【R18】マッチングアプリで弊社社長とマッチングされました！？

私の大切な人

*愛しきキミと一緒に_4

　「んんっ」

　ギュッとハルトを抱き締める。ゆあは、このハルトを抱き締めたときのお互いの身体の納まり具合が大好きだった。ちょうどすっぽりと包まれるような感覚。大きな手のひらで頭を撫でられると思わず自らすり寄せに行く。ギュッとし返してほしくて、何度も何度も回した腕に力を込める。守られている、愛されているという気持ちになることができた。

「……いつかゆあのこと潰しちゃいそう」
「そんなにやわじゃないよ？」
「抱き締められたら反射で思わず抱き潰しそうになるし、可愛い姿見て自分から抱き締めてもうっかり抱き潰しそうになるの。……加減が難しいよね」
「あはは、ハルトさんが真面目な顔で変なことに悩んでる」
「内容も至って真面目だよ？」
「抱き潰されても落ち着いちゃうかも。安心して。『あぁ、私の居場所だな』って」
「それなら、遠慮しなくても良い？」
「……ギュッてするぶんには？」
「もしかして、他の意味があると？」
「ハルトさんなら、なにか含んでそうだなって。……あれ、違った？」
「……違わない。バレちゃったな？」
「段々とわかってきたもの。ハルトさんのこと」
「じゃあ『ゆあのことだから、きっと仕方ないなとか良いよって言ってくれそう』って僕が思っていることも？」
「なんとなく」
「良いよって言いそうなことに、否定はしないの？」
「……だって、その通りなんだもん」
「じゃあ、僕たちどっちもお互いのことが良くわかってるってことだ」
「そういうことになるのかな？」

　そう言ってゆあが少しだけ考え事をしそうになったとき、ハルトはゆあの腰を掴み、自分のイチモツ、亀頭に秘部の中に入りそうな位置まで腰を落とさせる。

「ん……」
「そのまま、自分で挿れてみて？」
「う、うん……」

　恐る恐るといった様子で、ゆあは太腿へ力を入れて腰を動かす。息を深く吐きながらそれにあわせて腰を落とすと、ズブズブと特に引っ掛かりもせずに、ハルトのモノがゆあのナカへと飲み込まれていった。

「んんん……」
「ゆっくりで良いよ。……もう挿っちゃったみたいだけど」
「じ、自分で挿れて……って、ハルトさんが、言うから、っ」
「ちょっと前までのゆあだったら、最初のうちはイヤイヤしたり、戸惑ったりしてたのにね」
「……うぅぅ……。言わなくて良いの……！」
「でもやっぱ、ちょっと甘いかな？」
「甘い……？」
「うん。だってほら、根元までは挿ってないでしょ？」
「――っ!?」
「……うん。ちゃんと挿った」

　ハルトはゆあの腰は持ったままで下へ、自分は腰を突き上げるよう上へと動かして、ギリギリと奥までイチモツが入るように力を込めた。最初にナカに入った時点で身体の力を抜いていたゆあにとって、この行為は完全に不意打ちだった。ゴリッという音が聞こえそうなハルトの亀頭がゆあの子宮口を押し潰す。一度奥に当たったことを確認して、緩急をつけながらハルトは腰を動かし続けた。

「んっ、あっ、うっ、んんっ」
「自分で挿れたときより声出てる？」
「……っ、そ、そんな、っ……こ、こと……っ……ふぅ、うっ……」
「この体勢、奥までよく挿るよね？　ゆあが力抜いても、自重で落ちていくから奥に当たるし。良くわかる」
「んっ、うぅ、あ……」
「ナカがギュッてなるし、もうなんか、このままずっとくっついてたい」
「あんん……んっ、んぅぅ……あっ、あっ、あぁっ」
「いっぱいギュッてできるのも良いよね。体温だって、ちゃんとわかるし」
「く、んんんっ……。あっ、あぁぁ……い……ひっ、いぃ……っ……」
「ちょっとだけ、声が泣きそうになってるの。……たまんない」
「あ、あっ……ん、っ、うっ、うあっ」
「僕ので感じてくれてるんだなって。気持ち良くなってくれてるんだなって。何度でも教えてくれるから」
「……っぐ、ん、あっ、ひ……ぃっ……！」
「……そうでしょ？」
「いっ、いぃ……っ、い、わ、いわな、いで……ぇ……っ」
「だって、口に出さないとあんまり伝わらないでしょ？　お互いが思ってることなんて」
「で、でっ、で、も……ぉ……」
「僕は知ってほしいよ？　色んなこと」
「あっ、あぁっ、く、うぅぅ……ぁ！　……はぁ、はぁっ、はぁ……っ、ん、んっ……」
「こっちにもたれて。腰が反ってる。ほら、掴まって？」
「うぅぅ……」

　ハルトの攻めに、言葉を返す余裕はなかった。大きな声を出して喘いでしまいそうなのをグッと堪え、そのときにどうしても出てしまう喉の奥の音は消えずに開いた口から出ていく。たとえ閉じていたとしても喉で鳴るその音は止まることなく、ハルトの耳へと届いていた。

「……やっぱり、抱き締められるのが好きだな……」
「ん……あ、ぅぅ……っ……？」

　ゆあは繰り返されるハルトのピストンに、もう一段なにかを重ねたような気持ち良さを感じた。ずっと身体の奥から押し寄せてくるような、じんわりと広がりながらも頭の中を一直線に走る光のような快感。いつもではないものの、ハルトと付き合い始めたころから比べれば、ずっとずっと増えたこの感覚。イく前の、じわじわと思考を削られていくような甘い痺れ。感じるたび癖になりつつある多幸感。

「……ゆあ？　……あぁ、このまま続けようね？」