
菜々美は首をねじってぼくの接吻を受け入れてくれた。
ちゅばっ・・・
菜々美が立つと、ずるりとペニスが抜け落ち、後から白濁した粘液がとめどなく流れ、タイルを汚した。
「あ~あ。お兄ちゃんたら、菜々美にこんなに出しちゃって」
「ナナだからだよ」
ぼくらは、後始末をして、着衣を整えた。
「あたしが外を見てくる」
「ああ、頼む」
菜々美が、そっと、個室の戸を開けた。
誰もいないらしい。
表に出て、菜々美が「今よ」と合図した。
ぼくは飛び出した。
二人で急いで階段を下りた。
「おう、中村」
途中で、クラスメイトの西尾学とすれ違った。
「もう試合、始まるのか?」
「前の試合が長引いてんだ、たぶん、十一時になるかも。あ、妹さん?」
「こんちは」
「よろしく」
菜々美が恥ずかしげに会釈した。
まさか、ぼくらがセックスした後のカップルだとは、西尾も夢にも思うまい。
「じゃ、あたし」
「ああ」
「お兄ちゃんたちも試合がんばってね」
タッタッと軽快に菜々美は駆けていった。
「かわいいね、お前の妹」
「そ、そうかな。普通だよ」
「○○に似てないか」
アイドルグループのセンターをつとめる○○の名を挙げる西尾。
ぼくも実は似ていると思っていたので、驚いた。
「少し、似ているかもな」
「行こうか。七回の表ぐらいだろう」
「五組が勝ってたよな」
「それが同点に追いついたんだ」
「そっかぁ、二組もがんばるなぁ」
ぼくたちも、秋晴れの校庭に出て行った。
どっと歓声が沸いた。
ホームランが出たらしい。
白球が青い空をぐんぐん昇っていくのが見えた。
全校生徒が三日間かけてリーグ戦を戦うのだった。
今年の種目は、女子がバレーボール、男子はソフトボールだった。
妹の菜々美が今年一年生で始めて参加するんだ。
「お兄ちゃん!」
ぼくを見つけて妹が呼ぶ。
赤の鉢巻でポニーテールがかわいい。
兄が言うのもなんだけど、菜々美はほんと可愛いんだ。
「ナナ、勝ったのかい」
「うん。一勝したよ。お兄ちゃんは?」
「そうか。これからだけど、まだ四十分ほどあるかな」
「ね、お兄ちゃん」
意味深に小首をかしげる菜々美。
兄を誘うコケティッシュな妹。
ぼくはそれと察して、菜々美と四階に向かって階段を登って行った。
兄妹なのでだれも怪しむ者はいなかった。
球技大会の間は、四階の三年生の教室にはだれもいない。
一番東側にトイレがあった。
周囲を窺いつつ、女子トイレに二人してしのびこむ。
一番奥の洋式個室に入った。
「はぁ」
「したいのかよ」
「だって」
ぼくらは、ずっと前からこういう関係を続けていたんだ。
青いブルマー姿の妹はぼくの首に腕をまきつけてくる。
白い大き目の前歯が愛らしい。
「嗅いで・・・」
菜々美が手を挙げて、汗染みの浮き出た体操着の腋部分をぼくの顔に近づける。
妹はいつも、ぼくに腋の匂いをかがせるんだ。
削りたての鉛筆のような匂い・・・
ぼくたちには共通の匂いがあるのだ。
「ね、お兄ちゃんとおんなじ匂いがするでしょ」
「ああ、いい匂いだ」
「お兄ちゃんのも、クンクン」
鼻をぼくの腋下に押し付けてくる。
そして・・・
「お兄ちゃん、硬くなってる」
妹の香りによって、早くも短パンの前が大きく膨れ上がっているのをみつけて、菜々美は手のひらを押し付けてきた。
「あうっ、ナナ」
「下ろしちゃうぞ」
そう言って、短パンのゴムに両手をかけ、一気にブリーフごと引き下ろされた。
硬く立ち上がったペニスが妹の手でしごかれる。
「熱いよ。すっごぉい。こんなになっちゃって」
上目遣いに菜々美がぼくを見る。
赤い鉢巻が、幼い感じをかもし出していた。
「ナナ・・・」
ぼくは、さらさらの髪を撫でてやる。
ポニーテールも、ふさふさとしていた。
菜々美の小さな手がぼくの高まりを握っているのが見える。
「びくびくしてるよ。ほらぁ」
「ナナが上手なんだよ」
妹が小学六年生のころからぼくたちは親の目を盗んで、こんな遊びをしていた。
そして、菜々美が中学生になった今年の夏、初めてぼくらは結ばれたんだ。
それからというもの、菜々美は何度となく求めてくるようになった。
いけないこととは思いながら、妹との交わりを止めることができなかった。
「糸をひいてきたよ、ほらぁ」
口角を引いた笑みを浮かべて、菜々美が指の間で粘液を展ばして見せる。
手のひらに唾を垂らして、ぎんぎんに硬くなった分身に塗り付け、力強くしごいてくる。
「もう、だめだよ」
「入れちゃう?」
「ここでかい」
「時間がないじゃない。もうすぐ試合でしょ」
手首の腕時計を見ながら菜々美が言う。
その姿は、とても十三歳とは思えないくらい大人びて見えた。
菜々美は忙しくブルマーとショーツを脱いでしまった。
まだ陰毛すら生えていないその谷筋をぼくに見せつけた。
見慣れてはいても、こういった場所では違って見える。
洋式便器にぼくは腰掛け、菜々美を後ろ向きに座らせるようにして勃起を差し込んだ。
見えにくいが、ぱっくりと幼い膣口が開いているはずだった。
にゅる・・・
十分に潤っている菜々美の若いヴァギナは、何度目かの挿入に応えた。
「あふっ。お兄ちゃん・・・」
「きついな。ナナ」
「すっごく、奥まで来てる感じ」
背をのけぞらせて、体操着の妹が密着をさらに深めるように腰を押し付けてくる。
菜々美が中腰のような格好で入り口でぼくを感じようとしている。
ぼくは容赦なく妹を突き上げた。
便座がきしむ。
「ああん、あふっ」
「いいよ。ナナ。よく締まる」
ぼくは後ろからブラ越しに発展途上の乳房を鷲掴んだ。
体操着をめくりあげて、ブラの下から手を差し入れて揉む。
乳房はやわらかく、その乳首はちゃんとしこっていた。
「きゃっ」
菜々美が可愛い声を上げた。
「いっていいのか?」
「生理、もうすぐだから、いいと思う・・」
ぼくらは、当然、コンドームなんかをしたことがなかった。
どうやって手に入れるのかも知らなかったから。
避妊は、だから膣外に射精することしか考えられなかった。
でも、生理の前なら中に出してもいいとか、大人の本を読んで見知っていた。
じゅぶ、じゅぶ、じゅぶ・・・
ぼくはフィニッシュに向かって、妹を感じようとしていた。
汗だくで、個室は二人の体臭が充満している。
血を分けた兄妹だから感じ合える感覚がある。
菜々美はぼく・・・ぼくは菜々美・・・
「ナナ、ナナ・・」
「お兄ちゃん。あっ、やん・・」
右手でクリトリスをいじり、左手は乳房をまさぐった。
そして腰も動かす。
この三点攻めで、菜々美は狂ったようにあえいだ。
「はあっ。だめぇ」
「いっくぅ」
ぼくは、突然の絶頂感に腰が砕けそうだった。
力いっぱい、ぼくは妹の中に射精した。
長い射精だった。
「ああ、お兄ちゃん・・・来てる」
「ナナ。好きだ」
「あたしも」
菜々美は首をねじってぼくの接吻を受け入れてくれた。
ちゅばっ・・・
菜々美が立つと、ずるりとペニスが抜け落ち、後から白濁した粘液がとめどなく流れ、タイルを汚した。
「あ~あ。お兄ちゃんたら、菜々美にこんなに出しちゃって」
「ナナだからだよ」
ぼくらは、後始末をして、着衣を整えた。
「あたしが外を見てくる」
「ああ、頼む」
菜々美が、そっと、個室の戸を開けた。
誰もいないらしい。
表に出て、菜々美が「今よ」と合図した。
ぼくは飛び出した。
二人で急いで階段を下りた。
「おう、中村」
途中で、クラスメイトの西尾学とすれ違った。
「もう試合、始まるのか?」
「前の試合が長引いてんだ、たぶん、十一時になるかも。あ、妹さん?」
「こんちは」
「よろしく」
菜々美が恥ずかしげに会釈した。
まさか、ぼくらがセックスした後のカップルだとは、西尾も夢にも思うまい。
「じゃ、あたし」
「ああ」
「お兄ちゃんたちも試合がんばってね」
タッタッと軽快に菜々美は駆けていった。
「かわいいね、お前の妹」
「そ、そうかな。普通だよ」
「○○に似てないか」
アイドルグループのセンターをつとめる○○の名を挙げる西尾。
ぼくも実は似ていると思っていたので、驚いた。
「少し、似ているかもな」
「行こうか。七回の表ぐらいだろう」
「五組が勝ってたよな」
「それが同点に追いついたんだ」
「そっかぁ、二組もがんばるなぁ」
ぼくたちも、秋晴れの校庭に出て行った。
どっと歓声が沸いた。
ホームランが出たらしい。
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