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41話 意外な相手から指名依頼がきた。
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村中を回りケガ人を治し終え、ギルドへ向かった。
やっと本来の目的だった情報収集が出来るよ。俺の村まで魔獣が押し寄せてるって、何が起きてるんだよ。
ギルドに入ると、皆がビクッと緊張をした雰囲気で注目してきた。
そりゃコワイ思いをしたんだし、魔獣かもって思ったんだろ。ていうか、冒険者ギルドだろ? こういう時はギルド前に見張りをつけたりしないのか? 騎士とかじゃないから気が回らないのかな? 他のパーティと連帯とか無さそうだしなぁ。他のパーティへ指示をする人がいないか。いや、ギルドマスターがいるだろ?
「あ! えっと……わ、若様!!」
助けた前衛が大声で話し掛けてくると、近寄ってくるので注目をされてしまった。
「若様。無視ですか!?」
はぁ? 若様って俺のことか? 何その……恥ずかしい呼び方は!? 若様って……なに!? だれ!?
「若様って誰よ!?」
「すみません。お名前を聞いていなかったので……。あっ! 俺は、あ、ルークと言います。宜しくお願いします!」
「あ、俺はユウヤで、アリア、ミーシャの3人でパーティを組んでます。お例外はFランクとランクナシの弱小なパーティですが、宜しくお願いしますね」
それを聞いたルークのパーティの皆、周りがざわつき始めた。
「おい。聞いたか? CランクとFランクとランクなし!?俺……ランクなしのネコ耳の美少女に助けられたぞ?」
「お、俺だって負傷して隠れてたら……美少女の子に治療をしてもらって、軽々と魔法を一発で魔獣から助けてもらったぞ!」
俺達に助けれもらった人達が話し始めたらしく、ザワザワとなっているのをルークが、ニコニコしながら頷いていた。
なんでルークがニコニコして自慢気にしているんだ?
「俺達パーティは、ユウヤ様のパーティの傘下に入ることにした! この危機に対応をしようと思う! 賛同するものは俺が受け入れるぞ!」
『おぉー!! 俺達も賛同するぞ!ルーク様っ』
は? え? 傘下ってなに? ルークのパーティの方がランクが上だろ! しかも何も相談無しかよ。動きづらくなるっての! 何を目をキラキラさせて俺の指示待ちみたいな顔をしてるんだよ!
後ろに居たアリアとミーシャに相談をしようと、振り返ると同じ様にニコニコして目線が合うと、嬉しそうに微笑んできた。
「えっと……勝手に傘下に入ると宣言されても困るんですが?」
「ご迷惑でしょうか! お役に立てるよう頑張ります!……あ、その……私は、フィーナと言います」
ルークが驚いた表情をして、サラサラの青い髪を後ろで束ねた大人しそうな魔術師の女性を見つめていた。
「そうですよ! フィーの言う通りで、お役に立てるように頑張ります!」
「そうそう! 役に立てるように頑張るよっ! うん。がんばるっ!」
可愛い声で明るそうな……うん。見た目も明るくピンク色の髪の毛でポニーテールが窓から入った光でキラキラと輝き眩しく、可愛い笑顔で訴えてくる。
「あ、コイツはシルキーでシルって呼んでやってくれ。いや、呼んでやって下さい」
シルが大きくウンウンと頷いて、ピンク色の瞳を目を輝かせている。それを聞きつけてかギルドの受付の中からゴツいオッサンが出てきた。
「先程は、魔獣が村を襲い大混乱に陥り、多大な損害と被害者を出してしまった。が、ここにいる冒険者達のお陰で食い止められたと報告を受けた。無事に村は守られた! 感謝するぞ! それで……今回の討伐で活躍をしたパーティの報告も受けている。ユウヤ殿……お話があります、こちらへ」
は? 目立っているんですけど? 話ってなに? お礼で呼び出されないよねぇ。面倒事じゃなきゃ良いんだけど。
ルークの方を見ると、相変わらず笑顔で嬉しそうに頷いてるし、何なのこの人は……周りから慕われてそうだけど。
偉そうなオッサンに付いて受付の中に入ると、お姉さんが笑顔で、小さく手を振って嬉しそうだ。
豪華な応接室に入るとソファーと机が並び、奥には机と椅子があった。
応接室だと思ってたこの場所は、ギルマスの部屋か? 豪華だし……偉そうだし、このオッサンがギルマスなのか。
「どうぞ、そちらにお掛け下さい」
「はい」
三人でソファーに座ると、フカフカで高級そうな座り心地でソファーに使われている革も良い物なのか柔らかく、革の良い匂いが漂ってきた。
座るとノックする音がすると、お茶と茶菓子を持ってお姉さんが真面目な顔をして入ってくると、テーブルにお茶とお菓子を置いた。俺の目の前にお茶を置く時に目が合うと可愛い微笑みを返してくれた。
それに気付いたアリアが膝を突っついてきた。
ん? なに? え? アリアがヤキモチとか? 初めての反応で驚いた。あ、そういえば……正式? に告白というか婚約をしたんだっけ。
「この度は、村を救って頂き感謝する。それでなんだが……報告によると、南と西のダンジョンから魔物と魔獣が溢れ出しているとのことです」
「はい」
「ギルドとして正式に討伐依頼を、ユウヤ殿に指名をしたいと思います。そしてこの依頼は国王陛下の依頼でもあります」
……は? ちょ、ちょっと待って……なんで国王陛下? え? 引き受けるもなにも、そのつもりで情報を得て討伐をする気だったけどさ。
やっと本来の目的だった情報収集が出来るよ。俺の村まで魔獣が押し寄せてるって、何が起きてるんだよ。
ギルドに入ると、皆がビクッと緊張をした雰囲気で注目してきた。
そりゃコワイ思いをしたんだし、魔獣かもって思ったんだろ。ていうか、冒険者ギルドだろ? こういう時はギルド前に見張りをつけたりしないのか? 騎士とかじゃないから気が回らないのかな? 他のパーティと連帯とか無さそうだしなぁ。他のパーティへ指示をする人がいないか。いや、ギルドマスターがいるだろ?
「あ! えっと……わ、若様!!」
助けた前衛が大声で話し掛けてくると、近寄ってくるので注目をされてしまった。
「若様。無視ですか!?」
はぁ? 若様って俺のことか? 何その……恥ずかしい呼び方は!? 若様って……なに!? だれ!?
「若様って誰よ!?」
「すみません。お名前を聞いていなかったので……。あっ! 俺は、あ、ルークと言います。宜しくお願いします!」
「あ、俺はユウヤで、アリア、ミーシャの3人でパーティを組んでます。お例外はFランクとランクナシの弱小なパーティですが、宜しくお願いしますね」
それを聞いたルークのパーティの皆、周りがざわつき始めた。
「おい。聞いたか? CランクとFランクとランクなし!?俺……ランクなしのネコ耳の美少女に助けられたぞ?」
「お、俺だって負傷して隠れてたら……美少女の子に治療をしてもらって、軽々と魔法を一発で魔獣から助けてもらったぞ!」
俺達に助けれもらった人達が話し始めたらしく、ザワザワとなっているのをルークが、ニコニコしながら頷いていた。
なんでルークがニコニコして自慢気にしているんだ?
「俺達パーティは、ユウヤ様のパーティの傘下に入ることにした! この危機に対応をしようと思う! 賛同するものは俺が受け入れるぞ!」
『おぉー!! 俺達も賛同するぞ!ルーク様っ』
は? え? 傘下ってなに? ルークのパーティの方がランクが上だろ! しかも何も相談無しかよ。動きづらくなるっての! 何を目をキラキラさせて俺の指示待ちみたいな顔をしてるんだよ!
後ろに居たアリアとミーシャに相談をしようと、振り返ると同じ様にニコニコして目線が合うと、嬉しそうに微笑んできた。
「えっと……勝手に傘下に入ると宣言されても困るんですが?」
「ご迷惑でしょうか! お役に立てるよう頑張ります!……あ、その……私は、フィーナと言います」
ルークが驚いた表情をして、サラサラの青い髪を後ろで束ねた大人しそうな魔術師の女性を見つめていた。
「そうですよ! フィーの言う通りで、お役に立てるように頑張ります!」
「そうそう! 役に立てるように頑張るよっ! うん。がんばるっ!」
可愛い声で明るそうな……うん。見た目も明るくピンク色の髪の毛でポニーテールが窓から入った光でキラキラと輝き眩しく、可愛い笑顔で訴えてくる。
「あ、コイツはシルキーでシルって呼んでやってくれ。いや、呼んでやって下さい」
シルが大きくウンウンと頷いて、ピンク色の瞳を目を輝かせている。それを聞きつけてかギルドの受付の中からゴツいオッサンが出てきた。
「先程は、魔獣が村を襲い大混乱に陥り、多大な損害と被害者を出してしまった。が、ここにいる冒険者達のお陰で食い止められたと報告を受けた。無事に村は守られた! 感謝するぞ! それで……今回の討伐で活躍をしたパーティの報告も受けている。ユウヤ殿……お話があります、こちらへ」
は? 目立っているんですけど? 話ってなに? お礼で呼び出されないよねぇ。面倒事じゃなきゃ良いんだけど。
ルークの方を見ると、相変わらず笑顔で嬉しそうに頷いてるし、何なのこの人は……周りから慕われてそうだけど。
偉そうなオッサンに付いて受付の中に入ると、お姉さんが笑顔で、小さく手を振って嬉しそうだ。
豪華な応接室に入るとソファーと机が並び、奥には机と椅子があった。
応接室だと思ってたこの場所は、ギルマスの部屋か? 豪華だし……偉そうだし、このオッサンがギルマスなのか。
「どうぞ、そちらにお掛け下さい」
「はい」
三人でソファーに座ると、フカフカで高級そうな座り心地でソファーに使われている革も良い物なのか柔らかく、革の良い匂いが漂ってきた。
座るとノックする音がすると、お茶と茶菓子を持ってお姉さんが真面目な顔をして入ってくると、テーブルにお茶とお菓子を置いた。俺の目の前にお茶を置く時に目が合うと可愛い微笑みを返してくれた。
それに気付いたアリアが膝を突っついてきた。
ん? なに? え? アリアがヤキモチとか? 初めての反応で驚いた。あ、そういえば……正式? に告白というか婚約をしたんだっけ。
「この度は、村を救って頂き感謝する。それでなんだが……報告によると、南と西のダンジョンから魔物と魔獣が溢れ出しているとのことです」
「はい」
「ギルドとして正式に討伐依頼を、ユウヤ殿に指名をしたいと思います。そしてこの依頼は国王陛下の依頼でもあります」
……は? ちょ、ちょっと待って……なんで国王陛下? え? 引き受けるもなにも、そのつもりで情報を得て討伐をする気だったけどさ。
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