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クラス

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3年生になり、クラス構成を見る為に貼られている玄関まで見に行った。

「…あ、梨衣と玲衣同じクラスだ」
「ほんとだ~れ~と同じクラス久しぶり~」
「めちゃくちゃ賑やかになるじゃん…かずも同じだね」
「いいね~皆仲良しこよし~」

菊原先輩と付き合うようになってから玲衣は普通の喋りになった。
曰く、「流石に亜月の前で一応姉である梨衣の真似してたら恥ずかしいから……」らしい。
あの時の玲衣は可愛かった。
少し俯き気味で頬を赤らめて恥じらう。
Ωに言われるのは癪だと思うけど可愛い。

「早く席見に行こ~」
「うわわっ!」

昔に耽っていた所を急に梨衣に引っ張られ、転びそうになる。

「梨衣急に引っ張ってやるな」
「和哉!」

転びそうになった所を和哉に助けられた。

「ん~ごめんごめん~早く見に行こ~!」

……反省してないみたい。
右手を梨衣にグイグイと引っ張られて行く。
左手は和哉が優しく包んでくれている。
俺は幸せものだ……。
少し照れてしまった。
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