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ミレーナ王国
ミレーナ王国の領主会議に手違いで参加してしまった。
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テーブルに戻るとニコニコした二人に見つめれて少し照れるなぁ・・・
「この後に領主会議が、ありますのでご挨拶をお願いしたいのですが・・・宜しいでしょうか?」
「挨拶くらいなら良いですけれど・・・会議には参加は致しませんわよ」
「はい。有難う御座います」
また面倒そうな会議に呼ばれてるんだな・・・ミリアも大変だなぁ・・・
「ユウ兄・・・おしっこ行きたい・・・」
「あ、良いけど・・・場所知らないけど」
「ミリシス!お客様に失礼だぞ!」
「あ、俺もついでにトイレに行ってくるから良いですよ」
「わぁ~い。一緒にいこ~」
ユリシスの案内でトイレに行くとユフィリスが弟を睨んでいたけど・・・ユフィリスのトイレに一緒には行けないぞ。
トイレが終わりミリシスを抱っこして歩いていると・・・
「ユウ兄~こっちで皆集まってるんだよ~」
「ん?集まってるって?」
「お父様とか~」
ミリアが挨拶するって場所かな?部屋の前を通ると兵士に案内をされた・・・
「遅いですよ!そろそろ始まりますのでお席にお着き下さい」
「え?あ、違いますって・・・」
空いている椅子に座らせられた・・・
「どこの領主だか知らないが遅すぎるぞ!しかも・・・小さな弟まで領主会議に連れてくるなんて領主会議を何だと思っているのだ!」
近くに居た領主達に睨まれた・・・
何で、こうなるんだ?今更、出ていけなくなってるじゃん・・・
「ユウ兄と一緒で嬉し~い♪」
ミリシスを膝の上に乗せて椅子に座っているとミリシスが寝てしまったので・・・更に動けなくなった。
「国王様は、まだなのか?」
「遅いな・・・」
あ~・・・きっと俺達の帰りを待っててくれてるんだろうな・・・多分。
「遅いぞっ!」
気が短そうな貴族が大声をあげるとミリシスがビクッ!と驚いて泣き出した。
うわっ!気不味い・・・皆に注目されて文句を言われ始めた。
「貴様・・・領主会議に子供を連れてくるなんてバカにしているのか?メイドを雇う金も無い領地のか?」
「頭も悪そうで、気の弱そうな子供だな・・・」
こいつら王子を知らないのか?この貴族達は大丈夫なのか?言い返そうと思っていたら国王が入ってきたので起立をして国王が座ると皆が着席をして会議が始まった・・・
うわ。出るタイミングが無くなったんだけど。
ん?何だか税金がモンスターの出現で不作で税収が減ったとか・・・モンスターの出現で物流が減って税収が減ったとか言い出して国王は納得してしまっている・・・王様は優しすぎじゃない?なんとなくシャルに似ていて、この王様は優しいオーラしか出ていない気がするぞ。
おいおい・・・ギルドに依頼とか出してるのか?確認してから納得してくれよ。豪華な服を着てるし・・・税収が減ったら、その服を売ってモンスターの討伐の報酬にすれば良いんじゃないの?
ガヤガヤと貴族が好き勝手な発言をして騒いでいると扉が開き貴族達が不快そうな表情、怒った表情で振り向いた。
国王と貴族の会議中に扉を開く不敬で礼儀知らずな者が王城に入れる訳が無く、扉の前には兵士が2人常駐している扉が開き豪華なティアラを付けたミリアが入ってくると、騒いでいた貴族達が黙り緊張をした表情となり、国王が起立をして頭を下げると貴族達も同じ行動をして頭を下げた。
「会議が随分と盛り上がっていた様ですが?」
ミリアが国王が座っていた豪華な椅子に座ると国王は隣に用意をされた同じ様な豪華な椅子に座り貴族達も着席すると静まり返り誰も発言をしなかった。
何この違いは・・・さっきまで好き放題言っていたのに・・・って言えるわけ無いか。
「ユウ兄!外で遊ぼう?」
静まり返っている部屋に子供の声が響いて俺達の方を怒った表情で見てきた・・・
「す、すみません!皇女殿下・・・礼儀知らずな田舎貴族が参加をしていまして・・・すぐに追い出しますので。オイ!うるさいガキを連れて、すぐに立ち去れ!」
上級貴族っぽい男が俺に向かって怒鳴ってきた。
「は~い・・・すみませんね~すぐに出ていきますよ。また後でねミリアと国王様~」
ミリシスを抱えて立ち上がるとミリアと国王が立ち上がって驚いた表情をしていた。
「ユウヤ様・・・何故こちらに?お待ちしていましたのに・・・?」
「ミリシス!ここには入ったらダメだと言っておいただろ。ユウヤ様、ミリシスがご迷惑をお掛けしまして申し訳ない」
貴族達が気不味い表情になり・・・黙り込んだが上級貴族の男が臆せずに聞いてきた。
「その・・・男は何方様でしょうか?」
「ユウヤ様に失礼な事を言う、貴方には関係のない事ですわ!」
ミリアが不快そうに睨みつけると立って発言をしていたが黙って座り込むと、気不味そうな表情をした国王が兵を呼んだ。
「丁重に・・・ユウヤ様とミリシスを応接室までご案内をせよ」
あぁ・・・聞かれちゃ不味い税金を払えないとか言う事を話してたからな・・・でも、聞かれちゃ不味いと思うより、貴族に強く言えない国王の方こそ不味いと思うけど?それに貴族も税金を払いたくないって思ってるらしいけど・・・
「この後に領主会議が、ありますのでご挨拶をお願いしたいのですが・・・宜しいでしょうか?」
「挨拶くらいなら良いですけれど・・・会議には参加は致しませんわよ」
「はい。有難う御座います」
また面倒そうな会議に呼ばれてるんだな・・・ミリアも大変だなぁ・・・
「ユウ兄・・・おしっこ行きたい・・・」
「あ、良いけど・・・場所知らないけど」
「ミリシス!お客様に失礼だぞ!」
「あ、俺もついでにトイレに行ってくるから良いですよ」
「わぁ~い。一緒にいこ~」
ユリシスの案内でトイレに行くとユフィリスが弟を睨んでいたけど・・・ユフィリスのトイレに一緒には行けないぞ。
トイレが終わりミリシスを抱っこして歩いていると・・・
「ユウ兄~こっちで皆集まってるんだよ~」
「ん?集まってるって?」
「お父様とか~」
ミリアが挨拶するって場所かな?部屋の前を通ると兵士に案内をされた・・・
「遅いですよ!そろそろ始まりますのでお席にお着き下さい」
「え?あ、違いますって・・・」
空いている椅子に座らせられた・・・
「どこの領主だか知らないが遅すぎるぞ!しかも・・・小さな弟まで領主会議に連れてくるなんて領主会議を何だと思っているのだ!」
近くに居た領主達に睨まれた・・・
何で、こうなるんだ?今更、出ていけなくなってるじゃん・・・
「ユウ兄と一緒で嬉し~い♪」
ミリシスを膝の上に乗せて椅子に座っているとミリシスが寝てしまったので・・・更に動けなくなった。
「国王様は、まだなのか?」
「遅いな・・・」
あ~・・・きっと俺達の帰りを待っててくれてるんだろうな・・・多分。
「遅いぞっ!」
気が短そうな貴族が大声をあげるとミリシスがビクッ!と驚いて泣き出した。
うわっ!気不味い・・・皆に注目されて文句を言われ始めた。
「貴様・・・領主会議に子供を連れてくるなんてバカにしているのか?メイドを雇う金も無い領地のか?」
「頭も悪そうで、気の弱そうな子供だな・・・」
こいつら王子を知らないのか?この貴族達は大丈夫なのか?言い返そうと思っていたら国王が入ってきたので起立をして国王が座ると皆が着席をして会議が始まった・・・
うわ。出るタイミングが無くなったんだけど。
ん?何だか税金がモンスターの出現で不作で税収が減ったとか・・・モンスターの出現で物流が減って税収が減ったとか言い出して国王は納得してしまっている・・・王様は優しすぎじゃない?なんとなくシャルに似ていて、この王様は優しいオーラしか出ていない気がするぞ。
おいおい・・・ギルドに依頼とか出してるのか?確認してから納得してくれよ。豪華な服を着てるし・・・税収が減ったら、その服を売ってモンスターの討伐の報酬にすれば良いんじゃないの?
ガヤガヤと貴族が好き勝手な発言をして騒いでいると扉が開き貴族達が不快そうな表情、怒った表情で振り向いた。
国王と貴族の会議中に扉を開く不敬で礼儀知らずな者が王城に入れる訳が無く、扉の前には兵士が2人常駐している扉が開き豪華なティアラを付けたミリアが入ってくると、騒いでいた貴族達が黙り緊張をした表情となり、国王が起立をして頭を下げると貴族達も同じ行動をして頭を下げた。
「会議が随分と盛り上がっていた様ですが?」
ミリアが国王が座っていた豪華な椅子に座ると国王は隣に用意をされた同じ様な豪華な椅子に座り貴族達も着席すると静まり返り誰も発言をしなかった。
何この違いは・・・さっきまで好き放題言っていたのに・・・って言えるわけ無いか。
「ユウ兄!外で遊ぼう?」
静まり返っている部屋に子供の声が響いて俺達の方を怒った表情で見てきた・・・
「す、すみません!皇女殿下・・・礼儀知らずな田舎貴族が参加をしていまして・・・すぐに追い出しますので。オイ!うるさいガキを連れて、すぐに立ち去れ!」
上級貴族っぽい男が俺に向かって怒鳴ってきた。
「は~い・・・すみませんね~すぐに出ていきますよ。また後でねミリアと国王様~」
ミリシスを抱えて立ち上がるとミリアと国王が立ち上がって驚いた表情をしていた。
「ユウヤ様・・・何故こちらに?お待ちしていましたのに・・・?」
「ミリシス!ここには入ったらダメだと言っておいただろ。ユウヤ様、ミリシスがご迷惑をお掛けしまして申し訳ない」
貴族達が気不味い表情になり・・・黙り込んだが上級貴族の男が臆せずに聞いてきた。
「その・・・男は何方様でしょうか?」
「ユウヤ様に失礼な事を言う、貴方には関係のない事ですわ!」
ミリアが不快そうに睨みつけると立って発言をしていたが黙って座り込むと、気不味そうな表情をした国王が兵を呼んだ。
「丁重に・・・ユウヤ様とミリシスを応接室までご案内をせよ」
あぁ・・・聞かれちゃ不味い税金を払えないとか言う事を話してたからな・・・でも、聞かれちゃ不味いと思うより、貴族に強く言えない国王の方こそ不味いと思うけど?それに貴族も税金を払いたくないって思ってるらしいけど・・・
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