92 / 93
番外編~箱庭の姫君と闇の公主と光の王~
自覚しました。
しおりを挟む
王太子の婚姻がなされたなら、次は即位だ。
リヒトはもちろん、闇華もいろいろと忙しい。だから「ハユルスの王女が亡命してきた」や「ハユルスが共和制国家として認められた」の諸々は、アトゥールやシルヴィス、レジェス達に任せている。
ハユルスの王女は、リヒトのはとこにあたる姫だそうだが、まだ三歳だ。早くも「未来の王太子妃に」と、ハユルスからの亡命貴族達が根回ししていると聞くが、滅んだ国の王女など、ヴェルスブルクには何の利にもならない。貴族達が声高に主張する「ハユルス王家の血」は、リヒト自身が受け継いでいる。
それでも、ハユルスからの亡命者達は、幼い王女にすべてを賭けて必死に嘆願中だ。リヒトがどう思っているかは、闇華は知らない。
――リヒトと闇華は、レフィアス直々に即位式の手順を教授される毎日を過ごしていた。新婚の甘さなど欠片もないが、それでも、二人でいられることに仄かな幸せを感じられる日々だった。
国中の王族貴族が揃い、神竜王が見守る中、リヒトに、レフィアスの手で王冠が被せられる。居並ぶ貴族達は金髪がやたらに増えているが、それでも、闇華には彼の白金の髪は一際美しく見えた。
ひそかに見惚れていると、今度はリヒトが闇華に王妃のティアラを被せた。繊細な細工でありながら、豪奢としかいいようがないほど数多の宝石が輝いている。色とりどりの宝石が、闇華の漆黒の髪で美しく引き締まるのは、銀髪の王妃を想定してティアラを作った数代前の細工師にとっては、望外だろうか。
「――リヒト・カール・ルア・カイザーリング。善き王と、なられよ」
大広間の片隅から、よく通る声でそう告げたのは、蒼銀の髪の美しい神竜王だった。彼の、先王であるギルフォードには示さなかった「敬意」を含んだ言葉は、貴族達への無言の圧力となる。
「命ある限り、そう在れるよう努めます――我が妃と共に」
リヒトの返答と同時に、闇華も静かに頭を垂れた。身に宿る神竜王姫の血が、王の御前であるから跪けと強制してくる。だが、闇華は既にヴェルスブルクの王妃だ。王以外の者に、膝を折ってはならない。
「……かまわない、神竜王の末裔の王妃。そなたにも、王とそなたの子孫にも、我が祝福を」
言の葉に魔力が込められていたのだろう、闇華の中の神竜の力が鎮まる。そして、リヒトの子孫ではなく、リヒトと闇華の子孫に祝福を与えると言う神竜王の言葉の意味を、貴族達は正確に理解した。王太子を産むのは、この「異国から来た漆黒の髪の王妃」でなくてはならない。間違っても、他の姫君を勧めてはならない。それは、神竜王の意に叛した行為だ。
シェーンベルク大公を筆頭に、臣下達は新しい王に忠誠を誓い、即位を寿いだ。
「……となれば、次はそなたであろうよ、エルウィージュ」
「嫌です」
「アレクシアと先代様は、身分の序列を弁えて、そなたとシェーンベルク大公の婚儀が成った後でなくば式を挙げぬと言うておる」
「あら素敵。でしたら、アリーはずっとわたくしのものですわね」
「女子の花の盛りは短いぞ。子を産める年齢というものもあるな。アレクシアが、嫁かず後家の石女と罵られてもよいのかえ?」
「……ねえさま」
じろりと睨みつけてくる美貌の義妹に、闇華はにっこり微笑み返してやる。エルウィージュは、よくも悪くも、アレクシアにしか関心がない。裏返せば、アレクシアに関することは放っておけない。
「ラウエンシュタイン家も困ろうに。跡取り姫が、いつまでも未婚ではな。――ま、未婚でも何でも、子は産めようが……嫡子とは、できぬな」
「アリーの産む子が嫡子でないなど認めません」
「ならば、あの二人がさっさと婚儀を挙げられるよう、そなた、後顧の憂いを絶ってやれ」
「…………」
「それほど嫌か、嫁ぐことが。ならば、リヒト様にそう申し上げよ。そなたの願いであれば、婚約解消の為に土下座くらいはなさろうし、妾も頭を下げるぞ」
ふっと、エルウィージュが肩を震わせる。もう少しだ。ジュレとかいう、この国特有の甘味のように、もう一押しで、彼女は陥落する。
「わたくし、は」
「ん」
「本当に、アリーしかいらないのです」
「存じておる」
「アリーだけで、いいのに。今すぐ世界が滅んでくれて、アリーと二人だけになれるなら、わたくし、神にも悪魔にもただの人間にでも、魂も来世も売りますわ」
「……そなたなら、できよう?」
「でも、そうしたら、アリーは笑ってくれなくなる」
何もかもが、アレクシアゆえの義妹に、闇華は微かに苦笑した。少し前の自分に似ている。何もかもが、にいさまゆえだった。それでも、エルウィージュの執着ほどではない。
「色の欲はないのであろ?」
「ありません。アリーが望むならかまいませんけど」
「アレクシアは、同性愛の気はないからな」
「――時々、思いますの。わたくしが男であればよかったと。それなら、アリーを存分に溺愛できますのに」
いや今でも十分に溺愛しているだろう、という突っ込みは、闇華はしなかった。
「でも、あの子は神竜王陛下にしか恋しませんし」
「アレクシアは面食いゆえ、そなたが男ならたぶん悩むぞ」
「ええ。悩んで悩んで、――そして神竜王陛下を選ぶのです。わたくしは……捨てられたくは、ありません。アリーに拒まれたら、嫌われたら。そうなったら、わたくしは……」
「やんでれとやらで、アレクシアを閉じ込めるか?」
「神竜王陛下が、そうさせませんでしょう? アリーが手に入るなら、他の全部が壊されたってわたくしは構いませんけれど、アリー自身が壊れてしまうのは嫌なのです」
何より、アレクシアという少女が変質してしまいかねない。自分のせいで国が滅んだとなれば、彼女は気に病むどころではない。民の疲弊を思って嘆くだろう。
「わたくし以外のことを、アリーが考えるなど嫌ですから。譲って、神竜王陛下までです」
だからこの想いは告げないのだと、エルウィージュは冷たい仮面をつける。
「それはな、エルウィージュ」
冷たい仮面の裏に隠れている、幼い、利かん気の強い子供に、闇華はできるだけ優しく話しかけた。
「――恋じゃ。孤独で悲しい想い。それも、シルハークでは孤悲と呼ぶ」
「……わたくしは、ヴェルスブルク人ですから」
仮面をつけたまま、エルウィージュはそよ風のように儚い否定を返した。
リヒトはもちろん、闇華もいろいろと忙しい。だから「ハユルスの王女が亡命してきた」や「ハユルスが共和制国家として認められた」の諸々は、アトゥールやシルヴィス、レジェス達に任せている。
ハユルスの王女は、リヒトのはとこにあたる姫だそうだが、まだ三歳だ。早くも「未来の王太子妃に」と、ハユルスからの亡命貴族達が根回ししていると聞くが、滅んだ国の王女など、ヴェルスブルクには何の利にもならない。貴族達が声高に主張する「ハユルス王家の血」は、リヒト自身が受け継いでいる。
それでも、ハユルスからの亡命者達は、幼い王女にすべてを賭けて必死に嘆願中だ。リヒトがどう思っているかは、闇華は知らない。
――リヒトと闇華は、レフィアス直々に即位式の手順を教授される毎日を過ごしていた。新婚の甘さなど欠片もないが、それでも、二人でいられることに仄かな幸せを感じられる日々だった。
国中の王族貴族が揃い、神竜王が見守る中、リヒトに、レフィアスの手で王冠が被せられる。居並ぶ貴族達は金髪がやたらに増えているが、それでも、闇華には彼の白金の髪は一際美しく見えた。
ひそかに見惚れていると、今度はリヒトが闇華に王妃のティアラを被せた。繊細な細工でありながら、豪奢としかいいようがないほど数多の宝石が輝いている。色とりどりの宝石が、闇華の漆黒の髪で美しく引き締まるのは、銀髪の王妃を想定してティアラを作った数代前の細工師にとっては、望外だろうか。
「――リヒト・カール・ルア・カイザーリング。善き王と、なられよ」
大広間の片隅から、よく通る声でそう告げたのは、蒼銀の髪の美しい神竜王だった。彼の、先王であるギルフォードには示さなかった「敬意」を含んだ言葉は、貴族達への無言の圧力となる。
「命ある限り、そう在れるよう努めます――我が妃と共に」
リヒトの返答と同時に、闇華も静かに頭を垂れた。身に宿る神竜王姫の血が、王の御前であるから跪けと強制してくる。だが、闇華は既にヴェルスブルクの王妃だ。王以外の者に、膝を折ってはならない。
「……かまわない、神竜王の末裔の王妃。そなたにも、王とそなたの子孫にも、我が祝福を」
言の葉に魔力が込められていたのだろう、闇華の中の神竜の力が鎮まる。そして、リヒトの子孫ではなく、リヒトと闇華の子孫に祝福を与えると言う神竜王の言葉の意味を、貴族達は正確に理解した。王太子を産むのは、この「異国から来た漆黒の髪の王妃」でなくてはならない。間違っても、他の姫君を勧めてはならない。それは、神竜王の意に叛した行為だ。
シェーンベルク大公を筆頭に、臣下達は新しい王に忠誠を誓い、即位を寿いだ。
「……となれば、次はそなたであろうよ、エルウィージュ」
「嫌です」
「アレクシアと先代様は、身分の序列を弁えて、そなたとシェーンベルク大公の婚儀が成った後でなくば式を挙げぬと言うておる」
「あら素敵。でしたら、アリーはずっとわたくしのものですわね」
「女子の花の盛りは短いぞ。子を産める年齢というものもあるな。アレクシアが、嫁かず後家の石女と罵られてもよいのかえ?」
「……ねえさま」
じろりと睨みつけてくる美貌の義妹に、闇華はにっこり微笑み返してやる。エルウィージュは、よくも悪くも、アレクシアにしか関心がない。裏返せば、アレクシアに関することは放っておけない。
「ラウエンシュタイン家も困ろうに。跡取り姫が、いつまでも未婚ではな。――ま、未婚でも何でも、子は産めようが……嫡子とは、できぬな」
「アリーの産む子が嫡子でないなど認めません」
「ならば、あの二人がさっさと婚儀を挙げられるよう、そなた、後顧の憂いを絶ってやれ」
「…………」
「それほど嫌か、嫁ぐことが。ならば、リヒト様にそう申し上げよ。そなたの願いであれば、婚約解消の為に土下座くらいはなさろうし、妾も頭を下げるぞ」
ふっと、エルウィージュが肩を震わせる。もう少しだ。ジュレとかいう、この国特有の甘味のように、もう一押しで、彼女は陥落する。
「わたくし、は」
「ん」
「本当に、アリーしかいらないのです」
「存じておる」
「アリーだけで、いいのに。今すぐ世界が滅んでくれて、アリーと二人だけになれるなら、わたくし、神にも悪魔にもただの人間にでも、魂も来世も売りますわ」
「……そなたなら、できよう?」
「でも、そうしたら、アリーは笑ってくれなくなる」
何もかもが、アレクシアゆえの義妹に、闇華は微かに苦笑した。少し前の自分に似ている。何もかもが、にいさまゆえだった。それでも、エルウィージュの執着ほどではない。
「色の欲はないのであろ?」
「ありません。アリーが望むならかまいませんけど」
「アレクシアは、同性愛の気はないからな」
「――時々、思いますの。わたくしが男であればよかったと。それなら、アリーを存分に溺愛できますのに」
いや今でも十分に溺愛しているだろう、という突っ込みは、闇華はしなかった。
「でも、あの子は神竜王陛下にしか恋しませんし」
「アレクシアは面食いゆえ、そなたが男ならたぶん悩むぞ」
「ええ。悩んで悩んで、――そして神竜王陛下を選ぶのです。わたくしは……捨てられたくは、ありません。アリーに拒まれたら、嫌われたら。そうなったら、わたくしは……」
「やんでれとやらで、アレクシアを閉じ込めるか?」
「神竜王陛下が、そうさせませんでしょう? アリーが手に入るなら、他の全部が壊されたってわたくしは構いませんけれど、アリー自身が壊れてしまうのは嫌なのです」
何より、アレクシアという少女が変質してしまいかねない。自分のせいで国が滅んだとなれば、彼女は気に病むどころではない。民の疲弊を思って嘆くだろう。
「わたくし以外のことを、アリーが考えるなど嫌ですから。譲って、神竜王陛下までです」
だからこの想いは告げないのだと、エルウィージュは冷たい仮面をつける。
「それはな、エルウィージュ」
冷たい仮面の裏に隠れている、幼い、利かん気の強い子供に、闇華はできるだけ優しく話しかけた。
「――恋じゃ。孤独で悲しい想い。それも、シルハークでは孤悲と呼ぶ」
「……わたくしは、ヴェルスブルク人ですから」
仮面をつけたまま、エルウィージュはそよ風のように儚い否定を返した。
0
お気に入りに追加
2,183
あなたにおすすめの小説
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
転生悪役令嬢の前途多難な没落計画
一花八華
恋愛
斬首、幽閉、没落endの悪役令嬢に転生しましたわ。
私、ヴィクトリア・アクヤック。金髪ドリルの碧眼美少女ですの。
攻略対象とヒロインには、関わりませんわ。恋愛でも逆ハーでもお好きになさって?
私は、執事攻略に勤しみますわ!!
っといいつつもなんだかんだでガッツリ攻略対象とヒロインに囲まれ、持ち前の暴走と妄想と、斜め上を行き過ぎるネジ曲がった思考回路で突き進む猪突猛進型ドリル系主人公の(読者様からの)突っ込み待ち(ラブ)コメディです。
※全話に挿絵が入る予定です。作者絵が苦手な方は、ご注意ください。ファンアートいただけると、泣いて喜びます。掲載させて下さい。お願いします。
乙女ゲームの悪役令嬢は生れかわる
レラン
恋愛
前世でプレーした。乙女ゲーム内に召喚転生させられた主人公。
すでに危機的状況の悪役令嬢に転生してしまい、ゲームに関わらないようにしていると、まさかのチート発覚!?
私は平穏な暮らしを求めただけだっだのに‥‥ふふふ‥‥‥チートがあるなら最大限活用してやる!!
そう意気込みのやりたい放題の、元悪役令嬢の日常。
⚠︎語彙力崩壊してます⚠︎
⚠︎誤字多発です⚠︎
⚠︎話の内容が薄っぺらです⚠︎
⚠︎ざまぁは、結構後になってしまいます⚠︎
悪役令嬢に転生したと思ったら悪役令嬢の母親でした~娘は私が責任もって育てて見せます~
平山和人
恋愛
平凡なOLの私は乙女ゲーム『聖と魔と乙女のレガリア』の世界に転生してしまう。
しかも、私が悪役令嬢の母となってしまい、ゲームをめちゃくちゃにする悪役令嬢「エレローラ」が生まれてしまった。
このままでは我が家は破滅だ。私はエレローラをまともに教育することを決心する。
教育方針を巡って夫と対立したり、他の貴族から嫌われたりと辛い日々が続くが、それでも私は母として、頑張ることを諦めない。必ず娘を真っ当な令嬢にしてみせる。これは娘が悪役令嬢になってしまうと知り、奮闘する母親を描いたお話である。
不機嫌な悪役令嬢〜王子は最強の悪役令嬢を溺愛する?〜
晴行
恋愛
乙女ゲームの貴族令嬢リリアーナに転生したわたしは、大きな屋敷の小さな部屋の中で窓のそばに腰掛けてため息ばかり。
見目麗しく深窓の令嬢なんて噂されるほどには容姿が優れているらしいけど、わたしは知っている。
これは主人公であるアリシアの物語。
わたしはその当て馬にされるだけの、悪役令嬢リリアーナでしかない。
窓の外を眺めて、次の転生は鳥になりたいと真剣に考えているの。
「つまらないわ」
わたしはいつも不機嫌。
どんなに努力しても運命が変えられないのなら、わたしがこの世界に転生した意味がない。
あーあ、もうやめた。
なにか他のことをしよう。お料理とか、お裁縫とか、魔法がある世界だからそれを勉強してもいいわ。
このお屋敷にはなんでも揃っていますし、わたしには才能がありますもの。
仕方がないので、ゲームのストーリーが始まるまで悪役令嬢らしく不機嫌に日々を過ごしましょう。
__それもカイル王子に裏切られて婚約を破棄され、大きな屋敷も貴族の称号もすべてを失い終わりなのだけど。
頑張ったことが全部無駄になるなんて、ほんとうにつまらないわ。
の、はずだったのだけれど。
アリシアが現れても、王子は彼女に興味がない様子。
ストーリーがなかなか始まらない。
これじゃ二人の仲を引き裂く悪役令嬢になれないわ。
カイル王子、間違ってます。わたしはアリシアではないですよ。いつもツンとしている?
それは当たり前です。貴方こそなぜわたしの家にやってくるのですか?
わたしの料理が食べたい? そんなのアリシアに作らせればいいでしょう?
毎日つくれ? ふざけるな。
……カイル王子、そろそろ帰ってくれません?
貴族としては欠陥品悪役令嬢はその世界が乙女ゲームの世界だと気づいていない
白雲八鈴
恋愛
(ショートショートから一話目も含め、加筆しております)
「ヴィネーラエリス・ザッフィーロ公爵令嬢!貴様との婚約は破棄とする!」
私の名前が呼ばれ婚約破棄を言い渡されました。
····あの?そもそもキラキラ王子の婚約者は私ではありませんわ。
しかし、キラキラ王子の後ろに隠れてるピンクの髪の少女は、目が痛くなるほどショッキングピンクですわね。
もしかして、なんたら男爵令嬢と言うのはその少女の事を言っています?私、会ったこともない人のことを言われても困りますわ。
*n番煎じの悪役令嬢モノです?
*誤字脱字はいつもどおりです。見直してはいるものの、すみません。
*不快感を感じられた読者様はそのまま閉じていただくことをお勧めします。
加筆によりR15指定をさせていただきます。
*2022/06/07.大幅に加筆しました。
一話目も加筆をしております。
ですので、一話の文字数がまばらにになっております。
*小説家になろう様で
2022/06/01日間総合13位、日間恋愛異世界転生1位の評価をいただきました。色々あり、その経緯で大幅加筆になっております。
転生した悪役令嬢は破滅エンドを避けるため、魔法を極めたらなぜか攻略対象から溺愛されました
平山和人
恋愛
悪役令嬢のクロエは八歳の誕生日の時、ここが前世でプレイしていた乙女ゲーム『聖魔と乙女のレガリア』の世界であることを知る。
クロエに割り振られたのは、主人公を虐め、攻略対象から断罪され、破滅を迎える悪役令嬢としての人生だった。
そんな結末は絶対嫌だとクロエは敵を作らないように立ち回り、魔法を極めて断罪フラグと破滅エンドを回避しようとする。
そうしていると、なぜかクロエは家族を始め、周りの人間から溺愛されるのであった。しかも本来ならば主人公と結ばれるはずの攻略対象からも
深く愛されるクロエ。果たしてクロエの破滅エンドは回避できるのか。
うちの娘が悪役令嬢って、どういうことですか?
プラネットプラント
ファンタジー
全寮制の高等教育機関で行われている卒業式で、ある令嬢が糾弾されていた。そこに令嬢の父親が割り込んできて・・・。乙女ゲームの強制力に抗う令嬢の父親(前世、彼女いない歴=年齢のフリーター)と従者(身内には優しい鬼畜)と異母兄(当て馬/噛ませ犬な攻略対象)。2016.09.08 07:00に完結します。
小説家になろうでも公開している短編集です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる