たとえ運命の番じゃなくても

玲衣と先輩の関係 side…｡

梨衣から見た関係 3

弟だからって訳では無いけど､頑張って欲しい｡
‪α‬がいるとか新鮮じゃん？
私‪α‬好きだよ！フェロモン攻撃されるけど！主にはらっちゃんに！
多分無意識だろうけど私に攻撃してるんだよね｡
フェロモンで攻撃されると私死んじゃう☆
でもはらっちゃんのフェロモン結構定まってるのよ｡
私が死にそうでも玲衣はケロッとしてるし｡
私嫌われてるかな！？
いやん照れる！

…それはさておき､この状況はどうすればいいのか｡
玲衣が私の後ろに隠れて私の正面にははらっちゃん｡
そう､板挟み｡
しかもはらっちゃんの睨みがすんごい｡
鬼の形相｡

「…玲衣そろそろ私の後ろから出てきてよ」
「や､やだっ」
「はらっちゃんも｡私を睨まないで玲衣をどうにかしてくださいよ」
「無理矢理はしたくない」
「…私はどうしろって言うのよ」

こういう時に限って悠も和哉もいないし｡
私詰んだ｡

「…玲衣､お願い｡出てきて？」
「嫌です｡帰ってください」
「一緒に帰ろ？」
「俺は梨衣と帰るんで」
「…玲衣」

このやり取り何回目だよ…｡
誰か私を助けて…普段みたいに呑気に言ってられないよ！