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アルム王国
バカな上級貴族の暴走。
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ムッとした表情で睨まれたけど俺の話を聞くと偉そうな上級貴族を名乗る男が考え出した。
「そうだな・・・全員参加で見に行くぞ!」
隊列を組み移動するけど・・・完全に俺は護衛対象扱いではなく最後尾に付けられ下っ端の扱いになっていた。良いんだけどね・・・
しばらく移動をして交戦中の音が聞こえる方へ隠れながら向かって行った。しばらく隠れつつ慎重に移動をして、戦闘している現場の近くの茂みを見つけ隠れて様子を伺っていると、モンスターは大型で2足歩行をしていて武器を構えていて普通ではないモンスターだった。騎士の半数は負傷をして戦線を離脱して撤退準備をして待機していた。
それを見た上級貴族の男の顔が輝き始めた。あ~これって・・・自分が参加してモンスターを倒して手柄を上げてやるって考えているよね・・・自分の実力を完全に無視した感じだよな。まぁ・・止めても説得しても無駄だな・・・死にたいなら死んでくれ。
チャンスを伺っている様で・・・モンスターに騎士が5人同時に攻撃を仕掛けて吹き飛ばされると、上級貴族の男がチャンスだと思い立ち上がり指示を出した。
「よし!行くぞお前ら!俺に続け~!」
は?意味が分からん・・・作戦は?話し合いは?行くぞと言われても、どこに行くの?ここから出て考えなしに突っ込んで攻撃をするのか?まさかな?ちゃんと考えがあるんだろ?
上級貴族の男が剣を構えて飛び出して、先陣を切ってモンスターへ向かって行くのを騎士団長が見つけると駆け寄り殴り飛ばした。
「貴様!何をしている!」
「え?あ・・・その・・待機をしていた場所にモンスターが現れ移動をして来ました」
「その護衛対象と一緒に、この戦闘をしている場所へ来て・・・突撃してくるとはバカなのか?死にたいのか?それに任務放棄、護衛対象を危険にさらすとはな・・・お前達が反対をしなかったのか?」
怒りの表情で騎士団長が、他の騎士たちの方を向いて聞いてきた。
「意見を致しましたが・・・身分差を弁えろと言われ何も言えませんでした」
「そうだよな?身分差を弁えてもらわねければ困る。それでここで一番身分が高いのは誰だ?」
「騎士団長です・・・」
「その私が、護衛対象を護れと命じていたのだが?」
そんな話をしてる場合なのか?その間にも仲間を削られてるんだけど良いのか?
モンスターが槍の武器を振り回しブオーンっ!ブオーンっ!と轟音を立てながら向かってくる騎士団の騎士を軽々と弾き飛ばしていた。
死者は殆ど出てない様で退却してるっぽいね・・・放っておいたらこの国が終わりそうか・・・この王国の精鋭と言われている騎士団でも敵わなそうだし。
「はぁ~見学だけだって言われてたんだけどな~」
「おいっ!貴様!護衛対象が勝手に動かれては困る!大人しく隠れていろ!」
「隠れていても無駄でしょ・・・全滅するよ?あんたこそ死にたいの?隠れていろって言う事は討伐が出来る自信でもあるの?隠れていれば助かる?」
「だが・・・俺達騎士団は、お前よりは強く。お前と、この王国を守る責任がある」
騎士団長は真面目で責任感が強く良い人っぽいね。でも・・・下の配下まで教育が出来ていないのが問題だね・・・それに騎士団や軍で階級社会は良いけど貴族の階級と騎士団、軍の階級が混在していると、貴族の階級より騎士団、軍の階級を優先するとハッキリさせてないと簡単に全滅するな。何も知らない上級貴族が自分の手柄を優先して暴走して闇雲に突撃させるとか・・・
「そうだね・・・でも騎士団は瀕死の状態じゃん。帰る準備をしておきなよ」
騎士団長が、意味が分からないといった表情で俺を見つめていた。
「まあ・・・コイツを倒してからでも帰る準備は良いか」
収納から剣を取り出すと、少しだけ制限を解除するイメージをすると力が漲る感じがすると、普通の人間には分からない様だが、モンスターが怯み後ずさりをした。途中で諦めたのか、覚悟を決めたのか立ち止まった。モンスターに向かい歩いて行くとトカゲのモンスターの間合いに入ると武器で攻撃を仕掛けて来ると見せかけて尻尾で攻撃をしてきた。
「おい!強力な尻尾の攻撃が来るぞ!!死ぬぞ~避けろっ!」
騎士団長が仲間を同じ攻撃で何度も吹き飛ばした攻撃なのか心配をして尻尾の攻撃が来ることを教えてくれた。
ブンッ! ガシッ!
勢いのある尻尾の不意打ちの攻撃をモンスターから目を離さずにビクリとも動かずに片手で受け止めた。
「あ~これくらい大丈夫ですよ。慣れてるんで・・・」
「貴様・・・いや貴方は誰なのですか?」
「あの・・・戦闘中なんですけど・・・」
「し、失礼しましたっ!」
当然、話してる最中に直ぐに、もう一発尻尾の攻撃をしてきた。
ブンッ!! シュ!シュ!
振られた尻尾を剣で切り刻むと慌てたモンスターが槍の武器を振り回して攻撃を仕掛けて来た。
ブオーンっ!ブオーンっ!ガキンっ!ガキーンっ! シュ! シュパッ! シュパーン!
槍の攻撃を受け、次の攻撃を弾き武器を持っていた腕を斬り落とし、防御がガラ空きとなった体を斬り・・・魔石を収納して、こちらに倒れてくるモンスターに止めを刺すのに首を斬り落とした。
「さ。終わったから帰りますか~」
「そうだな・・・全員参加で見に行くぞ!」
隊列を組み移動するけど・・・完全に俺は護衛対象扱いではなく最後尾に付けられ下っ端の扱いになっていた。良いんだけどね・・・
しばらく移動をして交戦中の音が聞こえる方へ隠れながら向かって行った。しばらく隠れつつ慎重に移動をして、戦闘している現場の近くの茂みを見つけ隠れて様子を伺っていると、モンスターは大型で2足歩行をしていて武器を構えていて普通ではないモンスターだった。騎士の半数は負傷をして戦線を離脱して撤退準備をして待機していた。
それを見た上級貴族の男の顔が輝き始めた。あ~これって・・・自分が参加してモンスターを倒して手柄を上げてやるって考えているよね・・・自分の実力を完全に無視した感じだよな。まぁ・・止めても説得しても無駄だな・・・死にたいなら死んでくれ。
チャンスを伺っている様で・・・モンスターに騎士が5人同時に攻撃を仕掛けて吹き飛ばされると、上級貴族の男がチャンスだと思い立ち上がり指示を出した。
「よし!行くぞお前ら!俺に続け~!」
は?意味が分からん・・・作戦は?話し合いは?行くぞと言われても、どこに行くの?ここから出て考えなしに突っ込んで攻撃をするのか?まさかな?ちゃんと考えがあるんだろ?
上級貴族の男が剣を構えて飛び出して、先陣を切ってモンスターへ向かって行くのを騎士団長が見つけると駆け寄り殴り飛ばした。
「貴様!何をしている!」
「え?あ・・・その・・待機をしていた場所にモンスターが現れ移動をして来ました」
「その護衛対象と一緒に、この戦闘をしている場所へ来て・・・突撃してくるとはバカなのか?死にたいのか?それに任務放棄、護衛対象を危険にさらすとはな・・・お前達が反対をしなかったのか?」
怒りの表情で騎士団長が、他の騎士たちの方を向いて聞いてきた。
「意見を致しましたが・・・身分差を弁えろと言われ何も言えませんでした」
「そうだよな?身分差を弁えてもらわねければ困る。それでここで一番身分が高いのは誰だ?」
「騎士団長です・・・」
「その私が、護衛対象を護れと命じていたのだが?」
そんな話をしてる場合なのか?その間にも仲間を削られてるんだけど良いのか?
モンスターが槍の武器を振り回しブオーンっ!ブオーンっ!と轟音を立てながら向かってくる騎士団の騎士を軽々と弾き飛ばしていた。
死者は殆ど出てない様で退却してるっぽいね・・・放っておいたらこの国が終わりそうか・・・この王国の精鋭と言われている騎士団でも敵わなそうだし。
「はぁ~見学だけだって言われてたんだけどな~」
「おいっ!貴様!護衛対象が勝手に動かれては困る!大人しく隠れていろ!」
「隠れていても無駄でしょ・・・全滅するよ?あんたこそ死にたいの?隠れていろって言う事は討伐が出来る自信でもあるの?隠れていれば助かる?」
「だが・・・俺達騎士団は、お前よりは強く。お前と、この王国を守る責任がある」
騎士団長は真面目で責任感が強く良い人っぽいね。でも・・・下の配下まで教育が出来ていないのが問題だね・・・それに騎士団や軍で階級社会は良いけど貴族の階級と騎士団、軍の階級が混在していると、貴族の階級より騎士団、軍の階級を優先するとハッキリさせてないと簡単に全滅するな。何も知らない上級貴族が自分の手柄を優先して暴走して闇雲に突撃させるとか・・・
「そうだね・・・でも騎士団は瀕死の状態じゃん。帰る準備をしておきなよ」
騎士団長が、意味が分からないといった表情で俺を見つめていた。
「まあ・・・コイツを倒してからでも帰る準備は良いか」
収納から剣を取り出すと、少しだけ制限を解除するイメージをすると力が漲る感じがすると、普通の人間には分からない様だが、モンスターが怯み後ずさりをした。途中で諦めたのか、覚悟を決めたのか立ち止まった。モンスターに向かい歩いて行くとトカゲのモンスターの間合いに入ると武器で攻撃を仕掛けて来ると見せかけて尻尾で攻撃をしてきた。
「おい!強力な尻尾の攻撃が来るぞ!!死ぬぞ~避けろっ!」
騎士団長が仲間を同じ攻撃で何度も吹き飛ばした攻撃なのか心配をして尻尾の攻撃が来ることを教えてくれた。
ブンッ! ガシッ!
勢いのある尻尾の不意打ちの攻撃をモンスターから目を離さずにビクリとも動かずに片手で受け止めた。
「あ~これくらい大丈夫ですよ。慣れてるんで・・・」
「貴様・・・いや貴方は誰なのですか?」
「あの・・・戦闘中なんですけど・・・」
「し、失礼しましたっ!」
当然、話してる最中に直ぐに、もう一発尻尾の攻撃をしてきた。
ブンッ!! シュ!シュ!
振られた尻尾を剣で切り刻むと慌てたモンスターが槍の武器を振り回して攻撃を仕掛けて来た。
ブオーンっ!ブオーンっ!ガキンっ!ガキーンっ! シュ! シュパッ! シュパーン!
槍の攻撃を受け、次の攻撃を弾き武器を持っていた腕を斬り落とし、防御がガラ空きとなった体を斬り・・・魔石を収納して、こちらに倒れてくるモンスターに止めを刺すのに首を斬り落とした。
「さ。終わったから帰りますか~」
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