58 / 136
どうしようもない日々 side悠
3
しおりを挟む
和哉の部屋の前に立ち止まる。
インターホンを押す寸前で止まる。
…押していいの?いや、押さなきゃ入れないし意味ないのはわかるんだけど!
…いいのかな?
悩んでいると急に扉が開いた。
「ひっ!?」
「インターホン鳴らせばいいのに」
笑いながらでてきた和哉に俺は睨みをきかせた。
「めちゃくちゃ驚いたじゃん!」
「インターホン押さずに何分も突っ立てるからだろ?」
「押していいのかなって思って」
「押さなきゃ意味ないよ。玄関で立ち話もなんだから入ってよ」
「お邪魔します…」
αの部屋は1人にしては広かった。
俺らΩは4、5人で一部屋だが、その広さとほぼ一緒だろう。
玄関入ってすぐの右側についている扉がトイレ。
トイレの正面扉がお風呂。
廊下を奥に進み、磨りガラス式の扉を開くとリビング的な部屋だった。
「ここのソファーに座っていいよ」
「失礼します…あ、フワフワ…」
「親が送ってきた。悠が喜んでくれて良かった」
「そうなんだ…俺ここで寝られる」
「ベッドで一緒に寝ようよ」
突然のお誘いに俺は固まった。
「…え?」
「発情期になったらそれ所じゃないからいいけどな」
取り敢えずニヤリと笑ってる和哉を睨みました。
インターホンを押す寸前で止まる。
…押していいの?いや、押さなきゃ入れないし意味ないのはわかるんだけど!
…いいのかな?
悩んでいると急に扉が開いた。
「ひっ!?」
「インターホン鳴らせばいいのに」
笑いながらでてきた和哉に俺は睨みをきかせた。
「めちゃくちゃ驚いたじゃん!」
「インターホン押さずに何分も突っ立てるからだろ?」
「押していいのかなって思って」
「押さなきゃ意味ないよ。玄関で立ち話もなんだから入ってよ」
「お邪魔します…」
αの部屋は1人にしては広かった。
俺らΩは4、5人で一部屋だが、その広さとほぼ一緒だろう。
玄関入ってすぐの右側についている扉がトイレ。
トイレの正面扉がお風呂。
廊下を奥に進み、磨りガラス式の扉を開くとリビング的な部屋だった。
「ここのソファーに座っていいよ」
「失礼します…あ、フワフワ…」
「親が送ってきた。悠が喜んでくれて良かった」
「そうなんだ…俺ここで寝られる」
「ベッドで一緒に寝ようよ」
突然のお誘いに俺は固まった。
「…え?」
「発情期になったらそれ所じゃないからいいけどな」
取り敢えずニヤリと笑ってる和哉を睨みました。
2
お気に入りに追加
527
あなたにおすすめの小説
貴方の事を心から愛していました。ありがとう。
天海みつき
BL
穏やかな晴天のある日の事。僕は最愛の番の後宮で、ぼんやりと紅茶を手に己の生きざまを振り返っていた。ゆったり流れるその時を楽しんだ僕は、そのままカップを傾け、紅茶を喉へと流し込んだ。
――混じり込んだ××と共に。
オメガバースの世界観です。運命の番でありながら、仮想敵国の王子同士に生まれた二人が辿る数奇な運命。勢いで書いたら真っ暗に。ピリリと主張する苦さをアクセントにどうぞ。
追記。本編完結済み。後程「彼」視点を追加投稿する……かも?
花いちもんめ
月夜野レオン
BL
樹は小さい頃から涼が好きだった。でも涼は、花いちもんめでは真っ先に指名される人気者で、自分は最後まで指名されない不人気者。
ある事件から対人恐怖症になってしまい、遠くから涼をそっと見つめるだけの日々。
大学生になりバイトを始めたカフェで夏樹はアルファの男にしつこく付きまとわれる。
涼がアメリカに婚約者と渡ると聞き、絶望しているところに男が大学にまで押しかけてくる。
「孕めないオメガでいいですか?」に続く、オメガバース第二弾です。
孕めないオメガでもいいですか?
月夜野レオン
BL
病院で子供を孕めない体といきなり診断された俺は、どうして良いのか判らず大好きな幼馴染の前から消える選択をした。不完全なオメガはお前に相応しくないから……
オメガバース作品です。
【完結】運命さんこんにちは、さようなら
ハリネズミ
BL
Ωである神楽 咲(かぐら さき)は『運命』と出会ったが、知らない間に番になっていたのは別の人物、影山 燐(かげやま りん)だった。
とある誤解から思うように優しくできない燐と、番=家族だと考え、家族が欲しかったことから簡単に受け入れてしまったマイペースな咲とのちぐはぐでピュアなラブストーリー。
==========
完結しました。ありがとうございました。
俺にとってはあなたが運命でした
ハル
BL
第2次性が浸透し、αを引き付ける発情期があるΩへの差別が医療の発達により緩和され始めた社会
βの少し人付き合いが苦手で友人がいないだけの平凡な大学生、浅野瑞穂
彼は一人暮らしをしていたが、コンビニ生活を母に知られ実家に戻される。
その隣に引っ越してきたαΩ夫夫、嵯峨彰彦と菜桜、αの子供、理人と香菜と出会い、彼らと交流を深める。
それと同時に、彼ら家族が頼りにする彰彦の幼馴染で同僚である遠月晴哉とも親睦を深め、やがて2人は惹かれ合う。
ハッピーエンド
藤美りゅう
BL
恋心を抱いた人には、彼女がいましたーー。
レンタルショップ『MIMIYA』でアルバイトをする三上凛は、週末の夜に来るカップルの彼氏、堺智樹に恋心を抱いていた。
ある日、凛はそのカップルが雨の中喧嘩をするのを偶然目撃してしまい、雨が降りしきる中、帰れず立ち尽くしている智樹に自分の傘を貸してやる。
それから二人の距離は縮まろうとしていたが、一本のある映画が、凛の心にブレーキをかけてしまう。
※ 他サイトでコンテスト用に執筆した作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる