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37話 休日を楽しむ
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アリアが気を利かせてくれたので、俺も即席で木陰にテーブルと椅子を用意して設置をした。
アリアとミーシャが出来た料理をテーブルへ運んでくれ、豚肉の様な肉と野菜のスープと醤油の炒め物とサラダとデザート付きだ。
醤油の炒め物の醤油は、この世界に醤油が無かったので我慢できずにイメージで出したら、アリアが気に入ってしまったので常備されている。その醤油は、ミーシャも気に入ってるらしく毎回美味しそうに食べている。
外のテーブルに美味しそうな食事が並び、可愛い女の子が目の前に並び、その後ろにはキレイで吸い込まれそうな青空の中を流れる白い雲が美しい。この状況で食べる昼食が美味しくない訳がない。
「天気の良い日に、外で食べる食事は美味しいな」
「わたしは……ユウくんと一緒に食べられれば嬉しいかなぁ」
「わたしも、ユウちゃんと食べられれば幸せー」
二人には景色の美しさが分からないのか、俺を喜ばせようとしているのか分からないけど、そう言われると悪い気はしない。
焼き立てのパンは、時間のある時に3人で大量に作り、敷地内に大きなカマドをイメージで出し大量に焼いた物だ。収納に仕舞っておけば焼きたての熱々を、いつでも食べられ便利過ぎる。カマドは、大きくて邪魔なので使い終わったら収納回収をした。
パンは、外はカリッと中はふわっとして、甘いパンの香りと湯気が出た。口の中に広がる甘いパンの味とバターのコクと風味が美味しい。
そこに醤油で炒めた甘辛い肉を頬張り、噛むと肉汁が溢れ出し、醤油と絶妙な甘さとマッチしてパンとよく合い食事が進む。
「いつも、アリアの作る食事は美味しいな」
「もぉ! わたしも手伝ってるーっ」
ムスッとした表情でアピールしてきた。手伝っている事は事実で、野菜の皮むきにカットを手伝っている。最近では、次工程の準備まで出来るようになっている。そう考えると、そろそろミーシャだけでも作れる日が近いのかな?
「うん、知ってるよ。どんどんと成長してきて、そろそろ味付けとか教えて貰う日が近くなってきたんじゃない?」
「ん……まだムリぃー!」
ん? 喜んでアリアにお願いをするかと思ったら目を逸らして否定をしてきた? ……さては、もう試したっぽいなぁ。アリアは、何も言わずに微笑んでるだけだし。普段なら「うん。アリアちゃんにも味付けを覚えてもらおうかなぁ」というと思うけど。
「時間は、あるんだしゆっくり覚えれば良いよ」
「うん。そうだよねー。がんばるー」
「ね? だから言ったでしょ? ゆっくりで良いんだよ」
「うんっ」
うん。どうやら俺の予想は当たっていたらしい。
「今日は、討伐とか行かないから、ゆっくり休んでな」
「えー夜にダンジョンじゃないのー?」
おいおい……せっかく昼夜逆転を直したのに? 勘弁して下さい。それにアリアまでガッカリした表情をしないで……
「……分かったよ。ダンジョンは行かないけど、周りの魔獣と魔物の討伐を少しだけするかぁ」
「やったっ。それで良いよー♪」
「うん。わたしも行くね」
「そりゃぁ。当然、パーティなんだから3人は、いつも一緒だろ」
「そうだね。一緒にいようね」
「うん。いっしょー!」
美味しく楽しい食事が終わり、作業の続きを続けた。
午後からの作業を初めますか~肥料の鶏糞とか牛糞や肥料を入れてたら落ち着かせるまで待つ方が良いって聞いたことあるけど……肥料は入ってないし別に良いか。
野菜の種を一定の間隔で植えていく作業を……収納の機能と転移で種まきを一瞬で終わらせた。ズルだよな……午後の作業が殆んど終わっちゃったよ。あとは水撒きか……これもウォーターボールを雨状に変化させて水やり終了だな。
水やりをすると土の香りが漂ってきてホッとする香りで好きだなぁ。結界のお陰で、獣害対策、害虫対策も必要ないし完全に無農薬栽培だな。
新しくコンポストでも作っておくかぁ~
森の方に、収納で集めた枯れ葉をドバっと入れてウォーターボールで湿らせてミミズ入の土を混ぜ込んで、昼食作りで出た野菜クズを入れておいて放置で良いだろ。
家に戻ると、3時のおやつ作りをもう初めているようで、甘い香りが部屋中に漂っていてお腹が空いてくる。
「いい匂いだな~」
「うん。いい匂いー。これ好きー」
「この匂いは……アップルパイじゃないか? シナモンの良い匂いがするし」
「わぁっ。良く分かったねっ♪ あたりだよっ!?」
アリアが、手を止めて本当に驚いた表情をして俺を見つめていた。
え? そんなに驚くことなのか? リンゴとシナモンの香りといえばアップルパイくらいしか知らないんだけど? リンゴの中に砂糖や蜂蜜シナモンを入れて焼いたのは知ってるけど……それくらいしか知らない。しかもここは異世界なんだし。あ、そもそもここは異世界で……って、前に作ってくれてるし、分かるだろ。
2人で洗い物の続きをしているという事は、もう焼いてるのかな?
焼き終わるまでソファーの定位置に座って待つことにした。洗い物を終えたミーシャが近づいてくると、当然のように俺の膝の上に首の後ろに腕を回し横向きに座ってきた。
アリアとミーシャが出来た料理をテーブルへ運んでくれ、豚肉の様な肉と野菜のスープと醤油の炒め物とサラダとデザート付きだ。
醤油の炒め物の醤油は、この世界に醤油が無かったので我慢できずにイメージで出したら、アリアが気に入ってしまったので常備されている。その醤油は、ミーシャも気に入ってるらしく毎回美味しそうに食べている。
外のテーブルに美味しそうな食事が並び、可愛い女の子が目の前に並び、その後ろにはキレイで吸い込まれそうな青空の中を流れる白い雲が美しい。この状況で食べる昼食が美味しくない訳がない。
「天気の良い日に、外で食べる食事は美味しいな」
「わたしは……ユウくんと一緒に食べられれば嬉しいかなぁ」
「わたしも、ユウちゃんと食べられれば幸せー」
二人には景色の美しさが分からないのか、俺を喜ばせようとしているのか分からないけど、そう言われると悪い気はしない。
焼き立てのパンは、時間のある時に3人で大量に作り、敷地内に大きなカマドをイメージで出し大量に焼いた物だ。収納に仕舞っておけば焼きたての熱々を、いつでも食べられ便利過ぎる。カマドは、大きくて邪魔なので使い終わったら収納回収をした。
パンは、外はカリッと中はふわっとして、甘いパンの香りと湯気が出た。口の中に広がる甘いパンの味とバターのコクと風味が美味しい。
そこに醤油で炒めた甘辛い肉を頬張り、噛むと肉汁が溢れ出し、醤油と絶妙な甘さとマッチしてパンとよく合い食事が進む。
「いつも、アリアの作る食事は美味しいな」
「もぉ! わたしも手伝ってるーっ」
ムスッとした表情でアピールしてきた。手伝っている事は事実で、野菜の皮むきにカットを手伝っている。最近では、次工程の準備まで出来るようになっている。そう考えると、そろそろミーシャだけでも作れる日が近いのかな?
「うん、知ってるよ。どんどんと成長してきて、そろそろ味付けとか教えて貰う日が近くなってきたんじゃない?」
「ん……まだムリぃー!」
ん? 喜んでアリアにお願いをするかと思ったら目を逸らして否定をしてきた? ……さては、もう試したっぽいなぁ。アリアは、何も言わずに微笑んでるだけだし。普段なら「うん。アリアちゃんにも味付けを覚えてもらおうかなぁ」というと思うけど。
「時間は、あるんだしゆっくり覚えれば良いよ」
「うん。そうだよねー。がんばるー」
「ね? だから言ったでしょ? ゆっくりで良いんだよ」
「うんっ」
うん。どうやら俺の予想は当たっていたらしい。
「今日は、討伐とか行かないから、ゆっくり休んでな」
「えー夜にダンジョンじゃないのー?」
おいおい……せっかく昼夜逆転を直したのに? 勘弁して下さい。それにアリアまでガッカリした表情をしないで……
「……分かったよ。ダンジョンは行かないけど、周りの魔獣と魔物の討伐を少しだけするかぁ」
「やったっ。それで良いよー♪」
「うん。わたしも行くね」
「そりゃぁ。当然、パーティなんだから3人は、いつも一緒だろ」
「そうだね。一緒にいようね」
「うん。いっしょー!」
美味しく楽しい食事が終わり、作業の続きを続けた。
午後からの作業を初めますか~肥料の鶏糞とか牛糞や肥料を入れてたら落ち着かせるまで待つ方が良いって聞いたことあるけど……肥料は入ってないし別に良いか。
野菜の種を一定の間隔で植えていく作業を……収納の機能と転移で種まきを一瞬で終わらせた。ズルだよな……午後の作業が殆んど終わっちゃったよ。あとは水撒きか……これもウォーターボールを雨状に変化させて水やり終了だな。
水やりをすると土の香りが漂ってきてホッとする香りで好きだなぁ。結界のお陰で、獣害対策、害虫対策も必要ないし完全に無農薬栽培だな。
新しくコンポストでも作っておくかぁ~
森の方に、収納で集めた枯れ葉をドバっと入れてウォーターボールで湿らせてミミズ入の土を混ぜ込んで、昼食作りで出た野菜クズを入れておいて放置で良いだろ。
家に戻ると、3時のおやつ作りをもう初めているようで、甘い香りが部屋中に漂っていてお腹が空いてくる。
「いい匂いだな~」
「うん。いい匂いー。これ好きー」
「この匂いは……アップルパイじゃないか? シナモンの良い匂いがするし」
「わぁっ。良く分かったねっ♪ あたりだよっ!?」
アリアが、手を止めて本当に驚いた表情をして俺を見つめていた。
え? そんなに驚くことなのか? リンゴとシナモンの香りといえばアップルパイくらいしか知らないんだけど? リンゴの中に砂糖や蜂蜜シナモンを入れて焼いたのは知ってるけど……それくらいしか知らない。しかもここは異世界なんだし。あ、そもそもここは異世界で……って、前に作ってくれてるし、分かるだろ。
2人で洗い物の続きをしているという事は、もう焼いてるのかな?
焼き終わるまでソファーの定位置に座って待つことにした。洗い物を終えたミーシャが近づいてくると、当然のように俺の膝の上に首の後ろに腕を回し横向きに座ってきた。
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