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転生
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全てを思い出した私はその情報量の多さに目眩を起こし、崩れ落ちるように倒れてしまった。
まどろむ意識の中で、ユラユラと身体が揺れている気がして気持ち悪かった。
私の前世、、平野帆奈、そう名付けられた私は平凡な家で育ち、どちらと言えば暗い子だったと思う。
大学を卒業した後は派遣会社の契約社員として働いていた。
給料も安く休みも少ない私にとって、乙女ゲームは癒しであり生き甲斐だった。
初めて出会った正統派乙女ゲームから、この恋パラまで何個ものゲームをカンストしたものだ。
恋パラは癖のあるゲームと有名で、ハマる人はハマるけど、正統派が好きな人は絶対にハマらないといった特殊なゲームだった。
私はと言えば見事にハマってしまった。
一般的に一番人気があったのはアルベルト様であったが、私はあまり好きでは無かった。
何か胡散臭い。彼はそれに尽きる。
後はミカエル様、そして学園で人気だった魔術の天才クロエ様に、学園で私達の担任だったフロミール様、2人については今後関わる事は無いだろう。
ゲームのミカエル様は爽やかで清廉潔白、武士の様なタイプの方だった。
こちらの世界のミカエル様も同じ様なタイプではあるが、ゲームの彼よりフランクで付き合いやすい気がする。
そして物語を盛り上げる要素に必須なのが、ヒロインの恋路を邪魔する意地悪な令嬢、、それこそがナタリー・コーベルハイド。
今のナタリー様と似ても似つかないゲームの中の彼女は傲慢で高飛車で怠惰な最悪な女だった。
アルベルト様に執着し、ヒロインに必要に嫌がらせをしてくる。
本当に似ても似つかない。
それにしても、ゲームの中にマリアなんて子は出てこなかった。
ここはゲームの世界では無く、ゲームに似た世界なのかもしれない、、
そして、誰も攻略出来ずにバッドエンドを迎えると、魔王が降臨して世界を滅ぼそうとする。
そこでヒロインが忘れ去られた古代の魔法、光魔法を蘇らせ魔王ハデスを倒してエンディング。もしくは光魔法を発動出来ず人類滅亡と、、恐ろしい終わり方をする。
本当に乙女ゲームなのだろうか?誰もがそう思っただろう。
その魔王降臨の際にサイレーイス様とイアン様が魔王を挟む様に立っていたのを思い出す。
私、、サイレーイス様が好きだったんだわ。
彼はバッドエンドを迎えた時のみ現れるキャラなのだが、その際一言だけ言葉を発する。
「魔王様これを、、」
そう言って魔王ハデスに剣を渡すのだ。その声が聞きたくて、何度バッドエンドへ持ち込んだか分からない。
「、、なんて事なの。」
私はそう言うと、ゆっくりと目を開けた。頭が痛いのは収まっており、むしろスッキリとしていた。
思い出した瞬間は、平野帆奈の性格に引っ張られていたが、今は平野帆奈の記憶を一部引き継いだだけで、どうやら私は私のようだ。
「目が覚めましたか?」
床で倒れたはずの私が、なぜか柔らかなベッドで寝かされている事を不思議に思っていると、サイレーイス様の声が頭上より降ってきた。そちらを見れば、彼が私の顔を優しげに覗いていた。
「サイレーイス様?」
首を傾げた私を見て、サイレーイス様が呆れた様に溜め息を吐いた。
「あなたが倒れていたのを見つけたのです。」
「ここは?」
「あなた方が使っている部屋ですよ。一体どうしたのですか?」
「あっ、、」
説明しようとして口をつぐんだ。乙女ゲームの世界に転生したなどと、誰が信じるだろう。きっと気でも狂ったと思われる。
「貧血だと思います。急にクラっとしたので、、」
適当に嘘を付いて彼の視線から逃れる様に俯く。
推しが目の前で私を見つめていると思うと恥ずかしくて、、でも嬉しくて、身体が熱くなっていく。
「フローラ様なんて顔をしてるんですか?」
「えっ?」
サイレーイス様はベッドの端に座ると私に近付き頬に手を当ててきた。
顔を上げた私の顔をは馬鹿みたいに赤くなっているだろう。
「さっきの言葉を思い出したのですか?」
「さっきの言葉、、?」
先程彼が言った言葉、、
「イキ損ねてしまいました。あなたの身体を貸して頂けますか?」
そうだ、私はそう言われていた。
「違います!思い出してなんかいません!」
慌てて両手を振ったが、その手を簡単に掴まれてしまう。
「あなたは、、見た目が派手な割に、そういうコトはからっきしですね。」
彼の美しい顔がズイッと近付いてくる。
キスされる!!
そう思って目を閉じたが、彼の唇が私の唇を奪う事は無かった。
恐る恐る目を開ければ、想像していたよりも近い位置でサイレーイス様が笑っていた。
「サイレーイス、、様、、」
またからかわれたと怒ろうとして、今度こそ唇を奪われた。
「ンッ、、!」
彼の胸を押し抵抗しようとしたが、簡単に押さえ込まれてしまう。
口をギュッと引き結んだ唇をペロリと舐め、優しく食むようにキスを何度も繰り返しそしてようやく解放された。
「固い唇ですね。」
からかうように笑う彼に私は枕を投げ付けた。
「急にそんな事されれば誰だってそうなります!」
枕を上手にキャッチした彼はそれをベッドの端に置くと、優しく私の頭を撫で立ち上がった。
「では、私は忙しいのでこれで。」
「えっ?あっ、、はい。ありがとうございました。」
なぜキスされたのか、、からかわれただけだったのか、聞きたいが聞けずにただ彼を見送る。
先程メイドさんを抱いていたのを思い出せば、からかわれている可能性の方が強いだろう。
誰もいなくなった部屋で私はもう一度目を閉じた。
「光魔法、、私、習得すべきなんじゃないのかしら、、」
ハデス様を倒す気はないが、災いを跳ね除ける力がある言われる伝説の魔法。
今その力が必要な時であり、ヒロインの私ならその力を発動出来るかもしれない。
ナタリー様が旅立つまで1週間、、今更どこまで出来るか分からない。
しかし、記憶を取り戻したのだ。やれる事をやらねばきっと後悔する。
先程キスされた唇に触れながら身体を起こした。
未だ冷めぬ熱が身体の中にこもっているようだった。
「今は忘れよう。」
そう言うと、ミカエル様の元へ行くべくベッドから抜け出した。
今必要なのは魔法の鍛錬をし、魔力量を上げる事。
「ナタリー様、、」
バゼルハイド王の元へ戻るナタリー様の為に私は絶対に諦めたりしない。
まどろむ意識の中で、ユラユラと身体が揺れている気がして気持ち悪かった。
私の前世、、平野帆奈、そう名付けられた私は平凡な家で育ち、どちらと言えば暗い子だったと思う。
大学を卒業した後は派遣会社の契約社員として働いていた。
給料も安く休みも少ない私にとって、乙女ゲームは癒しであり生き甲斐だった。
初めて出会った正統派乙女ゲームから、この恋パラまで何個ものゲームをカンストしたものだ。
恋パラは癖のあるゲームと有名で、ハマる人はハマるけど、正統派が好きな人は絶対にハマらないといった特殊なゲームだった。
私はと言えば見事にハマってしまった。
一般的に一番人気があったのはアルベルト様であったが、私はあまり好きでは無かった。
何か胡散臭い。彼はそれに尽きる。
後はミカエル様、そして学園で人気だった魔術の天才クロエ様に、学園で私達の担任だったフロミール様、2人については今後関わる事は無いだろう。
ゲームのミカエル様は爽やかで清廉潔白、武士の様なタイプの方だった。
こちらの世界のミカエル様も同じ様なタイプではあるが、ゲームの彼よりフランクで付き合いやすい気がする。
そして物語を盛り上げる要素に必須なのが、ヒロインの恋路を邪魔する意地悪な令嬢、、それこそがナタリー・コーベルハイド。
今のナタリー様と似ても似つかないゲームの中の彼女は傲慢で高飛車で怠惰な最悪な女だった。
アルベルト様に執着し、ヒロインに必要に嫌がらせをしてくる。
本当に似ても似つかない。
それにしても、ゲームの中にマリアなんて子は出てこなかった。
ここはゲームの世界では無く、ゲームに似た世界なのかもしれない、、
そして、誰も攻略出来ずにバッドエンドを迎えると、魔王が降臨して世界を滅ぼそうとする。
そこでヒロインが忘れ去られた古代の魔法、光魔法を蘇らせ魔王ハデスを倒してエンディング。もしくは光魔法を発動出来ず人類滅亡と、、恐ろしい終わり方をする。
本当に乙女ゲームなのだろうか?誰もがそう思っただろう。
その魔王降臨の際にサイレーイス様とイアン様が魔王を挟む様に立っていたのを思い出す。
私、、サイレーイス様が好きだったんだわ。
彼はバッドエンドを迎えた時のみ現れるキャラなのだが、その際一言だけ言葉を発する。
「魔王様これを、、」
そう言って魔王ハデスに剣を渡すのだ。その声が聞きたくて、何度バッドエンドへ持ち込んだか分からない。
「、、なんて事なの。」
私はそう言うと、ゆっくりと目を開けた。頭が痛いのは収まっており、むしろスッキリとしていた。
思い出した瞬間は、平野帆奈の性格に引っ張られていたが、今は平野帆奈の記憶を一部引き継いだだけで、どうやら私は私のようだ。
「目が覚めましたか?」
床で倒れたはずの私が、なぜか柔らかなベッドで寝かされている事を不思議に思っていると、サイレーイス様の声が頭上より降ってきた。そちらを見れば、彼が私の顔を優しげに覗いていた。
「サイレーイス様?」
首を傾げた私を見て、サイレーイス様が呆れた様に溜め息を吐いた。
「あなたが倒れていたのを見つけたのです。」
「ここは?」
「あなた方が使っている部屋ですよ。一体どうしたのですか?」
「あっ、、」
説明しようとして口をつぐんだ。乙女ゲームの世界に転生したなどと、誰が信じるだろう。きっと気でも狂ったと思われる。
「貧血だと思います。急にクラっとしたので、、」
適当に嘘を付いて彼の視線から逃れる様に俯く。
推しが目の前で私を見つめていると思うと恥ずかしくて、、でも嬉しくて、身体が熱くなっていく。
「フローラ様なんて顔をしてるんですか?」
「えっ?」
サイレーイス様はベッドの端に座ると私に近付き頬に手を当ててきた。
顔を上げた私の顔をは馬鹿みたいに赤くなっているだろう。
「さっきの言葉を思い出したのですか?」
「さっきの言葉、、?」
先程彼が言った言葉、、
「イキ損ねてしまいました。あなたの身体を貸して頂けますか?」
そうだ、私はそう言われていた。
「違います!思い出してなんかいません!」
慌てて両手を振ったが、その手を簡単に掴まれてしまう。
「あなたは、、見た目が派手な割に、そういうコトはからっきしですね。」
彼の美しい顔がズイッと近付いてくる。
キスされる!!
そう思って目を閉じたが、彼の唇が私の唇を奪う事は無かった。
恐る恐る目を開ければ、想像していたよりも近い位置でサイレーイス様が笑っていた。
「サイレーイス、、様、、」
またからかわれたと怒ろうとして、今度こそ唇を奪われた。
「ンッ、、!」
彼の胸を押し抵抗しようとしたが、簡単に押さえ込まれてしまう。
口をギュッと引き結んだ唇をペロリと舐め、優しく食むようにキスを何度も繰り返しそしてようやく解放された。
「固い唇ですね。」
からかうように笑う彼に私は枕を投げ付けた。
「急にそんな事されれば誰だってそうなります!」
枕を上手にキャッチした彼はそれをベッドの端に置くと、優しく私の頭を撫で立ち上がった。
「では、私は忙しいのでこれで。」
「えっ?あっ、、はい。ありがとうございました。」
なぜキスされたのか、、からかわれただけだったのか、聞きたいが聞けずにただ彼を見送る。
先程メイドさんを抱いていたのを思い出せば、からかわれている可能性の方が強いだろう。
誰もいなくなった部屋で私はもう一度目を閉じた。
「光魔法、、私、習得すべきなんじゃないのかしら、、」
ハデス様を倒す気はないが、災いを跳ね除ける力がある言われる伝説の魔法。
今その力が必要な時であり、ヒロインの私ならその力を発動出来るかもしれない。
ナタリー様が旅立つまで1週間、、今更どこまで出来るか分からない。
しかし、記憶を取り戻したのだ。やれる事をやらねばきっと後悔する。
先程キスされた唇に触れながら身体を起こした。
未だ冷めぬ熱が身体の中にこもっているようだった。
「今は忘れよう。」
そう言うと、ミカエル様の元へ行くべくベッドから抜け出した。
今必要なのは魔法の鍛錬をし、魔力量を上げる事。
「ナタリー様、、」
バゼルハイド王の元へ戻るナタリー様の為に私は絶対に諦めたりしない。
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