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女神のサーシャ
ユフィーと、こっそりと山の露天風呂に入りに行く。
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余計な事をを言っちゃったかも・・・
「あ、まあ・・・そうだな・・・多分」
「多分なの?え?けっこんしてくれないの?」
ユフィが驚いた顔をして振り向くと目を潤ませていた。
「するけど・・・一緒にお風呂に入ってお父さんに怒られないかと心配になったんだけど・・・」
「大丈夫だよ~お父さんがお兄ちゃんの言う事をちゃんと聞きなさいって言ってたもんっ」
これは断りづらいなぁ~俺から誘ったし・・・今更断れないか・・・サーシャを誘って面倒を見てもらうってのは?面倒を見てくれるかな~?微妙か・・・
「じゃあ・・・夜に行くか・・・」
夜で暗いしお互いに裸は見られないだろ・・・
「はぁ~い」
「ん・・・他の子には内緒ね」
ミリアとシャルも知ったら付いてくるって言うと思うし・・・一緒にお風呂に入るのはダメだろ。それに・・・目的地の山まで馬車で移動で山に着いたら歩きで移動でモンスターとの戦いが多くなって更に時間が掛かっちゃう。
「なんで~?」
「人数が増えると馬車で移動しないといけなくなって遅くなるからな~それにダメって言われると思うぞ・・・ミリアに」
「言わないっ!内緒にする!」
両手を口に当てて喋らないと可愛くジェスチャーをしてきて、ニコニコしていて楽しみにしている様子なので連れて行くしか無い。
夕食を食べ終わり、皆が寝た頃にコッソリとユフィの部屋に入ると、パジャマでは無くお出かけ用の服に着替えて寝ていた。
「おぉ~い。ユフィ~出掛けるぞ~」
と言いながらユフィの頬を突っつき、ぷにぷにっ♡と柔らかくて気持が良い感触だった。
「うぅ~ん・・・もう朝ですかぁ・・・ふぁ~・・・お、お兄ちゃんっ?」
「出掛けるぞ?」
眠そうにしていたユフィが露天風呂を思い出したのか、目を覚まして元気に起き上がり抱き着いてきた。
「お兄ちゃんっ♪」
「あ、そのまま、しがみついてて」
「え?は、はいっ」
窓を開けると不思議そうな顔をしていて、そのまま窓に足を掛けると夜空に向かうように跳躍して広い屋敷の敷地外に着地をすると。
「きゃぁ!死んだかと・・・思いましたぁ・・・」
ユフィが涙目で震えていて必死でしがみついていた。
「悪い。悪い。良く叫ばなかったな~偉いな!」
「・・・恐怖で声も出なかったよっ・・・」
「あぁ・・・そっか~ここからは走って向かうな~」
「はぁ~い」
走り出すとユフィが恐がらない程度で走り出して徐々に速度を上げていき収納から剣を出して帯剣をしておいた。
「山道に入るとモンスターが出るけど大丈夫だから安心してな~暴れたり逃げようとしないでよ」
「は、はい・・・」
山道に辿り着きユフィを抱えて片手には剣を握りモンスターが現れた。
シュッ! シュパンッ!
剣を片手で枝を扱う様に、現れるモンスターを切り刻み魔石を回収して進んで行った。今ならモンスターを相手をしないで、素通り出来る素早さを持っているけど・・・ユフィを抱えてその動きをするとジェットコースターの様なジグザグに動き跳躍したりする動きになってしまうので、恐怖でトラウマになっても帰りに困るしなぁ・・・帰って膝の上に座ってくれなくなるのも寂しい。
それでも通常の速さでは無く、普通の人が平地を全力で走る以上のスピードでモンスターを倒しながら暗い夜の山道を駆け上がっていた。
「あ、もう着くよ」
「早いです~♪すごぉ~いっ」
ユフィはスピードに慣れたのかな?暗いし抱きかかえているのでモンスターが現れてるのを気付いていないっぽいな。
「着いたよ~」
ユフィを降ろすと真っ暗闇で何も見えずに俺の服を掴み不安そうな表情をしていた。
「・・・暗くて何も見えないよ・・・」
「そっか~ちょっと待ってて」
周りを明るく照らしてくれるライトのアイテムを出すと回りが明るく照らされた。
「わぁ~ホントにお外に大きなお風呂がある~♪」
早速、服を脱ぎ洗浄魔法でキレイにしてから一人で湯に浸かった。はぁ・・・やっぱり温泉は最高だね~
「お兄ちゃん・・・わたしも入って良いのかな?」
「温泉に入りに来たんだから入って良いんじゃない?回りには人は居ないし大丈夫だよ」
「わぁ~いっ♪」
服を脱ぎだして裸になったので洗浄魔法を掛けて隣に座ってきた。
「お兄ちゃんの魔法すごいっ!お肌すべすべできれいになったっ!それに良い匂い♪」
「あれ?バレちゃった?」
「えへへ・・・♪魔力感知できるんだ~すごいでしょ~」
え?マジで?それはすごい・・・って事はさっきのモンスターにも気付いてて大人しくしてくれてたのか・・・
「お湯の温度もちょうどいいね~気持ち良いね~♪」
「広くて最高じゃない?景色も・・・あ・・・夜だから分からないか」
「お兄ちゃんとお風呂に入れて嬉しいっ♡」
そういえば今日はさすがに・・・ミリアのお父さんは現れないか~まあ・・・皇帝だし俺と違って忙しいか。
「お兄ちゃん探検してくる~」
「え?遠くに行かないでよ?お風呂から出ないでよ!」
温泉にバリアを張っておいたので不審者やモンスターは近寄れないし不可視化効果も付けているので俺達は見れなくなった。
「あ、まあ・・・そうだな・・・多分」
「多分なの?え?けっこんしてくれないの?」
ユフィが驚いた顔をして振り向くと目を潤ませていた。
「するけど・・・一緒にお風呂に入ってお父さんに怒られないかと心配になったんだけど・・・」
「大丈夫だよ~お父さんがお兄ちゃんの言う事をちゃんと聞きなさいって言ってたもんっ」
これは断りづらいなぁ~俺から誘ったし・・・今更断れないか・・・サーシャを誘って面倒を見てもらうってのは?面倒を見てくれるかな~?微妙か・・・
「じゃあ・・・夜に行くか・・・」
夜で暗いしお互いに裸は見られないだろ・・・
「はぁ~い」
「ん・・・他の子には内緒ね」
ミリアとシャルも知ったら付いてくるって言うと思うし・・・一緒にお風呂に入るのはダメだろ。それに・・・目的地の山まで馬車で移動で山に着いたら歩きで移動でモンスターとの戦いが多くなって更に時間が掛かっちゃう。
「なんで~?」
「人数が増えると馬車で移動しないといけなくなって遅くなるからな~それにダメって言われると思うぞ・・・ミリアに」
「言わないっ!内緒にする!」
両手を口に当てて喋らないと可愛くジェスチャーをしてきて、ニコニコしていて楽しみにしている様子なので連れて行くしか無い。
夕食を食べ終わり、皆が寝た頃にコッソリとユフィの部屋に入ると、パジャマでは無くお出かけ用の服に着替えて寝ていた。
「おぉ~い。ユフィ~出掛けるぞ~」
と言いながらユフィの頬を突っつき、ぷにぷにっ♡と柔らかくて気持が良い感触だった。
「うぅ~ん・・・もう朝ですかぁ・・・ふぁ~・・・お、お兄ちゃんっ?」
「出掛けるぞ?」
眠そうにしていたユフィが露天風呂を思い出したのか、目を覚まして元気に起き上がり抱き着いてきた。
「お兄ちゃんっ♪」
「あ、そのまま、しがみついてて」
「え?は、はいっ」
窓を開けると不思議そうな顔をしていて、そのまま窓に足を掛けると夜空に向かうように跳躍して広い屋敷の敷地外に着地をすると。
「きゃぁ!死んだかと・・・思いましたぁ・・・」
ユフィが涙目で震えていて必死でしがみついていた。
「悪い。悪い。良く叫ばなかったな~偉いな!」
「・・・恐怖で声も出なかったよっ・・・」
「あぁ・・・そっか~ここからは走って向かうな~」
「はぁ~い」
走り出すとユフィが恐がらない程度で走り出して徐々に速度を上げていき収納から剣を出して帯剣をしておいた。
「山道に入るとモンスターが出るけど大丈夫だから安心してな~暴れたり逃げようとしないでよ」
「は、はい・・・」
山道に辿り着きユフィを抱えて片手には剣を握りモンスターが現れた。
シュッ! シュパンッ!
剣を片手で枝を扱う様に、現れるモンスターを切り刻み魔石を回収して進んで行った。今ならモンスターを相手をしないで、素通り出来る素早さを持っているけど・・・ユフィを抱えてその動きをするとジェットコースターの様なジグザグに動き跳躍したりする動きになってしまうので、恐怖でトラウマになっても帰りに困るしなぁ・・・帰って膝の上に座ってくれなくなるのも寂しい。
それでも通常の速さでは無く、普通の人が平地を全力で走る以上のスピードでモンスターを倒しながら暗い夜の山道を駆け上がっていた。
「あ、もう着くよ」
「早いです~♪すごぉ~いっ」
ユフィはスピードに慣れたのかな?暗いし抱きかかえているのでモンスターが現れてるのを気付いていないっぽいな。
「着いたよ~」
ユフィを降ろすと真っ暗闇で何も見えずに俺の服を掴み不安そうな表情をしていた。
「・・・暗くて何も見えないよ・・・」
「そっか~ちょっと待ってて」
周りを明るく照らしてくれるライトのアイテムを出すと回りが明るく照らされた。
「わぁ~ホントにお外に大きなお風呂がある~♪」
早速、服を脱ぎ洗浄魔法でキレイにしてから一人で湯に浸かった。はぁ・・・やっぱり温泉は最高だね~
「お兄ちゃん・・・わたしも入って良いのかな?」
「温泉に入りに来たんだから入って良いんじゃない?回りには人は居ないし大丈夫だよ」
「わぁ~いっ♪」
服を脱ぎだして裸になったので洗浄魔法を掛けて隣に座ってきた。
「お兄ちゃんの魔法すごいっ!お肌すべすべできれいになったっ!それに良い匂い♪」
「あれ?バレちゃった?」
「えへへ・・・♪魔力感知できるんだ~すごいでしょ~」
え?マジで?それはすごい・・・って事はさっきのモンスターにも気付いてて大人しくしてくれてたのか・・・
「お湯の温度もちょうどいいね~気持ち良いね~♪」
「広くて最高じゃない?景色も・・・あ・・・夜だから分からないか」
「お兄ちゃんとお風呂に入れて嬉しいっ♡」
そういえば今日はさすがに・・・ミリアのお父さんは現れないか~まあ・・・皇帝だし俺と違って忙しいか。
「お兄ちゃん探検してくる~」
「え?遠くに行かないでよ?お風呂から出ないでよ!」
温泉にバリアを張っておいたので不審者やモンスターは近寄れないし不可視化効果も付けているので俺達は見れなくなった。
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