妄想女医・藍原香織の診察室

Piggy

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障害編

52話【on the way to work】新條 浩平:公衆トイレ(藍原編)①

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「んっ、あぁ……っ、いいっ、新條くんッ、はぁ……ッ」

 病院近くの公園のトイレで、あたしは声を押し殺しながら新條くんの愛撫を一心に受ける。多機能トイレの鏡の前で、狭い袖壁に座らされて、新條くんの手はあたしの両足を大きく左右に開かせる。大事な部分に顔をうずめて夢中で舌を動かす新條くんの頭を、あたしはビクビクと震えながら股間に押さえつけて。

「はあっ、先生、美味しい……すごい溢れてくるよ」

 ぴちゃぴちゃと音を立てて舐められると、アソコも耳も同時に犯されてるような気持ちになって、ゾクゾクとした興奮が背中を昇る。新條くんの舌先が硬く尖ってあたしの敏感な突起をちろちろと舐りながら、疼いて仕方がない秘部に指を差し込まれた。

「ああ……ッ」

 思わずのけ反る。新條くんの中指は途中でくいっと曲がって、あたしの大好きな場所を的確に刺激する。あたしの声はすぐに上ずり始めて、あられもなく悦ぶ体からはみるみる蜜が溢れ出す。

「ああっ、いいの、新條くんッ、そこ、すご……ッ、あっ、はっ、あああっ、ダメ、も、イッちゃう……っ、んっ、っあ、ああぁ――ッ!」

 新條くんの舌と指で、あたしは簡単にイカされてしまった。

「っあ、はあ……っ」

 新條くんが体を起こして、呆けるあたしの頬を両手で優しく挟む。

「へへ、先生、相変わらずエロ……」
「んんっ、だって、新條くんが上手だから……ッ」

 火照った新條くんの顔が近づいてきて、ちゅっとおでこにキスをする。胸くらいの高さの袖壁に座らされてるから、今はちょうど、新條くんとあたしの顔は同じ高さだ。

 いつもより早めに家を出たあたしと新條くんは、例によってS線の中でうっかり痴漢プレイに精を出してしまい、いつかのように、我慢できなくなった新條くんが、あたしを公衆トイレに連れ込んだ。……といっても、我慢できなかったのは、あたしも同じ。
 あの日、西園寺先生のマンションでやっと結ばれて以来、あたしたちはタガが外れたようにお互いを求めあった。あんなアブノーマルな初体験をしたんだもの、もう何も怖くなかった。

 新條くんが、あたしを壁からそっと下ろす。タイルでできたトイレの床に靴のまま足を下ろすと、新條くんが、脱ぎかけのパンツが引っ掛かったあたしの左足だけを、ぐいと持ち上げた。

「あ……っ」

 スカートがずり上がり、左足の付け根まで見えてしまう。でも、何もつけてないアソコは、かろうじてスカートの陰に隠れてる。新條くんは空いてる左手でズボンをずり下げ、硬く上を向いた自分自身を取り出した。期待に震えながら目を落とす。新條くんの先っぽも、見てわかるくらい濡れていた。

「先生……」

 新條くんのモノがあたしの入り口にぴたりと狙いを定めて、それからぐっと押し入ってきた。

「ひゃ、あ、ああ……ッ!」

 新條くんが入ってくる、この感覚。あったかいものであたしの中がだんだん満たされていって、最後につん、と奥を軽くつつく、はじめの優しい一突き。これが、どうしようもなく好き。あたしの中がきゅっと締まり、新條くんの形を味わう。同時に、あたしの腕もぎゅっと新條くんの体を抱き寄せて、腰をぴったりとくっつける。

「あ……ああ……」

 軽いオーガズムを感じながら、吐息を漏らしてしばらく余韻にふける。

「ああ、先生……ヤバい……すぐイキそう」

 新條くんがあたしの耳元で囁いて、それから耳の裏を舐める。

「ああんッ」

 びくっと硬直した瞬間、新條くんのモノが中でぐっと大きくなった。

「うお……っ、あぶね、イクとこだった……」

 新條くんがあたしに深く口づけて、たっぷり唇を味わったあとに離れる。それからゆっくりと、抽送を開始した。途端に、またあたしの中の粘膜と狭まった壁とが、悦びに震えて愛液を流し始める。

「あぅ、ああっ、どうしようっ、すごく、キモチいい……っ」

 奥を小突かれるたびに頭まで駆け上がる甘い電流と、カリの部分があたしの壁を引っ掻いてそこから湧き上がる鈍い快感。その両方が交互にやってきて、やがてどちらが先かもわからなくなって、あたしは声をあげる。

「あっ、いいっ、もっと、もっとしてっ、もっと、突いて……!」

 あたしの左足を高く持ち上げたまま、新條くんが激しく腰を動かす。ぐちゅぐちゅと卑猥な音が個室に響いて、わずかに下半身にかかってるスカートが濡れそうな勢いだ。

「ああっ、先生、キモチいい……っ」

 新條くんが呻きながら、左手であたしのスカートをぐいとたくし上げた。途端に、あたしの秘部があらわになり、新條くんの目の前に、抜き差しされる結合部が曝される。

「ああ……」

 羞恥に、あたしは半分泣いてるような弱々しい声を漏らす。新條くんがにやりと笑った。

「先生、すごいよ……先生の下の口、すごい開いて俺を咥えこんでる。めちゃくちゃよだれ垂らしてるよ?」

 途端に、あたしの中が締まってわなわなと震える。

「やだっ、そんなこと、いわないで……っ」

 恥ずかしい。恥ずかしいのは本当。でも、そう感じるたびにアソコが収縮して愛液が増えるのが、自分でもわかる。それが一層恥ずかしくて、もうそのスパイラルから抜け出せない。

「あっ、は……っ、先生、俺、イキそうだよ……っ」

 ぱんぱんと、トイレの外まで聞こえそうな音を立てながら、新條くんが律動を速めて腰を打ちつける。

「ああっ、ああっ、んぅ、ふっ、いっ、いいのっ、もっとして――」
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